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Northwoodさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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21.  ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー 《ネタバレ》 
歳がばれてしまうが、正直に書こう。名作の誉れ高いEp.IV&Vは公開時はまだ幼くて封切時に劇場には行っておらず、後になってテレビ放送かレンタルビデオ(!)でチェックした。ということでSWを劇場で観るのはEp.VIからかれこれ6作目になるのだが、今回初めてSWを映画館で観て面白いと思った。 ベイダーとルークの親子関係の設定は、本シリーズに“必然性”と“絆”という、物語の核となるものを持ち込んだ半面、宇宙を舞台にした戦争を単なる親子喧嘩に矮小化するという悪い側面もあったと思う。その点、スカイウォーカー親子どころか、フォースにすらほとんど関係のない人物を主人公に据えたこの作品によって、ようやくこのシリーズの世界感をぐっと広げることができたという面で高く評価したい。 旧作にはなかった、反乱軍評議会での自己保身やエゴの噴出や、ヒーロー役の人物による戦う大義の吐露なども、現代の映画らしく深みがあり、大人の鑑賞にも耐えるものになっている。 最近の作品でSWシリーズに飽きてしまった中年のあなたにお勧めの一本です。
[映画館(字幕)] 9点(2016-12-27 00:38:09)(良:2票)
22.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 
なーるほど。エヴァンゲリオン第〇〇使徒「ゴジラ」登場・・・って映画ですね。これ。 これまで種々のアニメーションで、リアルな日本を舞台にして、カッコイイアクションなりSFなりの映画が作られてきて、そのレベルは決してハリウッド映画に劣ることはなかった。でも、それを実写化するととってもダサいことになるんだろうなあ、なんて勝手に思っていましたが、その思い込みは完全に裏切られ、すごい完成度になっていました。正直驚きました。 オリジナルとの違いは、被害を受けた人に殆ど寄り添わないこと。もう少しそのあたりの描写があれば、主人公の作戦前の演説などにも苦悩が感じさせられることができたのでしょうが、だいぶドライでしたね。ただ、オリジナルでは、終戦から9年の時間がたっていたのに対し、今回がまだ震災からたったの5年だから、そこを詳細に描くのは生々しすぎて難しかったか。
[映画館(邦画)] 9点(2016-08-11 17:55:31)(良:1票)
23.  セブン 《ネタバレ》 
「ゴーン・ガール」のレビューで、比較に出したこちらの感想も書いておきましょう。これも人道的には相当に問題のあるストーリーですが、むしろ好きな映画です。(どこで好き嫌いの線引きがされているのか、自分でも謎です)中盤でミルズがサマセットに対し「自分が引退するから、世の中が救いようがないというのだろう。でも俺はそれには同意しない」というセリフは、閉塞感の漂う日常で、ともすると厭世気味になりがちな自分に言われた気がしてハッとしたものでした。しかし、この映画はご存じのようにわかりやすい人生の処方箋や、ハッピーな未来を提示してくれません。これを公開時に観てからすでに20年近く過ぎるのですか・・・結局今も20年前と大して変わらない、いやむしろ少し悪化した閉塞感の中で、それでも何とか日々生きているというのは、この映画が示したことそのままなのかもしれませんね。
[映画館(字幕)] 9点(2014-12-13 22:29:04)
24.  ジャージー・ボーイズ 《ネタバレ》 
あらかじめ白状しておかなければならないが、Can't take my eyes off youは個人的に最も好きな楽曲のひとつである。が、カバーの多いこの曲、私も知っているのはBoys town gangによる方でオリジナルを誰が歌っているかは全く知らず、そもそも本映画で描かれるFour Seasonsというグループも、恥ずかしながら存在自体知らなかった。(実は知らなかったことが幸いする)主人公らによる「若いうちに結婚→破綻で悲惨な家庭」エピソードや「自堕落で無鉄砲な生活の果ての破滅」というイタリアンマフィア映画に極めてありがちなパターンを見せつけられるばかりで、ちょっとうんざり気味になる映画終盤で前述の曲が流れたとき、素直に感動し、この映画に対する全ての感想がひっくり返りました。この曲を好きな人は、絶対見るべき映画です。逆に、特に関心のない方にはたいしてお勧めしません。以下余談:全く宣伝してないこの映画。私が観たのが平日のレイトショーとは言え、観客たった3人でした。確かに人を選ぶ映画と思うけど、もったいないんじゃないの?
[映画館(字幕)] 9点(2014-10-02 06:37:08)(良:1票)
25.  トランスフォーマー 《ネタバレ》 
最新作を観たところだし、ついでに懐かしの第1作のレビューしておきます。最初から子供向け映画と割り切った態度で鑑賞したのが大正解で、とても楽しめました。基本コメディタッチだったことも、少なくとも私にはばっちりはまり、主人公の両親による下ネタ交じりの掛け合い漫才や、大人しく隠れていられないオプティマスらによる庭破壊のドタバタ劇など、最高です。たぶん、逆にそこがダメという人は多いのだろうと思いますが。マイケル・ベイ作品との付き合い方を教えてくれる貴重な一本です。その後の続編が公開されるたびに見に行くようになるほど気に入った作品ですし、DVDも購入して複数回観ているのに、何度見てもストーリーはほとんど頭に残りません!
[映画館(字幕)] 9点(2014-08-19 06:56:45)
26.  2001年宇宙の旅 《ネタバレ》 
映画を芸術としてみた場合の最高峰に位置する作品だと思います。実は初見は、まだ中学生の時分に淀川長治さんの解説(たぶん)で観た日曜の夜で、なんだかわけがわからず途中で居眠りしてしまいました。クラークの文庫を読めば、ストーリーは実はずいぶん簡単で謎も何もないのですが。しかし原作の解釈がこの映画の「正解」ではなく、観た人それぞれが自分なりの解釈をすればよいのだと思います。それこそがキューブリックの目指したところですし。午前10時の映画館でようやくこの映画をスクリーンで見ることができて感激でした。居眠りどころではなく、「え、もう終わり?」て感じでした。マイナス1点の理由は、当時としては画期的な特撮のシーンや宇宙旅行の科学的な側面の描写に力が入りすぎていて、映画の主題に対してアンバランスに感じられる点です。60年代製作のことを考えれば無理もないことなんですけどね。
[映画館(字幕)] 9点(2014-03-22 22:10:43)
27.  スター・トレック/イントゥ・ダークネス 《ネタバレ》 
前作も大変面白かったが、難点といえばカークはあまりにも猪突猛進過ぎて、どうみても彼にリーダーの資質があるようには見えなかったところでした。今作では、カークに多くの試練があり彼が真のリーダーへと変わっていく様子が描かれるとの触れ込みの通り、確かに彼に次々とシビアな決断を迫るシーンが続きます。ちょっとは成長したところも見えますが、まだまだ全体的には「若さ」が勝つカーク像でした。真のリーダーシップとは、危機的状況にあって、自分が命を投げ出す決断をするという場面でなく、部下の命を賭けなければならない局面でその真価が問われるものだと思うからです。でも、クリス・パインはまだ若くてエネルギッシュ過ぎて(悪い意味ではなくて)、そんな役をやらせるのには、まだ早すぎますね。もう少し年をとったらそんな場面の似合う俳優さんになってくれそうです。このままのキャストで、あと15年くらい先に「スター・トレック5」あたりまで作ってもらえば、そんなシーンが見られるかなあと期待です。今作では、カーンまでもがリブートされ、懐かしのあのシーンがカークとスポックと立場を変えて再現され、旧作からのファンにとってもうれしい作品になっています。
[映画館(字幕)] 9点(2013-09-03 06:26:46)
28.  パシフィック・リム 《ネタバレ》 
ほとんど奇跡のような映像体験。怪獣にぶっ壊される街を、まるで自分がその只中にいるように感じさせてくれます。映画館で見てよかった。また、映像のすごさだけでなく、この映画から感じるものは、「さあ、楽しんでいってくれ」と言わんばかりの製作者の圧倒的な情熱でした。分野は違うけど「死霊のはらわた」とか、ジャッキー・チェンの全盛期の映画から感じたものと同じやつです。 ストーリーですか?まあ、変な博士やマフィアみたいな人が出てきてぐだぐだ感もありますが、いいじゃないですか。怪獣映画ですもん。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-27 06:47:59)
29.  スーパーマン(1978) 《ネタバレ》 
個人的に最も大切な映画。まだ公開当時、小学生だった自分にはストーリーの半分も理解できていたか怪しいところですが、夢中になりました。オープニングと音楽は最高。また、他のレビュワーの方も書いていますが、青年時代のケントのエピソード、自立、空のデートなどのアクション以外での情感あふれる描写が素晴らしく、後年の単なるアクションヒーローものと一線を画しています。ただ、今見てしまうと、ラストの展開はちょっといただけないのは確かですね。 映画中盤、初めてスーパーマンが現れビルから落ちたロイスを抱きとめたシーン、その後飛んで逃げるのではなく、落ちてくるヘリに向かって上昇を始めた彼に対して、劇中のロイスと同じくらい「一体どうするの?!」と驚いたのは今でもよく覚えています。
[映画館(字幕)] 9点(2013-08-13 16:41:45)(良:2票)
30.  007/スカイフォール 《ネタバレ》 
自分にとっての007映画というのは、かつてテレビの金曜ロードショーやら水曜ロードショーで見るものだった。当時はそれなりに楽しんで見ていたはずだが、大人になり、改めてビデオやDVDで見直すというほどでもなく、劇場公開版もロジャー・ムーア引退とともに見るのをやめた。ところがどうだ。本作ラストの、●ボンドがドアを開ける●秘書とたわいもない話をする●となりのMの部屋に入る●指令を受ける・・・このシークエンスに出会い、妙に嬉しかった。なんだ、結構このシリーズが好きだったわけね。
[映画館(字幕)] 9点(2012-12-08 07:33:16)(良:3票)
31.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
臨場感という点で、この映画を上回るものは今のところない。長回しについては、そういうテクニックが使われているとは知らずに観ていて、主人公らの車が襲撃されるシーンで気がつき、魔法のようなカメラの動きに驚きました。この手法は、臨場感を高める上で極めて大きな役割を果たしていると思う。 映画の主題はあまりに絶望的だし、時折挟まれる残酷な死の描写は容赦なく、それだけではこの映画は単なる悪趣味の実験映画でしかなかったでしょうが、赤ちゃんの泣き声一つですべての戦闘行為が止まるあのシーンがこの映画の全てを救っている。
[映画館(字幕)] 9点(2012-09-25 06:41:30)
32.  チェンジリング(2008)
この映画はすごい。近年の傑作ぞろいのイーストウッドの監督作の中にあっても最高ではなかろうか?ただ、題材があまりにも暗い。 ものすごく好きな映画でありながら、子持ちの自分としては、DVDは買えずにいます。
[映画館(字幕)] 9点(2012-09-04 06:46:55)
33.  オッペンハイマー 《ネタバレ》 
作品賞受賞も納得の重厚なドラマでした。 いやあ、でも、だいぶストーリーには置いて行かれましたね。字幕では膨大な情報を処理しきれません。 マンハッタン計画と、赤狩りの聴聞会まではわかるのですが、R.ダウニーJr.の熱演は光るものの彼が主役の公聴会のパートのつながりがさっぱり理解できずでした。日本人でストローズって人を知っている人ってあまりいないでしょう。そもそも、このパートってそんなに必要だったかな? 原爆の被害の描写がない、ってことがこの映画が国内公開がここまで遅れた理由とのことですが、過剰反応でしょう。映画全体としてはしっかり反核、反軍拡の主張でした。オッペンハイマー自身が、最初はただのプライドや競争意識だけに駆られて始めた原爆開発が、それが実際に使われるに至って強い後悔にさいなまれていく様子がよく表現されていたと思います。背景が重低音とともにぼやけて震えだす、という演出はシンプルではあるけれど、本人の不安感をよく伝えてくれていたと思います。  アインシュタイン、ボーア、ハイゼンベルグ、ローレンス、ベーテなどの巨人たちがどんどん出てくるし、ほんのちょい役だけどフェルミやゲーデルまで顔を出すところは、昔このあたりを学んだことのある自分にはちょっとうれしい感じはありました。
[映画館(字幕)] 8点(2024-03-30 17:56:13)(良:2票)
34.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
主人公が聾啞者の両親を持つという設定以外は、とても王道の青春映画・ファミリードラマだったと思います。 エミリア・ジョーンズが眩しすぎて、見ていてちょっと気恥ずかしいくらいでした。 でも、かなり泣かされました。良作だと思います。 ベルルルルルルナルド先生も大変ナイスです。 ところで、CODAって、そういう単語があるんですね。知りませんでした。
[映画館(字幕)] 8点(2022-04-16 18:17:25)(良:1票)
35.  ハウス・オブ・グッチ 《ネタバレ》 
おそらく公開日の延期があったのだろうが、この巨匠の新作が矢継ぎ早にみられることは幸せなことです。イーストウッドがさすがに老齢による衰えを見せる一方、リドリー・スコットの映画にはまだパワーがみなぎっていますね。 今作も、豪華な俳優陣が(イタリア語なまりの英語という変な感じはあるけれど)圧巻の演技を見せる、重厚なドラマとなっています。The Counselorの時と同じように、ストーリー上の大事な事項(株券の無記名の件や、パオロ排除のくだりなど)をあまりはっきりと描かないので、すこーしわかりにくい部分はあって、このあたりはちゃんと説明してくれたほうがよかったのではないかな?と思いました。 レディー・ガガの演技は特によかったと思います。アカデミー賞とるのではないかな?上にも書いたように、イタリア語なまりの英語の演技というものをアメリカ人が変だと感じないのであればですが。  【アカデミー賞ノミネートを見て追記】レディー・ガガどころか、誰一人ノミネートすらされませんでしたね。やっぱり外国語なまりの英語なんてのは、アメリカ人にとっても妙な感じだったということでしょうか。
[映画館(字幕)] 8点(2022-02-06 16:23:00)
36.  すばらしき世界 《ネタバレ》 
役所広司が素晴らしい。普段の三上の顔があまりに善人過ぎて、殺人犯という過去とのギャップが大きすぎるのではないかと、実は予告で見た時から思っていた。 ところが冒頭の刑務所での、今でも無実だと思っている、というセリフのところでドキッとさせられ、その後町のチンピラとの数度のトラブルの時や、スーパー店長に対して切れて怒り出すシーンなどでの豹変具合は、三上という人物像にとても説得力を与えるものだった。これらのシーンでは、彼の精神面の未成熟さもよく表現できていたと思う。そう、三上氏は、根っからの悪人というよりは、我慢を知らずに育った大きな子供だった。だから笑っているときは憎めない。 それを知る三上の周りの少なからぬ人々が、道を失いそうになった彼を何とか引き留めようと、見捨てずに手を差し伸べつづける。ラストで彼は思わぬ形で寂しく生涯を閉じるが、しかし堅気として死ぬことができた。よかったね、とさえ言えるラストだった。感涙。
[映画館(邦画)] 8点(2021-02-23 20:05:57)
37.  ワンダーウーマン 1984 《ネタバレ》 
例の鬼退治アニメが大ヒットしたから余計なお世話なのかもしれないけど、個人的コロナから映画館を救えキャンペーン第2弾として観てきました。スーパーヒーローものは正直おなか一杯感もあって、前作は見てません。だから、クリス・パインが登場しても、誰じゃこれ?状態での鑑賞。 ストーリーは確かに弱いです。途中でラストの落ちにはたぶん息子が絡むんだろうなあということは読めてしまったし、物語の途中(たぶんカイロの石油王のところが良かったと思うが)で、願いを取り消した際にどうなるかは示しておくべきだろうし、バーバラについてはちゃんと後日談を用意してほしかったし、といろいろ注文はあります。 でも、恋人との別れのシーンは泣かせるものがあったし、ホワイトハウスでぼこぼこにされるコスプレの美人のお姉さんの図は結構グッとくるし(変態?)、なかなかに盛り上がるところもあったと思います。 何より、こんな時期にそこそこ面白い映画を見せていただいたことに感謝して、甘めの点とさせていただきます。  追記:なんで時代設定が1984年なんて中途半端なんだろ?と思いましたが、WWのレトロなコスチュームは、80年代くらいが確かにちょうど合っているかもねえ。Welcome to the pleasure domeは最高!
[映画館(字幕)] 8点(2020-12-19 17:19:11)(良:1票)
38.  アナと雪の女王2 《ネタバレ》 
おとぎ話の“めでたしめでたし”のその後を描くという難しい命題に挑んだ意欲作。 全編を覆う、死と破滅を予感させる不吉な雰囲気は、天下のコメディリリーフ オラフをもってしても払いきることができず、 終始シリアスな展開が続きます。 終盤でのオラフ退場&アナの絶望を見るに至って、「もしかしてこれは、悲劇をやるつもりなのか!?」と半分覚悟までしました。 基本的には幼い良い子向けのディズニーアニメで悲劇をやるということの是非はあるにしても、 それはそれで歴史的な名作になるかも・・・と思ったのもつかの間、ラストの怒涛の魔法の展開で、そこそこ無難な着地点に。やや肩透かし。 全体的には悪くはなかったのですが、今回魔法の力があまりに都合よすぎるという感じはありましたね。  <2週間ほどして追記> 色々なところで本作のサントラを耳にするにつれ、じわじわと好きになってきました。 確かに、耳になじみやすい歌はないけれど、音楽全体としては前作を超えているんじゃないか? Show yourselfのサビの部分は、聞いているだけでも鳥肌です。1点加点しちゃいます。アアー、アアー!
[映画館(字幕)] 8点(2019-11-30 00:57:22)
39.  グレイテスト・ショーマン 《ネタバレ》 
子供の頃に、近所のお祭りで「見世物小屋」に入ったことがある。100円だか50円だかを払って得たものは、いわゆるフリークスの女性が一人寝そべっていた奇妙な情景の記憶と、ちょっとした後ろめたさである。このような興業の主が人格者であるとは到底思えず、したがって、商売のためにフリークス集めするバーナムをあくまで善人として描こうとする姿勢に、偽善を感じたのは確かだった。 しかし、この映画の音楽とダンスの力はものすごく、中盤でカーライルを仲間に入れるシーン辺りからは、もう半ば無理やりノリノリ状態にさせられ、クライマックスに不死身のウルヴァリン登場ときては、心の中はもう最高の盛り上がりでした。サントラは間違いなく買いです! The Greatest Showmanのタイトル通り、細かな史実は気にせず、単純にエンタメショービジネスの世界を楽しむのが、正しい観賞法なのでしょう。 しかし、これだけ出来の良い映画がアカデミー作品賞にノミネートもされないということは、やっぱり脚色のし過ぎってことなのかもね。
[映画館(字幕)] 8点(2018-02-20 01:28:33)
40.  トランスフォーマー/最後の騎士王 《ネタバレ》 
ストーリーのとっちらかり具合は、シリーズ随一です。中盤まで、誰が何のために何をしようとしているかがちっともわからない状態です。そんな状態なのにもかかわらず、全編通して観るとどう考えても不要な少女のエピソードが序盤はやたらと幅を利かせているし。 そもそもこのシリーズの登場人物は、人間であれオートボットであれ、会話の途中で必ず余計な事をしたり、まぜっかえしたりするので、ストーリーをまともに説明してくれる人がいなくてイライラします。・・・でもこの感覚はどこかで・・・そう!小学生の息子とまじめな話をしようとしている時の感覚です!そもそもトランスフォーマーはそういう精神構造の人向けのものと割り切って楽しむのが正解。 今作では、ロボット秘書コグマンのふざけっぷり、シモンズとバートンの電話でのおバカなやり取り、ヴィヴィアンの母親たちの下世話な会話などなど、ギャグは一作目を彷彿とさせるほど豊富で、私は終始大笑いでした。アンソニー・ホプキンスの老体をおしての大活躍にも拍手せざるを得ません。 ただ、前作のレビュー時も書きましたが、(操られていたとはいえ)オプティマスに、人間に向かって「I'll kill you」とか言わせないでほしいなあ。でも、その後に決め台詞の「I'm Optimus Prime!」を連発してくれて、これにはしびれました。これを聴くためだけに見に行ってるようなもんです。 決して出来の良い作品とはいえませんが、私は前作ロストエイジよりはこちらの方が好きかな。なので、同じ点数にします。  そうそう、もうひとつ。こういう映画では、人類絶滅の危機に対して、間一髪のところでヒーローが活躍して回避する・・・ってのが常套ですが、今回はなんと何百万人と犠牲者が出てしまっていて、全く間に合ってません。まじめにとらえたらとんでもないことですが、あまりにばかばかしい設定に、この映画で一番笑ってしまいました。これじゃ、例の鋼鉄の男の設定と同じで、次回作もオートボットは人類の敵とみなされちゃうな。
[映画館(字幕)] 8点(2017-08-17 00:28:59)
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