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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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501.  サーカスの世界 《ネタバレ》 
サーカスの実演や船の転覆・火事といったスペクタクルな場面はまあいいのですが、肝心のお話の方がスカスカ。親子ものとしても見られるところは少ないです。誰がトニの部屋に新聞記事を残したのかもうやむやだし、火事もそれと関係して実は放火かと思っていたらフォローがない。めでたしめでたしで終わっていいの?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-15 16:05:21)
502.  Dr.パルナサスの鏡 《ネタバレ》 
なかなかよかったですが、こういう映画はスクリーンで見ないと面白さ半減(以下?)でしょうね。元ネタが『ファウスト』だと知らない場合も、ちょっと辛いかも(と言いつつ、私も読んだことはない)。あと、NHKでの放送時間が120分だったのが気になりますが……。 お話としては、ニックがトニーの死を望む理由がよくわからないのですが、ヴァレンティナがいなくなってゲームが続けられなくなるからでしょうか。このあたり、悪魔の価値観がわかりません。出演者はそれぞれ好演でしたし、映像的にも堪能できました。代役の3人も、あまり不自然さを感じさせずよかったと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-14 11:14:04)
503.  刑事コロンボ/もう一つの鍵<TVM> 《ネタバレ》 
『刑事コロンボ』では犯人が女性の場合ドラマ中心になるという特徴があります。本作もそのパターンですが、どうもドラマの要素が弱い。これは時間が短いということもあるのでしょうが、豹変したあと経営者としても女性としてもダメということで、魅力がありません。倒叙ものでは犯人の占める部分が大きいですし、そのドラマを描くとなるとなおさら。しかし肝心のご当人に魅力が感じられないのでは、どうしようもありません。 ミステリーとしては、新聞と鞄とか靴底の芝生とか、コロンボの目の付けどころは面白いのですが、いかんせん最後の決め手が簡単すぎ。これもドラマ中心のしわ寄せかもしれませんが、結局ミステリーとしても魅力に欠ける話になってしまいました。ベスが最後コロンボに銃を向けるというのも意味がなく蛇足。ここまで徹底してダメ犯人というのは、かえって潔いかもしれませんが。
[DVD(字幕)] 4点(2013-07-13 22:53:47)
504.  喜劇 女は度胸 《ネタバレ》 
ちょっとした誤解からドタバタ騒動が巻き起こるコメディですが、その根底に学の性格の弱さがあります。草食系男子って、別に近年のことではないですね。彼の場合、特に気が弱すぎかと思いますが。秋山家の大喧嘩はかなりうるさく、私はドラマの『寺内貫太郎一』を思い出しました。これがちょっとしつこい気もしました。しかし、こうして遠慮なく本音をぶつけ合えるというのも、家庭内平和の方法かもしれません。昨今では本音を隠し続けてブスリ、なんていう話が多いように思います。ラストカットは、家族という離れたくても離れられない絆を象徴しているようで、秀逸でした。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-12 20:46:17)
505.  喜劇 にっぽんのお婆あちゃん 《ネタバレ》 
いやー、これまたすごい。出演者の面々を見ているだけで、圧倒されそうです。その中でも、主役の蝶々さん北林さんが抜群。特に十朱幸代以下の店員さんとの交流がいいエピソードでした。話が進むにつれて「悲喜劇」になってゆき、社会性が深まっていきますが、その進展ぐあいも自然でよかったと思います。ただ、サトさんが帰宅してからの描写がストレートすぎて、あのあたりももう少しユーモアを感じさせたらよかったと思いますが……。 今となっては、この映画に出てくるような養老院すら幸せとは限らないというところがありますが、そのあたりは本作でも、インタビューされてブスッとしているくみさんや、最後に腕組みして考え込んでいる渡辺文雄の画で表されていると思います。そう考えると、なかなか「昔の映画」とばかり言っていられないでしょう。かなり深いところがあると思います。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-07-11 17:51:32)
506.  好人好日 《ネタバレ》 
ちょっとした知り合いに大学で数学を教えている人が2人います。共通しているのは、よく言えばマイペース、悪く言えば視野狭窄で他人に気を遣わない。本作の尾関先生は、マイペースでちょっと変わっていますが、ちゃんと家族のことを考えているのがよいです。しかしストレートに愛情を示すのはちょっと照れくさい、ということもあるのでしょう。家族間の情愛が素敵でほほ笑ましい。前半は娘の結婚問題、後半は文化勲章をめぐるドタバタが中心ですが、とくに後半は風刺も利いていい感じ。単純なほのぼので終わっていないのもポイントが高いです。これまた隠れた逸品でした。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-07-10 09:49:30)
507.  アンコール!! 《ネタバレ》 
いい映画でした。前半は夫と妻、後半は父と子というぐあいに、家族の絆を描いた物語。それをつなぐものが音楽であり、両者が巧みにリンクしているのがよかったです。イギリスの高齢者合唱団が舞台なのですが、ロックを主に歌っているのが面白い。ラップを混ぜたり、男声の衣装が革ジャンにサングラスだったりというミスマッチがいいです。日本でこういう合唱団が歌うとなると、童謡・唱歌と相場が決まっていますからね。しかしそのうち、ビートルズやローリング・ストーンズや永ちゃんをうたうシルバーコーラスが出てくるかもしれません。 かなりよかったのですが、終盤の展開があまりにもパターン通りだったのでちょっとマイナス。しかしそれでも、高く評価したいです。原題は泣かせるいいタイトルで、邦題はちょっと負けている気がしますが、「人生のアンコール」ということを考えれば、これはこれで味わいがあります。
[映画館(字幕)] 9点(2013-07-09 21:17:22)
508.  ナバロンの要塞 《ネタバレ》 
船が座礁するあたりはちょっと退屈でしたが、上陸してからは面白かった。フランクリンの怪我が利いていますが、そのプロセスはちょっとあざとかったかも。ミラーとフランクリンの関係など、もう少し細かく描いていたら、後半でのミラーの言動は更に説得力が出たと思います。しかし、フランクリンの扱いや、裏切り者をめぐるやりとりは印象的で、ドラマとしての厚みを与えています。とはいえ、あくまでエピソードとしてとどめていて、主眼の大砲爆破をきちんと描いていたのはよかったです。アクション冒険ものの上にドラマを配した、なかなかよくできた映画でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-08 21:03:50)
509.  ゆりかごを揺らす手 《ネタバレ》 
悪くないんですが、序盤で引っかかりました。まず、訴え出た女性の名前を堂々と報道するのは疑問。しかも当の医者が自殺したあとですからね。製作されたのが20年近く前だということを考慮しても、どうかと思います。それと、「公園で話を聞いてきた」というだけの女性をあっさり信用しすぎ。作品を見る限りでは、ペイトンがすぐに信頼を得られるほど魅力的には見えない。事前にクレアが「ベビーシッターを雇いたいが信用できない」と言っているからなおさら。あのセリフがなければまだしもですが。そんなわけで、本題に入ってからも妙に白けた気分で見ていました。あと、ペイントンに同情的な人がいるようですが、信じられない。同情できる犯罪者もいますが、やっていることにはおよそそんな要素は見あたりません。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-08 20:57:54)
510.  ネットワーク 《ネタバレ》 
基本的に悪くないんですが、ビールの出ている番組は、ほとんどその出演シーンしか出てきません。そのためにリアリティが削がれてしまっています。ルメット監督によると、本作は「テレビ業界の内実を暴露したルポルタージュ」だそうですが、これでは大幅なマイナスでしょう。マックスとダイアナが引かれあったのも不明で、最後でマックスにダイアナを通してテレビ批判させるためだとしか思えません。非人間的な女性を用いた批判はストレートすぎて、かえって引いてしまいます。テロリストと手を結んだのも、業界のダーティーな面を捕らえたのかもしれませんが、最後の決着をつけるためではないかと思えてしかたがありません。テロリストがいちいち契約書をチェックするのは面白いですが。 あとは、会長が「国家よりも会社が重要」と説くあたり、予見的で興味深いです。しかもそれで洗脳されたビールが演説をぶち始めると、視聴率が下がり始めるというのが面白い。これは現代でも通じるところかもしれません。 本作最大の不満は、問題をテレビ制作側だけに絞ったところでしょう。しかしテレビの視聴率というものは、当然視聴者が必要です。つまりテレビに踊らされる視聴者にも問題があると思うのですが、そのあたりは深く追求されていません。窓を開けて次々と叫び出す人々はそれを象徴しているわけですし、かなりインパクトのある場面ですが、結局テレビの影響力の大きさを描くに留まっています。それに比べて最後のテレビ(ダイアナ)批判は容赦なく、テレビが諸悪の根源だと言わんばかり。視聴者=映画の観客に気を使ったかのような構図は生ぬるく、一面的にすぎないと感じました。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2013-07-08 20:51:25)
511.  夕陽に赤い俺の顔
おかしな殺し屋がゾロゾロ出てくる、おかしな映画。よくも悪くも1961年製作ってところで、今見るとギャグとかキツイところが多い。とりあえず歴史的価値はあると思いますが、それ以上に評価するのはちょいと苦しい。芸達者な方々が出ているだけに惜しいです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-07-06 17:33:28)
512.  ミシシッピー・バーニング 《ネタバレ》 
ジーン・ハックマンの捜査官が、世間話をして相手に近づき、情報を得ようとするあたりは「刑事コロンボ」みたいで面白かった。しかし終盤になるとポパイみたいになりますね。ああいう方法をとるというのはいかにもアメリカらしいです。結局最後は暴力に頼ると。 本作で扱われている「差別への抵抗」という問題は、今の日本でも生きていますね。学校でのいじめとか。昨今では、自分の気にくわないものは存在を認めず、相手が人間なら簡単に「死ね」と連呼するような風潮がありますが、そういったことに対しても一石を投じそうな映画です。そういう点からして、今でも(今後も?)存在意義のある作品だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-05 10:56:36)
513.  動く標的 《ネタバレ》 
ハードボイルドらしいところといえば、最初のクレジットのところとか、終盤でハーパーが「1年のうち5~6週間だけが楽しい」とか言うところでしょうか。個人的には特にハードボイルドが好きというわけではないので、あまりピンと来ませんが。ただしハードボイルドを離れても、ハーパーというのはなかなか興味深い人物ではあります。 ミステリーとしてはまあ普通ですが、情報が次から次へと簡単に手にはいるのはどうかと思います。そのあたりがフィクションの限界でしょうか。謎解き云々よりも、新興宗教を隠れみのにして不法移民を受け入れるというあたりに、風俗的な面白さを感じました。ただ、夫が死んだと伝えられたサンプソン夫人が妙に嬉しそうだったり、その前後のミランダを意味ありげに映していたり、事件の実行犯が都合よく全員死んだりと、まだ裏があるのではないかと思わせるところがあります。もっともそれも、ハーパーに関係がないといえば関係ない。そういうところは妙にリアルでした。 まあこの映画の最大の謎は、原作のアーチャーがハーパーに変えられて、しかも映画のタイトルにまでなっているということでしょうけど。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-07-03 22:22:25)
514.  ミツバチのささやき
いや~、笑っちゃうほど70年代ですね。フィルムの質感とか(予算がなくていいものが使えなかったのかも)。室内で照明を使わず、できるだけ自然光で撮っているところとか。セリフを抑えて妙に難解なところとか。以前から名前を出している、佐々木昭一郎のドラマに通じるところがあります。当時はこういう撮り方がイケてたんですね。 まあいろいろと論じられているようですが、フィルムを見ているだけで引き込まれますし、難解(意味不明)であっても、こちらを引きつける力を持った映画だと思います。とりあえずは、それだけでも十分でしょうか。 映像で語っているものに対し、言葉で(後付けの)説明をする。ましてや言葉を重ねてダラダラと書き連ねるのが、なんだかみっともなく思えてきます。そういうものに点数をつけるのもどうかと思いますが、一応無難な点で。 言語化も数値化もできないものを持っているということでは、すぐれた「映画」作品でしょう。好き嫌いはまた別の話ですが(私はまったく好きになれません)。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-30 11:06:42)
515.  エニグマ 《ネタバレ》 
なかなかよくできたサスペンス映画でした。面白いのは、戦時下で主要人物は軍に所属しているのに、あらかた私情で動いているということ。戦争の正義とか大義名分とは対局のところにありますが、それもむしろサスペンス向けでしょう。主人公のトムはもちろん、彼が探していたクレアも、情報を漏らしていたパックも、軍よりは個人の感情を優先させています。とはいえ、そこが詳細に描かれているのはトムだけで、あとの2人はミステリーの「犯人」という存在ですから、あまり掘り下げられていなかったのは残念です。特にパックはポーランド人ですから、肉親を殺されたとはいえナチスに情報を流すというのは、ちょっと首をかしげます。クレアにしても、パックのどこに惹かれて愛したのかというのが不明ですし、そういう点では説得力に欠けますが、ミステリーとしては致し方ないでしょう。現実の「カティンの森事件」を扱っているのでもう少しドラマ重視にもできますが、あくまで背景にとどめているのは潔いです。 こうした点を除けば、イギリスらしい堅実で上質なミステリーでした。あくまでサスペンスなので、暗号解読の方法自体は理解できなくても大丈夫ですし。また中盤、Uボートからの暗号を傍受するためアメリカの輸送船団を危険にさらすという作戦が立てられるのですが、これが私情で動く主人公たちと対照的で、なかなか効果的だったと思います。 出演者では、サフロン・バローズがファム・ファタールらしく神秘的な美女でけっこう。対するケイト・ウィンスレットは、まんまる眼鏡で体型もちょっと丸く、コロコロしてかわいらしかった。この2人の対照も面白いですね。 ここでの点数は低いですが、どうも映画のポイントを外して鑑賞した方が多いようで……。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-29 17:17:15)
516.  ピアノ・レッスン
映画にしろドラマや小説・漫画にしろ、主人公に魅力がないと見ていて(あるいは読んでいて)つらいです。この映画のヒロインも、妙に依怙地でピアノにこだわりまくり、ピアノを手に入れるためならなんでもやってしまうところが、あまり感心しません。そのくせ誘いかけてきた男に惹かれるというのが、よくわからない。ピアノがあれば誰でもいいようにみえます。「声が出なくてピアノしか拠り所がない」ということなのでしょうが、そういうハンディがあれば許されるというものでもないと思いますが。男女の三角関係はごくありがちで、あまりにもパターン通りなのが興ざめです。あとは映像と音楽をほめる人が多いようですが、それほどでも。特に音楽は、表面的な響きはたしかに美しいですが、上っ面だけでまったく印象に残らない。そういう点では、映画の中身に釣り合っていたかもしれませんが。映像・音楽なら『プライドと偏見』の方がまだよかった。娘役のアンナ・パキンちゃんのみ好印象が残っています。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-06-29 16:29:26)
517.  アイリス(米英合作映画)
題材としてはよくありますし、今後もこうした映画やドラマは作られるでしょう。本作はイギリス映画らしく、淡々としていて感情的にならない。こうした作品が陥りがちなお涙ちょうだいや大げさな悲劇的展開にならないところがいいです。2人の過去と現在を平行して描くのは、目先が変わって飽きてきませんが、やや散漫に思えるところもあります。しかし、過去の関係があってこそ現在の関係が生きてくるので、この構成自体はうまいと思いました。ただ、アイリスがなぜジョンを選んだのかはよくわかりません。原作が夫の書いたものですから、そこはあたりまえなのか……。しかしそこがこちらにもわかれば、終盤の展開ももっと説得力のあるものになったと思います。 ところで、ジム・ブロードベントは助演男優賞なのですが。主演でもよかったような気がしますが。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-06-28 20:31:21)
518.  抱かれた花嫁 《ネタバレ》 
なかなかの良作。基本は母親と子どもたちとの対立→和解という路線で、松竹らしいホームドラマ。それにラブコメの要素もあるのですが、この組み合わせ、話のからめ方がうまい。長女・有馬稲子の場合は高千穂ひづるなんかも加わって三角どころか四角(若旦那も含めると五角?)関係に発展して複雑になりそうなところを、枝葉はあっさり扱ってスッキリしているところがいいです。次男と母親のロマンスもあり、特に後者はストーリーの展開上重要なポイントになっていたりして、これも印象深いです。加えて喧嘩と火事があり(さすが浅草)、盛りだくさんで散漫になりそうなところを、きれいにまとめていてけっこう。その分薄味なところもありますが、これだけあれもこれもと盛り込んでいたら、その方がかえって見やすかったです。そのくせ家族の情愛は手を抜かずきちんと描かれていました。しかし、火災保険が伏線になっているとは思いませんでした。やられました。 三社祭やオペラなどの浅草の風俗、日光ロケでの観光地巡りと、たいして長くないのに気が抜けないほどあれこれあってサービス満点。出演者の中では、小金治師匠のおっちょこちょいなお節介ぶりが楽しめました。あとはラスト、浴衣に麦わら帽子といういでたちで釣り糸を垂れながらポケーッとしている有馬稲子が、無類にかわいくて魅力的。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-27 18:17:56)
519.  カルメン故郷に帰る 《ネタバレ》 
タイトル・ロールのカルメンにばかり注目しがちですが、意外と相棒の小林トシ子がいい味を出していました。佐田啓二に秋波を送る場面なんか、ついつい笑っちゃいます。カルメン自身はストリップを「芸術」だと思っていて、案外まじめなとこもあって、本来ならその辺のズレがおかしみを生むのでしょうが、そこまでは感じられなかったのが残念。どちらかというと、娘がストリッパーになったことを恥じる父親の心情や、盲目の田口先生をめぐるエピソードが印象深く、人情喜劇の部類に入ると思います。 とはいえ、芸術的な(だからへんてこりんなのか?)「裸踊り」をくそまじめな顔つきで踊るカルメンを見ていると、ドタバタの要素も盛り込んであるようです。このように笑いの要素がちょっとちぐはぐだったのが残念でしたが、楽しめました。ところどころで挟まれるクラシック音楽は、これが本当の「芸術」だってことでしょうね。モノクロ撮影版もあるようで、一度見比べてみたいです。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-06-26 16:38:22)
520.  とんかつ大将
主人公が理想のヒーローすぎて、現実感がありません。いろいろと社会問題を取り上げているのに、これではリアリズムがなく台なし。話の展開もご都合主義が多く、かなりの絵空事。長屋の人たちがコロコロ態度を変えるあたりだけが現実的でした。津島恵子と角梨枝子の大喧嘩も、見ていてなんだか恥ずかしくなってきます。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2013-06-25 21:55:23)
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