21. 生きる
特別なことなんて必要ない。退屈な日常でも、本人の気持ちしだいで輝かしい日々になるんだ。そう思わせてくれました。残念ながら、自分もまだ「生きて」ないですね。「たらい回し」のシーンが黒澤監督らしくテンポがよく小気味良かったです。 8点(2004-06-30 22:56:12) |
22. 椿三十郎(1962)
みなさんのおっしゃる通り、娯楽として楽しめる作品です。時間もコンパクト、用心棒よりも三十郎の殺陣のシーンが多い、そしてストーリーはいたって単純。そこに椿やら鶯やらの風情と、ユーモアをちりばめた粋な作品ですね。最後の仲代との決闘シーンは静から動への急激な変化という点で黒澤監督らしかったと思います。 8点(2004-06-30 22:43:29) |
23. マレーナ
ロケ地のきれいな風景と、まったりとした音楽が、観客に少年の淡い恋心を共感させるのにとても効果的だと思った。この映画は少年の恋や、女の嫉妬といった内面的なものがテーマなので、それに共感できる人とできない人とで作品の評価が別れるだろうと思う。特に、女の人と男の人では、観方が決定的に違うのではないだろうか?とにかく、モニカ・ベルッチがとてもきれいなので、彼女のファンなら必見でしょう。ちなみに、ディレクターズ・カットで付け足されたシーンは完全に蛇足で、むしろ作品の質を落とすと思った。映画として観るならオリジナル版。モニカ・ベルッチをもう少し鑑賞したいというならディレクターズ・カット版でしょう。 8点(2004-06-30 19:24:47) |
24. 仁義なき戦い 代理戦争
シリーズ中暴力シーンが一番少ないかな?その分、熾烈な駆け引きが見もの。「仁義なき戦い」は確かにシリーズものではあるが、単品で観ても充分面白い。 8点(2004-06-29 21:13:33) |
25. 仁義なき戦い
監督の荒々しいエネルギーが存分に発揮されている。血沸き肉踊る映画だ。暴力シーンも残酷なのは確かだが、目をそむけたくなるようなものではなく、例えるなら花が散っていくような感じ。男なら見ておくべきだろう。今も色褪せないかっこいい男たちの結晶。 8点(2004-06-29 21:09:31) |
26. ロッキー
ニューシネマをノックアウトしたと言われる本作ですが、本当に前向きなパワー満載のいい映画です。後続の単なる勧善懲悪的な話とは一線を画すというところに注目したいところです。ロッキーはこの1作目だけはとてもいい映画です。生きるパワーを与えてくれます。 8点(2004-06-27 03:45:34) |
27. アメリカン・ヒストリーX
いろいろありますが、とにかくエドワード・ノートンの筋肉に8点です。ですから、この映画の正しい鑑賞方法は、ファイトクラブ→本作と観ることですね。誤解しないでいただきたいのは、ストーリーもとってもいいですよ。 8点(2004-06-27 03:37:43) |
28. 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか
何回見ても笑えますよね。僕が特に好きなのはストレンジラブ博士の、ナチス関連の言動ですね。完全に馬鹿にしてますよね。あと、ラストシーンの音楽の使い方は、さすがキューブリックです。 8点(2004-06-27 03:23:49) |
29. JAWS/ジョーズ
この映画、モチーフはいたって単純ですよね。要するに海水浴場で暴れまわる人食い鮫を退治する話です。それをこれほどまでにドラマチックに、スリリングに描いてしまうのは、さすがスピルバーグです。初めはなかなかジョーズの姿を見せない。そして、ここぞという時にガバーっと。そして、あまりにも有名なあの音楽。 8点(2004-06-27 03:17:51) |
30. サイコ(1960)
オープニングの音楽からドキドキさせてくれます。ところで、あの警官は結局何がしたかったんでしょうかね?モーテルに着くまでの間にもサスペンスを作っちゃうぞ!ということなんでしょうか。 8点(2004-06-27 03:01:34) |
31. 天国と地獄
場面場面で緊迫感がありました。役者さんも非常に緊張感のある演技だったと思います。ただし、退屈なシーンもいくつかあり、それらを削ればもう少しコンパクトに収められるように感じました。この映画は緊迫した場面と退屈な場面の差が極端だと思いました。 8点(2004-06-27 02:45:35) |
32. ショコラ(2000)
話自体はありきたりだけど、人の心を開く鍵がチョコレートっていうのがとっても好き。この映画もチョコレートみたいにほんわかしてて好き。たまにはこういう映画もアリですね。ジュリエット・ビノシュがとってもきれい。 7点(2004-07-21 19:17:58) |
33. イージー・ライダー
この作品のテーマは、不良の目から見たアメリカ社会の暗部なのだろうと思った。撮り方も今までには見たことがない手法を用いており、つまりそういった点から見ても不良ということなのでしょう。ただ、この映画は当時のアメリカを生々しく表現しているというところに魅力の大部分があるので、できれば上映された当時に観たかった。 7点(2004-07-18 17:38:04) |
34. レオン/完全版
とてもいい話で、役者たちもいい演技をしているし、ラストに流れるスティングの音楽も最高なのだが、ただ一つ、レオンが殺し屋にしてはあまりに人間臭すぎると思った。こういう話はとことん冷酷な人間が少女にほだされてこそ感動的なのに、このレオンときたら、女子供は殺さないわ、観葉植物は愛でているわ、無邪気な顔をして映画を観てるわで、まるっきりただの無口なオジサンになっていた。しかし、みんながある程度は楽しめると思うので、そういう意味ではみんなに勧められるいい映画であることは間違いないと思う。 7点(2004-06-30 20:11:26) |
35. マイ・フェア・レディ
僕は英語はあまり流暢には話せないのだが、そんな僕にもオードリーの話し方の変化が目に見えて分かる。やはり、オードリーは優雅な口調が非常によく似合う。ただ、この時のオードリーは30過ぎなので、ローマの休日や、麗しのサブリナなどを観た後にこれを観ると、少し老けたオードリーにがっかりするかも知れない。あと、話が単純な割りには少し長すぎると思う。 7点(2004-06-30 18:55:03) |
36. ローマの休日
とにかくオードリーがかわいい。オードリーが好きな人は楽しめるだろうし、そうでない人にはあまり勧められないかも知れない。英語でも伝わってくる、オードリーの王女らしい優雅な口調が印象に残った。 7点(2004-06-30 18:47:39) |
37. 猟奇的な彼女
この彼女、初めはただの暴力女だと思ったら話が進むうちにだんだんと彼女の人間的な部分を知っていくにつれ、そのギャップから、だんだん彼女に親しみを感じてしまう。そして、彼女は結局名前も分かりません。この映画では彼女のことはほとんど謎です。これはもちろん彼女にミステリアスなイメージをつけるためでしょう。この映画は下手をすればただの身勝手暴力女ともなりかねない彼女を。こうした演出であたかもとても魅力的な女性に描いてしまう。そういう点が特に素晴らしいと思いました。 7点(2004-06-27 03:11:46) |
38. インファナル・アフェア
いろんな映像のテクニックを駆使してスタイリッシュに決めようとしてますね。でも、確かにスタイリッシュですね。オープニングは特にかっこよかったです。ただ、この映画は映像のかっこよさばかりを意識してるんでしょうが、まだまだ荒削りな感じがするので、もしかしたらリメイクの方がうまくやってくれるかも知れませんね。蛇足ですが、この映画のテレビCMはすごくかっこよかったことを記憶しています。 7点(2004-06-27 02:53:17) |
39. 乱
人間の愚かさを痛感しました。 7点(2004-06-27 02:36:44) |
40. 時計じかけのオレンジ
悪徳の権化ともいうべきアレックスに不本意ながらも共感してしまう方も多いようです。キューブリック監督は音楽の使い方が非常にユニークですが、この映画でも暴力シーンで面白い使い方をしています。そんなキューブリックの音楽に乗せられて、観客はアレックスと暴力の快楽を共有してしまうのでしょう。しかし、だからこそ、この映画はR指定にすべきなのではないでしょうか? 7点(2004-06-02 12:03:17) |