521. ヘルボーイ
《ネタバレ》 原作は読んでいないけどアイディアが良いよね。悪魔の子ヘルボーイを始め、普通なら悪役のような登場人物たちが正義の味方というところがユニーク。外見に似合わず猫やキャンディーが好きで嫉妬もするというレッドのキャラクターに魅力を感じますが、特にこれと言った必殺技などがないので(耐火仕様というところくらい?)、ただ赤い大きなお兄さんが暴れ回っているだけという気がしなくもなかったり…。それからセルマ・ブレアや仲間の半魚人は完全に脇役扱いだし、唯一キャラが立っていた敵の刃物使いもやはり死に方が呆気なかったです。最後に誰か一人忘れられていない?と思ったら、しっかりとオマケカットが用意されていたのは面白かったです。パート2が公開されたらまたDVDで楽しみたいと思います。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-02 22:27:30) |
522. 露骨な顔
観終わった後は哀愁を帯びたテーマ音楽だけが印象に残ります、あとは意外と地味な感じ。主人公が精神分析医というだけあって、映画自体もどこか影のある暗いトーンの作品に仕上がっています。とりあえず原作の小説を読んでストーリーさえ知っていれば特に観る必要はないかもしれません。ラストは無意味に変更されていたけど、はっきり言って訳が分からん! 6点(2005-03-19 20:18:18) |
523. ロード・トリップ
あっはっは、下らなすぎて笑えた。こういう気の抜けたコメディって、シリアス映画なんかを立て続けに観た後に観るとやけに落ち着きますね。学園物では「アニマル・ハウス」などほどコッテリしていなくて良いです。 6点(2005-03-18 20:12:24) |
524. キャンパス・クレージー
《ネタバレ》 いくら口約束とは言え、約束は約束。あらゆる万策尽きた最後に競馬で金を当てるところが夢(?)があって良かったです。途中でひらめいた時点ではきっと当たらなかったでしょうね。 6点(2005-03-18 19:45:36) |
525. 猟奇島
《ネタバレ》 「狩る者」が「狩られる者」へと変わる恐怖…、とかそんな大袈裟なものでもないです。フルメタのハートマン軍曹風に言えば、プレデターのハントの方がまだ気合が入っているという感じ。はっきり言って一番迫力があったのは冒頭の船が吹っ飛ぶシーン、ジョーズも出てきたしあそこはさすが『キング・コング』の監督さんだなぁと思いました。私的にはあそこまで引っ張ったんだからもうちょっとじっくり展示室の中身を見せて欲しかったのですが…。上映時間も中途半端に短いし、これじゃあレンタル料金に見合わないかな?なんて思ったり(半額だったケド)。発想は良いのでリメイク希望です。 6点(2005-03-13 10:37:40) |
526. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 特撮に関してはお世辞にも凄いとは言えないけど、なかなか良く出来ていて面白かったです。しかし『宇宙戦争』という題名の割には思っていたよりスケールが小さかったのと、火星人の兵器とやらがただの掃除機か何かにしか見えなかったのが残念。何せ前半のあの山小屋での密室戦はなぁ…、序盤でいきなり男三人を熱光線で焼き殺してしまうところは迫力バッチリで良かったんですけど。自分は先にオチを知っていましたが、確かに何も知らない状態で観たら最後は思わず「何じゃそりゃ!」と突っ込みを入れたくなるかもしれません。本作から50年以上が経った今、映像技術が進化した中でスピルバーグがこの題材をどう料理するのかが楽しみです。 6点(2005-03-07 14:54:13) |
527. 悪魔のようなあなた
《ネタバレ》 どこかからスピーカーでも繋がっているんじゃないの?と思っていたら、全くその通りだったので笑った。少なくともこれはサスペンスではないでしょう。差し詰めアラン・ドロンの優雅な生活が見られるプラベートフィルムといったところ。疾走感あふれるオープニングには引き込まれます。 6点(2005-02-27 10:01:09) |
528. 幸運の蹄鉄
《ネタバレ》 プロコウク氏が主人公の映画はいくつかカレル・ゼマンが作っていてシリーズにもなっていますが、実際に観たのはこれが初めてです。幸運の蹄鉄どころを不幸を招く蹄鉄に振り回されるプロコウク氏、「さぁ~て、いよいよこれから面白くなってくるのかな?」と思いきや、そこでいきなり終わってしまいかなり呆気に取られてしまいました。これじゃリサイクル促進のPVと変わらないじゃん!と思いましたが、もともとそういう形式の映画だったのかもしれませんね。6点献上。 6点(2005-02-25 16:54:05) |
529. スリーメン&ベビー
この映画を観て父性本能に目覚めてしまった…、赤ちゃんが憎めなかったので6点。 6点(2005-02-09 18:47:27) |
530. ムーンライト・マイル
《ネタバレ》 主観的この映画の良くないところ。1.初めからあまり落ち込んでいるという気がしないので、最後に立ち直ったと言われてもそれほどカタルシスが感じられない。2.いくら婚約を解消したとは言え、やはりすぐに他の女に走るのは軽薄すぎる。3.ジェイク・ギレンホールはこんな役ばっかり。死んだダイアナの安っぽい回想シーンなんかを入れなかったのは良かったです。それにしてもあの犬のゲロは一体…。 6点(2005-02-09 18:45:11) |
531. グレートレース
既に仰っている方もいるように「チキチキマシン猛レース」のようなノリのカートゥーン調のコメディ、始終ジャック・レモンがブラック魔王に見えて仕方なかった(笑)。トニー・カーティスには悪いけど、個人的にはブラック魔…ジャック・レモンの方を応援していました(というか同情したかった)。今観るとショボいことこの上なしだけど、ブレイク・エドワーズの遊び心は買うので6点。タイトルバックもお洒落だったしね。 6点(2005-02-07 19:25:54) |
532. イギリスから来た男
テレンス・スタンプって全然知らないんですけど、兎に角とても存在感のある俳優だということは分かりました。ただこのおっさんに感情移入しろというのはいくら何でも無理なので、平均からマイナスして6点献上。ソダーバーグの作品って外見とは裏腹に中身が味気ないものが多いような気がするけど、この作品に限ってはその気質と内容が見事にマッチしていると思いました。まさにストーリーではなく編集で見せる映画。しかしながらこの特異な構成のせいで、途中主人公が殺しのイメージトレーニングをするシーンではちょっと混乱してしまいました。 6点(2005-02-05 19:27:31) |
533. 結婚記念日
《ネタバレ》 相変わらずウディ・アレン節が炸裂、更にその上を行くようなベット・ミドラーが覆い被さってくるのだから敵わない。正直ベッドシーンは勘弁しろと思いましが…。物語の是非はともかくショッピングモール好きの僕としてはなかなか楽しめました。度々登場する留守番電話のシーンと無邪気なパントマイマーが面白く、妻から浮気を告白された時もてっきり寿司を投げ付けるのかと思いきや、勿体無いから食べてしまおうというのが彼(と言うかウディ・アレン自身)の性格が表われていて良いです(結局その後すぐに吐いちゃうんだけど…)。マイナス一点はさすがに後半がダレてきて、90分という最小限の時間にしても長さが感じられたこと。これは自分の集中力の問題なのかもしれないけど。 6点(2005-02-02 00:25:21) |
534. ダンス・ウィズ・ウルブズ
ケビン・コスナーが余りにもおめでた過ぎて最後まで馴染めなかった。お人好し過ぎるインディアンたちもどうかと思うが…。ただダイナミックな映像には圧倒された、これは是が非でも劇場のスクリーンで観たかったですねぇ。ちなみに今回観たのは4時間のバージョンの方ですが、個人的に全く長いとは思いませんでした。 6点(2005-01-29 22:31:56) |
535. ポリス・ストーリー/香港国際警察
《ネタバレ》 随分とまあヒロインが酷い目に合う映画ですな。映画自体はジャッキーのアクションが少なくてちょっと不満、でもこれはどちらかと言うと刑事ドラマの方に焦点を当てているみたいだから仕方ないのかな?それにしても自分はあの署長が散々罵倒されている割にそれほど悪い奴だと思わなかったんだが…。最後に「私は何も見ていなかった」なんて言うところは粋だねぇ、クゥ~(え、見所が違うって?)。 6点(2005-01-28 17:15:33) |
536. 恐竜小僧(ジュラシック・ボーイ)
「僕じゃないよ、ステファンがやったんだよ~」…ウッゼェ!!もはや同情の余地なしの大バカ映画、皆さんがまともに評価されていない理由がよく分かります。ただ観る前から散々酷評されていたので観終わった後の感想は正直「意外と面白かった」でした。確かにコメディとしては十分すぎるほど笑ったので(我ながら甘いとは思うが)6点献上。「スピン・シティ」のポール・ラシターことリチャード・カインドのキレ具合が受ける。 6点(2005-01-22 09:51:30) |
537. プリティ・ベビー
本当にあんなもの見せちゃって良いの?という感じ。エグい世界だなぁ。ただそれだけのものを撮るからには、しっかりとそれなりの映像に仕上げているルイ・マルも流石。 はっきり言ってそれだけだと思いましたが。キース・キャラダイン演じるおっさんはあのストイック振りがなかなか好きだったのだけれど、後半はまるでリミッターが外れたかのようでしたな。 6点(2004-12-29 00:22:12) |
538. プランサー
《ネタバレ》 プランサーってサンタのトナカイのことなんですね、初めて知りました。物語はある田舎の村に住むクリスマスが好きな少女の話で、クリスマスが好きな人なら主人公の少女に共感して楽しめるかと思います。かくいう僕もクリスマス・ファンですが、観終わった後にはなかなか心が温かくなりました。登場人物もやたら現実的な主人公の友達や、一見冷たそうに見えて実は心優しい大人たちのキャラクターも良かったです。ただ物語全体があまり盛り上がらないのと、あくまで子供向けの域を出ないのがちょっと残念なところ。それでもプランサーを脱走させるシーンには結構ハラハラしました。 6点(2004-12-24 23:01:42) |
539. 我輩はカモである
面白いことに変わりはないんだけど、それでもどこか大声を上げて笑うのには躊躇いがあった。グルーチョの毒舌の言い回し、チコとハーポのコントと秀抜ながらも、感性の貧しさからかどうにも「古い」と思わざるを得ないシーンやギャグが何箇所かありました。もしかして自分はマルクス兄弟には向いていないのか?と思ったり、キャラクター自体は好きなんですけどねぇ。ただ終盤の戦争に突入してからはまるで笑い死にしそうな勢いでした。繰り返し何回か観れば味が出てくるのかも。 6点(2004-12-18 11:33:31) |
540. ミーン・マシーン
《ネタバレ》 まんま「ロンゲスト・ヤード」だが、後半以降はなかなかのオリジナリティ感があって良かった。ジェイソン・ステイサムの変なキレ者の受刑囚のキャラや、二人のボブのオモシロ解説には笑った。さすがに本家バート・レイノルズには敵わないとしても、ヴィニー・ジョーンズ演じるダニー・ミーンもなかなかの貫禄があって良い。最後は個人的に「ロンゲスト・ヤード」以上の爽快感があった。「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」でジェイソン・ステイサムがヴィニー・ジョーンズを恐れていたのが、今回は全く逆の立場になっているのが面白い。何だか全体的によく見る安っぽいサッカーシューズのCMみたいな映像になっているのが気になるけど…。 6点(2004-12-15 18:15:51) |