41. デモンズ
ランベルト・バーバ一世一代の名編。アルジェントがどうのこうのではなくマカロニホラーとして素直に楽しめる。個人的にはロメロのゾンビより評価したいところ。伏線がまるでいかされないなど問題は多々あるがそれを補って余りあるパワーに圧倒される。 7点(2003-12-19 10:03:18) |
42. ホーボー・ウィズ・ショットガン
《ネタバレ》 素晴らしいスピード展開で、演出は抜群です。合間にゴアシーンをはさみつつ、ラストまでけして飽きさせる事はありません。が、あまりにも暗すぎる。例えばマチェーテはいくら陰惨でも”あぁバカだなぁ”と笑えるのですが、この作品ではクスリとも出来ませんでした。画面の暗さもさることながら、行き過ぎの部分がうまく転化していないんですね。笑いに。そこでなんかもやついた不快感が終始感じられてあまりスカッとしませんでした。でも久々にハウアーが主演でがんばっていたので+1。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-24 15:13:57) |
43. ●REC/レック(2007)
アンヘラさんがかわいやらしいので成功した作品でしょう。えぇいゾンビはいいからアンヘラたんを映しやがれ!!。という気分で疾走する75分です。 とはいえ作品内容もよく計算して丁寧に創られているので、POV系がお好きな方ならかなり楽しめるのではないでしょうか。 ただラストにかけてのありがちな展開が残念です。わざわざ理由をほのめかす必要はなかったんじゃないかと感じました。続編を創るうえで必要だったのかもしれませんが、この作品のみに限っていえば完全に蛇足でしょう。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-21 20:57:45) |
44. ファイナル・デッドブリッジ
《ネタバレ》 予知夢で何故モリーが死ななかったのか?の問題を放り出して全員さようならの展開は少し酷いと思いましたね。しかしながら、最後までダレることなく、ズッシャズッシャと死に様を連鎖させていくので見応えはありです。3、4、5と観ましたが、本作が最もまとまっていました。前作にあった下手に生き残ろうとする助長的な部分がまるで無く、前向きに死んでいくのでスピード感があったからでしょうか。でも一番はレーシック手術のおかしな器具を目に突っ込むシーンでした。どんなに良く出来た死のシーンよりおっかなかったです。現実はこわいね。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-12-11 18:31:08) |
45. パラノーマル・アクティビティ
《ネタバレ》 女の絶叫は怖いよとつくづく思いました。寝ている姿をボーッと眺められていたらこれも怖い。総じて女は怖い。映画は良く出来ています。無駄無く恐怖が熟成されていく感じで、ラストまでだれずに展開していきます。シリーズ化なぞしなかったら潔くてよかったのでしょうが、そうもいかんのでしょうな。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-01-20 21:19:21) |
46. ラブリーボーン
《ネタバレ》 難しい。演出は抜群で、物語への引き込み方は素晴らしい。 しかしながら、犯人宅へ妹が侵入した後から転げるようにテーマがばらけてしまうのです。 成る程、映画的なラストにするのであれば、家族が犯人に復讐を遂げるという展開が一番で、観客もすっきりするのであろうが、今回はあえてそれをさけているのだろうなぁと思うけれど、やはりもやもやするのである。 では家族愛とか団結みたいなものを全面にだしてくるかというと、それも希薄で、まるで盛り上がりに欠ける。大事な時に家族を見捨てていた母親が帰ってきたから何なんだ?と、もやもやするのである。 それなら、霊が見えるという同級生をもっと絡めて、主人公と現実の橋渡しをするような展開にするかといえば、そうでもなく、ラスト付近で少しあるけれども、キャラ設定がまるで活かされていないと、もやもやするのである。 とってつけたような犯人の死もいかがなものか?。この作品のような展開をするのであれば犯人の死を描くのは違うのではないかと感ずる。 様々なことを描こうとしたけれど、とっちらかってまとまりませんでしたという印象をうける。 或は、尺の問題でカットしまくった結果の作品ではないのかとも思う。 作品の雰囲気や役者や映像や演出は素晴らしいだけに、構成不足だけがもったいない。 [インターネット(字幕)] 6点(2014-01-02 19:30:13) |
47. ジャングル・フィーバー
黒と白の恋愛物語。あえてきつい(はず)のテーマを選びながら、飄々と描いていくスパイク・リーは流石というのかなんというのか。かなり前に観た作品なので細かなデティールは忘れているのだが、ラストシーンがどうにも理解できなかったのだけは思い出せる。スティービーのサントラもいいね。 6点(2004-08-16 22:29:00) |
48. バタリアン
泣けて笑えて気持ち悪くなるという珍しいスプラッタ作品ですね。オバノンのスキの無い脚本や演出が昇華されていて好感のもてる作品に仕上がっています。しかしバタリアンとかオバンバとかのネーミングは何とかならんものなのでしょうか。最悪です。 6点(2004-01-28 20:55:58) |
49. セブン
ラストシーンにハリウッド的良心を感じる。それとも限界だろうか。展開のさせかたは見事なので、もう一歩踏み込んだ描写ができれば傑作となりえたのではないだろうか。 6点(2004-01-15 19:54:21) |
50. シザーハンズ
ジョニーもウィノナもどうでもいい。この作品はプライスのエドワードを見る時の表情が素晴らしい。 6点(2003-12-31 00:55:34) |
51. ネクロマンティック【特別版】
ネクロフィリアを直接的に描いた病的な作品としてはある程度評価したい。ジョー・ダマトの描いたものよりも踏み込んでいて好感が持てる。死をテーマにして独自のスケッチをし続けるブットゲライト。ラストで笑ってしまうのが惜しいか?。2はもっと笑えるんだけどね。 6点(2003-12-26 22:30:30) |
52. スペースバンパイア
FXにダイクストラを起用しているところからも何か因縁めいたものを感じる作品。前作でお飾りだったフーパーがストレスを大解放し大音響とSFXで終始攻めまくるのが痛快。レイルズバックの神経症めいた演技も見所で、当然ラストもやってくれる。 6点(2003-12-24 14:21:25) |
53. ファンハウス/惨劇の館
仮面をとると更なるフリーキーというところで笑ってしまう。 後半からのたたみかけるようなカットつなぎはフーパーの真骨頂。なんでもこれを観てスピルバーグはポルターガイストの監督にフーパーを起用したそうだ。可哀そうに。 確かにフーパー作品では最もバランスがとれている。ラストも無難にまとめてあるが、少しものたりない。 6点(2003-12-20 20:41:35) |
54. デモンズ3
デモンズ1・2とはまったく関係はなく、ソアビによるアルジェント譲りの美学に彩られた美しく悲しい物語である。 この頃のアーシアが一番かわいかったなあ。 6点(2003-12-19 10:14:21) |
55. ホーリー・マウンテン
いつもモーニング娘。の”ラブマシーン”を聴くと、この作品を思い出して笑ってしまいます。安直ですね。これは映画だ!!ワーッハッハ。現実に戻ろう!!。 6点(2003-12-18 22:06:49) |
56. ヘルレイザー4
以前、レンタルが開始された当初に真っ先に借りて、なんてつまらない代物だと思ったものです。が、今になって観直すと完結編としてよくまとまっていて、面白く観ることができました。 しかしながら重要な部分をカットしすぎで、唐突に話が展開し、分かりにくいのが不親切。特に現代編のなげやりな感じは酷く、宇宙編で帳尻をあわせればいいだろう、爆発させればカタルシス!!ってなもので、センスのない輩にガタガタに編集されたイェーガーに同情を禁じえませんね。 全体的に雑然としていますけれども、シリーズの頭から観ているファンには満足できる水準の作品ではないでしょうか。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-06-17 16:53:49) |
57. デッドコースター
《ネタバレ》 ようやく2作目を鑑賞できました。シリーズの中でも評判が良いので期待していたのですが、及第点といったところでしょうか。冒頭の多重事故のシーンはさすがアクション監督ならではのうまさで、カメラの振り回しっぷりといい、スピード感あふれる編集も興奮冷めやらずです。話の進め方もだれることなく良いのですが、最後30分で詰めるだけ詰めた展開をするため、かなり唐突でわかりづらいのは否めないでしょう。なにか無理やり殺しているなぁと思ってしまうのですね。ラストの爆発も何故なのか?よくわからんです。 [インターネット(字幕)] 5点(2017-05-14 15:59:48) |
58. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド
《ネタバレ》 どうしようかなと迷いましたがまた劇場へいってしまいました。前編の時と同じく、くそみそに叩かれるほど悪い作品ではないなと感じました。個人的には後編のほうが楽しめたくらいです。前編が割と大人数で動いていたのと違い、かなりスケール感が減らされていてこじんまりとした感じがいいなと。全編この位でまとめて1回上映のほうが良かったのではないかと思います。 確かに説明台詞ばかりで嫌になるのはわかります。しかしながら役者が上手いのでさほど苦痛にはなりませんでした。長谷川博己さんのきざったらしい演技は今回更に磨きがかかっていて最高でした。シャンパンボトル片手に現れるんですよ!。前編で違和感を感じた國村隼さんも今回ははまっていて良かったです。役者の皆さんはとても良くて、ちまたで叩かれている水原さんにしてもこの作品でのミカサとしては合っているのではないかと思います。 ただ製作者側はえらくセンスがないというか古い感覚でものを創っている感じがしましたね。古いのが悪いとは思わないですし、うまく昇華できていれば良いのですが、結果”失笑”しか生まれないのであれば意味が無い。 ラスト付近で超大型巨人がやられ、エレンが落下しミカサに助けられるシーンの気持ち悪さは特筆もので、マジでやっているとしたらこの人達はどうしようもないし、洒落っ気でやっていたとしても何も笑えないので、結局どうしようもないという。 この作品は若くていきのいい日本の役者を沢山知ることができたのが収穫でした。それだけです。 [映画館(邦画)] 5点(2015-10-16 09:04:26)(良:1票) |
59. 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN
《ネタバレ》 最近知った言葉で最も格好いいと感じたのが立体起動装置。これは一体何なのかを知りたくて、アニメ版を観ていたら実写版が公開されたというので久々に劇場に足を運びました。 公開されてすぐにケチョンケチョンに叩かれていてどんなもんかなぁという不安はありましたが、言われるほど悪くはないんじゃないかと感じました。 この作品の問題は下手に原作とリンクさせてしまったところで、むしろ原作など無視してキャラクターも含め独自の展開を図るべきであったと思います。それと特撮映画にしてしまったところでしょうか。巨人化したエレンがよくできているから、他の巨人の描写が浮いているというか貧相にみえてしまいバランスがとれていないのです。 演者はよく頑張っています。特にシキシマ役の俳優はよくこんなこっぱずかしい動作ができるなぁと感心しました。今時リンゴをかじりながら登場するなんて、ショーコスギもびっくりでしょう。 ただ最大のミスキャストは國村隼さんで、この役の存在価値はまるでないのでかわいそうというかとんでもない違和感がありました。後編を観ればその違和感が解消されるのかも知れませんが。 盛り上がらない話をどうまとめあげるのか?後編に期待します。 [映画館(邦画)] 5点(2015-08-25 21:45:40) |
60. 片腕マシンガール
惜しい作品。長すぎですね。80分位にまとめられたらテンポがよくて痛快な映画になった気がします。つかみは抜群で、これが面白くないはずはないと思うのですが、本編に入った途端に失速してしまい、邦画にありがちなダラダラした展開に突入してしまいます。で、本来盛り上がるべきシーンが淡白なのでその後をいくら盛り上げても生きてこないんですね。面白い要素は余りありますし、ゴア描写のやりすぎ感など光る部分はあるのですが、いまいち乗り切れないのが残念でした。 [インターネット(字幕)] 5点(2015-01-24 12:49:56) |