301. 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇
結局のところOVA版の全3話を再編集し新カットを加えたにしかすぎない。新カットがあると言っても物語はほぼOVA版とは変わらないのでわざわざ劇場版にする意味があったのかと疑問に思う。このTVアニメの後日談の物語はそれなりに面白いと思うけれど、映画として評価した場合、その評価は高く出来ない。全く新しい物語なら映画でやる意味があったと思うけれど。 [地上波(邦画)] 4点(2008-12-28 14:49:27) |
302. カクテル
《ネタバレ》 トムらが主に前半に見せるカクテルを作る鮮やかな手さばきが素晴らしかった。それと、数々の80年代の音楽も映画を彩る感じで良かった。物語としては普通と言う感じで可もなく不可もなくと言う感じ。ただ、あの女たらしと言うか金目当てと言うような主人公の行動には彼女が可哀想だなと思った。最後にはよりを戻した二人だけれど、その後に主人公がまた彼女を悲しませるような行動をとらないかと心配になった。ちゃんと成長しきっていればいいけれど。あと、その彼女(ジョーダン)を演じたエリザベス・シューが可愛くって魅力的だった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-27 23:20:51) |
303. ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
《ネタバレ》 「ショーン・オブ・ザ・デッド」が面白かったので見てみたけれど、期待が大きかったせいか、それ程面白かったと言うようには思えなかった。後半から終盤にかけては物語に動きが多かったり、アクションシーンもあったのでまずまずではあったけれど、前半の方がどうもいまいちであった。終盤のアクションは無駄に派手でこれはこれで悪くはなかったし、突然の激しいドンパチにはいい意味で呆れながら見ていた。しかし、面白さは普通にしか感じなかったけれど。敵が老人や普通の人と言う感じの人ばかりで、彼らが皆銃を取り出してぶっ放し、それらを主役らが容赦なく倒していて、そんなところには普通のアクションとは違うコメディらしさを感じた。全体的に不気味な雰囲気を演出してたかのように思えたけれど、もう少し軽いノリや笑いが欲しかった気がした。 [DVD(字幕)] 4点(2008-12-20 15:25:16)(良:1票) |
304. ザ・マジックアワー
《ネタバレ》 特に前半の方は笑えて面白かった。村田(佐藤)が同じシーンをやり直すかのようにボスの前でナイフを舐めながら同じセリフを繰り返していたのにはかなり笑えた。後半は勢いが落ちていたように感じたけれど、許容範囲内だし、最後の方もそれなりに面白かったので良かったと思う。出演者たちはそれぞれに個性を発揮していて良かったし、全体的にみんな、舞台のようなセリフの言い方や演技に感じて、その辺りに三谷作品らしさを感じた。三谷幸喜の作るコメディはハリウッド映画でよくある低俗ネタのコメディとは異なり、そう言うネタを使わずに、人間ドラマをしっかりと入れつつ笑わしてくれるので素晴らしいなと思う。 [DVD(邦画)] 8点(2008-12-13 15:29:54) |
305. 鉄板英雄伝説
はっきり言って映画の中身は目茶苦茶でアホすぎる内容だった。パロディが満載だけれど、それらは強引につなぎ合わせたという感じだった。しかし、元ネタを見ていなくても楽しめるようなわかりやすいシーンばかりだったし、キャラもまずまず似ていたりするのでそれ程悪くは感じなかった。コメディとしては狙いまくりと言う感じがして、大笑いとはいかないにしても、所々で思わず小さく笑えるところがあって、及第点と言ったところかなと思う。それと、こういうおバカ映画を作るのはいかにもアメリカらしいなと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2008-11-19 21:14:17) |
306. インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
《ネタバレ》 このシリーズらしい展開やネタが期待通りに盛り込まれていて、そう言う点では安定して楽しめるとは言えるけれど、その一方で、久しぶりに続編を作ったにしては目新しさがないし、ワクワクドキドキ感があまり感じられなくなってしまっていた。また、今回の宇宙人的または異次元人的なものを扱った内容にはいま一つな感じがした。題材は面白いけれど、この作品には合っていなかったように思えた。インディは老いてはいるもののかなり頑張っていて良かったし、彼の老いを補完するようにマリオンとマットが奮闘していたのも良かったと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 5点(2008-11-15 13:29:23) |
307. ブロークン・アロー
内容としてはお決まりのパターンで展開される典型的なアクション映画と言う感じだった。それでも、なかなか見ごたえのあるアクションと程よいスリルで普通に楽しめて面白かった。ジョン・ウー監督作品には付き物の2丁拳銃を含むガンアクションやド派手な爆発等が満載で、それなりに楽しめる出来になっていたと思う。あと、ジョン・トラボルタの悪役ぶりと頑張りすぎとも言える奮闘ぶりを見せていたヒロインが特に印象的だった。 [地上波(吹替)] 7点(2008-11-03 00:30:29) |
308. トレーニング デイ
《ネタバレ》 終始緊迫感が張り詰めていて、ドキドキヒヤヒヤしながら見ていた。こういう世界は怖いなと思ったし、アメリカって日本とは比べ物にならないくらい場所によっては危険であると認識させられた。そんな危険地帯で捜査をしていくにはアロンゾ(D・ワシントン)のような法外なやり方も仕方がないことなのかもしれないと感じただけに、彼の末路にはもやもや感が残った。しかし、彼はやり過ぎていたようにも思えたし、それに大きなリスクがあることも仕方がないとも思った。そして、彼の色に染まりきらなかったジェイク(E・ホーク)の正義感にも当然理解ができた。映画の展開としては正義感が勝つものになっていたけれど、その逆もありのようにも感じた。この映画を見ていて、非常に複雑で困難であると思われる麻薬捜査が背景にあるだけに、どちらが正しいかとも思いきれなかった。俳優ではメインの二人の演技がどちらも良かったけれど、特にD・ワシントンの怪演とも言える演技は素晴らしかった。 [DVD(字幕)] 9点(2008-10-25 10:40:05) |
309. フラガール
《ネタバレ》 何といっても出演者達の頑張りを感じるような踊りが素晴らしかった。上手いとかそう言うことよりもあそこまで必死で練習したということが伝わってくるような踊りだった。最後の踊り終えた後の彼女達の涙と達成感に満ち溢れた表情が良かったし印象的だった。特に蒼井優は素晴らしかった。踊っている姿は魅力的で本当に良い女優だと思った。こういう系統の映画で言えば「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」が思い浮かんだけれど、これらがコメディ色が強いのと比べると、こちらは炭鉱の危機と言う暗の部分があったりで一味違ったものに感じられた。時の流れとともに人は変わらなければならない。その時に上手く変わっていけた者達は幸せだと思う。この作品を見ていたらそんな事を思った。 [地上波(邦画)] 8点(2008-10-11 23:48:43) |
310. サイドウェイ
《ネタバレ》 ふたりのダメ男による物語。まず、ジャックには呆れるしかなかった。最後まで全く懲りていないし、ある意味要領のいいやつのようにも思えて、呆れて思わず笑えてしまった。マイルスの呆れ顔には強く共感した。マイルスの性格には共感させられるところがあった。彼が日本人に多そうな性格のように感じられたからかもしれない。それと、彼を見ていたら何か哀しくなってしまった。最後の終わり方を見ていて、その後いい方向へ行けばいいなと思ったけれど、もしかしたら、そうはならないのかもしれないとも思った。映画全体としてはまずまずと言ったところかなと思った。ただ、マイルスを演じたP・ジアマッティは好演していて良かったと思う。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-30 23:58:05) |
311. ナイト ミュージアム
《ネタバレ》 とても楽しくて、嫌みもなく、夢のある良作。実際こんなことが目の前で起こったら楽しいというよりも怖いという感じがすると思うけれど、映画で見ている分には楽しそうに見えるし、面白いなと思った。様々な、時代や民族の人間、そこにプラスして動物などもいて見ていて楽しかった。中でもミニチュアのあの二人が良かった。そんな夢のある世界にプラスして親子の関係も描かれていて、いかにもアメリカの娯楽作品だなと思ったし、それがまた良いなと思った。 [CS・衛星(吹替)] 8点(2008-09-27 15:01:53) |
312. ランボー
《ネタバレ》 ランボーが半端なく強くて、ほとんど化け物扱いであったのでさながらホラー映画か怪獣映画とでも言うような印象を受けた。しかし、最後のランボーのベトナム帰還兵としての苦悩には彼もやはり人間であるなと思った。それと合わせて、戦争によってここまで人間が狂ってしまうかと思うと恐ろしさを感じるし、そうなってしまったのには哀れさを感じてしまった。ランボーの立場からすればその苦悩自体は気の毒ではあるけれど、この戦いには何の意味も感じなかったし、巻き添えを食らった人々の方がさらに気の毒に思えてしまった。保安官も悪かったかもしれないがランボーにも原因はあったし、最初はささいなことであったわけだし、それにどう考えてもやりすぎだとしか言いようがない。正義のための戦いには思えず、ランボーの暴走といった印象の方が強くて面白みをそれ程感じられなかった。 [DVD(字幕)] 5点(2008-09-17 23:05:42) |
313. ランナウェイ(1997)
《ネタバレ》 フランクリン(C・タッカー)が調子良すぎにマシンガントークを繰り広げ、彼の妻もそうだったので余計にウザく感じる時があった。しかも、彼の調子に合わせるがごとくのご都合主義すぎる展開には面白みをあまり感じなかった。この手の映画ではそれは仕方のない部分があるけれど、あまりにも単純な内容になっていたように思えた。フランクリンの親友が飴玉をなめながらド派手に狙い撃ちを決めていたのが唯一面白かったし印象的だった。 [地上波(吹替)] 4点(2008-09-14 11:54:23) |
314. ダージリン急行
この映画の雰囲気は嫌いじゃないし、3兄弟はそれぞれに個性があって良かったと思うけれど、内容は印象の少ないものだった。もう少し笑えるとか、感動するとか、何か考えさせられる要素があるとか、何でもいいのでそういうのが欲しかった。坦々としすぎていたと思う。もっと面白い映画が作れそうなキャストだっただけに惜しく感じた。 [DVD(字幕)] 4点(2008-09-06 10:57:24) |
315. 初体験/リッジモント・ハイ
《ネタバレ》 ちょっとエッチな青春コメディという感じでわりと面白かった。あの2人の女の子(ステイシーとリンダ)が可愛くって良かったし、2人ともに思わぬシーンがあってちょっとドキドキしてしまった。男性のキャラもそれぞれに面白かったりして良かった。ラリッているショーン・ペンとお堅い雰囲気のハンド先生のやり取りが面白かった。あと先生で言えば生物の先生のキャラも面白かった。全体的に軽い雰囲気でアメリカの高校生の青春を面白く見せていて、気軽に見れる内容になっていたので良かったと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-30 16:46:31) |
316. アメリカン・ドリームズ
《ネタバレ》 アメリカ社会を大いに皮肉りつつ、それをギャグにして面白おかしく見せているのが良かったと思う。テレビ関係のネタには多分こんな感じなんだろうなと思えて面白く見れた。それと、最後のあの状況においても番組作りに執着した行動をとったマーティン(ヒュー・グラント)が何か印象的だった。大統領ネタには少し大げさにも思えたけれど、実際の大統領のことを上手く皮肉っていると思えて面白かった。最後の結末はブラックさのあるちょっと予想外なものだったけれど、この作品のそこまでの内容と雰囲気からいけばアリだったかなと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2008-08-23 23:21:20) |
317. アメリカン・グラフィティ
ストーリーは無い様なもので、何か大きな展開がある内容でもないが、最後まで飽きることがなく見ることができた。一夜の若者たちの各々の出来事を見せているだけだが、その中にも、それぞれに心情の変化を見ることが出来たりしていたので悪くなかっと思う。終始流れていた様々な曲も物語にマッチしていたりして、良い役割を果たしていたと思う。それにしてもアメリカの若者ってはじけてるなと思ったし、国が違うとこれだけ印象が違ってくるんだなと思いながら見ていた。日本の青春モノではこういう雰囲気はないし、文化が違うということは面白いことだなと思った。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 15:39:48) |
318. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
《ネタバレ》 TVアニメ版からは、はるかに向上した絵が魅力的でカッコよさが増していた。描き込みがTVアニメ版とは比べ物にならない。そのおかげでリアリティが増していた。戦闘シーンは迫力、スピード感が出ていて良かった。最後のミンメイの歌が流れながらの戦闘シーンは良い感じだった。あと特に女性キャラが美人になっているのも良かった。絵の面では当時の作品としては良く出来ていると思うので素晴らしかったと思う。内容がよくありがちなTVアニメ版の総集編にはなっていずに、オリジナルになっていたのも良かったと思う。これは完全にいい意味で別物だなと思った。しかし、戦闘、恋愛、歌とそれぞれではいいものがあるのに、全体的なストーリーが薄く感じてしまったのがよくなかった。それと、深刻な状況であったり、壮絶な事が起こっているのに、わりとあっさりとしていたので、それをもう少し何とかして欲しかった。 [DVD(邦画)] 6点(2008-08-15 14:48:25) |
319. ジャンパー
ストーリー自体は暗めな感じがして、はっきりしないところもあるので爽快なアクションものと言うわけではない。しかし、見応え十分の映像とアクションは素晴らしいと思ったし、終盤はハラハラドキドキ感があって良かったと思う。とくに後半の怒涛のジャンプとアクションンは良かった。それに映像表現もかなりいい感じで上手く出来ているなと感じた。サミュエル・L・ジャクソンの憎らしく感じるような攻撃と雰囲気が緊迫感を増させていてとても良かった。今回見た感じだと続編が出来そうな感じであったので、もしあるのならば、今作でははっきりとわからなかった謎になっている部分を掘り下げて描いていって欲しいなと思う。 [ブルーレイ(字幕)] 8点(2008-07-26 16:04:43) |
320. 時をかける少女(2006)
なんと言うか普通すぎる面白さと内容であった。悪くはないけれど、面白かったと言えるようなものでもなかった。ハイクオリティなアニメが次々と普通に制作されている昨今では絵的にも大したことはないし、展開も見る者を引きつける要素が少なかったように思えた。何というか興奮させる要素も、涙を流させるような要素も少なかった。タイムリープができることによって発生してしまったいろんなマイナス要素は確かにこんな風になるかもと思えた。あと、タイムリープについて多くの疑問を感じもして、気になることだらけでもあった。この手のSF作品ではその辺は深く考えてはだめかもしれないけれど。映画全体としてはわりとあっさりとした印象で、爽やかな雰囲気もあるので気軽に見るには悪くないのではと思った。 [地上波(邦画)] 5点(2008-07-19 23:28:00) |