21. 息子の部屋
悲しみからたちなおるふとした契機を描いた作品。 身内の不幸を周囲にさとらせず、ミッションを達成する・・・プロジェクトXがうける日本的感性からは、患者に無関心になったり同一視したりして距離がとれず仕事が手に着かない精神分析医はプロとして甘すぎると感じちゃう。 精神科医に視点をおいているので、家族の中でも、主人公が妻や娘よりショックをひきずっているようにしか描かれていない。本来ならば、他の家族のダメージをおもいやるべき立場で、なんとわがままな奴だと思うのも、ぼくが日本人だからかな。 5点(2003-12-07 22:29:26) |
22. リトル・ニキータ
テロの時代をむかえた今の時点でみると、少し懐かしさすらおぼえるスパイ映画。アルカイダは「子供は殺さない」などといわないからなあ。 5点(2003-12-06 18:46:09) |
23. 人喰い人魚伝説<TVM>
《ネタバレ》 水槽の中の人魚の造形は違和感なかったが、変身した人魚の女王はグロテスクともよべない陳腐さだけが感じさせられた。「ジュラシック・パーク」で知られるスタン・ウィンストン・スタジオもTVムービィということでずいぶん手をぬいたのだろう。でだしの19世紀の見せ物小屋は雰囲気がよく伝わっていたように思う。ちなみに、この時代、欧州の見せ物小屋では人魚のミイラが大人気で、それをつくったのは日本の職人たちだった。長崎を経由して、密かに輸出されていたのである。 続編がありそうな内容で、元船長の奥さんやカーラ・グギノがなぜ人魚によって妊娠させられたのか、本編を見ていてぼくにはさっぱりわからなかった。 5点(2003-12-06 17:43:06) |
24. アメリ
若い女性を主人公にしないと成立しない作品。若い女性の空想癖は夢見がちという言葉で許されるけど、若い男性の空想癖はパラノイアでほとんど犯罪的。男女ともに若くないと、社会不適合症。 4点(2003-12-23 17:00:05) |
25. ハムナプトラ2/黄金のピラミッド
前作のほうが圧倒的によかった。子どもの使い方もインディジョーンズが格段上。 4点(2003-12-22 19:04:26) |
26. 死の接吻(1995)
ニコラス・ケイジ゙は某CMのイメージが強すぎて、悪役は似合わない。 3点(2003-12-17 23:39:54) |
27. アトランティスのこころ
スティーヴン・キング原作ということで期待して見た。『スタンドバイミー』(少年時代の回想)と『グリーンマイル』(超能力者との交流)の香りをただよわせるが、いずれにしても圧倒的になにかが足りない。 3点(2003-12-16 07:38:27) |
28. ジェネレーションズ/STAR TREK
スポックのいないスタートレックはさびしい。カークを2度殺さなくてもいいのに。 3点(2003-12-15 07:53:40) |
29. アメリカン・スウィートハート
今度のジュリア・ロバーツはちょっとものたりない。少林寺サッカーのビッキーチャオほどの変身ぶりは期待しないけど、工夫がなすぎる。 2点(2003-12-20 11:48:57) |
30. グリッター きらめきの向こうに
《ネタバレ》 マライア・キャリーのマライア・キャリーによるマライア・キャリーのためだけの作品。 アル中の母との別離と再会。その間にはさまれた男の出会いとその突然の死。 女にとって男ってなに? 0点(2003-12-15 17:08:05) |