601. 電話で抱きしめて
《ネタバレ》 邦題から恋愛映画を予想してましたがその予想は見事に外れました。この題名、登場人物が電話をかけまくってるからこんな題名になったんでしょうか?まあ題名の事はこの際どうでも良いんですけど、まったく別な世界に生活する3姉妹が父の入院という変化によって段々とその絆を取り戻していくっていう展開が好きです。3人が3人とも自分の生きかたをしていてその唯一のつながりは電話だけ、悲しくも和やか。父親が死ぬシーンは少しベタだと思いましたが、心電図の音と父との思い出がフラッシュバックする場面は感傷深いシーンです。それにしても、病院内ででかい声で携帯使うなって(笑) 7点(2004-03-20 21:07:53) |
602. JSA
冒頭の事件がストーリーが進むに連れて段々とわかっていくあたりでこの映画の魅力にはまりました。南北を越えての友情、それがふとしたきっかけで全て崩壊してしまうというのはなんとも皮肉で残酷な事か。深刻な南北の問題を抱える韓国だからこそ撮れた映画だと思います。 7点(2004-03-20 21:00:43) |
603. モダン・タイムス
主人公は機械を使う側から使われる側になってしまったといっても過言ではない。今の我々も一歩間違えばこうなるという事をこの作品は教えてくれる。そして、我々はこの映画のラストのように均一化された世界の中で幸せを見つけなければならない…そのことをチャップリンは面白おかしく我々に教えてくれるのである。 7点(2004-03-20 20:53:01)(良:2票) |
604. プレッシャー/壊れた男
怖いねえ。意味もなく説教始めたりロシアン・ルーレット始めたりするチャーリーシーンが怖いねえ。こんなお隣さんいたら嫌だねえ。 7点(2004-03-17 13:53:12) |
605. コクーン
余生幾許も無いであろうお爺ちゃまお婆ちゃま達がコクーン(繭)の浸かったプール(命の泉)に入って段々と若さを取り戻していくところではぁ~、若いって良いなぁなんて思ってしまいました。病気も老いも無い人生ってどんなものなんでしょう?永遠の命を求めるか、限りある命を選ぶか、自分だったら…その時にならないと判りませんね。宇宙人=侵略というレッテルが貼られてしまってるので、たまにはこうした交友的な宇宙人が居ても良いんではないでしょうかねぇ。泣かせるシーンもあったりとなかなか面白い映画でありました。友情と若さに7点。 7点(2004-03-13 03:19:34) |
606. たそがれ清兵衛
侍も農民から年貢を搾り取って優雅に暮らしているだけではなく、こうして落ちぶれた生活をしている者も居るってことですね。出世云々よりも人情に生きた侍ってどこか親近感が沸きます。維新が叫ばれる中自分の生きる道をしっかり見据えていた彼は凄いですね。ストーリーは結構地味ですけどこれはそこが見所の作品ですね。劇中の台詞「私たちは農民のおかげで成り立っているのですよ」こう思っている人がいたって言うだけで充分です。 7点(2004-03-06 19:28:01) |
607. 許されざる者(1992)
かつてその名を轟かせた壮年のガンマンという設定が渋いですね。時代が変わったため、もはや勧善懲悪なストーリーでは駄目なのでしょうが、これもなかなかいいと思いますよ。自分のかつて犯した罪にさいなまれるガンマンというのも新しいですね。最後のガン・ファイトとイーストウッドの渋さに7点。 7点(2004-03-06 19:14:41) |
608. ラスト サムライ
《ネタバレ》 和ですね。さすがに主役なためトム・クルーズが凄く存在感をアピールしてます(トム・クルーズはそれほど好きじゃないんですけど)けど、インディアンのエピソードの時「彼らは野蛮人だ」といういかにも西洋人の観点からの発言に対し「彼らは真に勇敢だった」と認めるところが忠義を重んじていることを物語ってると思います。日本人がカウボーイになれないのと同様にアメリカ人も真のサムライにはなれないながら、それでも武士道に生きようとする姿は彼がまことの戦士という証なんでしょう。決起した侍達が「行くぞ!」の掛け声とともに村から馬に乗って駆けて行くシーンには大和魂を感じました。少し冗長だなと思うシーンもほんの少しありましたがそれでも充分に見ごたえのある映画でした。 7点(2004-03-01 03:02:46)(良:1票) |
609. ディープ・インパクト(1998)
内容は皆さんの言うとおりアルマゲドンとほぼ同じですね。あちらが少ない時間でいかに隕石を撃墜するかというスペクタクル重視の作品ならこちらは長い時間をかけてじっくり対策を練るといったストーリー重視ですね。ただし決定的な違いはやはりメイン・キャストの知名度やエアロの曲提供等ですね。あちらも好きですけどこちらは主人公が一人でないことや滅亡を前にして動揺する人々を描いているのでじっくりとストーリーを味わえます。それにしても。個人的には限られた人々と一緒に穴蔵で2年間生活するよりその他大勢と一緒に死んだ方が良いと思いますけどね(笑) 7点(2004-02-28 21:16:02) |
610. ホーリー・マウンテン
ホドロフスキーって人は本当にこういう題材が好きですね。“意味不明”という言葉で片付ければそれでお終いなんですが、この作品って人間の物欲や肉欲などの精神面を描いた作品ですね。しかしながらあのオチは…ねぇ。なんかどーでも良くなってああしたようにも思えるんですが、あれも一つの答えを見つけた…ということで良しとしますか(笑。それにしても、ラブ・マシーンね(笑 7点(2004-02-28 20:13:32) |
611. 17歳のカルテ
重苦しいというか深い題材を扱ってますね。ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーの演技も凄いしウーピー・ゴールドバーグなどもとても印象に残った。何が正常で何が異常か。そんなの誰にだって判らないんじゃないでしょうか?少なくとも今の時代は。自分自身と向き合うという誰でも通る道を痛烈に描いた作品であると思います。それと個人的には劇中でTHE BANDのThe Weightが流れたのも良かった。 7点(2004-02-20 02:39:36) |
612. 史上最大の作戦
戦争映画の殆どの場合アメリカ又は戦勝国の視点で主に描かれていますが、これはノルマンディー上陸作戦決行前夜および当日を戦勝国、敗戦国を均等に描いた大変良い映画だと思います。さすがに史上最大の作戦と謳ってるだけあって戦闘シーンなどはダイナミックそして長回しに撮ってありますね。でもそれだけじゃなくそれぞれの国の心理戦のようなものもきちんと盛り込まれてるし、偏りのないバランスの取れた作りをしていると思います。 7点(2004-02-19 02:02:14) |
613. ミッション
原住民に無理やり違う信仰を押し付けようとする試みには少し共感しかねるけが、それを通して原住民を守ろうとすることには大いに共感できる。そして弟殺しの罪を償おうと改心し、自ら苦行に励む主人公や、その姿を見たインディアンたちが、かつては自分たちの敵であった主人公を仲間として迎える心の広さには心打たれた。主人公メンドーサを演じるデ・ニーロも深みのある演技をしてるし、そこにジャングルの雄大で美しい自然、モリコーネの優しくも明るい旋律等、実に奥深い映画だと思う。 7点(2004-02-19 01:47:12) |
614. ヘルター・スケルター<TVM>(1977)
ヘルタースケルターとはご存知の通りビートルズの楽曲名。そして特定の人物には忘れられない言葉。そう、これはシャロン・テート殺人事件の容疑者一味、マンソンファミリーの掲げていたスローガンのようなものだから。50~60年代にかけてアメリカで活動したヒッピー軍団、それがマンソンファミリー。そしてこの映画は、彼らの犯した身の毛もよだつような殺人事件と、その一連の裁判の全容を、一人の関係者のモノローグによって綴ったもの。残念なららリアルタイムではないためその詳細は定かではないが、調べたところによると語られている内容はかなり忠実だと思う。そして、劇中の人々が完全に“彼ら”になりきって演技をしているため、伝わってくるインパクトもかなり大きい。あくまで映画なのでフィクションの部分も少なからずあるが、それでも歴史の裏側を垣間見たような気がした。 7点(2004-02-17 17:30:34) |
615. 暴走特急
セガールの作品はどれも一本調子のような気がするんですけどその中でこの作品はなかなかよく出来た部類だと思います。設定やあらすじは結構陳腐なんですが以外に見せ場などが各所に散りばめられているし、カンフー映画の類ではないのでそれほどド派手な格闘シーンが登場するわけでもありませんが本物の合気道の達人、セガールのアクションが今回も冴え渡ってます。ヒロインのキャサリン・ヘイグルも結構可愛いというか美人ですね。僕が見たセガール作品の中ではかなり楽しめたので今回は7点を献上します。 7点(2004-02-16 00:06:10) |
616. イン・ザ・ビギニング<TVM>
【天地創造】と【十戒】を足して2で割った映画…というより、むしろダイジェスト版のような印象を受けた。なので両テーマについては少し説明不足という感じも否めないが、さすがに40年以上前の作品である両者と違って特撮やSFXの技術は格段に上がっているし、ビル・キャンベルのモーゼも結構しっくりときている。それになんと云ってもラメセス役のクリストファー・リーが今回も圧倒的な存在感を持ってるのも見逃せないところ。後半の出エジプトのエピソードでも、十戒を授かったその後をきちんと描いているところも好感を持てる。天地~と十戒の“繋がり”部分も描かれているので大方の概要を掴むにはもってこいだと思う。 7点(2004-02-12 23:29:04) |
617. リーサル・ウェポン4
僕はギブソンやグローバーのコンビも好きなんですがなんと云ってもリンチェイが大好きなんで、普段は続編ってあまり面白いとは思わないんですけど今回は物凄く面白かった。なんたってリンチェイの冴え渡るような体術!しなやかで鋭い!いくらマッチョマックスなギブソンでも彼には勝てんでしょう。現に劇中でも2人揃ってボコボコにされてたし。痛いわ~。珍しく悪役演じてる点も新鮮、って云うか主役の2人を完全に喰ってる!でもいい、強いし格好良いから! 7点(2004-02-12 23:09:12) |
618. 禁じられた遊び(1952)
子供なりに死というものを理解するためにお墓を作ってる事が大人からしてみればいけない=禁じられた遊びって云うのが深い。お墓に立てるための十字架をミシェルにねだるポレットはなんかわがままな都会っ子って感じで少し共感というか感情移入できませんでしたけど、ラストにそのミシェルからも引き離され一人で「ミシェル!」といいながら駆けて行く姿には少し感傷的な気分になりました。 7点(2004-02-12 19:36:00) |
619. ブラボー火星人2000
…俺の居場所がない…?いやここまで来たからには入らせてもらうッ!ウゥゥリィヤアァァァ!!!!…と、長くつまらぬ前置きをしてしまいましたが、最初はまあまあという感じだったけど後半からもうテンポが良くて十分楽しめました。クリストファー・ロイドですよ?なんか間抜けな火星人みたいですけどそこがまた人間味に溢れてますし、ズードだっけ?あの宇宙服も面白いキャラしてます。それと個人的に「ツァラトゥストラはかく語りき」と「ローハイド」唄うシーンはピンどころかビーンときました。特に前者。明らかに2001年を下劣?にパクってるんですけどあの曲を合わせるだけでこうも芸術的なシーンになるもんなんだナァと思いました。(笑)最後に皆さんの仰る通り食われた人どうなったんだろうか…?…え?何?誰もお前なんか呼んでないからとっとと帰れ?へぇへぇ判ったよ、帰(けぇ)るよ帰(けぇ)るよ…フ…。 7点(2004-02-12 18:47:07) |
620. プロジェクト・イーグル
なんと云ってもジャッキーの体張ったアクションが今回も見モノ。彼独特の笑いの要素も含まれてるし畳み掛けるというか強引に展開に引きずり込む勢いは素晴らしいのではないでしょうか?後半の巨大ファンがグルングルン回る部屋での格闘も面白いというか何気にスーパーマンネタパクってますしね。それにしても僕が今回一番いいキャラしてると思ったのは敵のボスで元ドイツ兵のあのオッサン。最後の彼の選択は…まさしく勇者だった。 7点(2004-02-12 18:33:19) |