341. ペーパー・ムーン
ちょっとチャップリンの「キッド」をほーふつとさせます。おませで賢いティータムがとってもうまい。しましま靴下とお月様の少女のイメージが定着してます。 8点(2003-05-11 16:48:31) |
342. ペイ・フォワード/可能の王国
演技のうまいオスメント君ですが、この作品でのオスメント君の演技は最高だと思います。誰かが言ってた「善意のネズミ講」っていうテーマも、純真な子供達には見てもらいたい。 ラストは残念なんですが、ハーレイ君に免じてプラス1点。 8点(2003-05-11 16:41:30) |
343. ベイブ
豚が演技してる!どうやったんだろう??他動物多数出演。みなさん人間以上の役者ぶりです。アカデミー動物演技賞を設けたくなる。擬人化してるからつい感情移入して「がんばれ、ベイブ」って応援したくなっちゃう可愛さです。 8点(2003-05-11 16:32:12) |
344. 野良犬(1949)
ギラギラした真夏の中、汗をたらたら流しながら、同じくギラギラとした表情の三船敏郎が奪われたピストルを追っていく。ラストの犯人(木村功)との追っかけっこと対決のシーンは緊張感いっぱい。ベテラン刑事役の志村喬さんも良かったが、なんと言っても三船敏郎の男っぽい魅力が全開だった。 8点(2003-05-11 16:13:14) |
345. 野のユリ
世間知らずの子供か、はたまた天使のような尼さん達に見込まれて、彼女達に協力するハメになるポワチエ。奇跡と人間の善意を信じ、またそれに応える善良な人間。「あー人間も捨てたもんじゃない」とほのぼの思わせてくれる。純真なドイツ人の尼さん達がとっても可愛い。ポワチエの笑顔もね。 8点(2003-05-11 15:57:50) |
346. トッツィー
D・ホフマンはもう皆さんの絶賛に全く同感です。女だろうと、ドブねずみであろうと何でもなりきってしまうだろう凄さがあります。これも女装のホフマンが何ともおかしくて痛快。ロビン・Wもだけど、この顔で!という意外性がいいのかも。 8点(2003-05-11 10:11:02) |
347. ドクトル・ジバゴ(1965)
デビッド・リーンらしい、壮大な一大叙情詩。モーリス・ジャールの「ララのテーマ」の音楽と共に、雪原の広大なシーンが印象的。ロシア・10月革命のなかで翻弄される男の悲恋(浮気?)が、ラストはモスクワでめぐり逢えたか!というところで、バッタリ心臓麻痺で終わるのがなんともあっけなかった。<余談>原作者のP・パステルナークはノーベル文学賞を受けたのに、反革命的文学だというので、ソビエト作家同盟から除名され、結局ノーベル賞も辞退せざるを得なかったとか。 8点(2003-05-11 09:54:56)(良:1票) |
348. 東京物語
笠さんの父も東山さんの母もいい。東山さんの内面からにじみ出てくるような暖かくてふくよかな人柄に「日本の母」を感じる。二人の自然体の演技は何ともいえない。あちこちで交わす夫婦の会話の数々がしみじみとする。忙しい子供達にさほど孝行してもらったわけじゃないのに、「私たちは幸せですねぇ」「そうかなぁ」「そうですよ」(のような)会話にしんみりする。久々に子供たちみんなに会ってあっけなく死んでしまう親に、孝行するのは今のうちと痛感する。親子、嫁などそれぞれに交わされる会話の一つ一つにいろんな感慨がわく。 8点(2003-05-11 09:23:37) |
349. フェイス/オフ
発想がおもしろい。顔を取り替えて悪役と善人を1人2役やるっていうのは、俳優としてすごくやりがいがあるんじゃないかしらん。難しいから演技に自信がないとできないと思うけど。主演の二人は良かったし、演出のテンポもよくて楽しめるアクション映画です。 8点(2003-04-29 14:03:52) |
350. フィラデルフィア
トム・ハンクスが圧巻でした。だんだんやつれて弱っていくのはまるでホントの病人です。ディンゼル・ワシントン、いつもながら素晴らしい。トムはエイズ患者になりきって、彼らの気持ちを代弁したのですね。アカデミーはとーぜんの素晴らしい熱演です。 8点(2003-04-29 13:54:32) |
351. ノー・マンズ・ランド(2001)
これは究極の戦争映画だと思う。戦争のなかで1対1で対峙する兵士。そこには国籍も殺し合う理由もない普通の人間がいるだけ。お互いに怯え、立場は入れ替わる毎に変わってくる。そこにおかしさもあるけどコワイ。話はメルヘンではなく現実的に展開し、ますます怖い。生きるか死ぬかの究極にある人間の心理を描いて、戦争が人間の殺し合いであることをはっきり教えてくれる。 8点(2003-04-20 16:00:55) |
352. 小さな恋のメロディ
マークもトレーシーも可愛かったな~。マークなんてこれだけなのにずーっと人気が続いた。(日本だけだったらしいけど)可愛い主役と共に音楽もまた主役だった。ビージーズは以後頭の中でメロディがリフレインして染みついてしまった。青春時代にリアルタイムで見たからとても印象的な大切な思い出の作品。 8点(2003-04-18 21:48:14) |
353. 真夜中のカーボーイ
見た当時はダスティンには感動したけど、サイケデリックな映像とか暗い内容に今ひとつなじめなかった。しかし最近見たらとてもいいと思えてきた。人のいい田舎出のカーボーイとドブねずみと呼ばれる男の友情もの。(カーボーイが売春してお金を稼ぎ、病気のラッツオの面倒を見てやる)暖かいマイアミに行けばいいことがあると夢を語りながら、バスの中で病気で死んでしまうホフマンに泣ける。ボイドはデビューの頃だったか・・ダスティンはすごーく、ボイドも互角にうまいです。 8点(2003-04-11 22:50:44) |
354. 真昼の決闘
西部劇をたくさん撮ったジョン・ウエインが「素人に助けを求める保安官なんてプロじゃない!」とこの作品を批判したというが、刻々と迫る4人ものならず者を前にすれば誰だって応援を求めたくなるだろう。それなのに孤立無援となれば恐怖を感じて当然で、こういうリアルな人物像には嘘っぽさがなくて共感できる。町の人々は冷たかったが少年は助けようと申し出るし妻も駆け戻って彼を助けるという救いもある。前述のように強くてかっこいいヒーローに固執するウエインにはガッカリ。 8点(2003-04-11 22:24:52) |
355. マスク・オブ・ゾロ
痛快で楽しかった。初代ゾロのホプキンスがカッコよく登場するところでもう引き込まれてしまいます。二代目ゾロのバンデラスもお茶目で可愛い。キャサリンとバンデラスのダンスにフェシング、バンデラスが走る馬上で乗馬アクションなど見せ場も一杯。軽いコメディタッチも愉快で、乗馬、チャンバラ、軽業といろんなアクションがテンポよく次々繰り広げられ面白い。ここのキャサリンってシュレックのフィオナ姫みたいでした。 8点(2003-04-11 21:32:13) |
356. 魔女の宅急便(1989)
宮崎監督特有?の飛翔感が好き。で、ほうきでしょっちゅう空を飛ぶシーンがあるこの作品も好き。それにユーミンのルージュの伝言がかぶるとまたいい気分。 8点(2003-04-11 21:14:47) |
357. マーズ・アタック!
ティム・バートン大好き!B級のバカバカしさなのに発想がすごくておもしろい。ここでの火星人も爆笑もの。光線銃でばかばか人を殺しまくって、普通なら悪趣味だと眉をひそめるところなんだけど大笑いしてしまう。ニコルソン大統領は友好が大切と、火星人を握手で迎えようとして骨人間にされちゃうし、ピアースは首だけ人間になっても首人間犬と愛を語っていたりと、悪趣味と言われようと単純におかしくて爆笑してしまった。 それにあのおばあちゃんがシルビア・シドニーだったなんて! 30年代の愛らしいシルビアしか知らないので、一気に老けた彼女に感無量だった。でも老いてもな品がよくてかつてをしのばせる。 8点(2003-04-11 19:32:51) |
358. 八甲田山
見ててホントに寒くなった。これを実際にロケで撮ってるからそれだけでもすごいことです。俳優やカメラ、スタッフの苦労はどんなだったでしょうか。こんな軽装備で極寒の雪山訓練なんてのがだいたい人命軽視もはなはだしい。明治の陸軍のアホさかげんが分かります。寒さと疲労で次々死んでいく兵隊たちが可哀想で恐ろしい描写だった。寒さで精神状態がおかしくなるとホントに服を脱ぎ出すらしい。上官が誤った判断をするとひどいことになるというの生々しく見せてくれた。新田次郎の原作も読むとなおいい。 8点(2003-04-08 23:52:22) |
359. タワーリング・インフェルノ
公開当時オールスターの超大作パニック映画、っていうので入場料が値上げされた(と思う)。マックイーンの印象が強くて迫力のあったのは確かで・・もう一度みたい。 <ということで30年ぶりの再見>昨今のCGやVFXのない時代にこの火事の迫力あるシーンは今見てもすごい!と思います。当時は全て判別できなかったスターたちもそれぞれしっかりと見せ場があって存在感がある。みんなかっこいいんですよね。ただ今見ると他の方も言われるようにパニックにも存外おっとりした感じもあるし疑問点もないわけではない。でも最近のハリウッド大作よりずっとドラマ部分がしっかり描いてあって見ごたえがあります。 8点(2003-04-06 22:28:08)(良:1票) |
360. 太陽は、ぼくの瞳
おばあちゃんや盲目の子供など素人だというが素晴らしい演技で驚く。予告編を見ただけで涙がとまらず劇場では見られなかった。父の事情もあって家から離れなくてはならない少年が必死で父に訴えるところは涙なしには見られない。これまでイランがこんなに自然が豊かで美しい国だと知らなかった。風習や暮らしとか遠い国の知らないことを映画は教えてくれる。海まで流され死んだかと思われた少年を抱いて号泣する父、でも一筋の希望が見えるラストに救いがあって見た後はジーンとくる。 8点(2003-04-05 22:57:48) |