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41.  キングダム/見えざる敵 《ネタバレ》 
しっかりネタばらしますのでご注意。サウジの警察大佐がファーストネーム告げるあたりから〈この人死ぬ展開だな〉って思ってたら案の定。アジトに踏み込むシーン(1回目)で犯人側のカットと交互に映し出されて〈羊たちの沈黙みたいということは…〉やっぱり。でも落としかたが超ヘタクソ。しかしこの手法、誰が最初にやったんでしょうか?知ってる人は教えてください。アメリカ利権に対する自爆テロ、理屈つけて強引に捜査に介入していくFBI、結果FBIは全員助かるというご都合主義、冷静に考えると胸くそ悪くなってくるんですが、エンタテインメントとしてそこそこよくできていました。FBIの科学捜査の進め方に共感している自分もそこにいましたし。ベンツ旧Sクラスとレンジローバーのカーチェイスで行き着く先に、2代目シビックやTNなどのHONDA車があるってのが今のアラブなんですね。国によってはプジョー504が現役でした(15年前の話ですけど、たぶん今もあるはず)。
[映画館(字幕)] 7点(2007-10-18 20:26:02)
42.  パーフェクト・ストレンジャー(2007) 《ネタバレ》 
「永遠の仔」とおなじテーマの作品でした。だけど薄っぺらすぎる出来ですね。キャットウーマンと同じく、ハル・ベリーの美しさを愛でるために観るならそれもまたあり。
[映画館(字幕)] 3点(2007-10-12 17:45:23)
43.  EUREKA ユリイカ 《ネタバレ》 
長い、ひたすらに長い。DVDで観たから自分のタイミングで休憩はさめたけど、劇場だったら辛かったと思います。むかしの大作みたいにインターミッションとかあったのかな?トイレ休憩ないと地獄のような… バスジャック犯の犯行動機がわからない、河野圭子役の背の高い女性が外出した理由が明らかにされないなどのポイントが気にかかるので、最終的に腑に落ちない。ま、つまんない作品ではないので「覚悟」をお持ちのかたにはお薦めできます。なお、むかしの日本映画の最大の悪癖〈台詞がよく聞こえない〉がありますのでヘッドフォン等で鑑賞する217分かもね。そうそう、若松、八幡、門司の方言のニュアンスの違いなんかほとんどの人にはわかんねえよ、あんまりローカルなくすぐり入れるもんじゃないですね。
[DVD(邦画)] 4点(2007-10-11 17:43:53)
44.  めがね 《ネタバレ》 
つまり日テレ「すいか」ですよね。光石研をフォローするためだけに観に行きました、あしからず。なお、薬師丸はよかったよ。彼女が主宰してる宗教もどきなら2~3日体験してもいいかな、って気持ちになりました。そうそう、ちょっと長すぎ。劇場なら我慢できるけど、おうちでDVDだと何回PAUSEするかな?
[映画館(邦画)] 5点(2007-10-05 22:46:35)
45.  デス・プルーフ in グラインドハウス 《ネタバレ》 
プラネット・テラー観終わってから評価しようと思ってたので、ちょっと前の記憶を頼りに書きます。なんかカート・ラッセルによる惨殺シーンで、ハーシェル・ゴードン・ルイスの「2000人の狂人」を思い出しました。高笑いしながら残虐なことやってく感じがすごく似てた。遠い記憶なので曖昧ですからまちがってたら失礼。スタンドインなしのゾーイ・ベルのカー・スタント観るだけでも価値ありの一作だと思うし、例によって音楽の趣味は最高です。冷静に考えたら絶対にミスマッチなはずのJeepster by T.Rexがピッタリはまってたのには感動すら憶えました。ダッヂ・チャレンジャーにこだわった作りは素晴らしかったけど、見事なまでにポンコツになって旧車好きとしては悲しかったなぁ。東映のズベ公シリーズ、日活の野良猫ロックなんかのテイストにラス・メイヤー、R.L.フロスト(暴力シーンはこっちかな?)がごちゃ混ぜになった良品でした。ラストシーンはスッキリしたもん。
[映画館(字幕)] 8点(2007-10-05 22:29:24)
46.  ミス・ポター 《ネタバレ》 
ピーター・ラビットに興味はございませんけど、ビクトリア朝付近に惹かれるので観てみました。まず当時の言い回しが見事に再現されてました。"extraordinary"を連発するのが進歩的とされた層の流行り。貴族や上流階級(含む成り上がり)はそんな過剰な表現しなかったみたいです(聞きかじりですが)。ツバメ号でおなじみの湖水地方を当時の様子で見せてくれたので評価アップ。それからナショナル・トラスト(知った契機はwhite albumです)の実践を映画で表現してもらったのには結構ゾクゾクしました。簡潔にまとめたところも加点。レニーって口を開かないで発音するとイギリス人に見えるって思いこんでるような気がしてちょっと怖いかも。個人的には「コールド・マウンテン」や「シカゴ」での大口開けてわめき散らすレニーが好きなんですけど…
[映画館(字幕)] 8点(2007-10-05 21:07:25)
47.  プラネット・テラー in グラインドハウス 《ネタバレ》 
こっちのほうが好き。B級娯楽作品としては圧倒的に上等な一品です。「レジェンド・オブ・メキシコ」のカタルシス最高だったし、この監督小道具の使いかたメチャうまいので期待してましたが大正解。わたくし、グチョグチョも嫌いだし先端恐怖症でもあるのですが、怖々でも見続けてしまいました。主演の男ちょっと花がなかったね、だからあのエンディングだったのかな。チェリーやったローズ・マッゴーワンもよかったけど、女医ダコタ役のマーリー・シェルトンが素敵だった。
[映画館(字幕)] 9点(2007-10-04 18:39:44)
48.  魔笛(2006) 《ネタバレ》 
もともと原作にもつじつまが合わないところがあり、シチュエーションを第1次大戦期に変えたがゆえに、ワケがわからんストーリーになってますな。英語詞なので耳を字幕で補えば今までで一番魔笛を理解できたかも知れないけど、なんか意訳されてたような箇所もあり(↓のコメント参照)どうなんだか。ドイツ語の音になじんでたので韻の踏みかたが気持ち悪い箇所もありましたね。スクリーン、そしてPA越しの音で観るとビート(つまり黒人音楽や民族音楽起源のもの)がないから、いかにモーツァルトでも飽きます。こうしてみるとミュージカルってすごい、なるほどオペラがそのまま映画にならなかった歴史がよく理解できてしまうという皮肉な結果になってます。たとえばヴェトナム戦争を舞台にして白人、黒人、アジア人キャスト入り乱れてって作り方したほうが観る側が感情移入しやすかったかな?とも思う。アジア系のオペラシンガーたくさんいますしね。そうそう、夜の女王のロシア系のおばちゃんはミスキャストだ。舞台なら遠目だけどクロースアップは耐えられない、スミ・ジョーさんがよかったな。それから、パパゲーノをもっと狂言回しっぽく使って踏み込んだ脚色してもドラマとしてはよかった気がします。 〈追記〉直下のかた、ジンジャー&フレッドに失礼だと思う。あの両名の凄さは重力、遠心力などすべての地球上にかかる力から解放された動きをスクリーンに表現し、しかも優美だったことです。動きは美しいと思いますがデディケイト、リスペクトのレベルでしかない。称揚するなら「オマージュとして素晴らしい」と表現すべきです。
[映画館(字幕)] 6点(2007-09-04 20:18:13)
49.  シッコ 《ネタバレ》 
観終わった後でいいから「モーター・サイクル・ダイアリーズ」観てください。エンディングのキューバの医療が、そしてCHEの娘さんのコメントがより現実のものとして理解できることでしょう。80~90年代にはあんなにボートピープルが多くてマイアミはキューバ移民の街みたいでしたが(マイアミ・ヴァイスとかグロリア・エステファンとかね)、いつのまにかそうじゃなくなってるのはなぜ?がちゃんと描かれてます。たぶんライ・クーダーが「ブエナビスタ~」やったころから変化がおとずれていたんでしょうね。このドキュメンタリーはアメリカの医療制度を詳らかにするというより、アメリカ人の社会主義アレルギーを描いてるんだと思います、結果的に。ま、国家社会主義と社会民主主義の差は紙一重で、その国民の民度によって決定されるわけですから皆保険制度の功罪の判断は難しいですが。なおムーア自身が道化となって他国の制度を知っていく過程がけっこうウザいんで減点してますけど、華氏911よりはずっとよい作品ですね。
[映画館(字幕)] 8点(2007-09-03 20:12:22)
50.  天然コケッコー 《ネタバレ》 
はーわしゃーこの映画好きじゃ、DVD出たら買うけーの。しかし山脈の北側でも言葉ほとんどおんなじじゃのー、瀬戸内側じゃ女子は「わし」言わんけど。方言の致命的な綻びがないのは見事でした。最近この分野いい加減な作品が多すぎたからね。監督はこのくらいの年代の描きかた素晴らしい、リンダリンダリンダのときもうまいなと思ったけど今回は本当に素晴らしかった。見終わった後、冷静に考えるとこの先結構不安定な日常が待ち受けてるって気付くんだけど、見ているあいだは幸せな気分だった。田舎の濃密いや稠密ともいえる人間関係をサラッと記述してるし… 東京を表すのがLOFTの袋、スニーカーがALL STARのハイカットから東京行きでSTAN SMITHに変化するところ、本当に約2年間かけて撮影したってことが子供の成長でよくわかるところ、ディテールも見事でしたね。鱗雲の美しさ観るためにもスクリーンがおすすめです。
[映画館(邦画)] 10点(2007-08-31 18:40:06)(良:3票)
51.  プロヴァンスの贈りもの 《ネタバレ》 
ををっ、誰かがコメント済みだと思ってたら1番だったとは… リドリー・スコットがラッセル・クロウを使ってボーイ・ミーツ・ガールをやる意図を探りたくて観に行ってしまいました。ディテールはおもしろかったですよ、いきなりsmartだったり「ランス・アームストロング!!」だったり、フランス人の特性満開だったり。でもなんか腑に落ちない、リドリーは自分のイギリス人としてのスタンスを披露しないことには先に進めないと思ったのかな? この先の彼の作品を観たうえで結論づけたいと思います。音楽はよかったねぇ、ジョニー・アリディ(シルヴィー・バルタンの旦那ね)の「ヘイ・ジョー(ジミヘン)」生まれて初めて聞いた。
[映画館(字幕)] 7点(2007-08-23 22:05:26)
52.  夕凪の街 桜の国 《ネタバレ》 
ま、佐々部清のオリジナルシナリオ作品にくらべればちゃんとしてますけど、この人これが限界なんでしょうね。歌謡曲の使いかたメチャうまいだけにいつももったいない気がしてます。というか、彼を監督にして映画化ってことは制作側が観客のレベルを低く設定してるんじゃないかと勘ぐりたくなります。ただ千田町ってフレーズは学校と原爆病院思い出して結構刺さってくるものがありましたね。あの街で高校時代3年間を過ごし、三角州部分はいつも自転車で走り回ってましたから。原作も2年前に読んでましたが、あの静謐な、そして読み手の感情にさざなみのように入り込んでくる表現を越えることは無理だってわかってますけど、これはないよね。でも、これを契機に原作読んでもらえればって思うから5点。写真の中の皆実(この字当てたってすごいよな)=麻生久美子だけは10点。なお、昭和47年には在日の人たちが住む一画を除いて、基町のバラックなくなって高層の市営アパートに変わってたはずですけど? その後市民球場の横にバスセンター&そごう、向こう側に郵便貯金ホールができたと記憶してますが… そうそう今時期の夕方ってクソ暑いんだよね、広島って。
[映画館(邦画)] 5点(2007-08-16 15:47:45)
53.  ボビー 《ネタバレ》 
私の近隣では公開されなかったので、DVD化でようやく観ることができました。1968年のある日をグランドホテル形式で見事に描いた作品だと思います。実写とのつなぎもほぼ完璧。女性陣がみんなキャラが際だっていて、単に頭数そろえた作品にならなかったのは見事と言うしかないですね。とくにロシア人のねーちゃんが演じてたチェコの女性記者が見事なスパイスになって、あの色々な意味で特徴的な年を映し出してくれてます。「チエコはなんにも言わないけれど気持ちはよくわかる」by 岡林信康。この後シカゴでの暴動を経てニクソンが当選しちゃうんですよね。当時中1だったので結構憶えてます。サーハン・ビシャラ・サーハンという人名、いきなり思い出したもの。エステベスが彼の背景を描かなかったのは、闇に包まれてる部分が多いのと現在の世界の状況を鑑みてのことと思います。ところで、サウンドオブサイレンスがオリジナルのアルバムバージョンだったことに意味があるような気がしてならないのですが、まだちょっと解明できないのがくやしい。卒業は前年度の作品ですが、この年こそサウンドオブサイレンスの年ですから。そういえば、カップルになる女優の背が高いのは意図的なんだろうか?それとも偶然?
[DVD(字幕)] 9点(2007-08-14 20:41:23)
54.  キサラギ 《ネタバレ》 
よくできた作品だと思います。12人、怒れる男と優しい日本人を引き合いに述べられている方おられますように、映像でなく台詞回しで場面を紡ぎ出している佳作、いや良品ですね。舞台で観たかった気もしますが、映像として切り取った瞬間を作品として公開するのもありというか、切り取りかたが見事だったので… ユースケなギャグ(この無意識過剰は絶品)も秀逸だった。家元の疎外感を引っ張れるだけ引っ張って(あくまで観客の気持ちとしてね)、最後にズドーンと昇華させるテクニックは素晴らしいの一言。舞妓、転校生とコメントに困る(控えさせていただいております、現時点)作品を観た後ですから、染み入ってくるような満足感がございました。あ、宍戸錠、ちょっと使いすぎ。エンドロールが2回ってのはちょっとくどかったね。それにしても、今作品も転校生も宍戸さんの使いかたうまいよね。
[映画館(邦画)] 9点(2007-07-10 20:33:46)
55.  しゃべれども しゃべれども 《ネタバレ》 
五社協定の時代なら「添え物」扱い、後に言う「プログラム・ピクチャー」ですね。でもねぇ、そこがいいのよ、あぁた。映画観てちょっといい気分になれたら幸せってもんでしょ? 都電沿線でも荒川区じゃなくて豊島区舞台にしてるのがいいやね。そう、香里奈いいね。出自がモデルの子って芝居させるとダメで、特に声がヒドイ子が多いんだけど、この子ちゃんとしてる。顔きれいなのに、話し下手こじらせて実家のクリーニング屋手伝ってるなんてありそうだもん。香里奈、化けるかもね。DVD化のさいは今昔亭小三文師匠の「火焔太鼓」フルバージョン付きでお願いします、特典画像でね。三つ葉のはなくてもいいや。 〈追記〉原作読んでみました。エピソードをうまく前後させ、登場人物を端折って、プロットきれいに活かしてますね。小説刊行されてから10年、思い入れの強い読者や、作家のファンの人たちにもきちんとした気遣いが伺える脚色だと思います。舞台の変更は、視覚的効果をねらって玉川上水周辺から都電沿線に変えたんでしょうね。 火焔太鼓一本に絞ったのも正解。落語ファンじゃない人のことも考えてますよ。
[映画館(邦画)] 8点(2007-06-03 12:21:09)
56.  パッチギ! LOVE&PEACE 《ネタバレ》 
あえて0点。井筒は「群像劇」撮らせたら天下一品だと思う。前作はそれで秀作となったし、興行成績として一般評価も高かったと思う。きちんと主人公すえてドラマを創った作品で評価できるのは「二代目はクリスチャン」だけ。この作品は、周辺の人々の描き方が素晴らしい上にバイプレーヤーの使いかたが絶品だった。今回、もったいないよね。見終わったとき、李鳳宇Pのエピソードで基本ストーリー埋めちゃった感が強かったんだけど、加藤くんとの対談読むために本買ったら、やっぱ李鳳宇のストーリーだったってことで納得。シーンの終わり毎に「暗転」するのも興ざめだった。身内のエピソードをメインにしちゃだめ、日本の映画監督ってそういう人多いよ。他人の原作ふくらましたらうまいのに、自分たちで骨子作るとつまんないってことが。それから、監督は塩谷瞬大嫌いなんだろうけど、台詞かなんかで松山康介のことに触れなきゃ。前作観た人への礼儀でしょ?
[映画館(邦画)] 0点(2007-05-31 21:10:28)(良:3票)
57.  ハンニバル・ライジング 《ネタバレ》 
羊たちの沈黙は、ジョディ・フォスターの肉体を衣服越しに堪能させてくれてとてもよい作品でした。菊池光の翻訳も、癖はあるけど的確でしたし。ハンニバルを映画化するならあれが限度でしょうし、ジョディは参加しないと思ったら案の定だった。こないだのTV放映では「脳みそ」シーンがバッサリ切られてて猟奇性がまったく伝わらないことになってましたな。ま、しょうがないけど… ということで本作、お手軽作品としか言いようがありません。原作買って読んでたけど、途中で止まっちゃってそれきり手にしたくないもん。トマス・ハリス、作家として落ちてますね。処女作のブラック・サンデー、大好きだったんだけどな。
[映画館(字幕)] 4点(2007-05-31 20:51:26)
58.  ルワンダの涙 《ネタバレ》 
なぜかイギリス人のカトリックの学校教師(これがよくわからない)を狂言回しにしてルワンダの出来事を描いてるんですけど、ヨーロッパ人種の身勝手さが浮き彫りになってだんだんウンザリしてきました。ただ、ベルギー、フランスというかつての宗主国が白人保護に走ったり、怪しい国会議員の跳梁跋扈というポイント押さえてたりと、ドラマとしてはよくできてる。評価のポイントは、みんなちゃんと母国語でしゃべってる映画だったこと、「鉈」の怖さをきちんと表現していたこと。修道院での虐殺をエピソードとしてきちんと入れてたのにはビックリしました。BBCが製作に関わってるのが大きいでしょうね、自分たちのクルーを美化してないし、ETVでみたBBCドキュメンタリーの映像も使わず、きちんとフィクションとして撮影し直してたし。母国人、しかもツチ、フツ夫婦で表現した「ホテル・ルワンダ」と同点ということで… しかし、どっちの作品もこの虐殺を煽動したラジオ局のこと描いていないのはなぜなんだろう?
[映画館(字幕)] 8点(2007-05-31 20:38:44)
59.  トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 
ジュリアン・ムーア好きじゃないので遠ざけてました。しかしイギリス人、このテーマ好きだねぇ。TVモニターが各人の前にあるって設定観た瞬間に「伝統」を感じました。一言で言うと、なんでキーに子供ができたのかってことが語られてないことで「小骨がのどに引っかかった」まま終わってしまうから???です。未来世紀ブラジル、28日後のほうが釈然とする。どちらも2つの結末を用意してるからずるい作品ではありますけど。いきなり流れるクリムゾン・キングの宮殿、空に浮かぶ豚のバルーン、子供の名前がディラン、それだけでやりたいことはわかりますけどもうちょっとちゃんとしようよ。でもおもしろかった。
[DVD(字幕)] 7点(2007-05-05 07:40:51)
60.  バベル 《ネタバレ》 
21グラムおもしろかったし、グランドホテル形式の作品好きだから観に行ったわけですよ。遠く離れた3地点で「袖すり合うも多生の縁」どう作るか期待してたけど、ちょっと苦しかったかな? クラッシュ観てよくわかんない人には向かない作品です。この監督得意の時制の行ったり来たりがあるから、意味不明になってしまう人が多数出るのはしょうがないにしても、場所の背景を理解していないとちんぷんかんぷんでしょうね。一般大衆向けとは言えない。ということはGW公開が裏目かも。メキシコのサンティアゴ役がCHEだったのでうれしかった。ただ彼がどうなったかが明らかにされなかったのは心残りです。個人的にはモロッコの父親に一番感情移入してしまいました。一本気でまじめな長男が、不器用だし挙げ句の果てに撃たれてしまうという情けない結末を受け入れなければならないってとこに。しかし、菊池凜子は松嶋尚美、役所広司が鳥越俊太郎に見えてしまってちょっと失笑。エンドロールで冒頭のバレー・シーン指導がヨーコ・ゼッターランドだったのを知ったときはびっくりしました。
[映画館(字幕)] 7点(2007-05-05 07:28:39)
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