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FOXさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 69

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21.  西部戦線異状なし(1930)
エセ戦争映画が多きなかで、本作と「ビッグパレード」の2本は、出色の作品でしょう。1930年といえば、もうヒトラーのSSは組織化されていました。WWⅠを描いたとはいえ、よくこんな時代にこんな作品が、と思える出来です。みんなネイティブな英語を喋るドイツ人てのもヘンな感じでしたが、考えれば「ラストエンペラー」もそうだったし、小さなことです。「何百万人の人の死はムダだ」というセリフに対し、17年後にチャップリンが殺人狂時代で「100万人殺せば英雄だ」という逆説的な肯定(皮肉)をしているのも、この作品を見ていたからかもしれません。あまりに有名なリュー・エアーズと蝶のラストシーンも魂を揺さぶられる名シーンでしたね。
8点(2003-06-23 23:31:49)
22.  チャップリンの殺人狂時代
チャップリン激動の40年代を総括した名作。オーソン・ウェルズの名前をクレジットに入れているのも粋ですね。日本で515事件に遭遇し、「独裁者」を世に出し、WWⅡを経て、戦後は「アカ」と思われたころに製作しただけあり、「陰」のある独特なものになりました。敵は知らぬ間にナチスやファシズム、神道から、自分の故郷である英米に代わっていたんですね。批判というよりも、善悪50:50の世界観を素直に映画にしたのがチャップリンの世界だったのでしょう。この作品が事実上の「アガリ」で、そのあとの名作「ライムライト」は「街の灯」のころに戻った「映画作家」としての手腕でした。
8点(2003-06-22 23:41:39)
23.  キャリー(1976)
キャリーは「ローズマリーの赤ちゃん」だったのでは?。NYからLAへ越してきて、母親はその能力に恐れながら子供を虐待する、なんてのも想像すると、さらに続編っぽい怖さになるんですけど。作品そのものはデパルマ印爆発で、大変結構でございます。
8点(2003-03-23 23:41:58)
24.  キッド(1921)
ガラスを割っていくところとか、チャップリンらしさ全開ですが、まだメッセージ性は薄い時代。ハリウッドのキングとして申し分ない出来です。このあと、チャップリンはヒトラーや機械文明、トーキーやアメリカ国家に対しても一矢を放っていきます。戦う映画人としても、右にでる俳優はいません。
8点(2003-03-09 23:28:26)
25.  タワーリング・インフェルノ
渋谷のパンテオンだったかな、友達と見に行った。すごいお客の数、すごい迫力、もう忘れられない一本ですね。水浸しの最後も印象深し。
8点(2003-03-02 23:11:35)
26.  真昼の決闘
誰も助けてくれない状況で、ひとり戦うゲーリー・クーパーがカッコいい。時間通りの進行というのは「ニック・オブ・タイム」でも採りいれていたけれど、汽車が遠くからやってくる見せ方など、まさに段違いの完成度です。グレース・ケリーはこの世のものとは思えないくらいキレイ。
8点(2003-02-08 21:09:26)
27.  裏窓(1954)
パラマウントスタジオに穴掘って、あの大セットを作り上げたとのこと。こちらも一緒に覗いている感覚になる舞台風の演出でした。主役が動けないというのも感情移入してしまう要因かも。グレース・ケリーが忍び込むシーンなんて、ハッピーエンドが分かっていてもハラハラさせてくれる。深刻な事件なのにみんな軽い感じで演じているのも面白い。名作です。
8点(2003-01-04 23:40:04)
28.  八つ墓村(1977)
渥美金田一はなかなか出てこない。登場の仕方も小川真由美とショーケンの会話の間に「ボソッ」て入り込んでくる地味なもの。でも、この控えめな金田一が一番好きです。あんまり登場しないのもいいなあ。トヨエツのヘンテコ八つ墓村しかみていない方は、ぜひ本編を見てください。八つ墓の本当の怖さがわかります。「砂の器」コンビなので、音楽も壮大。金田一もの最善最高の作品です。
8点(2003-01-04 23:02:48)
29.  市民ケーン
劇中「東亜日報」なる日本語新聞が画面に出てくるのにちょっとびっくり。多分この作品は100年後も1位にいるんだろうなあと思います。過大評価といえばそうだし、もっと面白い作品は山ほどある。でもこれは、ハーストを敵に回して作り上げたという点で、すでに伝説などでしょう。トーマス・インスを射殺しちゃったという人物ですからね。ハーストは。こういう舞台裏で戦う映画は、時代を経るごとに神格化していくものです。グイグイいく演出は見事なもので、作品としても一級だと思います。
8点(2003-01-03 21:36:28)
30.  アパートの鍵貸します
ジャック・レモンのキレそうで、実は抜けている感覚が最高。あの味が出せる俳優って、いまいるのかなあ。現在、ハリウッドの丹波として知られるシャーリー・マクレーンも、この作品が一番かわいい。
8点(2003-01-03 20:45:26)
31.  或る夜の出来事
キャプラ作品らしく大富豪のお父さんまでいい役で、これが理解のない偏屈親父だったら悲惨なメロドラマになってましたよね。ヒッチハイクの語り継がれる名シーンなど、挙げればキリがないですが、「ランナウェイブライド」のネタモトをここに見ました。
8点(2003-01-03 20:38:56)
32.  レベッカ(1940)
ヒッチコック作品では「サイコ」とこれが双璧の出来だと思う。レベッカの「謎解き」も見事だし、モノクロならではの「影」の濃淡が一級のサスペンスを助けている。「市民ケーン」の最初のシーンはここからパクったんではないかと思うほど似てる感じがするが、どうなんでしょう。虎ノ門生まれ、聖心女子出のオスカー女優、ジョーン・フォンテーンも最高でした。
8点(2003-01-03 20:20:06)
33.  惑星ソラリス
重く難解な映画だが、DVD特典でナタリア・ボンダルチュクがとっても楽しそうに当時を振り返っているのを見て安心した(笑)。首都高速もまだまだ空いていた時代、でも飯倉の出口は今と変わっていなかった。中央環状線はトンネルが多いので、あんな使い方もできるんですね。
7点(2003-07-09 23:14:01)(良:1票)
34.  巴里のアメリカ人
ジーン・ケリーはマッスルなので、迫力ありますね。RKOのアステアとは正反対。それゆえに両雄並び立つことが可能だったのでしょう。
7点(2003-06-22 22:50:45)
35.  白い恐怖(1945)
「白い恐怖」とはよくできた邦題ですね。マーニーの時の副題が「赤い恐怖」で、ヒッチも意識したのかもしれません。バーグマンのとんでもない美しさと、記憶喪失にしては爽やかなG・ペックの逃避行が面白い。スキーシーンのどうみても直滑降の滑り方も無茶で、そりゃ落ちるだろう、というスピードですが、あの滑り方をすれば、私も「白」に対して恐怖を覚えたかも。
7点(2003-02-24 00:02:25)
36.  荒野の七人
「マルボロ」のCMかと思いきや、こちらが大本家です。大脱走につながるキャスティングも凄いですが、なんといってもユル・ブリンナーがカッコいい。マックィーンを完全に喰ってました。まあ、当時のビリングでも上ですけど。スカッとしたいときに是非。
7点(2003-02-23 23:21:28)
37.  マウス・オブ・マッドネス
こういう閉塞感のある作品は大好きです。救いのないラストだし。
7点(2003-02-09 22:38:39)
38.  エンゼル・ハート
悪魔に魂を売る、というキリスト教圏特有のストーリーをダークな雰囲気で一気に見せる快作です。もっと評価されてよいのでは。これと「ジェイコブズ・ラダー」がお気に入りです。
7点(2003-02-09 22:30:26)
39.  オーメン(1976)
映画は、怖い。でもそれよりもDVDでとっても楽しそうに舞台裏を語るR・ドナーや製作者のコメントが面白い。「あの犬は盛りがついてた」とか「最後のシーンで子役に笑うな、といったのに笑ってしまった」とか、本編はとてもスリリングなのに、実際楽しそうな撮影現場だったようです。G・ペックの貫禄がよい。
7点(2003-02-09 22:16:39)
40.  エデンの東(1955)
レナード・ローゼンマンのテーマ曲が本当にいいですね。オスカーを取れなかったのが不思議です。J・ディーンの演技って、いつも同じように見えますが、そんな役が続いたことも関係あるんでしょう。アクション作品でのディーンも見てみたかったですね。DVDのシネマスコープで見たいんですが、なんで出てないんでしょうか。
7点(2003-02-08 20:53:10)
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