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あにやん‍🌈さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2524
性別
ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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381.  ストロボ・エッジ 《ネタバレ》 
 移動の映画。  歩く、走る、そしてよくコケる。仁菜子は常に移動しています。それを受け止めたり一緒に歩いたり走ったりする蓮と拓海。頻出する電車も含めて、その移動は揺れ動きながら進んでゆく登場人物の姿を象徴しています。  海辺の蓮と麻由香は「道」の無い行きどまり、その先の別れを暗示して。   そんな移動と静止、そしてマルチ画面、クレーンを使った長回しや画面全体が白く飛ぶレベルのオーバーな露出等、技巧に走りまくった画作りをしている映画なのですが、あまり上手くいっていません。  同じ原作者の『アオハライド』同様、青臭くて恥ずかしい物語。それぞれがそれぞれの事を思う事ですれ違ってゆく物語、それは『アオハライド』と一緒なのですが、でも『アオハライド』と違って、それを映画へと昇華しきれていない感じなんですよね。テクニックで飾り立てれば誤魔化せる、みたいな印象。そうでなくて、そのキャラクターの「心」をちゃんと画で表さないとダメなんじゃないかなぁ、と。   そういう意味では麻由香役の佐藤ありさ以外みんなミスキャスト気味な気がしてしまって。福士蒼汰くんは相変わらず薄べったい演技をしてる感じですし、有村架純嬢は表情に乏しく、山田、黒島の両氏はビジュアル的にあまりこの作品に相応しい感じがせず、まあ、こういうのって結局は最初に俳優ありき、プロダクションの力ありきで企画されてゆくモノなので、そういう仕方ない、残念な感じになってゆくのだなぁ、と。  役者さん達がもっとバーン!と魅力を放っていたならば、多少のアラなんか(多少ではない気もしますが)なんとかなっちゃってたと思うのですが。   少女マンガ原作の映画は一定数の需要があるがゆえにこうしてコンスタントに作られてゆくのでしょうけれど、その精神は小手先のテクニックで表現できるものではないと思います。原作をきちんと咀嚼できているかどうか、そのあたりが鍵になるんじゃないかなぁ。
[映画館(邦画)] 5点(2015-03-15 23:12:41)(良:1票)
382.  イントゥ・ザ・ウッズ 《ネタバレ》 
 どこかに「楽しい」「面白い」「素敵な」「明るい」要素を入れておいてくれないと。全編鬱々とした状態で(シンデレラの逃走の繰り返しがシニカルな笑いになってはいますが)、教訓めいた暗い話、画面も彩度低めで暗く、これがディズニーのファンタジー?と残念な気持ち。   まず、主旋律を奏でるのがパン屋の夫婦で、シンデレラ、ジャック、赤ずきんはサブ、ラプンツェルに至っては脇キャラみたいなもので、基本は森の中をひたすらウロウロするだけの物語。  多くのエピソードが「皆様もうご存知でしょうから」とばかりに省略されてゆきますが(舞踏会や天空の巨人の国や)、それは元となった舞台という表現の性質からくるのであって、映画にそのまま持ってくる必要はないんじゃないかと。ほぼ森から離れない世界は単調で、しかも位置関係も明確にはならないために登場人物全員がただ右往左往しているだけに見えます。  しかも各キャラクターが最初からそれぞれにエゴを持った人間として描かれ、魅力的な面を全く見せる事がないために誰にも心が動かず、そんな人々が混乱し続ける話はひたすら苦痛。  弱い人間、悪い人間であっても魅力的な面が描かれるのがディズニー作品であると思うのですが、ここにはそれがないのですよね。   ミュージカルナンバーは聴かせる曲もありますが、一方で物語の流れからはみ出している曲も多く、映画を間延びさせる要因になっている感じで。   子供が見て楽しい映画ではなくて、でも大人が見ても楽しいのかどうかは疑問で。それぞれのエゴが生むそれぞれの悲劇とその反省は空々しく、最後に再構築される「家族」の姿には驚くほどに感動が無いのでした。
[映画館(字幕)] 4点(2015-03-15 22:32:53)(良:1票)
383.  幕が上がる 《ネタバレ》 
※おっさん、もう誰がももクロやらAKBやらHKTやら判らんって状態ですが、お嬢様方、大変良かったと思います。真っ直ぐな青春映画をキラキラと輝かせて。  「演技の中で演技をする演技」という難題を見事にこなしていて。   問題はやっぱり本広演出ですねぇ。  まずカメラワーク。ドリーで横移動、回り込みを繰り返しますが、その効果がちゃんと出てないです。そのゆっくりとしたカメラの移動に込められた意味、みんなの中の時が流れてゆく感覚を表現しているのかな?とは思うのですが、移動の意味を次のフィックスで打消しちゃうような、移動と静止との関連性が希薄。   そしてなんと言っても内輪ネタ。本広作品なのだから、内輪ネタは必須とばかりに無理矢理入れ込んで、それが明らかに雑音になっています。っていうか、どこかでカエル急便や『スタートレック』のコスプレ男が出てくるんじゃないかと最後までドキドキしてました。監督、観客のそういう不安をわざわざこの映画に持ち込ませたかったの?   あと、ヒロインのモノローグは彼女の視点を表現するためにあって良いものだと思いましたが、先生が演技をするシーンは映像で十分に語れた筈です。あそこは彼女のモノローグがジャマをしてしまっていた、演技って何よ?っていう※   と、以上がレビュー用にメモってた文章。ツイッター見るとラジオで宇多丸さん、大体そんなような事をお話しされたみたいですね。んー。後出しになっちゃうし。   足りてない部分を書いておきますと、黒木華さんが見事でした。弱々しい印象のあるこの人の「強い役」というのがなかなか。   横移動はHFRで撮って映写すれば良かったかもしれませんね。フレーム数が多くなれば被写体が安定して煩わしさは軽減するでしょ? 繋ぎの悪さはいかんともしがたいですが。   監督は、ただ素材を活かすための演出に徹するべきだと思いました。二人だけの駅のシーンでの幻想的な雰囲気なんか良かったのですが、犬のオシッコみたいに作品内に自分のマーキングをせねば気が済まないっていうのは、もうやめた方がいいんじゃないかと。   そんな感じです。
[映画館(邦画)] 7点(2015-03-08 00:36:33)
384.  味園ユニバース 《ネタバレ》 
 なんかハッキリしない映画。いや、判りやすいマンガ的、記号的なセンを避けているんでしょうけれど。   作品世界も登場人物も曖昧で、脇キャラに至るまでボンヤリした描写で、全てが「そういうリアリズム」を逆に意識しまくったような作りに思えてしまって。  赤犬の面々にしてもこの映画の中では「最初からそういう存在」という描かれ方をしているだけで、何の魅力も語ってはいませんから、そこにこの映画ならではの価値を見出す事ができないんですよね。   そしてそれは主役であるポチ男も。渋谷すばるはその危なさを見事に表現しています。でも、その危なさは結局のところ最初から最後まで変化する事なく、そのキャラはそもそも彼が元から持ってるものなんじゃないの?って気がしないでもなく。  「クズがただクズです」  内容はそれだけなんですよね。記憶喪失から過去の自分を思い出して、じゃあそこからクズなりのオトシマエを付けるかっていうと、この映画はそこも目指さない。  大きな変化がありそうなクライマックスでの超展開なんて、あれ、こちらは脳内で行間を埋められませんし。あそこ以降は実は夢です幻覚ですくらいに認識した方がいいのか?って感じですが、それにしては描写があくまで三人称状態ですしねぇ。   「味園ユニバース」である事の意味も感じられず、つまり地域性に対するこだわりなんかも意図的に回避しているように思えて、じゃあ、この映画は結局何がしたいんだ?っていう。  状況の、意識の、ほんのちょっとした微妙な変化を感じ取ってくださいね~、って感じ?   個人的にはこの素材で、もう全く違った表現法で見たかった気がします。意識して挫く、はぐらかす、寸止め、みたいなのが繰り返され続けるの、タマ子にならいいのですが、ポチ男にはキツいわ。
[映画館(邦画)] 5点(2015-02-27 23:50:25)
385.  ソロモンの偽証 前篇・事件 《ネタバレ》 
 んー、これ、一本にできませんでしたか~?   前篇って、本当に前側部分だけ。起承転結の起承部分だけ。なので何も解決せず、とっ散らかったまんま終了。一本の映画として語れるモノになってません。とにかく後篇を見ないと話にならない状態で、このサイトの禁止事項「途中で寝た」ってのとあんまり変わんないレベル。コレだけにフルプライス払うのはどうなんだろう?と。まあ、試写でタダ見しておいてアレですが。   まず、なかなか気持ちが乗ってゆかないんですよね。中学生達にしろ大人達にしろ存在が自然とは程遠くて作られたキャラという印象で。正直、かなりヘンなキャラいっぱい。森田芳光監督の『模倣犯』も同じような印象を抱きましたが、宮部みゆき作品って大体こんな?  それに、演出にホラーっぽい箇所が結構あって、中学生をバケモノみたいに描いていたりして、そういう描き方は違うんじゃない?と思うのですが、それは後篇のための何らかの意味ある表現だって事なんでしょうかねぇ。これ一作でそれを判断できるレベルにないって時点で一本の映画として満足のいく状態に到達できていないわけですが。   役者さん達はいいです。特に生徒役のコ達は個性的で。ただ前記の通り、ヘンな味付けがされている役が多いために、勿体ないなぁ、って感じがして。妙なテンションやホラー演技が過剰に加味される事でこことは違うどこかの人々を見ているような感覚になります。   学校や警察、マスコミに不信感を抱き、傷ついた中学生達が自分を納得させるために裁判で真実を追求しようとするあたりから映画はやっと面白味を見せ始めますが、そう、『後篇・裁判』とあるようにここからが本題というところで終わりますね。   どうも狙いどころがハッキリとしない、思わせぶりなばかりの2時間、後篇が前提となり過ぎていて、単純にシナリオを真ん中で切っただけなんじゃ?みたいな印象を持ちました。続編で「なるほど!」と膝を打つ事になればいいのですが。
[試写会(邦画)] 5点(2015-02-24 00:23:09)(良:1票)
386.  アメリカン・スナイパー 《ネタバレ》 
 イーストウッドの映画はいつも簡潔。ただそこにあった戦争を描く、それだけ。  そこには政治や国家や思想の姿も見えず、見えるのは人間だけ。正解なんて無くて、人間同士が殺し合いをしているという現実があるだけ。  子供が人殺しをしようとする現実、その子供を殺す現実。  160人を殺し英雄となった現実、その英雄を殺したのは、イラク人ではなくアメリカ人だった、それも現実。   果てる事のない戦いの中にはためく星条旗、その積み重ねられた歴史の背後にあるのは英雄達の築いた栄誉なのか、それとも戦争の名の元に失われていったものの悲劇なのか。   そこに答えを求めたところで、答えなんて元からありゃしません。   エンドロールの無音部分に、どんな音が聴こえたか。この映画にもし正解や答えがあるとするならば、その音の中にあるのかもしれませんね。この映画を見た人、個々人の中の答え。
[映画館(字幕)] 9点(2015-02-22 00:24:43)(良:5票)
387.  くちびるに歌を 《ネタバレ》 
 脚本はちょっと音痴な気もします。  原作由来なのかもしれませんが、色々とドラマを盛り込み過ぎ。特に先生がピアノを弾けなくなる原因となった過去のエピソードは定番過ぎちゃってて。この監督の過去作品にも同じネタが登場してますし。  女子生徒のモノローグで始まりながら先生のモノローグで終わるという構成もツッコミどころ。   だけど、今の日本の風景の美しさを切り取り、ドラマの中に生かしてみせる三木監督の手腕がここでも存分に発揮されています。青い海、五島列島の美しい島影、人々の暮らす家並み、そこで生きる中学生達の生が、その風景の中に溶け込んで。  海、船、汽笛、風といったキーワードとなる要素が元となった『手紙~拝啓 十五の君へ~』という歌の持つイメージを大切にしていて。  そしてもちろん、十五歳なりの苦悩、切ないドラマがあって。   キャラ的には、ずっとご機嫌ななめ状態のガッキーも良かったのですが、何と言ってもソプラノの少年、彼が全部持っていっちゃったような感じで。彼のあどけなさと彼が抱えたものの重さとのギャップに胸が痛く、ずっと彼を中心に映画を見ていました。   これまで何度か「今の日本の風景を捉えた青春映画」が大切、ってレビューに書いてきましたが、三木監督は今、最もその理想を表現している監督だと思います。  「今」から「明日」へと向かって進む道を示したこの映画、監督の真骨頂が発揮された作品でした。
[試写会(邦画)] 9点(2015-02-19 23:04:44)(良:1票)
388.  ドラフト・デイ 《ネタバレ》 
 ライトマンってここまで魅せる人だったっけ? なんかバカっぽい大味なコメディばっかり撮ってる人って印象が強かったんですけど。   日本でNFLがブームになったのって今から40年ほど昔の事で、その頃に私も多少ブームに乗っかりはしたものの、当時とはチームもかなり変わっているようですし、ドラフトのルールなんてモノまでは知る由もなく、でも、そこが判らなければこの映画の魅力は半減どころの騒ぎじゃない訳で、映画が始まる前の解説はとても重要でした。   ドラフトの日のGMの混乱劇を追った映画で、銃撃戦も死人も殴り合いもありませんが、スリリングなサスペンスに溢れた娯楽映画となっております。  GMに襲い掛かる数々の難題は、ちょっと盛り込み過ぎな感もありますが(ドラフトの駆け引き、自分の意志と周囲との摩擦に加えて、恋人の妊娠や母との確執や初勤務の使えない見習いや・・・大切な日だって事は判ってると口では言いながら判ってないとしか思えない人達ばっかり!)、それら大問題を全て抱え込んだ上でのクライマックスの盛り上がりっぷり、そして逆転の爽快さときたら。   駆け引きのシーンで頻出する分割画面は会話をスピーディに切り取ると共に、その意外に複雑な画面の構造によって(被写体が画面からハミ出し、重なり、横切り、さて、その多層構造は今どういう構えになってるかな?)そこから状況を読む面白さが加味されています。   結果的にそれはトクだった、んだよね? オーナーはそれで満足、なんだよね? みたいな事をちと考えないとならないくらいにはややこしかったりもするのですが(最終的にトレード条件チャラ+αにした時点で十分トクなんですけどさ)、それまで翻弄されてきた人々がそれぞれ納得のゆくところへピタッと収まってゆく、そのまとめっぷりの気持ち良さに面白いものを見たと満足。   結局、獲得した選手達がどんな成績を上げたのか?というのが気になりますが、それはまた別の話。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-19 22:36:10)(良:1票)
389.  チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密 《ネタバレ》 
 新宿ピカデリーで見たらビスタサイズのスクリーンに上下黒帯入った状態の映写でした。家でブルーレイ見てるわけじゃないっての。   さて、これは、ジョニデ、グウィネス、ユアンと「毎度仕事選ばな過ぎ俳優」が顔をそろえた、本当にもう少し仕事選びましょうよ映画。まるで『志村けんのバカ殿様』を映画館で見ているようなレベルの緩い笑い(っていうか笑えない)が延々と続いてゆくっていう。  ジョニデはバカキャラ、下ネタばかり、物語は申し訳程度にある状態と、大人の鑑賞に耐えるレベルのものではありません。いや、子供だってキツいですが。大体、キャラ作りがあまり上手くいっていないようで、延々滑りまくり。   それでも、眠くなりながらも、なんとなく最後まで見られてしまったのは昔の『ピンクパンサー』のノリを思い出したりしてたから。アレも大して笑えないネタと申し訳程度の物語を延々と繰り広げていた映画で。ジョニデがクルーゾー、ベタニーがケイトーだと思うと、その雰囲気が懐かしくもあり。そのセンを狙ったのかな?みたいな。ヨーロッパを舞台としたのんびりとした雰囲気は嫌いじゃないです。   大スター達のお笑い演技が見られるのはいいんでないかと。まあ、面白くはないですが。  あと、お願いだからゲロネタやめて。モルデカイと同じで貰う体質だから。
[映画館(字幕)] 4点(2015-02-18 23:27:36)
390.  劇場版ムーミン 南の海で楽しいバカンス 《ネタバレ》 
 『ムーミン』にそれなりに思い入れがないとキツいかな。色彩はキレイですけれど、目を見張るような映像表現とか、綿密に構成された物語がある訳ではなくて、ただ『ムーミン』のキャラ達がその時間を過ごしてゆくだけの映画で。  しかも、お馴染みの主なメンバーはムーミン一家、フローレン、ミイのみ。スナフキンとミムラ姉さんの出番がちょこっと、それ以外はゲストキャラばかり。  更にミムラ姉さんとミイはムーミン達と今回初対面という設定。意外と敷居高くないか?みたいな。   高級リゾートに紛れ込んだ純朴なムーミン一家が、上流階級の人々(?)と触れあい、摩擦を起こし、影響を与え、そして村に帰ってゆくという流れにシニカルさを多分に織り込んでいますが、それがあまり笑いには繋がらないところが、ちょっとキビシイ感じで。  フローレンのカジノでの稼ぎが簡単な解決に繋がっていて、色々な人々とのエピソードの積み重ねによって物語が高まってゆくような事はなく。せいぜい芸術家の彫刻のエピソードが流れを持っているくらいで。もっとも、そういう物語性を求め過ぎていないあたりが「らしい」のかもしれませんが。   普段丸出しな状態なのに体をハンパに隠すものを身にまとう事で逆にいやらしくなってしまうってあたりはヨーロッパ的笑いの世界と考えていいのでしょうか?   ムーミンがご機嫌ナナメな状態が結構あって、主役なのにどうも冴えない感じだったのが作品全体のトーンを落としている気もしました。   きっとこれは身構えて見る作品ではなくて、なんとなく流れてゆく、なんとなく綴られてゆく世界をゆったりと眺めるようなアニメーションなのでしょうね。こちらは気合入れ過ぎて勝手に肩透かし食らった、みたいな状態でしたが。その「色」を読むのもまた大切。私はまだまだ未熟者。
[映画館(吹替)] 5点(2015-02-18 22:46:59)
391.  かぐや姫の物語 《ネタバレ》 
 「上映時間が長いのと、絵がちょっとヘタなのが難点だけど、味はあるし、静とダイナミズムとのメリハリがあって、なんか悲劇的な部分のウエイトが大き過ぎる気はするけれど、それでもこの素晴らしい世界ってテーマはいいんじゃないかと思いました。」   という感想で済むんですよ、作品部分のみをきっちりと切り取れば。だけどジブリの看板ぶら下げて、大量の資金を投入して、大量のアニメーターと下請けスタジオがこれを組み上げた、ってのがメジャーメディア作品としてどうしたって耳に目に入っちゃうわけじゃないですか。  となると「で、これなの?」って。   もちろんタッチの縛りそのものは作品世界を決定付けるものとして大切ですが、大勢のウデのある人々がわざとヘタな味を出してるわけじゃないですか。色がちゃんと塗れてないのも線がカクカクしてるのも全部わざと。それはこの作品にとって果たして最良なのか、最高なのか?って。   子供文学のアニメ化作品で言えば『まんがこども文庫』の作品ごとの凄まじいタッチとか、東映が積み重ねたまんが祭りの諸作とか(あ、『ワンピース』とかの近作は別として)、いや高畑作品で言えば『赤毛のアン』第一話の衝撃とか、そこら辺を確かに経た、積み重ねた日本のアニメーションが、その叙情性ではともかく、物量主義によるこのタッチでこれが到達点です、って言われてもねぇ。  『SHORT PEACE』と真逆のベクトルのようで実は同種の「これみよがしのテクニックによるジャポニズム」臭く感じられてしまいましてねぇ。  大体「記号化された悪しき描写」はこれだけやってみせた世界にもしっかりと刻まれてしまっていて、結局はその呪縛から逃れられてないじゃん、って。   大予算&CGでショボい特撮を再現してみせた『マーズ・アタック!』みたいなモンで、お月様からの使者だけに『ムーン・アタック!』とでも形容しましょうかね。
[映画館(邦画)] 6点(2015-02-13 22:15:08)
392.  愛犬とごちそう 《ネタバレ》 
 「ジャンクフードばかりの生活をしている男に自然食志向の彼女が出来て、二人は一度は仲違いをしてしまうけれど、それぞれの価値観を受け入れて結ばれ、新たな価値観が生まれてゆく」という話を男の飼い犬(元々は野良犬)ウィンストンの視点から描いてます。   セリフが殆ど無く(意味を持った単語は唯一「WAIT」だけだったと思います)、犬の目の高さから描かれる世界は断片的でありながら、彼の前に差し出される料理と、その背景に描かれた男女二人の空気から見事な流れを感じる事ができます。  すれ違っていた二人を結びつけるウィンストン、そのクライマックスでの距離を縮める二人の足元がそのまま時間を跳躍する見事さ、落ち着くところへ落ち着いたように思えたところで昇る朝日のように姿を見せる新たな生、とても上手くてつい感動させられます。   映像は3DCGで作られていますが、手描き風なトゥーンレンダリングの、更に新しい技術を使っているように思います。輪郭線ポリゴンの代わりにエッジに細かな凸凹が描かれ、それはまるで紙の上に描かれた絵のようで。  そういう表現法の模索とそれに伴う技術の革新は単純に素晴らしい事だと思います。   ちなみに私はこれを見て「じゃあウチの猫達にも人間の食べ物を思う存分食べさせてあげよう」とか思ったりする訳はないので、ウィンストンの飽食っぷりも「1つの幸せのカタチ」だと思って別に気になりませんでした。もちろん現実に存在する犬にアレやってたら問題ですけど。
[映画館(字幕)] 8点(2015-02-12 23:02:58)
393.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
12年かけて撮られたそれはフィクションでありながら、一方で少年と姉の成長と周囲の人々の変化がリアルに刻まれ、観客は虚構とリアリスティックの狭間で不思議な感覚を抱きながら、一人の人間の生に寄り添ってゆきます。   少年が大人になってゆくまでの道のりは波瀾万丈ですが、それは主に大人達の言動の影響によるもの。別れた父親に新しい父親、新しい兄弟、そしてまた離婚。そのたびに環境が変化し、少年と姉は波風にさらされます。  子供はただ大人の都合によって翻弄される、それがとても痛く、創作なのに本気で心配しちゃったりして。特に2人目のダンナの連れ子が可哀想で。あそこまでで描写は終わってしまいますからね。   大きくなるにつれて自分の意思から物事が動くようになって、それが自我が芽生える、大人になるという事、だけどそれが必ずしも上手くいくものではない、親という人間も、その失敗の理由も見えてくる、と。   『ハリー・ポッター』やiPhoneといった時代を映す要素を盛り込んでその生を身近に感じさせてゆく、彼の人生のひとときに触れる映画でした。   ただ、そりゃ12年もかければ当たり前に撮れるモノってのがあるわけで、それは映画のマジックとは別のものですから、映画ってモノの力を意外と信じてなかったりする側面があったりするのかなぁ?という気もしました。その有無を言わさない姿勢に天邪鬼な私としてはちとケチを付けたくなったり。
[映画館(字幕)] 7点(2015-02-12 22:36:07)(良:1票)
394.  百円の恋 《ネタバレ》 
 試合後、鏡でボコボコになった自分の顔をしばし見てから部屋を出るシーン、あそこで終わってくれ、頼むから外で男や家族が待ってたりしないでくれ、って思ったんですけどねぇ・・・  ほら、泣いて弱さを見せるのは「世界一まずそうなステーキを食べるシーン」で一度やってるわけじゃないですか。あそこだけでいいんじゃないんですか?と。  1つのドラマとして結論付けて〆ておきたかったのかなぁ。そこが個人的には残念。   でもね、やっぱり安藤サクラが凄いんですよ。  『ペタル ダンス』やNHK『野田ともうします』での普通なカンジから『その夜の侍』や『愛と誠』でのかなりヘンなカンジまで自在にこなして、今、最もカッコいい女優だと思ってるんですけど、これはその集大成みたいな作品で。もう冒頭のダルダルな状態からクライマックスの闘いまでめちゃくちゃカッコいい。   妹と喧嘩して寝巻のまま家を飛び出した、そのパンツ透けてる大きなお尻のみっともなさから、闘争心剥き出しにしてリング上の相手に向ってゆくまで、クズな男ども(ホント、この映画、登場する男は全員クズっていう)をぐいっとねじ伏せてゆきます。  クズの中でのたうちまわって這い上がる美しき女神、こんな役、他に誰がこなせるでしょう?  映画の、70年代の安っぽい邦画風だったり、安直な『ロッキー』や『ランボー』のパロディみたいになっちゃってたりする部分までも救済してしまう存在感。   昔から「脱いでぎゃーって叫んでれば評価されちゃう日本の女優」みたいな風潮はありましたが、彼女こそは脱いでぎゃーって叫んで圧倒させる本当に凄い女優。凄まじいプロ根性ではありました。
[映画館(邦画)] 8点(2015-02-11 23:23:08)
395.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 
 ドラマ的には微妙な感じで。兄弟のように育ってきた二人の対比、その愛憎があーんまり見えてきません。二人ともただ状況に流されてゆくだけのように見えて、ある意味、哀れな存在のようにも思えます。  まあ、それもあんまり感情移入できないレベルなんで、むしろ「馬が~仔山羊が~」ってとこに感情移入しちゃってましたが。   それにエピソードもブツ切れの飛び飛びで、ヘブライ人の子だ!~追放~放浪~結婚~9年後、って怒涛の展開に「早っ!」みたいな。後半になるともう神の力を免罪符に更に展開が強引になっちゃいますしね。   でも、ヘンな意味で面白かったです。中盤に訪れる天罰シーンで70年代のB級パニック映画群を思い出しちゃって。『スウォーム』とか『世界崩壊の序曲』とか『世界が燃えつきる日』だの『吸血の群れ』だの『巨大生物の島』(SFが付かない方)だののノリを思い出して、リドリー・スコットは現代に甦ったアーウィン・アレンか?みたいな。  でもやっぱりどうせなら「海が割れるのよ~道ができるのよ~」って映像が見たかったかな。ヘタに「津波です」って事にしちゃってるので物理的にそれってどうよ?って画になっちゃって。   映画が進むにつれ、チャンベルがどんどんヘストン似になっていったのは御愛嬌?   でも、どんなに真面目に生きてようが信仰心が厚かろうが、所属する国のトップがダメだと思いっきりとばっちり喰らいますってのはしっかり現代に繋がりますね。恐い恐い。
[映画館(字幕)] 6点(2015-02-11 22:17:13)(良:1票)
396.  劇場版 PSYCHO-PASS/サイコパス 《ネタバレ》 
 今の国産アニメで私が嫌いな部分ばかりで作られたようなシロモノ。   世界設定も状況も人物関係も感情も声優の大量のセリフによって説明され、それが作品の大半を占めている状態。絵はちっとも世界を語っていません。キャラクターの表情は硬直し、記号化されていて、物語はポツリポツリとしか転がらず、最後まで見て何の新鮮味もない空疎な物語の姿が現れるばかり。  テレビシリーズで既に出来上がった世界を元にして、そこから更なる発展的なものにしようという意識が薄いのか、機械によって管理された状況から最終的にさしたる抵抗も変化ももたらされず、そのテーマは完全に膠着しているように思えます。   そんな世界から見えてくるのは作り手と受け手の間で閉塞された世界。ただその世界が好きな人達がいつまでも世界を弄んで楽しんでいられれば満足、みたいな。そこからの脱出とか破壊とか、そういう意識に向う事が無いのは、やっぱり商売にならないから、なのでしょうか?  おたく向けアニメ映画というと特典商法がつきまといますが、これもその例に漏れません。意識の低いものがグルグルと流通するサイクルが出来上がった世界。   人体が破裂して死ぬグロテスクな描写が頻出しますが、これをメインキャラクターでやってしまうくらいの容赦ない世界なんてモノは(それやっちゃうのは富野御大ですな)、誰も望んじゃいないんでしょうね。ハードなようで実は馴れ合いまくりでヌルいのが今の日本のアニメ。
[映画館(邦画)] 3点(2015-02-05 23:28:05)
397.  マエストロ! 《ネタバレ》 
 脚本にはアラが目立ちます。特にクライマックスの2日目の公演については脚本上、上手に処理しきれていない部分だらけ。ポスターに2回公演と明記されながら2日目のチケットが販売されなかった事の不自然さは、携帯からネットでの口コミが見られる世界として描いてしまった以上、一発で判ると思うのですが。  その2日目の公演にしても天道のエゴばかりが先走った上での到達点のように思え、結局彼は自分のためだけの音に執着し続けただけのキャラのように感じました。   ですが、音楽に真摯に向き合う姿勢はきっちりと伝わってきました。人が奏でる「音の見せ方」がとても上手いと思います。その音がどういう背景から紡ぎ出されてゆくのか、楽器が人と音との間に存在していかに芸術に昇華されてゆくのか。  音をただサウンドトラックに記録されスピーカーから再生されるものとしてだけでなく(音響設備がそれなりに良いハコで見たので、そのプロの音のみでも十分に圧倒されるのですが)、ビジュアルとしてスクリーンに描く事について、この映画は真面目に取り組んでいました。   「音楽って素晴らしいものなんだよ」という単純な話、でもそれが人の心から生み出されてくるものであるという当たり前でありながらそこに思い至る事がなかなか無い事を改めて認識させてくれる映画でした。そして、その音を生み出す「人の心」に説得力が感じられたのは、やっぱり役者さん達の好演によるものだったと思います。もちろんその音は彼らが実際に演奏した音ではありませんが、心地良く騙してくれました。
[映画館(邦画)] 7点(2015-02-04 22:55:09)(良:1票)
398.  ジョーカー・ゲーム(2015) 《ネタバレ》 
 予告編を見た限りでは、もっとシリアスな映画だと思っていたのですが、タイトルバックがバカ臭さ丸出しだったので(カッコつけまくった映像もバカっぽかったのですが、そもそも日本映画なのに英語で役者名やスタッフ名を出す映画は大抵バカ臭い映画ですね)、これは「そういう映画」なんだと早々に頭を切り替える必要がありました。  でも結局最後までそのバカ臭さを受け入れる事ができず。   スパイものとして致命的なのは主人公がヘボいんです。情に弱いスパイだと語られておりますが、それ以前に公私の区別が付けられず、任務をマトモに遂行する能力が無いお馬鹿さん。で、脚本がそのお馬鹿っぷりに合わせるようにヌルく作られているので、大変に腑抜けた映画で。  クライマックスなんて「偶然」や「運」に助けられまくる状態で、そんなモノに一体なんのサスペンスが生まれるっていうんでしょ? 馬鹿がテキトーにやっても補正かかって生き延びられる世界ではサスペンスなんてものは無効ですからねぇ。   で、そんな弛緩した世界で音楽だけが大仰にサスペンスを盛り上げようと必死なものだから可笑しくて。画面と音楽とがまるで調和してないの。   基本的には大変にヌルい娯楽映画でした。後々カルトな人気が出そうなニオイを漂わせつつも、そこにちっとも手が届かなかったのはバカ臭いなりの尖った個性を持たせる事ができなかったからでしょうか。アクションにしろ衣装にしろガジェットにしろ「この時代設定にこの題材ならばこの程度」という枠の中でしか物を作れなかったような感じが漂っています。どこかしら突き抜けていれば、まだ面白くなったと思うのですが。   それにしても政治的に危ない題材がポロポロと出てくるあたりは誰かを刺激したいのか、それとも無自覚にやっているのか。大戦当時を舞台にしたフィクションだけれども、今に直結している事柄が色々あって「娯楽映画だから」って逃げられるレベルのモノかなぁ?って。「完全に日本国内のみで完結させる映画」として作ってるのかしら?
[映画館(邦画)] 4点(2015-02-01 22:18:39)
399.  映画 ST赤と白の捜査ファイル 《ネタバレ》 
 ドラマ版は第一話をなんとなく見て終了状態だったのですが、映画版、面白かったです。ひたすらキャラものとして。   【以降、映画の仕掛けそのもののネタバレになりますのでご注意を。】   脚本的には結構無理があって。そもそも赤城が逮捕され脱獄し追われるという展開にかなり無理があるので追う方の警察がひたすら無能&お遊び状態に思えてしまい。そこにもちろん裏がある訳ですが、それを事前に100%把握していた人間はごく一部なわけですから、やっぱり無能&お遊びは否定できないんですよね。   それに犯人が犯行の妨げになるSTの解散を目論んだ、っていう設定も疑問。STさえ存在しなければ捜査能力が低下するなんて考えるものなのでしょうか?   大体、ウィルスソフトをばら撒いてワクチンソフトを売りつけるって、そもそも商売として無効化するのが明白なので誰も入札しないんじゃ?   で、だけどキャラが面白くて。赤城・百合根コンビのバカみたいなテンションはアリだと思いましたし(ドラマはあまり見ない私ですが、日頃映画でお馴染みなお二方なわけで、この二人のハイテンション演技が楽しく)、STメンバーや脇キャラも個性的で楽しく。途中、道中を共にする事になる女の子の毒舌っぷりがまたいい感じ。  ユースケ・サンタマリアは毎度のつまんない演技してて、この人ってこんなのしかできないの?とか思っちゃいましたが。   サスペンス映画としてはともかく、キャラものとしてかなり笑わせてもらったので見終わってスッキリ爽やか。なので甘い評価になりました。テレビシリーズをちゃんと見たい感じ。  それにしても、この監督さん、『ガッチャマン』ではなんでこの感覚が全く出せなかったんですかねぇ? 『ガッチャマン』こそはキャラものの基本中の基本ワールドでしょうに。
[映画館(邦画)] 7点(2015-01-25 23:03:44)(良:1票)
400.  アップルシード アルファ 《ネタバレ》 
 『ベイマックス』を見て「日本のアニメ終わった」って書いた人が話題になりましたが、私は「だったらそれ以前にとっくに終わってるんじゃ?」みたいに思いました。『ベイマックス』は日々進化する洋アニメーションの単なる1つの到達点で通過点ですもんね。日本のアニメは日本のアニメなりの市場を作ってて。でも、じゃあ日本のアニメそのままでいいのか?っていうと。   最近の日本のアニメは「設定や状況をひたすらキャラが喋りまくって説明するだけ」で物語は古臭い、変わり映えしないものがおざなりにくっついてるようなモノばかり。作る側と見る側が閉塞された世界でオナニーしてる状態。そんな中ではこの映画は物語がまだ、少しはあるだけマシ。   日本のアニメって原案の作者や脚本家と声優が作ってるんですね。アニメーターはアニメーション作ってない。日本のアニメの表現形式はこうですよ、っていう定型フォーマット状態で記号化されたキャラを描いているだけ。大して表情が変わらない、固定された顔で表現され、感情は全て声優が表現してます。音声消すとキャラの感情見えないっていう。能や文楽は動きで感情表現してますから別ですね。   この映画はフルCGで描かれていますが、シリアスな物語だとこういうCGです、っていうそこからはあまり魅力を感じられません。なんでこういうモデリング方向にしか行かないのかなぁ? 不思議で仕方ないです。やっぱり表情は固まっていて結局ドラマ作りは声優頼りになっているんですよね。  物語の鍵を握る少女の存在が切ないドラマを作っていて、そこは良かったのですが、でも、絵で見せてくる感じは薄くて。   声優の力に頼らず動画の力を見せるという点において宮崎駿や高畑勲は正しいのだろうな、と思うのですが(個々の作品の出来やその手法はともかくとして)、アニメファンがそれを求めず、現状がいいというのでは、まあ、やっぱり傍から見たら死んだと思われても仕方ないのかな。
[映画館(邦画)] 5点(2015-01-25 22:14:33)
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