41. 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
《ネタバレ》 ハサウェイ、そしてギギとケネスの三角関係。良い。 第一部はMS戦以上に各キャラの絡みにスポットを充てている。 MS戦は夜がメインで見づらいのが難点。 クスィーとペーネロペー、カッコ良いのだが顔見せ程度で次回に続くといった感じ。 作画や演出も満足、大人向けな色気漂う完成度。 第二部にも期待が持てる。 ガンダム初見でも大丈夫だと思われるが逆襲のシャア辺りは予習するのをお勧めする。 それを見てしまうのなら1st~Z~ZZもセットでしょは言ってはいけない。 [映画館(邦画)] 7点(2021-06-20 03:15:29) |
42. シン・エヴァンゲリオン劇場版:||
《ネタバレ》 25年分の全てに蹴りをつけた、それだけで感慨深い。 ストーリーの結末に関しては言うことはない。なんやかんや親子の話だ。 初号機と13号機、それ使って親子喧嘩するシーンはバキの親子喧嘩に見えたり。 密着ドキュメンタリ内でも父親の話をしていて製作の根底に影響している。 キャラのカップリングこれには各々の思い入れがあったり 考察の関係で一言物申す、な人が多かったのではなかろうか。実際、賛否両論だとは思う。 ただ話の流れだったり消去法だったり、様々な点からまぁこれが正解かなーと理解はできる。 旧劇アスカ推しなれば、ラストにシンジの告白で顔を赤らめる彼女を見て念願叶い救われたような気がしないでもない。 新劇になってから昔からの熱は冷めていたが終わってみればやっぱり寂しいものだ。 [映画館(邦画)] 7点(2021-06-18 23:53:31) |
43. ミッドサマー
《ネタバレ》 序盤の掴みは少し弱いような、村に入り徐々におかしさを感じはするもののドッカンドッカンそう事件は起きず。 やはり崖からの飛び降りがショッキングな映像、展開なのでそこからでしょうか、作品に入り込めるのは。 どうにも映像は明るく、全体的に白く美しい描写なのでホラーでありがちな夜、闇などは少ない。 まぁストーリーはヤバイ村に行った学生が色々やらかして被害にあうというベタベタな王道である。 自身を縛るまた依存していたものとの別れによって得た自由、そして村の狂気に取り込まれたラストのダニーの笑顔。 ダニーとクリスチャンの関係、距離がキモだったり口論描写が多いので、ダニーの精神的解放のテーマが強い。 求めていたホラー映画ではない。というかジャンルとしてはサイコスリラーか?喉のつかえがラストでやや消化される。 終盤は怒涛というかカタルシスは感じられたのでそこは良しです。静かながらもジワジワ来ます。 裸のマヤが花の上で寝そべりクリスチャンを迎えるシーンが美しいと思った。絵画的というか。 [映画館(字幕)] 7点(2020-03-01 01:35:50) |
44. 君の名は。(2016)
ちょっと期待しすぎた感がある。 音楽がちょっとこれRADWIMPSのプロモーションビデオだよなぁ、と感じた。 普通の歌が劇中のあらゆるシーンで流れるためか、それ以外の無音に近いシーンが結構目立つというか気になった。 これが将来的に毎年繰り返しで地上波放映されるかも?と想像すると、少し辛いかな?とも思う。 ただSF的矛盾だとかストーリーの破綻とかそこら辺は無視して素直に楽しむもんだとは思います。 話としてはもう一山、盛り上がりが欲しくなった、せわしない部分も多かった。 とりあえずポスト宮崎駿ではないことだけは絶対に言える。ジブリファンでもなんでもないけども。 この大ヒットが今後の新海監督にどういう影響を与えるか、複雑だ。 終盤、涙もろい乙女脳なおっさんの自分は切ねぇ甘酸っぺぇ!と涙をこらえてたのは秘密である。 [映画館(字幕なし「原語」)] 7点(2016-12-02 00:11:54)(良:1票) |
45. エスター
《ネタバレ》 旦那の最後は残念でならない。相手は子供だから、というスタンス崩さず。 「まさか」という思いが先にあるので不自然さは無い、のかな? だが、他のレビューを見るに鈍感さへの突っ込み。自分も鈍いようです(笑 個人的には気づけなかったことに対する罰としては重い気がしました。 酒に溺れ、家族はバラバラで・・というところで誘惑に負けなかったのはGoodだし。 まぁ、誘惑失敗が崩壊へのスイッチなんで複雑です。 DVDのもうひとつのエンディングも異常性が出ていて良かった。 だがエスターを迎えた理由であるジェシカ、彼女のための薔薇を裁ったエスターを あの薔薇の前で絶つ、溜飲は下がる。そういう意味では池で完結はしっくり来ない。 日本人で男だからかもですが、子を失った悲しみを既に二人の子が居るのに 養子を迎え入れて癒す、というのは理解できません。 前半から描写していた奥さんのその不安定さがエスターに利用されたわけですが。 ジワジワくる系なので前半動きが薄く疲れるかも。見ごたえはあります。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 16:55:02) |
46. プラダを着た悪魔
ファッション界、というとかなり特殊な職場に感じられる。 実際、私がトンと無縁な世界ではあるのだが分かり易い作りで好感が持てる。 アン・ハサウェイとメリル・ストリープ、二人の絶妙な関係、距離感が堪らない。 ありがちな綺麗な部分だけじゃなく、その世界に生きる人たちの内側を デフォルメしつつ掻い摘み上手いこと小じんまりとまとめている。 エミリーに対するフォロー、ミランダから離れるラストなどスッキリできる。 シーン毎の各人物の言葉、着眼点を変えればまた違った面白さが見出せるかも? アンドレアとミランダの仕事の決着、その着地点にはやや不満が残る。 その他諸々ありますが、やっぱりメリルって素晴らしい女優だなとしみじみ感じました。 加えると、変身しないアンも素敵。いや、厳密に言うと”変身しないアンが素敵”。 序盤に「コツコツ」らにダメ出しされた、ダサダサのセーター。 いやダサくないよ?全然ダサくないよ?特にお胸の辺りが最高・・。 [DVD(字幕)] 7点(2008-11-09 18:36:38)(良:1票) |
47. イン・ハー・シューズ
《ネタバレ》 様々な視点による物語が上手いこと決着するところがいい。 と言っても感動超大作というわけでもなく、ほんのり心が温まる系。 朗読を聞いてくれた元教授との、小さいエピソードが好き。 祖母の立ち位置がいい、演じるシャーリー・マクレーンも素晴らしい。 ただマギー(妹)が遊び人過ぎて、ローズ(姉)は良く許せたなと思った。 そこは、同姓ならまた感想が違ってくるのかなと思った。 自分にも妹が居るがタイプが全然違うので、共感できず。 盛り上がりには欠けるので、見る人によっては退屈を覚えるかも。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-07-31 00:53:17) |
48. NOEL ノエル(2004)
個々のエピソードの絡みが弱い。 終わってみると普通の感動ものと言った感じ。 確かにスッキリ感はあるが、もう少しひねりが欲しかったところ。 他人の家のパーティに惹かれて乱入・・って日常茶飯事なのか。 どうにも受け入れづらいシーンだった。 ペネロペは美しい、だが役の軽さと彼氏との出会いが気になった。 ラストにその彼が謝るシーン一言二言多くないか。 奇跡の一夜を経て変わったようには思えない描写だな、とふと思った。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-04-15 12:59:28) |
49. ムーラン・ルージュ(2001)
《ネタバレ》 凄く、モッタリしています。濃いです、クドいです。 息つく暇のないスピード展開、落ち着きのない映像。 心をかき乱す音楽、見る者の心を魅了するスパークリング・ダイヤモンド。 話自体は単純だけど、映画らしくエンターテイメントに終始している。 確かに見ていて疲れるが、私にとってはニコールとユアンのダブルパンチで 嬉しい事この上ない作品だった。これでいいと思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-27 18:27:13) |
50. ロード・オブ・ウォー
《ネタバレ》 我々はただ見て見ぬ振りをしているだけだ。 どうしようもない地獄、だが抜け出せないジレンマ。 それを悪と呼び、蔑むのは簡単だがそう単純な世界ではない。 弟を失い、親には絶縁され妻子も去る。 それでも武器商売をやめられない、それが天賦の才であり彼が信じない運命でもある。 業深き宿命を背負った彼の心には強い感動を覚える。 しかし、どうしようもないモヤモヤが残るのもまた事実。 重いテーマでありながら、それを感じさせない軽快さが魅力的ではある。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-03-18 07:21:22) |
51. ライアー ライアー
《ネタバレ》 飛行機を止めるシーンにはやや鑑賞疲れを覚えたが、 ツボにハマると凄まじい破壊力を見せるジムの魅力がコレでもかと引き出されていた。 コメディーではあるが親子愛といったものが根底にあるので感動できる。 彼の顔芸は見てて飽きません、黙ってればカッコいいのに・・・。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-25 10:36:32) |
52. プライベート・ライアン
《ネタバレ》 最後までライアン二等兵を救うという任務の重要性、存在意味を掴めなかった。 3人の兄貴が戦死し、残るは末っ子のライアンのみ、国に送り返さねば。 もう最初から最後まで「何故?」でした。 途中からそんな任務はどこへやらといった展開になってましたけど・・・。 冒頭とラストの老人がミラー大尉ではなくライアンだった、と いう事のためにミラーを殺したのでは?と思えなくもない怒涛の畳み掛け。 戦争映画嫌いでありながら音響、そして映像にぐいっと引き込まれたけれど 気になるところもあってか素直に楽しめなかった、残念。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-23 12:16:16) |
53. サイドウェイ
《ネタバレ》 性表現がストレートだけど、こ洒落てて好きです。 特に言葉が。マイルスとマヤの掛け合いは聞き入ってしまった。 淡々と染み入るその雰囲気にじんわりときてしまう。 ワインそっちのけで愛し合う二人、片やワイン談義に花を咲かせる二人。 このシーンはアッサリと場面転換し短いけれども、なんか良い。 ラストのあの切り方も良いですね、基本ハッピーエンドだけど。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-18 00:13:05) |
54. ヒトラー 最期の12日間
最後の12日間、もはや崖っぷち。 戦況、兵士たちや将校、そしてヒトラー自身の精神状態に至るまで。 まるで余裕が無い、終始転がり落ちていく様を見せつけられたという感じである。 押し寄せる敵軍の波、対するヒトラーの心の揺らぎ。 丁度良い塩梅で描かれていたと思う。 勝ち目は無い、だが撤退も降伏も拒否しどうすることも出来ない状況。 そこで一人怒りを露わにしわめき散らす姿、その背中は小さく哀れみさえ覚える。 国民は逃げ惑うだけか、単なる被害者なのか。 その辺りも作中で軽く言及していて感慨深い、身につまされる思いである。 見応えはあったが終盤に長さを感じてしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-11-15 21:44:08) |
55. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 イウォーク族は見た目や動きの可愛さは置いといて・・・不要だったのでは? やたら戦闘シーン長く、それら全てが酷い。トゥルーパー弱過ぎ。 ベイダー卿の改心も唐突で、あまり葛藤を感じられない点が気になる。 その後のあっけない皇帝の末路も。 ラスト、特別編ではベイダーがヘイデンに変更されてたりと萎えたりもする。 ただ、新3部作を見るとコレでもいいか・・・と思えてきたりもする不思議。 割と冗長なシーンが多く、詰め詰めだった気がしないでもないが 締めとしてはいい具合に落ち着いたと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-03 19:36:13) |
56. ネットワーク
《ネタバレ》 やり過ぎか・・?やり過ぎでしょう・・? いや、手放しにその突飛な演出をオーバーと見ることは出来ない。 今現在のTVを点けて見てもヤラセが蔓延り、視聴率至上主義が幅を利かせる世界だ。 本作品はそのテレビというメディアの多大な影響力、業界に巣食う魔を感じ取れる。 浮気をするが目が覚め、愛する妻の下へと去るウィリアム・ホールデン。 そしてラストの件が凄い好き。 [DVD(字幕)] 7点(2006-08-01 11:11:14) |
57. セルラー
《ネタバレ》 素晴らしくテンポが良い。 「ハラハラドキドキ」する状況を久しぶりに体験した。 一見頼り無さげなオジサン刑事が、実は凄腕だったりして惚れ惚れします。 弁護士もキャラが良く、主人公との掛け合いは笑えます。 何故・・といった、展開への疑問も見受けられるがコレぐらいがちょうど良い。 あまり辻褄合わせをし、整合性を保とうとすると失敗していたかも。 瞬間瞬間に畳み掛ける緊張感が心地よく、軟派者が奮起する展開に久々に燃えました。 フォーンブースみたいな雰囲気と思ったら原作者が同じ、電話好きなんですね。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-17 13:05:58) |
58. エイリアン
モンスター映画の最高峰と言える作品。 エイリアンの造形が素晴らしい。 あのヌラヌラした肌が艶かしくも黒々と光ります。 その完成度、クオリティー、79年の作品とは思えない。 リプリー役のシガニー・ウィーバーの演技力には目を見張るものがある。 タフな女性というイメージを確立させた。 ホラー物にはつきものの、きわどい下着姿などお約束も欠かさない。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-21 11:38:34) |
59. 評決
《ネタバレ》 話と展開に締りが無いかも。 頼みの綱のポール・ニューマンも、なかなかどうして微妙。 それは役どころに因るトーンを抑えた演技のせいなのだが。 華であるところの、ランプリングも非情に勿体ない。 あれでは居ても居なくてもいいようなものだ。 強引ともとれる勝利がやや気になるものの、この映画の見所はその法廷シーンだ。 なので、弁論のシーンには力を入れて欲しかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-17 00:36:07) |
60. 17歳のカルテ
《ネタバレ》 最近多いですよね、『自称』鬱病が。 ふと、そんなことが脳裏に浮かんだ。 17歳というのも多感な時期ですしね、色々と考えてしまうものです。 助演女優賞を得ても、A・ジョリーは割れた下唇が気になって好きになれない。 痛々しい姿、そのキャラの立ち位置、スタイルetc..は最高なんだけどね。 でも注目すべきは彼女でもW・ライダーでもなく、脇を固めた人らではないかな? クレア・デュヴァル、爪を噛む仕草とか最高に似合ってた。 世界を壊れていると定義するならば、折り合いをつけ生きるしかない。 世界は常に流動的で、人は常に受動的存在なのだ。 とにもかくにも、ウィノナ可愛い。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-15 23:54:24) |