Menu
 > レビュワー
 > Yuki2Invy さんの口コミ一覧。20ページ目
Yuki2Invyさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1637
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
評価順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182
投稿日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182
変更日付順1234567891011121314151617181920
2122232425262728293031323334353637383940
4142434445464748495051525354555657585960
6162636465666768697071727374757677787980
8182
>> カレンダー表示
>> 通常表示
381.  ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り 《ネタバレ》 
世界初のRPGが原作(のリブート映画)てなコトで、ストーリーの感じは超・古典的+オーソドックスと言いますか、でも実にごく親しみ易いモノでもありましたですね(仲間を集めて⇒アイテムを手に入れ⇒敵を倒して娘を救出する…という)。やや長尺ですが、そのメインストーリーは映画の長さにはごく適合したサイズに手堅くまとめられており、比較的テンポ好くダレずに最後まで面白く観てゆけた(+しっかり冒険してウマ~くグッド・エンドにも辿り着いていた)と思いました。ミシェル・ロドリゲスが主役の一方なのですケド、他にあんまり大物が出てないので(あ、ヒュー・グラントは出てますが彼はラスボスではない小物の方の悪役+でクリス・パイン?…うーん…)正直ど~んな感じかな?⇒もしかしたら準A級かも?とよく分からん儘で観に行ったのです、ケド結果的には全然フツーに超・カネ掛かってる方の大作でして、映像とかアクションとかも相当にハイクオリティな方だったと思います。重ねて、テンポ悪くないとは言え少し長めなのが気になる方も居るかと思いますが、子どもとかファミリーとかでも大いに楽しめる質感だと思いますので、是非是非。  ただ、原作は結構「凝った」世界観を擁する長大なシリーズである様なので、観る前に多少その設定もろもろは入れておいた方が好いかとは思いました(=その辺の説明は作中やや不十分・不親切かと)。特に、ハーパーとかサーイのレッド・ウィザードとかエルミンスター・アウマーだとか、その手の「固有名詞・地名・人名」とかをいきなり言われてもピンと来るワケねーだろ!てな感じは正直在りまして、少なくとも映画の公式サイトくらいは確認してから行った方が好いかも知れませんかね。個別の話だともう一つ、個人的にはあの「魔法破りの兜」をナニに使おうとしてたのか(ナンでソレを使おうとしてたのか)辺りもよく分かってない儘観てゆく羽目になってました(ココは私ナンか観落としたのかな?)。  しかし(コレもごく個人的ながら)絶大な高評価ポイントが一つ在りましてですね…4人パーティの一角のドルイド(エルフ?)のドリックちゃんが、とにかくメッチャクチャ可愛いんすよ!!パッと見誰だか分らなかったのですが、演じるソフィア・リリスちゃんはこないだの『イット』に出てたコでしたすね。いや~、彼女が続投するなら次回作も確実に映画館で観ますよ(てゆーか次回作を必ずお願いしやすよ)。
[映画館(字幕)] 7点(2023-04-01 00:47:17)
382.  カリガリ博士 《ネタバレ》 
話の内容や演出の意図が隅々まで分かり易い・伝わり易いというサイレントではない…とも思いますが、ソレでも一点、サイレントならではの「演技の質」とゆーのには、また大いなる見ドコロが在るという作品かと思いました。やはり、音・台詞に頼らないという意味ではある面で非常に「高度な」とゆーか、少なくとも現代のソレとはかなり「異質な」という意味での面白さ・興味深さとゆーのが(サイレント映画の演技には)存在していると思うのですが、今作は、まず状況設定からして異常なコトもあり、かなり独特・独創的なソレを観るコトが出来たという実感はごく強力でした。やっぱり、兎に角はチェザーレ、でカリガリ博士、そしてラストにかけてはフランシスとジェーン…この彼らの「狂気」の表現は、間違い無く実に高度で普遍的な演技の仕事だったと思います(+そしてまた高度に異質で「ココでしか観れない」という感じも在り)。コレまでも、またコレからもずっと、永く観て損は無い作品として在り続けるのではないか…と思いますね。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-03-03 20:44:24)(良:1票)
383.  ニトラム/NITRAM 《ネタバレ》 
今作の主人公は典型的な「自己中心的」無差別大量殺人犯であり(少なくとも、その根本的な動機が彼以外には理解できない・できなかった、という意味では)、実際の作中での描かれ方としても彼に対して冒頭から容易に感情移入してゆける…という作品には全く為って居ないのですね。ただ、また決してその大元の原因が彼の人間性のみに在った…という描かれ方に為って居ないのも事実であって、その部分の描写の質感はむしろ非常に淡々としたモノ、かつまま高度に不明瞭でもある点では、分かり易い「想像」の結論を用意しているとゆーよりは鑑賞者個々の捉え方に任せていると言いますか、ある意味では(不親切なよーで)逆に誠実な映画かな、とも思いました(クライム・サスペンスながらヴァイオレンス・シーンにほぼ頼っていないコトも含め)。尤も、鑑賞後に事件の情報を少し漁ったトコロでも、本作で描かれたコトが全て事実に基づくのかはやや判断付きかねる部分がありましたし、オーラスのインタータイトルには(若干唐突に)銃規制に対するメッセージを含ませていたり、と製作者側の「意図」が完全に抜かれていた(=完全に客観的な映画だった)という作品には必ずしも思えない部分もありましたかね。  しかし、そーはあっても全編を貫く一種の「やるせなさ」に関しては、好きか嫌いかは別として(+ソレが必ずしも「共感」には為り切らなかったコトもまた確かだとして)映画が励起し得る人間の感覚・感情としてはかなり高度だったかな、とも思います。その意味では決して観て損は無かった…と思えましたし、またソレは確実に俳優陣の演技の質の高さに依るモノだとも思われました。個人的にまず印象が強かったのが母親役のジュディ・デイヴィスでしょーか。息子に対して実にアンビヴァレントな感情を抱いて(そしてソレを押し殺して)居る様子からは、率直に実に非常な見応えを感じられました。そして主役のケイレブ・ランドリー・ジョーンズについては、こちらも全編において実に相反する人間性(=無邪気さと、そして底知れぬ悪意とゆーか)を併せ持つ犯人を見事に演じ抜いている、と思ったのですが、コッチはオーラスのシーンがまた非常に印象的でしたね(何故彼は凶行に及ぶ直前に、あんな哀しい目をして店員に「ありがとう」と言ったのか)。演技面の出来としても(意外なマデに)観て損は無かったと思えましたですね。
[DVD(字幕)] 7点(2023-03-02 19:02:26)
384.  戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 最終章<OV> 《ネタバレ》 
三部作ラストは、ミもフタも無く言うとモ~完全にコメディ!なのですよね。。。ただ、ソレでも私は重ね重ね「好く撮り切った!」と嬉しくも思いましたよ。そして今作でもまた、久保山智夏さんが思い切りハッチャケるシーンはとても好ましく観れましたし、宇野祥平さんは再び雰囲気十二分な演技で実に存在感ありましたし、何より監督だっても~メチャ頑張って演技してて⇒終いにゃちょっと上手くなってきてるのも確実に感動モンでありましたですよ。やっぱ最終の結論、低予算でもやれば(ココまで)出来るのよ!と実に爽やかに観終われました。若きホラー監督さん達よ、大志を抱け(⇒更に1点足しておきます)。
[DVD(邦画)] 7点(2023-01-23 19:06:08)(良:1票)
385.  ウィッチ 《ネタバレ》 
再見なのですが、初見時はあまり好い印象ではなかった記憶があり…で実際今回の2回目も、ごくラス前までは疑問の方が大きかったのですよね。正直、前半はあまりホラー色が強い方の作品ではない様に見えてまして(少なくともソレが明確・明瞭ではない)どちらかとゆーとヒューマン・サスペンスの方…とゆーか隔離されたストレス状況における人間の狂気、みたいなモノがメインディッシュぽく感じられて、でもまずはソコの出来自体は中々かな~ともやっぱ思うのですよね(ソレ自体は初見でも再見でも変わらず)。しかし後半はまた、まず超常の存在の介在がほぼほぼ確実になってゆく一方で、でも翻ってホラー的な展開運び自体はやや不可解系の方に倒れてゆくとゆーか(特にその「敵」がナニをしたくてどーいう攻撃を仕掛けているのかが明確でないから)要するにごく生々しく・実際的に始めたお話が突然フワフワ終わってゆくな…という感じが強くて、結果どーにも(前半と後半が)ミスマッチに思えていたのですよね(⇒重ねて、ラスト10分まで)。  でも今回観直したら、ソコら辺ってオチで全部明快になってるジャン!とフツーに思い直しました(アレ?初見時は観誤ったかな?)。結論、個人的には文句無しに良作以上かと思いました。『ライトハウス』も楽しみです。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-01-21 23:12:00)
386.  真夜中の処刑ゲーム 《ネタバレ》 
アクション・スリラーと言うべき作品かと思うのですが、全編通してもごく非常にホラー的なつくりを擁しておるのですよ。ところが、その敵チームとゆーのがとにかく極め付きのド外道+そいつらから逃げてやっとこさアパートに駆け込んだと思ったらトンデモない重武装で再び攻め込んで来るので、ソレがシンプルにとてつもなく恐ろしく+おぞましくて率直に恐怖なのですよね(コレは確実に観てる方も冷や汗ダラダラものだ、と)。そして中盤の手に汗握る攻防とソコからの『ホーム・アローン』的な中オチまでは、ま~確かに極めて高度な「お値段以上」感を持って爽快・痛快に観てゆくコトが出来たと言えます(ちょっと驚きました)。  多少残念な点があるとしたら、その秀逸な中オチでいったん流れが切れて、そっからジワジワとまたごくホラー的に怖がらせる重い流れをリスタートしてるのです…がちょっとココが盛り上り切らずに最後まで行っちゃったかな…と。結局、その時点で敵は(実質)ボス一人になっちゃってて、でそのボスってのがイマイチ「超・強キャラ」という感じでもなかったモンで…というコトかな、と思います(結構隙とかもあって)。とは言え、その後の大オチ(+α)にもシンプルながらキレ味ありましたし、重ねて確実に「お値段以上」に面白い掘り出し物の佳作かと。お暇なら是非。
[DVD(字幕)] 7点(2023-01-12 23:39:04)
387.  月世界旅行 《ネタバレ》 
現時点、14分の着色版とゆーのがアマプラで鑑賞できるのですね。公開当初から存在した着色版のプリントを修復して2011年に公開されたバージョン、かと思われます(音楽もその際に新たに作曲されたものとのことで)。全体として演劇チックかつ喜劇チックで、所ドコロはややシュール…という感じですが、十二分に現代でも通じる(普遍的な)内容・クオリティかと思いました。事前の予想よりもだいぶ面白かったですね。一見の価値はあると思います。
[インターネット(字幕)] 7点(2023-01-06 12:55:35)
388.  そばかす 《ネタバレ》 
テーマは「アセクシャル」とゆーコトで、日本語だと「無性愛」って言葉になるんだとか。小耳に挟んだコトはあったものの用語としての細かい意味なんかは定かには知らなかったのですが、作中でも何度か明言される様に性的関心や性的欲求がどちらも無い(か、非常に薄い)という人のコトを指す言葉のよーです。また、コレもなんとなーく(個人的に)そう思っていて後で調べたらやはり大体そんな感じ…というコトだったのですケド、いわゆる男性よりは女性の方が多少該当する方は多い…という様なコトでもあるらしいですね(私も、女性はともかく男性でこーいう方ってのは、正直あまりイメージ自体が湧かない…という感じではあります)。  物語としては、この言葉に当てはまる主人公の様子を比較的穏やかに描写してゆくと同時に、最終的にはごくポジティブかつシンプルに彼女が一種の「解放」に辿り着く迄を描くという作品でした。描写の諸々も比較的ポジティブとゆーか多少はコメディ的な雰囲気も纏って進んでゆくので結構観易い映画かとも思います(所ドコロにちょっとワリと「気まずい」シーンはありますケドも)。思ったよりはノンビリと楽しく、しかしある面ではやはり非常に興味深く・(大袈裟に言えば)意義深く観るコトも出来たと思いますし、総合的にはまま良作だったかな、と。加えて、三浦透子さんは超・ハマり役でモ~出色の出来だったですね(彼女のファンの方も是非)。
[映画館(邦画)] 7点(2023-01-04 23:12:12)(良:1票)
389.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 
言い尽くされたコトではあるでしょーが、シナリオ的には後発の『ローマの休日』+『卒業』といった感じで、特にラストが(『卒業』宜しく)ごく清々しいのを含めても、個人的には『ローマの休日』にすらもシナリオ的には全く劣らない…と思ったのですね。また非常にテンポの好いコメディでもあって、今だに「観ていてかったるくなる…」という類のクラシックでもないかと思います。ソレである種ココまで来たってーと、今後モ~永遠に良作ラブコメの範疇を外れるというコトも無い映画か、とも思いますね。やはり地味に凄い映画だな、と。  『ローマの休日』は個人的には9点なのですが、今作がソコからマイナス2点の理由は、非常にシンプルに主役の2人の個人的な好みに依るモノですね。コルベールはキャラはともかくルックスの面では(少なくとも私としては)ヘプバーンには遠く及ばないと感じたのですし、ゲーブルは(コレも個人的には)少し口数が多すぎる・喧しすぎると思いました。2点まで引くかは(大いに)迷ったトコロですが、いったんこの評点で。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-12-31 23:23:18)
390.  シオリノインム 《ネタバレ》 
一応、キングレコードの自社レーベルで「エロティカクイーン」という成人映画のシリーズがあって、コレもその一作…てコトなのですね。ゆーて私も観たのはコレが3作目、位な感じなのですケド、現行のOP映画なんかに比べるとドレもいくぶん一般映画寄りとゆーか、話が比較的しっかりしてる・尺も一般映画くらい(⇒今作は実はそーでもない)・で主演がAV女優じゃない、とかって感じではあるのですね。今作とて、まずは監督がしっかりホラー畑の人なのですし、実際にホラー映画の特集企画で上映されてるコトからも分かる様にエロ映画とゆーよりは完全なる(エロ入りの)ホラーという作品ではありますね⇒題材が題材なので結構最初から最後までエロっぽかったりするのではありますケドも。  で、まずはそのホラーとしての感じからして結構良好だな…と思えてました。当然、低予算映画の範疇には在るリーズナブルな質感だとは思うのですケド、ドエロくもまた生々しい恐怖シーンの出来なんかもまずまず冴えてたと思いましたし、その他随所に挿入される工夫された美的な映像表現の数々(+ソレが醸し出す何とも言えない淫靡で陰鬱な雰囲気)とかだって確実にお値段以上なヤツだな、と眺めてましたね。またこの話ってのは要は主人公の女性が(見た目地味なのに)とにかく「性欲が強い」って方で、なんですケドそれ故にトラウマを抱えてしまいソレを抑え込もうとする、が……というヤツだと思うのですよね。で、そのお話の流れも(主演の松川千紘さんの個性+実際の役づくり・演技も含めて)まま無理も無く緻密につくり込めていたと思いますし、何よりこの「エロい必然性の在るエロ映画」にチャンとなってる、という点でもだいぶん好感が持てました(実は今年、ロマンポルノと最近のピンク映画を年中観まくってたのですが、そんな私もまた実のトコロ「エロい必然性の無いエロ映画」とゆーのがとにかく大嫌い…だったりするのですよね)。結論、諸々と意外なマデに完成度が高かったかな、と(⇒率直に結構な掘り出し物だな、と)。  もう一点、またコレでエロシーンの出来自体もワリと全然悪くない…てのが好かったと思うのですよね。松川千紘さんは(前述どおり主役のキャラにごく適合した)地味なルックスをつくり込んでいながら、エロシーンは終始ノリノリ+また結構な巨乳でもあって、序盤に夢の中で実にねちっこく胸を責められてゆく(で次第に躰が反応してゆく)シーンなんかはモ~結構タマランかったすよね(⇒んでハッと目を覚ましたら寝汗ジットリ…てのがま~た絶妙に艶やかでして)。そして何よりオーラスの濡れ場が(女のみならず男の方も)メチャクチャに気合入ってましたですね(結構長尺の本番+でその最中もディープキス塗れ)。もう一つの結論、ピンク映画としてもシンプルに相当質は高いかな、と。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-12-24 16:13:41)
391.  ブラックアダム 《ネタバレ》 
事前にアンチヒーローだと刷り込まれては居たモノの、結論的にはロック様はフツーにイイ方のヤツだったのでして、そーすると(途中から)たぶんこんな感じになんのかな~と思ってたとおりに(最終的には)成って終わってゆくのですね。ただ、結局そーいうごくシンプルでオーソドックスな筋のワリには途中の展開は結構ゴチャゴチャしてたな…という印象もありまして、ソコは個人的にはあまり効果的ではなかったかな…とも思いましたかね。カーンダックとやらがどーいう国・地域なのかも(説明が雑なので)最後までよー分かりませんでしたし、ソコの住民達が5000年も昔のお話を未だに引き摺って暮らしてる…とかだって正直イマイチ入って来ませんでしたし。  でも、本作もまた(今やモ~当たり前な)ヒーロー集結ものでその点のゴージャス感や彩りの好さはコレもフツーに楽しめるモノでしたし、その上で主役のロック様をはじめ個々の役者の仕事・キャラの魅力も十二分なクオリティだったかと思います。ロック様の力感とか「強さの説得力」とかはやっぱ現時点唯一無二だとも(改めて)思いましたし、ブロスナンの品格も好かったかと。あと、サイクロン役のクインテッサ・スウィンデルちゃんも可愛かったですよね(私は実は、ずっとテッサ・トンプソンかな?⇒にしちゃ若いな…と思って観てましたケド)。アクションも手堅く迫力がありましたし、このジャンルとしてもまた手堅い良品かなと(悪い作品ではないと思いますね)。
[映画館(字幕)] 7点(2022-12-11 12:01:56)
392.  ハイテンション 《ネタバレ》 
大昔に観た時はやはり然程好い印象ではなく、理由は重ね重ねシンプルに、私はこーいう「今までのは実は全部幻覚だったのです!」系の映画がとにかく不得手…ってコトなのですね。でも、久方振りに今回観直してまずは感じたのは、この映画はその部分の「トリック」に関しては最早全く「整合性」を考慮してはいない、というコトであって、だから確かに本作を理の通った映画として(=整合性を高度に求めて)観てゆく、とゆーのはあまり好ましくない鑑賞方法かな~と第一には思い直したのですよね。  その上で、純粋にその「不条理」のもたらすモノも含めての「恐怖」を求めて今作を観てゆくならば、やはりコレもごくシンプルに実に優れた「ホラー」だな、とも思いますよね。繰り広げられる陰惨な血ミドロのキレ味といい、全編を貫く極上の緊迫感といい、ソレでいての緩急とゆーか、ジットリとイヤ~な怖さと逃げ出したくなる様なパワフルな怖さに終始サンドイッチされてゆく加減とゆーのが今回モ~堪らなく心地好かった!のですよね。加えて、実はその肝心のマリーのキャラクター的な部分の話の流れ・個々の描写の意味的な繋がりとゆーのは、コッチはワリと好く整っていてその面でも完成度の高さとゆーのまで感じられました(もちろん、その「オチ」の不合理を私の様な理論で「飲み込める」コトが大前提ではあると思いますが)。主演女優とフィリップ・ナオンの演技の高さも含めて、個人的には良作以上に思える作品でしたね。是非。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-12-08 19:59:00)(良:1票)
393.  シラノ 《ネタバレ》 
同原作の映画を巡っていて「オペラでも観てみたいな…」と思ってたトコロ、近々でミュージカル映画になってたのでイザ!と飛びつきました(いちおうオペラにもなってるらしいですが)。更に、既に舞台版ミュージカルになっていたヤツを映画化した…てコトらしくて、主役の2人はその舞台版から引き続き、かつ音楽担当がバンド「ザ・ナショナル」のメンバーだってのもまた引き続き…てコトらしいです。その一番肝心な主演がピーター・ディンクレイジ…とゆーコトで、シラノのコンプレックスが「デカ鼻⇒低身長」になってるとゆーのが最大のポイントではありますかね。ココ、全然悪くないコトだとは思うのですが、一つ考えてしまったのが、シラノの場合のデカ鼻とゆーのは(そんなレベルのは)たぶん実在し得ない…という意味ではごく「抽象的」な属性だった…と言えるかとも思うのですが、ソレをディンクレイジにフツーに演らせる…てのはより現実に則した描き方だとも思えて(なにしろ実在するのですから)ともすれば方面によっては批判もあったりなんかしなかったのかな…なんて。ただ、最後まで観ると(だからこそとゆーか)肝心なシラノの「勝利」とゆーのも、またより現実に強力に繋がってくるモノ・真に迫ったモノとして感じられた…ので、その面はたぶん効果的だった・成功だったと言っても好いかな、とも思いました。  でお話の中身としては、かなり素直に原作準拠、加えて映像は現代的なレベルにチャンと引き上げられているので、今作もまた当然の如くに全然面白く観切れましたですね。ただ一点、コレは完全に個人的趣向の範疇ではありますが、音楽に関しては私自身はちょっとしっくり来なかった…と言いますか。前述どおり音楽担当がロック・バンドの面々で、だから楽曲も全然フツーに現代的でポップなヤツで揃ってるのですよ。マジで、洋画の現代劇の(ちょっとシャレオツな)ドラマ作品でいつでも流れてるよーなヤツがこの歴史もののミュージカルでも流れてくる…てのにどーにも違和感が拭えなかったのでありますね。でも、ディンクレイジもヘイリー・ベネットも実際に歌も歌ってるのですがそのクオリティ自体は正直思った以上ではありました(特にベネットは全然フツーに巧いな~と思って聴いてました⇒見映えの方も超・フワフワな雰囲気でとても魅力的でしたし)。重ねて、面白い映画だったとは自信を持って言えます。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-11-22 12:47:06)
394.  恋は雨上がりのように 《ネタバレ》 
走るのがとにかく嫌いなのですが(=同じコトなら歩けば好いジャン!と)今作ではこの「走る」とゆーの自体が実に爽やか!とゆーか、ナンとも気持ち好さそうでしたですね。全体的にもとにかくひたすらに爽やか!とゆーか、誠に清々しい映画でした。多少、お話はシンプルで軽めかとも思いましたが(そもそも本来は続きのある物語なのでしょうし)イチ映画としてはむしろ良好な纏まりでしたし、巧く終わったとも思います。フツーに面白かった・楽しめたという感じですね。  まあでも、言い尽くされているコトだとは思いますが、本作もまたそのクオリティの(少なく見積もって)半分は小松菜奈の魅力が占めている、と言って好いでしょう。ビジュアル的にも本人のキャラ的にも正にドンピシャな役だったかな…と思いますが、コレもまたやはりそのビジュアルの爽やかさと来たら!個人的に、今作の彼女を超える前髪ぱっつんポニテは今後50年現れないと思ってます(眼福でした)。
[インターネット(邦画)] 7点(2022-11-19 15:52:16)
395.  未来惑星ザルドス 《ネタバレ》 
展開運び自体はやや難解とゆーか、結構駆け足で説明も不足ぎみ…ではありますかね。ただ、内容自体は(今や)嘗て結構よく見たな~て方のSF的なお話で、んで全体的にもその設定・話の中身の詳細自体はまずまずつくり込まれてたと言えるのではないでしょーか。かつ、かなり低予算で撮った…とゆーのも含めれば、逆に好くココまで撮り切ったな…と思ったのが正直なトコロでして。個人的には事前の予想以上(+最初の10分を観終わった時点の感覚以上)に最後まで観たらだいぶ楽しめたという感じっすね。悪くなかったです。  ただ一点、例えばその漫画版『ナウシカ』とかにも通じる様な「滅びを希う人類」だとか「ある極致に到達した『知』」だとかいった概念に関してはある種、やっぱ20世紀のSFだな~と思ったのも確かでして。結局ソコから半世紀経った現時点、技術的な進歩は確かに在ったけれども人類の在り方としての進歩なんてのは殆ど無かったのではねーかな…てのが(個人的には)強力な実感として在るのですよね。ソコを踏まえると、今作に描かれる類の「心配事」なんてのは、正に「絵空事」にしか思えない…とゆーのがまた正直なトコロでして。ソコはまた×2、ある種我々がいま真に憂うべきコトなのかもなあ…とも思ったりなんかして(ちょっと暗~い気持ちで観終わってしまいましたよね)。
[DVD(字幕)] 7点(2022-11-06 18:00:14)(良:1票)
396.  (500)日のサマー 《ネタバレ》 
ちょっと変わった(小洒落た)タイトルから、もっと気取った(多少分かり難い・共感し難い)お話を想像していたのですケド、思ったより全然分かり易い・入って来易いヤツではあったのですね。しかし、肝心のサマーその人の思考回路てのはどーにも全く理解し難い。でもソレが逆に好いんじゃねーの?とも思いますケドね。恋愛ってやっぱり「理屈じゃない」と思うのでして、ソレこそ皆が理論的で合理的な判断の下に恋愛し出したりなんかしたら(=恋愛要素を厳密にポイント化してランク付けとかし出したりしたら)下手すりゃこの世は破滅ですぜ!と。「壮大な宇宙の意味は、日常レベルでは判断できない」私が今作でいちばん共感できたトコロ(台詞)ですね。結局、理解できない・判断できない=先が読めないコトこそが、人生でも最も愛おしいコトの一つなのではねーかな、と(殊に恋愛に関しては)。  最後に、私の好きな都々逸を一つ。 「あの人の どこが好いの と尋ねる人に どこが悪い と問い返す」 ※この句の恋愛主体自体は、本作とは異なって女性…かとは思いますケド
[DVD(字幕)] 7点(2022-10-26 10:24:21)
397.  リオの男 《ネタバレ》 
『ドクター・ノオ』が1962年の作品で今作とは同年代、かつベルモンドもコネリーも同世代で30前半、というコトでやはり諸々と根本的な質感や内容は似通ってるな~とも思いますが、アッチがより軍事的+近未来的なお話だったのに対してコッチはかなり冒険活劇的+レトロなロマンのお話で、そしてだいぶコメディ寄り…だとは思いますかね。フランス映画だから…というワケでもないのですが、後から調べると(Wikiにも書いてありましたが)コレもやはり同地産の『タンタンの冒険』は大いに参考にされている…というコトの様ですね(特に古代文明の像が云々…とか、靴磨きの少年が云々…とかはそんな感じだったかな~と思いますよね)。  ベルモンドもまだ若々しく、その分とゆーか(後年の作品に比しても)だいぶ無鉄砲でより「脳筋」なキャラだとは感じられました、がまたその分(件のスタント無しの)アクションとゆーのは傍目から観てもかなり危険そーなのばっかりで凄かったですよね(いま観ても)。自動車・バイク・船・飛行機・おまけに水上スキーまでも…なんて乗り物が多彩なのも好かったと思います。あとそもそも、南米の空気感(+音楽の感じ)なんかもベルモンドの個性にはごく適合してたかな…なんて思ったりも。  もう一点、そのベルモンドの相方たるヒロインてのがま~た実に素晴らしい!フランソワーズ・ドルレアックはそもそも出演作自体が希少なのですし、若さ・美しさ・そして少しおバカなキャラクター含めてとても好かったですね。確実に私はウルスラ・アンドレスよりも好みですし、作品全体としても今作の方が『ドクター・ノオ』より全然好きですね。良作。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-10-16 21:59:46)
398.  プロジェクトV(バイオント) 史上最悪のダム災害 《ネタバレ》 
この映画のコトを知るまでは元ネタの事故(歴史的な大惨事)とゆーのも恥ずかしながら知らなかったのですが、確かに色々と耐え難い事件ではありますよね。オーラスではソレをまずまず見事な映像でしっかりと表現してくれてますので、尚更にその悲惨さをヴィヴィッドに実感できると思います(観ていてだいぶ辛くなってしまいました)。その部分には、娯楽・趣味としての映画とは違うもう一つの大きな価値がある作品だとまずは思いますよね。皆様も是非。  集団心理における種々の「錯覚」に近いモノの産物…というコトかとも思いますが、別にこーいう人命に係る事象のみならず、シンプルに自分の仕事に落とし込める様な教訓も多々得られた、という気もします。「誰がソレで好い…て言ったんだ!」なんて私の仕事環境ですらモ~耳タコなお話なのですし、やっぱ「根拠は何か」⇒「ひたすら(客観的な)数字こそ頼りになる」とかってのも再認識しましたよね。もっとも、取り扱うデータの解釈…という意味では、コレもやはりとにかく「先入観」こそが最大の敵…だとは思いますね。なんらかバイアスがかかった状況では、例えデータ自体が客観的でも如何ようにも「(半ば故意の)取り間違え」は発生しうるワケで、だからそーいう人には(基本的には)正しい判断なぞ期待できないのだとも思うのですよ。まあ、この場合はソレでも結果フェイルセーフに倒れていれば好かった…という問題なのかも知れませんケドね。
[DVD(字幕)] 7点(2022-10-15 09:43:31)(良:1票)
399.  マイ・ブロークン・マリコ 《ネタバレ》 
本質的なお話の内容自体はごくシンプルなモノではあるし、終わり方含めても今まで全く見たコト無かった…というヤツではないかと思う。他方、映画としての展開運びはまずまず巧みであり、ほっこりしたり笑えたり、或いは心を締め付けられる様なシーン・かなりキレ好く緊迫するシーンも色々と含まれていてソコはバランスが好かったな…とも。ただ、一番の見ドコロはやはり登場人物のそこそこユニークなキャラクターであって、だから結局永野芽郁チャンそのものが今作の最大の勘所だ、とも思ったりするのですよね(基本出ずっぱりで、かつ単独行動するシーンも結構多いので)。  その意味では、芽郁チャンに関してはまずはとにかくこの役にはドハマりしてたな…とはまた思うのですね。年の頃合いもドンピシャだし、少しやさぐれてるケド基本的にはしっかり者で、ただ所ドコロ多少乱暴でバカっぽい…ケドやっぱ根はしっかりしてる…みたいなキャラの表現としてかなり巧妙・精密に仕上げてたかな、と(私が今まで観た彼女の演技の中では確実にピカイチというモノでしたね)。一点、やや珍しくも思える一人旅でのロード・ムービーというコトで、特にその最中は説明的な台詞や自分の心の声をド直球に「独り言ちる」シーンがワリとふんだんに含まれてくるのですよね。重ねて、最初からそーいうキャラとして役自体が構築されてるモノではあるのですし、ラスト付近の肝心なシーンの演出にもその設定+流れを活用できていたり…と決して悪いコトばかりではなかったとは思うのですケドも、全体として観た時にちょっと「直接的すぎるかな…(少しダサいかな…)」というシーンも無くはなかったので、個人的にはココは功罪両面あったかな~と仄かには思いましたです(=可能ならば、本人に言わせずに語れないモンかな、と)。  ただし重ね重ね、シンプルなダケにごく共感し易い(=誰しも感動できるだろう)物語だったと思いますし、(コレも重ねて)だからこそ重要となるキャラクターの魅力も十二分に引き出されてはいたかな、と。相方の奈緒チャンも(芽郁チャンよりちょっと更にややこしい役柄にも)同じ位にハマってたと思いますし、もう一人、窪田正孝の役柄も非常に魅力的に見えました(彼に関してはモ~流石…という感じですかね)。
[映画館(邦画)] 7点(2022-10-08 18:50:06)
400.  血のバケツ 《ネタバレ》 
今回、DVDを調達しての(久方振りの)再見なのですが、画質は正直それでもチョ~荒かったすね。ただ、ソッチの方がむしろ好かったのではないか…とも(確実に)思うのです。低予算らしく諸々の大道具・小物の質のつくり込みは流石に高度ではなくて、むしろ(監督一流に)不要なモノ・不必要なクオリティは極限まで削ぎ落されている…という風情の中、やはりモノクロの低画質だと粗さ雑さは大いにボヤかされますケド一方で肝心の彫刻の悍ましさは大いに残ってるので結論、いま観ても巧いコトそこら辺はかな~りグロく見える…てなモンでして。  ただ、そのグロさってのは(質的&技術的にも)やはり今なおシンプルに相当なキレ味の代物だとやはり思いますよね。有名なシーンですが「首なし死体が発見!」からの頭の彫刻ドーン!はやっぱ吐き気がするホド気色悪かったです。オーラス付近で主人公が急速に人間を辞めていく感じも、ココは展開もスピーディで尚更キレも素晴らしいし、そーなってゆくコトにまずまず説得力も在って結果かなり盛り上がったと思います。その意味でもやはり、とにかく無駄(ないし無駄になる可能性があるモノ+そーいったモノ諸々への「未練」)が全く無いのが色々と非常に効いている作品だと思いますね。甘めですがこの評価で。
[DVD(字幕)] 7点(2022-10-03 21:42:03)
040.24%
1120.73%
2191.16%
3905.50%
420412.46%
528617.47%
638023.21%
732820.04%
823714.48%
9704.28%
1070.43%

全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS