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放浪紳士チャーリーさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1446
性別 男性
自己紹介 初めてこちらのサイトに投稿させていただいたのが2004年の1月。間もなく15年目の節目を迎える事に。
何かきっかけだったのかなあ・・・と思い返してみると、モンゴメリー・クリフト&エリザベス・テイラー主演「愛情の花咲く樹」(1957)が、なんで作品登録されてないんだ!って義憤(?)に駆られ投稿を始めたことを思い出しました。
レビュー数、今日現在1337本。自分が投稿した作品のレビュー読み返してみると結構気恥ずかしいことをつらつらと、とりとめもなく書いてるなあと反省しきり。
でも「冷たい熱帯魚」(2点)と「パッセンジャーズ」(6点)「3時10分、決断の時」(8点)なんか我ながら良くこんな文章書けたなと感心。
これからも宜しゅうお願いいたします。

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381.  マルタのやさしい刺繍 《ネタバレ》 
スイス単独製作の映画って自分は初めて観ました。アルプス山麓裾野の小さな村が舞台。愛する夫を亡くし失意のマルタおばあちゃんが、昔取った杵柄で村に「ランジェリーショップ」をオープンさせるオハナシ。ところが村の有力者や、牧師の一人息子はみっともないと猛反対。様々な妨害工作を被り、せっかく生き甲斐を見付けたおばあちゃん大ピーンチ!!・・・失礼ながら、あまり見慣れないスイスという国の映画なので、正直技術も展開も素朴且つたどたどしい映画かとタカを括っていたんですが、これが嬉しい誤算。よくよく考えたらスイスって精密機械の生産が盛んな国、人情の機微も細かく掬い取られていて感心した次第。何年か前のイギリス映画「カレンダーガールズ」という、おばちゃん大活躍映画を思い出しました。我が日本に限らず、いずこの国も高齢化社会問題は、重く重くのしかかってるんだなあ・・・。おばあちゃんの友人四人組が、狭量な村人たちと対立するという展開なんですが、そのうちの一人、アメリカかぶれのケバイおばちゃんが、日本の女優「余貴美子」さんに雰囲気そっくり!!彼女が一番面白いキャラだったのに、何故か後半で死なせちゃうんですよね・・・。別段あそこで死なせなくてもいいような展開なのに。ラストは、仲良し四人組笑顔の大円団で締めてもらいたかったのになあ・・・ここだけが残念。一番若かった彼女を死なせる事で、皮肉な味を狙いたかったのかな・・・?あの余貴美子おばちゃんの死がどうも腑に落ちなかったので一点マイナス。早くもDVD化されたようなので、枯れたおばあちゃん映画(「おばあちゃんの家」とか「おばあちゃんの思い出」)好きの方には一見をお勧めっす!
[映画館(字幕)] 7点(2009-06-06 14:58:38)(良:1票)
382.  恋におちて
ロードショー公開時初見から久しぶりのDVDでの再見。やっぱいいですね~アラフォー世代の切ないプラトニックラブ!!ありきたりな恋物語だからこそ、卓越した演技力を持ったお二人の魅力が光り輝くんですよね。平凡な役者だったら、もう目も当てられない映画になったはず。デ・ニーロが一番信頼している共演者は?という問いに、メリルと答える気持ちも良く解る。お互いがお互いの魅力をさらに引き立てて1+1を10にしてるっていう感じ(←ちと大袈裟)この頃はまだ神妙?だった友人役ダイアン・ウィースト、ハーベイ・カイテルのサポートもグッド。↓の果月さんも述べられてますが、有りそうでなかなかない「非常に品の良いラブストーリー」、この映画の賞賛はこの言葉に尽きると思います。余談ですが、今発売されている文藝春秋の別冊映画特集で「あなたが魅了されたスターは?」というアンケート投票の結果が掲載されてます。それによると、デ・ニーロが男優6位、メリルが女優2位という結果。選者の年代層がイマイチ不明なんですが(笑)80年代初頭から現在まで、このお二人の活躍をずっと見続けてきた年代の人間にはやっぱりこのご両人は外せないのかなと、結果に素直に納得出来ますね。
[DVD(字幕)] 8点(2009-05-31 13:21:08)(良:2票)
383.  マンハッタン・ラプソディ(1996)
♪何故知り合った日から半年過ぎても貴方って手も握らない~♪(松田聖子「赤いスイートピー」)これ観ながら、ついつい懐かしいじれったい歌を思い出してしまいました。ラブストーリーの秀作「追憶」(10点)の夢よいま一度とばかりに、バーブラ自らがメガホンを取った自分の容姿に自信が持てない中年女と、美女を見るとめまいを起こす女運の悪いイケメン中年男ジェフ・ブリッジスとのロマンチックコメディ。まあアレですね、コレも生理的にバーブラが受け付けられないという方以外なら、普通に楽しめる映画だと思います。演技よりむしろこの映画で誉めたいのは、バーブラの破綻のない正統派の演出っぷり。セックスをするのしないのと、下世話なハナシという欠点を除けば、古き良きアメリカ映画の匂いが強く感じられます。初監督作品「愛のイエントル」は未見ですが、評価がやたら高かった「サウスキャロライナ」より、こちらの方が僕は数段面白かった。ローレン・バコールの母親やチョイ役のピアーズ・ブロスナンやら脇役も贅沢。勿論ラストに流れるバーブラの主題歌も◎。
[DVD(字幕)] 7点(2009-05-29 16:22:33)(良:1票)
384.  ジュリア
ナチスもの重厚サスペンスとしても、「女の友情もの」映画としても、これは第一級品の作品だと思います。う~ん・・・、フレッド・ジンネマン監督って、デビュー作「山河遥かなり」からのフィルモグラフィーを観る限り(「地上より永遠に」が特に好き!)ハリウッド商業主義的傾向に背を向けた渋めの題材の作品が多いけれど、殆ど駄作のない名匠ですね。こういう監督ってもう今いなくなったな~。ところでこの映画って、メリル・ストリープのデビュー作なんですね・・・。ジェーン・フォンダの伝記「わが半生」によると、ほんのごく僅かの共演シーンにも関わらず、ジェーンは彼女のたぐいまれな才能を見抜いた由の旨が細かく記されています。60年代から70年代にかけ活躍したジェーンから、80年代以降アメリカ映画界をしょって立つ事になるメリルへの、バトンタッチとしての役割を果たしたターニングポイント映画とも言えるのでは?
[レーザーディスク(字幕)] 8点(2009-05-24 17:07:13)(良:2票)
385.  
かの有名なフェリー二の「道」より、自分は先にこちらの「路」を観ました。あにやんさん同様、映画といえば「キャノンボール」だの「ブッシュマン」だのにうつつを抜かしていた当時、何故田舎では滅多に上映される事のない、いわゆる「第三世界」の映画をわざわざ観に行ったのか、記憶があいまいで定かではないんですが。とにかく「ミツバチのささやき」と同時上映二本立てされていたのを見に行きました。・・・いやはや、ズシンとくる重量感にとにかく押し潰されそうになりましたね。その時分の私自身の知識やら薄っぺらな中身を遥かに超過してしまう重み。「兼高かおる世界の旅」のみの世界観から私を卒業させてくれた映画と言っても良いかも(笑)雪山の彼方に響きわたる不実を働いた妻の「私を置いていかないで!!」という悲痛な叫びが今でも耳から離れません。細かな部分までは正直失念してますが一種ロード・ムーヴィーのバリエーションみたいな内容だったかと思います。映画に衝撃を受けたあと、政治犯として投獄されていた監督がなんと獄中から演出の指示を出していたという記事をその後読み、それにもまた驚愕。多分この頃、「ロードショー」のようなファン雑誌から「キネマ旬報」に徐々にシフトしていった時期。後々トルコ旅行をした時、ああここがあの「路」の舞台かあ・・・と感慨深く・・・。それにしてもレビュー数やっぱり少ないなあ・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-17 11:52:11)
386.  ブラッド・ビーチ/謎の巨大生物!ギャルまるかじり
「血に飢えた白い砂浜」!!!お~、これ登録されてたんだ(笑)って今頃何を。しかも丸6年間新規レビューなし(泣)30年前くらいにフジ土曜9時「ゴールデン洋画劇場」で何度も放映されてましたね~、これ。タイトル含めすっげー懐かしい(笑)夏休みの納涼企画?日本未公開傑作ホラー特集?とか銘打たれて。明後日あたりから学校っていう土曜日の晩に観てなんだか鬱になったトラウマ記憶が。翌週学校に行くと、皆やっぱりコレ観てて砂場で「血に飢えた白い砂浜ごっこ」なんかやりましたよねえ・・・。え、やってなかったすか?(汗)まあ傑作かどうかはさて置いて(笑)全ての騒動が一応解決し平和な砂浜に戻ったラストシーン、ビキニの姉ちゃんのケツの辺りの砂がまたサラサラと崩れていく映像が忘れられないんですよね・・・何故か。いやビキニの姉ちゃんのケツじゃなく、砂が崩れる映像の方がね。次の惨劇を予感させるシーンなんだろうけど。今でも覚えてるっていうのは、よほどガキにとってインパクトがあったんだろうと思います。
[地上波(吹替)] 6点(2009-05-16 11:32:30)
387.  ダイナー(1982)
最近奇跡の復活を果たしたミッキー・ロークが曲者二枚目役者として「のして来た」頃の一作。毎日毎日を「ダイナー」でだべって日常を過ごす、暇でオタクな愛すべき若者たちの物語。大学生の頃見ましたが、私自身が「ファンダンゴ」(10点)を偏愛しているのと同じく、同時代でこれにぶち当たった方々にとってはさぞかし強い思い入れが有りそうな映画だと思いました。柄にもなくこーゆーのに憧れまくった田舎モンの自分。今は無き「ダンキンドーナツ」で真似事をしてみた事もあるけど、日本人じゃサマにならないんですよね、悲しいかな。ただだべるって行為だけなのに画にもならない。「アメグラ」や「スタンド・バイ・ミー」ほどの広範囲な普遍性はなかったけれど、こういう良質な青春映画って80年代にはすごく多かった。それ以上に駄作もあったけど。鑑賞前にその辺の見極めが難しかったなあ・・・。「シティロード」を片手に映画館巡りをしたことを思い出します。最近の子たちはどんな映画にハマるんだろうかとふと考えてみた。う~ん・・・「ハイスクール・ミュージカル」とか・・・。ちょっと違うか(笑)
[映画館(字幕)] 7点(2009-05-15 15:01:32)(良:1票)
388.  彼女が水着にきがえたら
僕の輝ける(?)原田知世ファン歴に一時期ピリオドを打たざるを得なかった悲しい悲しい映画。中坊時代もともとは薬師丸ひろ子の大ファンを公言→「探偵物語」「時かけ」公開日初日あっさり180度心変わり→一年後「愛情物語」ちょっと失望→また半年後「天国にいちばん近い島」かなり失望→さらに一年後「早春物語」似合わない髪型に怒髪天→「黒いドレスの女」未見→「私をスキーに連れてって」愛復活!一旦より戻す→「彼女が水着」超バブリーな展開に唖然呆然、知世ちゃんはもはや遠い遠い彼方の世界の人へ・・・。数年間没交渉。2003年「みんシネ」登録直後「時かけ」再見、愛再燃。現在に至るまで戦線離脱なし。ブレンディ♪のCMがテレビで流れるたんびに変わらぬ愛を実感。←何を一体ほざいてるのか・・・。ところで「ブレンディ」の社長って知世ちゃんのファンなのか?ここ数年来の疑問←だからいい加減「ちゃん」付けやめい。
[映画館(邦画)] 4点(2009-05-11 16:01:53)
389.  スクリーム(1996)
なんだかんだ言いながら、このシリーズって吸引力抜群で、当時シリーズ全部観ちゃいましたね~。殆どホラーなんて免疫のない僕でも、敢えてブームに乗っちゃったみたいな。これ観てた頃と「ビバヒル」にはまってた時期って被るんで、なんかいろんな事が思い出されすっげー懐かしいよお・・・(←遠い目)今となっては映画冒頭の、ドリューの断末魔っぷりがいっちゃんインパクトがあったような。現在に至るまでのドリューの活躍ぶりを観ると、彼女のあの「スクリーム」が、低迷してた女優キャリア復活への「のろし」の雄たけびだったのか?とも思える。とにかくお客さんが楽しんでさえくれれば、犯人なんてもう誰でもいいじゃん?っていう作り手側の、ある意味いい加減な潔さも好き。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-05-09 11:21:47)
390.  パリの恋人 《ネタバレ》 
少数派かもしれませんが、僕は昔からフレッド・アステアの「エレガンス」がイマイチピンと来ないセンスのない野暮な男です。よく映画通の方の対談とかで、アステアとジーン・ケリーの比較においては、大抵アステアに軍配が上がるのに常に疑問符を抱いてます。ジーン・ケリーのダイナミックで体育会系軽業師的ノリのダンスの方が断然すごいし、且つカッコいいと思う!まあそれはそれとして・・・(笑)50年代までのオードリーは、一貫して年齢差のある年上男性との恋物語のヒロインを演じ続けてきた女優。でも僕は「麗しのサブリナ」のボギーとこの映画のアステアにだけは、彼女の相手役として何故か違和感を感じるんです。もちろんアステアのダンサーとしての比類なき実力は認めた上でのハナシ。それ故、当時オードリーの天上の花的美貌最盛期の作品ではあるけれど、これからもあんまり見直したくはない映画。ダンサー&シンガーとしてより、ファッションモデル的魅力全開のオードリーが楽しめますね。
[地上波(吹替)] 5点(2009-05-04 16:36:36)
391.  にごりえ 《ネタバレ》 
「文学的香気」の高い、明治時代の情趣溢れる立派な作品ですね。自分は邦画のオムニバス映画なんて、これまで「バカヤロー!」くらいしか観たことないんですが(笑)そんな映画の名前を出すのも憚れる、原作樋口一葉の短編世界の美事な映像化だと思います。一話はヒロイン(丹阿弥谷津子)が実家を出た後、幼馴染が曳く人力車に乗り不忍池に出るまでの雰囲気描写が素晴らしい。第二話が一番物語性が強い。良くも悪くも「演出」を一番感じさせる挿話です。自分は久我美子のファンなので、盗みがばれやしないかとドキドキしながら観てました。オーラスの第三話は後半から杉村春子が出てきて、画面をぎゅっと締める。実に手堅い。ふーむ、これがこの年のベストワン作品。「東京物語」よりも当時は高く評価されたんですか。当時の観客がどんな趣向の映画を求めていたかよくわかります。(池袋新文芸座「淡島千景特集」にて鑑賞)
[映画館(邦画)] 8点(2009-05-03 11:07:46)(良:1票)
392.  レイチェルの結婚 《ネタバレ》 
もともと目が極端にデカイ事が魅力であるアン・ハサウェイ嬢ですが、この映画ではメイクのせいか、更に輪をかけ目がデカくみえる。まさしく少女漫画のヒロイン並み、安野モヨコの漫画に出てきそうな女の子みたいです。観客をあたかも結婚式&披露パーティに擬似招待してくれたかのような、臨場感溢れる手ぶれドキュメンタリータッチの演出がここでは効果を上げています。ヒロインがコンプレックスを抱き続けている出来の良い姉、レイチェル役の女優さんが、母親役デブラ・ウィンガーの若い頃に面影が似ていて、逆にヒロインは全く似た部分がない。そういうキャスティングもヒロインの葛藤を際立たせるための巧みな計算なのかな~なんて思ったり。トラウマを抱えながらも奔放に生きてきた、彼女に共感できるかどうかが映画の好嫌をわける境目かと思います。明らかに男性よりは女性向きの作品。アンは「ブロークバックマウンテン」では失敗した、単なるカワイコちゃんからのイメチェンにはこれで成功したと思いますね。今後が楽しみ。
[映画館(字幕)] 6点(2009-05-01 19:36:11)(良:1票)
393.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
【映画のラストシーンを汚すのは一体誰なんだ!?】昨日映画館を出た後、どうしても「ある事」が引っ掛って怒りを覚え一晩中殆ど眠れなかった。怒りをぶつけようにもやり場がないので、ここにレビューする事に。多分普段の自分ならば気にも止めない事だったかもしれないが、あいにく昨日の俺は病み上がりで神経がかなり過敏になっていたと思われる。映画そのものは世評通りの秀作でした。イーストウッドは老いても漢の中の漢だと改めて再確認。嬉しかった。ラスト、海岸沿いをグラン・トリノが駆け抜け、そのシーンにメロウな雰囲気の主題歌が被る。相変わらずイーストウッドは曲の選択のセンスも素晴らしい。が、何故か字幕に歌詞が出てこない。ま、いいか、あとで調べればどんな内容の歌詞かわかるし、ここはゆったりと映画の余韻にしばらく浸っていよう・・・。ん・・・?何故か画面の横、おかしな箇所に「字幕担当○田奈津子」っていう字が。え~、おい!!ラストシーンに流れる主題歌は訳さない代わりに、観客が映画の余韻に浸っている時に、ご自分の名前だけは堂々と出すワケ?どんだけアンタ自己顕示欲が強いの?俺結構映画観てるけど、こんな中途半端にご自分の名前出した作品なんか観た事ないっすよ。重要だけれどあくまで裏方のお仕事なんだから、たいてい一番最初かクレジットが全部流れ終わった後、極力目立たない形で慎ましく出すよね。これがベテラン○田女史のご自身の指示によるものなのか、配給会社の判断か良くわからんけど、大切なラストシーンに主題歌のスーパーも流さず、字幕担当者のネームを出すっていうのは絶対間違ってると思うぞ!こんなチマチマした事を言ってたら、映画のイーストウッドに「だからケツの穴の小さいイエロージャップは・・・」って嘲られそうだけどさ。イーストウッドだって、ラストシーンをこんな形で汚される事は容認しないような気がする。最近観た「PS・アイラブユー」でもオリジナルの主題歌が、何故か徳永英明にアレンジされていて、その時もえ?って思ったが、あれはまあたいした出来の作品でもなかったので許せた。でもこれは巷で役者引退かもと囁かれるイーストウッド最後の映画になるかもと言われている。しかも出来も良い。まだ昨日公開されたばかり。汚したラストシーン部分のプリント修正はまだ可能なはず。誰がやったのかわからないが、とにかく配給会社の猛省を求めたい。
[映画館(字幕)] 8点(2009-05-01 13:53:16)(笑:1票) (良:2票)
394.  ミルク(アメリカ映画) 《ネタバレ》 
レイトショーが終わった後、この映画のポスターの前でしばらく立っていた。主役のミルク=ショーン・ペンが真っ直ぐな笑顔でこっちを見ている顔を見てるだけで、なんだか涙が溢れてきて困った。「おい、どうした?元気出せ!」って言われてるみたいで。ああ・・・どうやら最近の俺はかなり精神的に参ってるみたいだ・・・。映画の内容そのものに刺激を受けたというよりも、未だに何も為していないこれからの自分の人生どうすべきか、この作品を観て彼から軽くでは有るがポンと背中を後押しされたような感じ。かつては(今もか?)40歳といえば「不惑」と言われていたが、勿論自分も含め足元さえ覚束無い状態でフラフラしている同年代の人間が、この日本に一体どれだけいる事だろう?この映画の主人公、ハーヴェイ・ミルク氏は1972年当時、齢40歳にして志を立てゲイムーブメントに身を投じ、第一線で8年間活躍して・・・そしてあえなく凶弾に斃れた。志を同じくする数多くの人間を遺して。ストレートとかゲイとかはこの際関係なく、自分がマイノリティだとある程度自覚してる人間の方がこの映画はより共感出来る映画のはず。このテの映画にありがちなきわどいシーンも意外に少なかったのも高ポイント。実際のドキュメンタリー映像を巧く絡めてくる展開も効果的。ただ、一側面であったはずの彼の家族との関係がどういった状況だったのか一切描かれていなかったのが、片手落ちじゃないかとちょっと思ったんですが・・・。他作品のレビューでも書いたけれど僕自身も、どっちかっていうとマイノリティ側の人間。自己をハーヴェイ・ミルクの生き方に投影させたと思われる脚本と、ショーン・ペンのアカデミー賞受賞は納得の出来栄え。彼を囲むジェームズ・フランコ、エミール・ハーシュも「ハイスクール・ミュージカル」のライアン君も含め揃って自然体の好演。同じ40歳前後世代の方に観て頂いて、いろんな感想を伺ってみたいなあ・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2009-04-25 10:27:27)(良:1票)
395.  ガス燈(1944)
この映画、戦後直後の初公開時の批評で「あんな長身ガッシリ堂々とした体型(=バーグマンの事)の女性が怖れおののくのは可笑しい」っていうのがあったようです。それを聞くまで私自身気にも止めなかったんですが、なるほど、確かに言われて見るとこの映画のバーグマンって、同時期の「誰が為に鐘は鳴る」、ヒッチコックの「汚名」「白い恐怖」と比べ格段にガタイが良く見える(笑)おそらく相手役シャルル・ボワイエとの2ショットバランスに格段気を配っていないせいじゃないだろうか?お二人が並ぶとずっとバーグマンのが強靭で怖いもの知らずの女性に見えちゃうんですよ。相手役が長身クーパーやケーリー・グラント、グレゴリー・ペックだと全く気にならないバーグマンの身体的ハンディキャップイコールこの映画の弱い部分じゃないですかねえ・・・?勿論古き良き時代の雰囲気醸成は素晴らしいし、バーグマンならではの繊細細やかな演技は堪能出来るので決してつまらなくはないんですが。女優を美しく撮る事については他の追随を許さなかった、ジョージ・キューカー監督は男優側の身長コンプレックスに関しては意外と無頓着だったのかなあ、と(笑)
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-04-12 10:57:33)
396.  クレイマー、クレイマー
何度か観てるけど、そのたんびに違った感銘を受ける、いつまでも古びない名作のひとつ。実はDVD特典の映画撮影時のメイキング裏話目当てでDVDレンタルしたんですが、結局惹きこまれてしまい久しぶりに本編を全部見直す事に。自分が好きだったシーンは殆どダスティンのアドリブだったとか、すっかり大人になったジャスティン・ヘンリー君の姿に隔世の感を強くしたり・・・とにかくこの特典部分も含め大いに楽しめました。メリル・ストリープは当時の社会情勢の中、下手な女優が演じたら誰にも同情されなかったであろう妻ジョアンナという難役を真摯に演じ、これまた名演。インタビューでの「私の演技で彼女を擁護したかった」っていう発言も納得出来る程の見事な助演ぶり。ガキの頃は何て冷たく身勝手な母親なんだ!って怒り心頭だったのも今は昔・・・か(笑)今は冒頭子供を置いて家を出ざるを得なかった、彼女の言い分も充分理解出来る、いやそれも正しい選択のような気もしてくる。どちらが悪い、どちらが良いとは言いきれない巧みな人物設定。いや~、俺も大人になったもんだと軽く自画自賛などしてみたり。
[DVD(字幕)] 9点(2009-04-12 09:45:30)
397.  バンコック・デンジャラス 《ネタバレ》 
過去にどこかで観た事があるような設定、使い古されたようなストーリー、エキゾチックなバンコックが舞台の既視感満載一匹狼ヒットマンもの。一体ケイジはこの脚本のどこに惹かれ出演を決めたんだろう?クライマックスの延々続く銃撃シーンも、新味なく新鮮味に欠け平凡の一語。流血度指数だけはやたら高い。ラストも予想通り、つうかあの結末にするしかないでしょ。人質がいるのなら、もっとどうにかして有効活用出来そうなモンなのに、悪役ボス側もなんだか頭が悪い。この手の映画は、やっぱり悪役側に魅力なりもっと凄みがなくちゃいかんでしょう。一目で恋に落ちた途端、突如純情な中学生並みのお子ちゃまになってしまうケイジ氏は微笑ましいが、それは無血ヒットマンとしてどうなん???タイの有名観光地、水上マーケットでのクルーズチェイスが珍しいのと、ヒロインが目のあたり、若い頃の香川京子に似た清楚な雰囲気なのが気に入ったのでギリギリこの点数で。
[試写会(字幕)] 5点(2009-04-11 09:53:12)
398.  惑星アドベンチャー/スペース・モンスター襲来!
再見するのに躊躇する映画のひとつ。リメイクの「スペースインベーダー」は未見。ガキの頃テレビの「冬休み子供劇場」で観て、トラウマになった映画。火星人がある小さな村に襲来し人間の肉体に侵食、次々と友達や大人が別人にされてしまうおハナシ。両親までが乗っ取られた少年の恐怖・・・みたいな内容でした。乗っ取られた後の人間の表情がとにかく不気味でしたね。宇宙研究所(?)みたいな場所に移動し火星人を退治する後半は腰砕けだった記憶があるけど、とにかく前半が怖かった。この手の映画にお詳しいなにわ君の採点が低いという事は、実はたいした事ない映画だったのかもしれない(笑)思い出は思い出のままにしておくべきか?この映画、あのスピルバーグが幼い頃影響を受けた映画っていうのは本当なのかな?
[地上波(吹替)] 8点(2009-04-06 13:48:26)
399.  幻影師アイゼンハイム
ノートンはやっぱりハルクみたいなヒーローものを演じるよりも、こういう悩める「謎のイケメン奇術師」的役どころがよっぽどお似合いですね。ただヒロイン役がちょっとなあ・・・少女時代は良かったんだけど、大人になってからが、骨太ガッシリ体躯であんまり貴族の令嬢らしくなかったかなと。取り立ててどうこう言うような作品でもないけれど、当時の雰囲気を巧みに再現した映像も綺麗だし、僕はまあフツーに楽しめました。
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-06 13:27:36)
400.  永遠に美しく・・・
なんとなくコレ、いっつもテレビでやっている映画ってイメージでほんの片手間でしか観た事がなかったんですが、今回初めて全編通しで観ました。なんとなんと、お茶の間には不似合いな位、ブラックなコメディだったんですねえ。冒頭メリルの舞台ミュージカルシーン、ついつい最新作「マンマ・ミーア!」でのハッチャけぶりを思い出し、ついニヤニヤと(笑)この当時でも47歳(!)だったゴールディの若々しさにも驚愕。永遠の容姿を保つには男の援助より不老不死のクスリって事ですか。俺はこのクスリよか「メルモちゃん」が持ってる赤いキャンディー青いキャンディーがセットご奉仕価格で欲しい!!
[DVD(字幕)] 6点(2009-04-04 10:52:19)
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