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カワウソの聞耳さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 416
性別 男性
年齢 41歳
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41.  ゼロの未来 《ネタバレ》 
ギリアムの世界が好きな人には堪らない仕上がりの作品。「ブラザーズグリム」「Dr.パルナサスの鏡」と、個性的な世界観にCGアートを少しずつ取り入れてきたギリアムにとって、今作は従来の古典的美術とCGをうまく融合した作りになっている。妙に発展しすぎた世間に馴染めない主人公が、ゼロを追求するうちに愛と友情を知り、世の中と区切りをつけて終には恐れていた無に自らを投じるという展開は、抽象的ながら涙を誘う。分かりやすくしたら「12モンキーズ」になるのかもしれないけど、今作はギリアムに馴染めない人には退屈だろう。ギリアムも既に75歳、この先誰にも作れないだろう世界観の映画を1本でも多く作ってもらいたい。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-14 21:10:34)
42.  レヴェナント 蘇えりし者
映画の大半はベア・グリルスをも凌ぐサバイバル劇なのだが、映像の美しさはもちろん、ディカプリオのさすがの存在感で飽きることなく楽しめた。復讐、生きること、父子の絆など、観る人によって主題の感じ方は違うかもしれない。映画史に残る傑作ではないが、ディカプリオの代表作として記憶されるに値する映画です。
[映画館(字幕)] 8点(2016-04-23 13:24:39)
43.  ボーダーライン(2015) 《ネタバレ》 
乾いた映像と重厚なサウンドによる緊張感が全編にみなぎる。特に、前半のフアレス往復シーンは圧倒的。麻薬絡みの捜査にエミリー・ブラントが加わって鍛えられる映画かと思っていたが、そうではない。主人公はジョシュ・ブローリンをリーダーとして展開されるカルテル弱体化作戦に付いていくだけ。理由は後半で明かされるが、主人公の傍観者としての視点は麻薬闘争の陰湿さと恐ろしさを観客に問題提起しやすくしている。そして、なんといっても映画の核はベニチオ・デル・トロ。終盤まで彼の目的と正体は明かされないが、その不気味さ、威圧感、哀愁、そして一瞬だけ見せる優しさはスクリーンにいるだけで惹きつけられる。久々の重要ロールで、デル・トロの存在感が際立つ。社会問題を下地にエンターテイメント性もたっぷりの良作だ。
[映画館(字幕)] 8点(2016-04-10 12:41:33)(良:2票)
44.  アリスのままで 《ネタバレ》 
ジュリアン・ムーア大好きです。自然な演技の中に、人間的な愛らしさが訴えかけてくるのはどの映画でも共通しています。「クッキー・フォーチュン」なんて最高! 本作でも、若年性アルツハイマー病を患うシリアスな役柄ながら、感傷的になりすぎないのがとても自然です。悲痛な感情を吐露するのは、夫に打ち明ける夜中のシーンくらい。 その後、急速に病気の進行していくアリスですが、とても自然で淡々としています。ところが、病気の進行したアリスが初期のアリスが残したメッセージを見るシーン。メッセージ内容の重さも伴って、高揚感の高まるシーンなのですが、昔のアリスの表情や言葉遣い、行動との違いが鮮明に。J・ムーアの巧さが光るとともに、映画的にもとてもグッとくる場面でした。 オスカー受賞、おめでとう!「ビッグ・リボウスキ」のような弾けた演技もまだまだ期待してます。
[映画館(字幕)] 8点(2015-07-19 20:49:51)(良:1票)
45.  6才のボクが、大人になるまで。 《ネタバレ》 
12年間を現実時間と並列して撮影した映画という異質な物語に期待したが、全体は至って普通。しかし、それが感動と共感をもたらす。淡々と過ぎ去る少年の、そして周りの家族の12年間にいかに重みがあるのか。母親役のP・アークエットは10年ぶりにスクリーンで見たが、その変貌にビックリするとともに、最後は場をさらっていきます。
[映画館(字幕)] 8点(2014-11-19 00:08:52)
46.  グランド・ブダペスト・ホテル 《ネタバレ》 
ウェス・アンダーソン監督の作品はいつも奇天烈なキャラクターを前面に押し出して、冒険要素をさらりと入れてくるのですが、今回は彼の監督作の中でももっともアクションアドベンチャーを意識した作品。次から次に出てくる個性豊かなキャラクターと、展開の速さに時間が経つのを忘れてしまいます。暗殺者にウィレム・デフォーという悪役も用意し、サスペンス要素も加わっている。それでも、映画全体にはいつものコミカルさが健在で、ひとつひとつのカットもとても楽しい。二重の回想形式など、少々ややこしい部分はありますが、娯楽要素満載の佳作です!
[映画館(字幕)] 8点(2014-07-19 21:50:47)
47.  ラストベガス 《ネタバレ》 
M・ダグラス、R・デ・ニーロ、M・フリーマン、K・クライン・・・この4人が揃って、並んで映画に出ている。それだけで嬉しいです。女に相変わらずだらしないダグラス、頑固者だけどいい人デ・ニーロ、神様目線でみんなを見守ってくりるフリーマン、お茶目なインテリ風クライン。それぞれの役割をみんな期待通りに、大袈裟でない自然体で見せてくれます。とても元気ができました。
[映画館(字幕)] 8点(2014-06-17 22:49:15)
48.  プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命 《ネタバレ》 
邦題の副題に「宿命」が付いているのはなぜだろう、と思いつつ鑑賞。子は、善悪や大きさの程度に寄らず、親の影響を受けて生きなければならない。といったところでしょうか。色彩を抑えた映像、配役、全体に漂う静的な雰囲気など、確かなストーリーに支えられたいい映画でした。
[DVD(字幕)] 8点(2014-06-15 22:20:41)
49.  ムーンライズ・キングダム
ウェス・アンダースンの映画では一番好きになりました。コミカルに描いているけど、登場人物の内情はとてもシリアス。孤独を抱えた独身の老警察官、家庭になじめない夫婦、本業の教師よりボーイスカウトに生きがいを感じている隊長。彼らが、幼いけれど本気の愛に向かって進む子供に翻弄され、少し大人になれるんです。
[DVD(字幕)] 8点(2013-11-15 21:47:14)
50.  ディア・ブラザー 《ネタバレ》 
丁寧に作ってあっていい映画でした。冤罪を証明する戦いはおそらく孤独で、大きな盛り上がりがあるわけでもない。無罪の決まった兄がいう「That's it?」にすべてが凝縮されてます。役者もそろってますし、一度みる価値のある映画だと思います。
[DVD(字幕)] 8点(2013-08-03 22:43:58)
51.  サラの鍵 《ネタバレ》 
作りが丁寧だなという印象。ストーリーも役者もしっかりしていて、物語に惹きこまれました。自分の責任として弟の死を知った後のサラがどういう心境であったかは、他人の推測や反応からしか伝わってきません。それは、サラの過去を探っているジュリアと同じ立場から、映画を見ている人が考えることなのでしょう。それだけに、ジュリアの選択に共感できるのです。
[DVD(字幕)] 8点(2013-04-14 20:35:55)
52.  人生はビギナーズ
シリアスになりすぎず、自分の人生を見返す機会にもなるとてもいい映画だと思います。「行きたい方向をさして、自分がドライブするから」なんて、言葉で表しにくい気持ちの表現方法で、共感しやすいのでは。
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-22 20:34:27)
53.  ホビット/思いがけない冒険
『ロード・オブ・ザ・リング』3部作に比べ感情移入しにくかった。それは、主登場人物がホビット、ドワーフたちとガンダルフであり、人間でないからだと思う。『LOTR』では、指輪がもつ魔力の誘惑や、権力やプライドに固執する人間性がうまくドラマ部分に取り入れられていた。今作ではそのドラマ部分が弱まっている。その反面、『LOTR』の世界観はよりスケールを増して継続され、トロルやゴブリンなど人間以外のキャラクター造形に力が入れられている。なお、3D映画はすぐ目が疲れるのだけど、3時間の本作ではあまり疲れず目に優しい3Dでした。
[映画館(字幕)] 8点(2012-12-16 14:32:35)
54.  アルゴ 《ネタバレ》 
当時のイラン-アメリカの関係を簡潔に説明する冒頭から映画に惹き込まれる。偽の映画作りに協力するハリウッド関係者にアラン・アーキン、ジョン・グッドマンという存在感のある役者を配し、一方イランで孤立化した大使館職員たちはあまり知られていない役者が演じているのも、物語の現実味を高めている。ベン・アフレックの家庭環境など、本筋以外のドラマ部分が弱いのが少し物足りない。
[映画館(字幕)] 8点(2012-10-30 09:09:44)
55.  灼熱の魂 《ネタバレ》 
中東での内戦が生んだ悲劇を背景とした、一人の母親の物語。映画は、主人公が残した遺言(=謎)を受けた双子の姉弟が、母親の故郷を辿るところから始まる。姉弟の旅と同時に、主人公の過去が徐々に明らかになっていく展開はミステリ的要素を含む。けれど、その真実はあまりに過酷だ。憎しみと愛情の入り混じった母親の葛藤は、出生の秘密を知った子供たちに受け継がれることになる。広大な砂地を捉えた美しい映像と練られた物語の中に、歴史が生んだ悲劇を浮かび上がらせる秀作。
[映画館(字幕)] 8点(2012-01-30 09:56:18)(良:1票)
56.  BIUTIFUL ビューティフル(2010) 《ネタバレ》 
イニャリトゥ監督が、ギジェルモ・アリアガの脚本から離れて撮った映画。そのためか、「アモーレス・ペロス」「21グラム」「バベル」と徐々に加速していった時間錯誤がなく、主人公を中心とした物語に素直に感情移入しやすい。主人公は余命を宣告され、残る子供たちのためにお金を貯めようと奔走する。その過程で見えてくる主人公を取り巻く世界は過酷で、なによりも狭い。この狭い世界をより窮屈に感じさせるイニャリトゥァの演出と、バルデムの圧倒的な演技に圧倒させられました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-07-03 22:09:50)
57.  ザ・ファイター 《ネタバレ》 
物語はウォード本人というより、その家族全体に焦点が当たっている。ヤク中の兄や高圧的な母親、穏やかな父親に複数の姉妹(何人いたか最後まで分からなかった…)らが、家族期待の星である次男のボクサーにどう向き合うかが描かれている。対戦相手やボクシング界の裏の物語をできるだけ省いたことで、映画に感情移入しやすい。主人公のマーク・ウォールバーグは終盤に至るまであまり自己主張をしない人物として描かれている。対して、兄と母親、そして恋人は恐ろしく自己主張が強く、主人公の人生を振り回す。この3人を演じた俳優がそれぞれオスカーにノミネートされ、2人が受賞したのが十分に頷ける。この3人が映画をおもしろく、より質の高い作品にしている。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-27 21:31:08)
58.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
「ノーカントリー」「シリアスマン」と、一見しただけでは映画全体をつかみ辛い作品の続くコーエン兄弟だが、この「トゥルーグリット」は王道。父親を殺した男に罪を償わせるため追跡する少女の成長物語になっている。この少女役のヘイリー・スタインフェルドが出色。大人たちを口で言い負かしながら、犯人に近づいていく猛々しい姿に惹きこまれる。回りを固めるジェフ・ブリッジス、マット・デイモンもそれぞれ魅力的だ。実はこの映画、銃で命中させることができるかどうかが物語の伏線として所々に盛り込まれている。ワンチャンスに、一発の銃弾。それを命中させられるかどうかが生死を分ける。相手が丸腰でも先に引き金を引いてきたブリッジス演じる保安官と、迷いから的を外したことのあるデイモン演じるレンジャー。銃撃シーンに派手さはないが、彼らの思いとコーエン兄弟こだわりの構図が相まって緊迫感に満ちている。
[映画館(字幕)] 8点(2011-03-21 12:01:34)(良:1票)
59.  ザ・タウン 《ネタバレ》 
クライムドラマとして十分楽しめます。仲間との絆とぶつかり合い、FBIとの駆け引き、そしてラストの銃撃戦まで気が抜けません。ベン・アフレック監督の前作では、若手のケイシー・アフレックの周りをエド・ハリス、モーガン・フリーマンという存在感ある名優が固めることで、質の高い映画になっていました。今作ではアフレックが主役を演じ、他の主要登場人物は主役級の俳優ではありません。しかし、さらに脇役を演じるクリス・クーパーとピート・ポスルスウェイトが抜群の存在感を放っています。主人公の父親役のクーパーは登場は一度きりながら、父親の跡を追ってしまった主人公の投影として強い印象を残します。強盗から足を洗えない主人公の象徴である町の元締めポスルスウェイトと主人公との最後の対峙もよい。先日亡くなったポスルスウェイトが、さすがの死に様でドラマを締めています。配役の巧さが光る映画です。
[映画館(字幕)] 8点(2011-02-12 17:47:40)(良:2票)
60.  アンストッパブル(2010)
余計な部分を極力そぎ落とし、娯楽に徹した映画。人物描写も最低限しっかり描かれているので感情移入できるし、迫力ある映像は文句なし。ストーリーを複雑にしたからといって映画がおもしろくなるわけではないのだと、見終わった後に感じさせてくれました。
[映画館(字幕)] 8点(2011-01-20 09:37:32)
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