21. 800万の死にざま
《ネタバレ》 許せない映画でした。ローレンス・ブロックの原作の舞台はニューヨーク。ニューヨークには800万の孤独があり、800万の死にざまがある・・800万はここからきています。そしてニューヨークの街の描写も秀逸なハードボイルドです。それをロスに置き換えたところでマイナス。それよりも一番許せないのは、ソフトボイルドじゃないかと思えてしまったこと。自分にとって原作のイメージと映画が違いすぎてがっかりきたのは「フィールド・オブ・ドリーム」と、この映画が双璧です。 [地上波(字幕)] 2点(2006-09-17 15:54:27) |
22. プラトーン
《ネタバレ》 面白くかったしリアリティーもあったけど、あまり印象には残りませんでした。時間が過ぎて評価してみようと思ったときに、どんな映画だったのだろうと、しばし考えてしまいました。「ディアハンター」ほど痛々しくもなく、「MASH」ほど、こんなこともありなんだと驚かせてくれる訳でもなく、自分の中では平均的な戦争映画です。 [映画館(字幕)] 5点(2006-09-17 15:41:52) |
23. 誰かに見られてる
《ネタバレ》 ストーリーはとくに目新しくもないし、ジャズをふんだんに使った映画も数多くありますが、全編に漂う独得の静かな雰囲気に魅せられてしまいました。さりげない街の映像と、それにかぶる音楽も素敵でした。トム・ベレンジャーの目線は若かりしころのマーロン・ブランドみたいな淋しげな瞳で、この映画ではじめて魅力的だと感じました。トミー役のハーレイ・クロス、なにげないシーンで、すごくうまいなあと感心しました。テーマソングのSomeone To Watch Over Meの幾つかのヴァージョンが使われていますが、エンドロールに流れるロバータ・フラックが余韻を残します。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-17 15:00:21) |
24. メルビンとハワード
《ネタバレ》 アメリカングラフィティで骨っぽいところを見せていたポール・ル・マットが、こちらでも似たようなキャラクターを演じています。お人好しで計算できない男の役所がぴったりです。すごくハンサムというわけではないけど、つくづくいい男だなあと思いながら見ていました。ジェイソン・ロバーズも出番は少ないけど良い味を出しています。でも1番良かったのはメアリー・スティーンバージェン、コケティッシュなイメージじゃないのにコケティッシュな演技、オスカーを取ったのも納得です。ストーリーは変人ハワード・ヒューズの遺産話。映画では裁判の結果が正しいのか?と思わせるストーリーです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-07-14 03:53:07) |
25. 未知との遭遇/特別編
《ネタバレ》 むかし好きだった映画を見直すのは勇気がいるなあと改めて感じてしまいました。オリジナルを見て映画館を出たあとには、思わず空を見上げてしまったけれど、特別編をTVで見たあとは、頬杖をついて斜め45度を見ながらため息をついていました。ストーリーが大きく変わった訳でもないし、余計な尾ひれがつきすぎた訳でもないのに・・。前半は今も魅力的だけど、ラストで宇宙人が出てくるシーンを見て、当時は感動していたんだなあと客観的に思ってしまい我に返った感じでした。がっかりした自分が悲しくなってしまいました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-06-18 15:38:20)(良:1票) |
26. 東京画
《ネタバレ》 小津に自分の思うように演技をさせてもらえなかったという笠智衆が「私は小津監督と出会ってラッキーでした」というセリフに感動しました。図らずも80年代の日本の風俗を切り取っている感じがして楽しめました。80年代という括りからか、関係もないのに岡崎京子の漫画が浮かぶ、そんな映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 08:47:23) |
27. アウトサイダー(1983)
《ネタバレ》 まったくと言っていいほど入り込めなかった。ロミオとジュリエット、ウエストサイド物語を例に出すまでもなく、対立する不良グループと敵側にかわいい女の子。不良だけど本当はみんないいやつで火事場で子供を助けて、その時の火傷で死んでいく少年。ここは感傷的な気持ちになるシーンだろうなあと思ってみていた。少年が死ぬ前に「いつまでも黄金でいろ」って、死ぬ前に言う言葉でしょうか。ベタベタでジョークみたいに思えます。特殊な色合いの映像とスティービーワンダーの曲は良かったです。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-04-26 00:07:21) |
28. ハメット
ハードボイルドの香りが好きです。「マルタの鷹」「さらば愛しき人よ」同様、雰囲気はいいのですがハードボイルド小説のファンの目で見るとハードボイルド感が物足りないので合格点止まりです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-21 19:19:28) |
29. 日曜日が待ち遠しい!
《ネタバレ》 楽しかったです。ファニー・アルダンが少女探偵ナンシー・ドルーのように生き生きしていました。ストーリーはあらら・・って感じですが、車をスタートさせようとして後ろをぶつけたり、こっそり(どうどうと?)服かた鍵をかすめ取ったり、殺された死んだ奥さんが運ばれている最終に目がちらっと動いていたり、意図的かどうかはわからないけど些細なシーンで好きなところが多かったですぅ。うちのボスってすごいんですぅ。あたしびっくりしちゃいましたぁ。みたいな楽しさがありました。ジャン・ルイ・トランティニャンもファニー・アルダンも素敵です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-03-27 02:51:41) |
30. 終電車
ドヌーブが出ているのに彼女の華やかさが感じられなくて、とても印象の薄い映画でした。可も無し不可も無しという感じでした。しばらくしてタイトルを見てストーリーを思い出せるかどうか疑問です。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-03-23 03:44:33) |
31. セント・エルモス・ファイアー
《ネタバレ》 魅力の感じられないキャラたち、退屈でありきたりのストーリー、安いテレビドラマのような映像、なぜNo1になったかわからないテーマソング。以前、見たのを忘れてまた見てしまいました。以前見たときと同じ感想です。「グリニッジビレッジの青春」など似た映画は多いけどダラダラしたストーリーなら町中に転がってます。「まだヴァージンか?別れのプレゼントをあげよう」と言ってファックするシーンはこの映画のチープさ(それも魅力のない)を表しています。気楽に飲んでいる店にまわりを気にせず自分たちだけでうるさく盛り上がる集団の話し声が聞こえてきたような興味のない映画でした。 見たのを忘れて3度目の視聴。最後まで見たことを思い出せずに、感想を書こうとしたら過去の自分が書いていたけど、まるっきり同じ感想。 同じ点数。タイトルはいいんだけど、だから見たのを忘れてまた見たんだけど、ボケたとしても4度目に見ることがありませんように。 [CS・衛星(字幕)] 3点(2006-03-02 14:58:56) |
32. ウォール街
以前見てあまり印象がなかったので再度見ました。やはり自分には合わない映画でした。マネーゲームにスリリングさを感じないし、リッチな生活にも魅力を感じないので評価が厳しくなるのはしかたないかなと思います。マイケル・ダグラスが、この映画でオスカー主演男優賞というのも何故?という感じ。もっとも自分にとってオスカーの大半はそんなものですが。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-02-19 00:40:20) |
33. モモ
原作も大好きですが、映画の色合いも良かったです。吹き替えで見てしまったので、少し気になるしゃべり方の人がいましたが「シュレック2」みたいに映画をぶちこわすほどではなくてホッとしました。子供向け映画の定めで原作に比べて悪者が弱いなあと思いました。ニネット・ダヴォリは相変わらずの笑い顔で楽しかったです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-26 23:24:43) |
34. ペギー・スーの結婚
《ネタバレ》 20年くらい前に見たのですが内容を憶えていなかったので再度見ました。「バック・トュ・ザ・フューチャー」にしろ、この作品にしろタイムスリップものは、見ているうちに穴が見えてきてしまいます。ラストに夢オチにするにしても、ストーリー的に納得したかった部分が残っているので今ひとつです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-26 01:47:26) |
35. やかまし村の春・夏・秋・冬
前作の続きで楽園のように日々が続きます。こちらは雪の中クリスマス、年の初めを迎えるストーリーや、雪解けの風景など相変わらず美しいシーンが多くて、映像をとめてしまいたいくらいきれいです。しかし美しいものにつきものなのですが、現実感がはあまり感じられなかったです。私は人間(子供も)が魅力を発するのはどこかに悲しいものを持っているからだと思います。塩味の聞いてない和菓子のような映画でした。前作同様7点です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:56:30) |
36. やかまし村の子どもたち
《ネタバレ》 全編を通して牧歌的で、どのシーンを切り取っても美しいポストカードのような映像でした。極力、死とか金とかをはずいているので、楽園に来ているような感じで安心して見ていられました。最初の方の好きなものと嫌いなものを反対に言おうと言うところ、大好きです。ただ、この映画を見て街で暮してTVゲームばかりしている子供はかわいそうとか思う気にはなれませんでした。この映画は好きですが楽園は私には少し退屈かもしれないと思いました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-17 06:47:27) |
37. 蜂の旅人
《ネタバレ》 大好きなアンゲロプロスですが、この映画は入れませんでした。彼の映画にたびたび出てくるテーマ、損失と自分探しがわかりやすい作品です。自分的にはマストロヤンニがなぜ彼女にそこまで執着するのかがわからなかったです。車で店につっこむシーンの暴力的なところも何故?という感じでした。他のアンゲロプロスの作品と違って淋しさに同調できませんでした。こういう人間嫌いです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-09-27 20:53:06) |
38. 遊星からの物体X
公開当時から、なかなかみる機会がなくてDVDを買ってみましたが、買うほどでも無かったなあと思って、すぐに手放してしまいました。退屈はしませんでしたが期待したほどでもなかった。映画は見る時期も大切かも知れないと、改めて思った映画でした。 5点(2005-02-22 08:47:50) |
39. さよなら子供たち
「さよなら子供たち」って、こんなに重い意味があったんだ。ルイ・マルの一生忘れることのない郷愁のような思いが、自分の中にまで伝わってきて、やるせなかった。 8点(2004-10-01 21:29:25) |
40. チャイルド・プレイ(1988)
チャッキー性格悪すぎ!逆恨みして人を殺すのはねえ。怖いと言っても(怖かったけど)人形だからなあ。「シュレック2」の猫みたいに別の攻撃をすれば良かったのに。でも個人的にはチャッキー好きです。かわいい! 6点(2004-09-25 07:04:55) |