361. 雪之丞変化(1963)
人を斬らずに命を絶つ。うぬぬ、お見事、血を見せないのは役者のプライドか。豪華キャストとは裏腹に派手さは無いが、闇夜に浮かぶ紫が強く印象に残る。まぁ確かに無理もあるが・・・。 5点(2004-08-26 04:28:10) |
362. 薄桜記
二人の男と一人の女。怨みと時代に翻弄される三角関係が、運命を赤い血に染めてゆく。いつの時代も複雑に絡み合った恋のもつれ、剣豪・中山安兵衛といえどそう簡単には断ち切れぬのだ。 5点(2004-08-21 23:24:28) |
363. 天使が隣で眠る夜
最近、毎日のように「ハードボイルドに生きたい」と考える。朝起きてベッドから立ち上がる瞬間から、常に頭にあるのは「いかにハードボイルドであるか」。一人でいる時も、誰かといる時も、食事をするときも、映画を観る時も、あくびをするときも、全身と精神をハードボイルドに研ぎすませている。 そしてこの映画こそ、邦題からして既にハードボイルドである。ヨーロッパ映画ならではの等身大な息づかい、色遣い。そして語られるのは奇妙で不思議な、友情とも愛情ともとれる物語。嫉妬し合うカップルのようなやり取りが可笑しい、いうなれば天使争奪戦である。何だかんだでハードボイルドな男たちも寂しがりやなんだな、と優しい後味が残る。もう少し男を磨いて、もう一度じっくりと再鑑賞したい映画。 5点(2004-07-09 20:46:17) |
364. 勝手にしやがれ
恋人は恋をして、ゴダールは映画を撮って、俺たちは映画を観る。 5点(2004-06-03 22:54:37) |
365. サブウェイ
まとまりもバランスも無い、剥き出しの面白さ。ギラギラとしたエネルギーが満ちている。バンドの演奏は何だか分かんないけどスゲェカッコいい。なんでか分かんないけど、こういう興奮は理屈じゃない。映画っていうのは理屈じゃない。 5点(2004-05-24 21:46:36) |
366. ロスト・チルドレン
小さい頃、熱が出るとこんな風な夢を見ていた。もの凄くうなされて、目が覚めると汗をビッショリとかいて。 5点(2004-05-23 17:23:18) |
367. ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃
パラゴンは守り神として失格だと思う。 5点(2004-05-05 08:44:50)(笑:2票) |
368. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
タランティーノが『キル・ビル』の参考にした映画、ということで観たが・・・。このサンダとガイラの容貌じゃ一般受けはしないだろう。フランケンシュタインの意味もよく分からないし。けれど現に、公開から40年近く経った今でもこうして語られている映画である。強作だ。 5点(2004-05-05 08:42:51) |
369. 片腕カンフー対空とぶギロチン(93分版)
この映画を見た人間は2種類に分類できる。つまるところリアルタイムでご覧になった方やバカ映画探求者の方々、そして『キル・ビル』の元ネタとして見る人々。自分は思いっきり後者の興味半分で観た人間で、さらにこういうバカ映画への免疫が薄いため、どういう風に観ていいのか分からないまま風のように終わってしまったというか。面白かったかといえば微妙だが、それでもカルト的人気の理由は分かったような気がする。気に入ったのはガイ・リッチーばりのスタイリッシュなオープニング。 5点(2004-05-03 10:32:51) |
370. パッション(2004)
鼻がつまった状態で食事している感じ。無宗教の日本人である自分は聖書の知識がゼロに等しく、この映画の意味するものがよく分からない。味が伝わってこない。イエスの体が血に染まるほど、隣の客が涙を流すほど、この疎外感は強まっていった。これは観る前から予想できていた事だし、この映画が信者に対する作品だという事も分かっている。ただ、この凄まじいエネルギーが溢れた映画に真っ正面から身を浸したとき、そこで自分は何を感じるのか。そんな興味が拭い去れないのも事実。逃げの5点。 5点(2004-05-02 16:34:50) |
371. 処刑人
これがクールなら、タモリだってクールだ。 5点(2004-04-14 20:50:25)(笑:2票) |
372. めぐりあう時間たち
俺もハリウッドに行って、ちょっと鼻を高くしてもらいたいな。ちょっとね。 5点(2004-04-01 18:07:47) |
373. ソルジャー・ドッグス
ジョン・ウーの真の意味での原点と言える作品。とにかく人肉ステーキが頭にこびりついて、他はあんま覚えていない。 5点(2004-03-23 14:53:23) |
374. 恋愛小説(2004)
いいなぁ、俺にも階段の上から落ちてこないかなぁ、小西真奈美。 5点(2004-03-20 22:33:03)(笑:1票) |
375. アニー・ホール
なんていうか、1977年のセンスを見せられている気がして所々苦しかった。素直になる、ってのは難しい事すね。映画の開始時刻に2分遅れたから次の回を待つ、って気持ちはよく分かる。 5点(2004-03-04 15:55:29) |
376. 或る夜の出来事
「或る夜の出来事」じゃないじゃん。 5点(2004-03-03 14:18:32) |
377. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
きっかけは、猛スピードでやってくる。 5点(2004-02-16 14:14:22) |
378. ソード・オブ・ザ・ファンタジー
パッケージ、そして邦題からの印象は明らかに某超大作ファンタジー3部作のパクリ映画。しかぁぁし、制昨年を見ればこちらの方が先で、内容も人間中心の正統派王道ファンタジー。つまりパクッたのは日本の販売元会社であって、その戦略にまんまと乗せられて自分はこの作品と出会ったわけです。 スケール感は乏しく、物語も前述した通り王道過ぎて真新しさが無い。それでもそれなりに楽しめたのは、やっぱこの世界観が好きな事と主人公姉妹がかなり可愛かった事。テレビ映画だが、日本のそれとは作りこみが違う。 5点(2004-02-10 09:05:42) |
379. 座頭市地獄旅
この作品は敵である浪人が将棋ばっかやっていて、しかも余り強くなかったのが残念。場面も旅籠ばかりで少しだれてしまった。関係ないが、市の博打はインチキだと思う。 5点(2003-12-26 16:59:05) |
380. ラブストーリー
「猟奇的な彼女」のクァク・ジェヨン監督という事で、前作のファンとしてはニヤリとさせられるシーンが多数。電車のシーン、雨のシーンetc... だが笑いとしてはサブいものも多く、「感動的」な終盤はあざとすぎて。よく言えばピュア、悪く言えばダサい。主演のソン・イェンジンさんは可愛いが、「猟奇~」のチョン・ジヒョンと比べてしまうと大分落ちる。 試写会デビュー作となったんですが、周りのお客さん、特に女性の方はかなり泣いておられました。 まぁつまり何が言いたいのかというと、テコンドー歴10年だという必要性が分からない、それです。 5点(2003-12-25 10:23:30)(笑:1票) (良:2票) |