41. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
私はロビン・ウィリアムズが生理的に受け付けないのですが、この映画の彼はわりと抑え目の演技だったので、拒否感を感じずに見られました。特に、亡き妻への思いを語る場面では、人を愛するとはどういうことかをしみじみと感じさせてくれ、この映画の中で私が一番じ~んときたシーンでした。(でも、この手の役にロビン・ウィリアムズというのは月並みなキャスティングに思えます。オスカー受賞のようですが。) それ以外のシーンは、可もなく不可もなし。内容はごもっともなんですが、小学校の道徳の教科書を読んだときのような物足りなさを感じる、何の意外性も驚きもないストーリーでした。あと、主人公があの友達連中とだけはうまくやっていけた理由がよくわかりませんでした。あのゴロツキっぽい友達と熱い友情を築けているということは、ひとを信頼し、欠点を許して受け入れることができるということなので、あの主人公の性格設定と矛盾しているように思えました。 7点(2004-05-28 16:03:03) |
42. クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡
おもしろいことはおもしろいけど、わざわざ時間を割いて見るほどのものでもない。雑誌の連載は読んだことないけど、テレビアニメは時間が短いから集中力が途切れずに見られて特に面白く感じるのでしょうか。これだけ長くて、ストーリーもありきたりなので、やっと見終わったという気持ちです。クレしんの映画は大人も楽しめるとかいう評判があるので、変に期待したのがいけなかったのでしょうか。 5点(2004-05-06 22:25:48) |
43. クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
私はクレヨンしんちゃんが好きですが、この映画はあまり面白いと思いませんでした。このサイトで皆さんの評価を見て期待しすぎたせいかもしれません。ギャグはそこそこ面白いけど、腹を抱えて爆笑するほどおかしいシーンは無かったです。ストーリーもありきたりだし、"こどもだまし"だと思います。 5点(2004-05-05 18:05:17) |
44. ふたり(1991)
《ネタバレ》 つらくて、悲しくて、暗い、でもなぜか好き。そんな作品です。10年ぶりくらいに見てみたら、やっぱり同じ思いを感じました。でも今見てみると、実加の母役の富司純子がいつも和服を着ていて、しおらしく立ち居振る舞っていたり、実加の親友の真子が、老舗旅館の娘とはいえ、普段着でも和服を着ているのが時代錯誤に見えました。日本情緒を出すための演出だったのか、当時の尾道では普通のことだったのか。私は石田ひかりよりずっと年上ですが、私の母親世代でもあの母親みたいな人はいませんでした。(原作はわかりませんが)実加の家は普通のサラリーマン家庭という設定で、歌舞伎役者の家ではないのだから、富司純子の演技が浮いて見えました。今回見直してみて、実加に意地悪をする演劇部員が島崎和歌子だったことに気づき、彼女にもこんな若い頃が...と感じました。みなさんと同じように「草の想い」という曲が大好きです。映画を見終わる頃にはすっかり耳になじんだメロディですが、最後に久石譲さんと大林監督のデュエットバージョンが流れると、その悲しい歌い方にあらためて強いショックを受けました。若くして不慮の死をとげた千津子の無念さが乗り移ったような悲しさに、胸がはりさける思いがしました。このデュエットバージョンが嫌いという人もいるようですが、私はこのバージョンが一番好きです。でもつらすぎて、何度も聞くことはできません。 8点(2004-04-28 23:27:44)(良:1票) |
45. イングリッシュ・ペイシェント
《ネタバレ》 ジュリエット・ビノシュ演じるハナの物語を中心に見たかった。アルマシーとキャサリンの話は、つまらないったらありゃしません。また、ヤケドする前のアルマシーはどこか精神異常的な雰囲気を漂わせていて、私には寒けがするほど気持ち悪く見え、キャサリンは落ち度のない夫がありながら、なんでこんなキモい男との愛欲に溺れていくのか、そこのところがどうも説明不足のように思えます。 5点(2004-04-18 13:16:09) |
46. 未来は今
そこそこ楽しめますが、あの世界についていけないと、ちょっと見るのがつらいかも。コメディ+ファンタジー+ヒューマンドラマといったところでしょうか。ストーリーに整合性がないと納得できない方にはおすすめできません。ティム・ロビンスは、「ショーシャンク」や「隣人は静かに笑う」とのギャップにびっくり。いろいろな映画のパロディっぽいシーンが出てくるので、映画をたくさん見ていて、パロディ元の映画がわかる人にはかなり楽しめると思います。 6点(2004-02-29 13:43:57) |
47. CUBE
最後までハラハラドキドキして見られます。でも、最後にすべてが説明されてすべての謎が解けることを期待する人には、釈然としない思いが残るでしょう。そういう人は見ないほうがよいでしょう。 7点(2004-02-22 19:06:02) |
48. 隣人は静かに笑う
《ネタバレ》 ハラハラドキドキするだけであとには何も残らない典型的なアメリカのサスペンス映画なのかなと、終わる直前までは思っていましたが、最後の10分があっと驚く展開でした。後味が悪くてキライという人も多いと思いますが、きっとほかのテロリスト事件もこんなふうに処理されているのかもと思い、深く考えさせられました。アメリカ映画を見てこんなに考えさせられたのは久しぶりです。ラスト10分までの展開が平凡なので8点です。ラスト10分に匹敵する面白さを全編で持続できていたら9点以上がつけられたのに。私はショーシャンクが大好きなので、ティム・ロビンスが悪役を演じているのになかなかなじめませんでした。 8点(2004-01-21 20:57:52) |
49. ノッティングヒルの恋人
そこそこ楽しめるのですが、ジュリア役の女優がなぜあの男に惹かれたのかわかりませんでした。恋愛ものって、なぜその2人が惹かれあったのか理解できないと、私はどうしても心からは納得できません。 6点(2003-08-31 12:41:29) |
50. ショーシャンクの空に
10点はこの映画のためにある。これまで見た中で最高の映画。あと何年映画を見れば、この映画と同じ10点をつけられる作品に出会えるだろう、と思える傑作。 10点(2003-07-30 17:23:53) |
51. ミュージック・オブ・ハート
メリル・ストリープのはまり役。これが実話である点がすごい。私はこの話を前から知っていましたが、それでも感動しました。素直に感動できる人に強くお勧めします。 7点(2003-07-22 14:43:37) |
52. パルプ・フィクション
私には合いませんでした。評価が高い人と低い人と真っ二つに分かれているようですね。きっと私に理解できない魅力があるのでしょう。 3点(2003-07-08 18:20:37) |
53. ジョー・ブラックをよろしく
よくある恋愛ものの映画では、「どうしてこの2人が恋におちるの?」「この事件が終わったら共通の話題がなくなって別れちゃうんじゃない?」という疑問を持つことが多いのですが、この映画では、人を愛するということがどういうことかが真摯に追求されていました。秀作だと思います。 7点(2003-07-07 17:18:03) |