601. X-メン
時間も短くて気軽に見ることができる。有名アメコミが原作だけあって、世界観は素晴らしい。 しかし、早口のセリフの言い回しが妙に分かりにくかったり、肝心のアクションがとくに後半暗すぎて分かりづらかったりと、完成度が微妙なところがもったいない。 まあ次回作以降のほうが完成度が上とのことなので、X-MENという世界観を知る上での導入部分として気軽に見ることをお勧めしたい。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2013-01-20 06:11:39) |
602. お早よう
これカラー映画だけど、もう50年以上前の作品なんだなぁ。 小津安二郎作品でこんな喜劇があるなんて知らなかった。 男の子兄弟の無言ストライキに振り回される大人たち、とりわけ杉村春子演じる隣近所の主婦の嫌らしさを逆手にとったユーモアが冴え渡る。 セリフが聞き取りやすいのもグッド! [CS・衛星(邦画)] 5点(2012-10-15 20:41:57) |
603. 借りぐらしのアリエッティ
《ネタバレ》 トトロの古民家や千と千尋の冒頭部分などをすごく意識した作りに感じた。 それらを過去の遺産を寄せ集めて、無難に仕上げた印象。その分心に残るものが少ないのはどうしてか。 自然と調和した暮らし、あいかわらずのヒロインや寡黙な父・上品なおばぁちゃんに代表される古き良き理想像はたしかにウケる。 そこでやめとけばいいのに、家政婦と母親をヘンテコな人間に描いてしまったから収まりが悪いのだ。 意地悪で二面性がある家政婦はまだ分かりやすいから良いとして、心配性でパニック障害の母親まで持ってくるのはやり過ぎだろう。 もっと普通の人間像を出していいと思う。 とてもきめ細かくて美しい背景や、「借り」のシーンでの動きのダイナミックさが良かっただけに残念。 それと、アリエッティと翔の心の通い合いがもう少し丁寧に描けていれば。 起承転結であるところの承と結が弱いのがもったいない。 [ブルーレイ(邦画)] 5点(2012-09-14 11:51:54) |
604. 華氏911
よくまあこれだけ上手いこと情報を集めたものだと感心すると同時に、あまりにも都合の良い一方的な情報の継ぎ足しだらけで引くという相反する思いで観た。見るに偲びないシーンも多くて点数が付けづらいのだが、普段なかなか報道されない闇の部分を知ることができたことは大きい。 [DVD(吹替)] 5点(2012-07-01 09:53:39) |
605. 劇場版TRICK トリック 霊能力者バトルロイヤル
あいかわらずニヤリと笑わせてくれるトリック節満載で楽しませてくれる。 かなりバカバカしいんだけど、そこが良いのだ。 マツケンの存在感もさすがだし、彼にまつわるエピソードも説得力がある。 後半にかけて少しダラけたのは残念だけど、シリーズファンは楽しめる出来。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-07-11 22:01:10) |
606. 男はつらいよ 寅次郎の青春
まず驚いたのは寅さん演じる渥美清の衰えぶり。 白髪が増えて体型も崩れてきたばかりか、明らかに気力・体力の衰えを感じる。 前作からの1年で何があったのか分からないが、 女優と一緒のシーンでも恋愛に発展すると違和感を感じてしまう。 初老の寅さんが哀しい。 というわけで寅さんと女優の絡みを期待できない現状で、 満男と泉の恋もややマンネリ化してしまっては、凡作と言わざるを得ない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-12 20:52:03) |
607. ゴッドファーザー
マフィア映画の教科書というべき高い完成度を誇るのが良く分かる。 それぞれの登場人物の存在感とリアルさは完璧に近い出来で素晴らしい。 ただ、多すぎる人間関係とやたらと繰り返される冷酷無比な殺戮は、自分にとって大きなマイナス点。 もっと見終わって幸せな気分になれる映画が見たい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-14 22:30:21) |
608. モダン・タイムス
効率優先の現代社会をするどく風刺した点が見事。 序盤の工場流れ作業での描写がとくに面白かった。 ネジを閉める癖が止まらないところや、暴走する人工補食機でのシーンはコメディとしても素晴らしい。 後半少し冗長すぎるのが惜しい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-28 21:56:10) |
609. 男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日
《ネタバレ》 寅さんシリーズにしては平凡な印象。 面白かったのは早稲田大学へ紛れ込んだ寅さんが起こす騒動ぐらい。 くるまやでのひねくれて家族を困らす寅さんにはガッカリだし、 三田佳子との恋路もいまひとつ。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-02-20 23:55:50) |
610. モロッコ
恋愛+半分戦争の要素あり。 女性の強さと自分の心に素直になれない弱さが見られて面白かった。 終盤、会いたくてたまらないトムの前でわざと気丈に振舞うアミーの姿が印象的。 恋敵のベシエールが悪役として描かれていない点も良い。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-20 23:45:53) |
611. ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!
ハチャメチャでおかしく、ちょっと心が温まるウォレスとグルミットシリーズの魅力がたっぷり。 ただし少し冗長すぎるところが玉に瑕か。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-01-14 22:03:09) |
612. 男はつらいよ 柴又より愛をこめて
美保純と栗原小巻がそれぞれ別のストーリーのヒロインとなっていて、正直あまり楽しめなかった。 あらかじめ元ネタの007や二十四の瞳を見ていればまた違った印象かもしれない。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-10-22 16:14:35) |
613. REX 恐竜物語
たぶんスタッフは早い段階で失敗作であることを気がついたに違いない。 そうでなければ、コミカルすぎるドタバタ劇、意表をつきまくる演出、あまりにも明らかな矛盾を 観客が最後までニヤニヤと笑ってみることができなかっただろう。 終わりに「HAPPY END」とあるように、子供だましと思わずに最初から喜劇と思ってみれば良いと思う。 ただ子供にはお勧めできないよね(笑) [ビデオ(邦画)] 5点(2010-07-07 00:40:57) |
614. M:I-2
テンポ感、スピード感ともにジョン・ウー監督らしさが感じられた。 意表をついてマスクをはぎとると別の人間が現われるシーンが面白い。 アクションシーンも多くエキサイティングな映画には違いないが、 もっと落ち着いた雰囲気の映画が好き。とにかく目が疲れた。 [ビデオ(吹替)] 5点(2010-07-07 00:31:21) |
615. 真夏の少年
不思議な作品。悪く言ってしまうとすべて中途半端で微妙。 良く言えば、少年のひと夏の出来事を切り取った味のある青春物語。 少年向きなのか、大人向きなのかそれすら分からない。 見方ひとつでずいぶん印象が変わる映画のような気がする。 ほぼすべてが少年の目で語られ、分かりやすいのは間違いない。 和歌山県の海をバックに、この平成の時代に撮影されたとは思えない懐かしい風景が印象的。 [ビデオ(邦画)] 5点(2010-07-07 00:26:35) |
616. 男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎
《ネタバレ》 今回は辛口のコメント評。 寅さんシリーズにしては平凡な出来ではなかろうか。 すべてが中途半端に終わってしまった感がある。 タコ社長の娘、陰気な男性のエピソードも活かされていなかったばかりか、肝心のヒロインの印象が薄い。 さすがに渡瀬恒彦は存在感があるが、曖昧なせりふを残して画面から消すのなら、 最初から堅気で真面目な男性像で行くべきだろう。 今作の寅さんのキャラクターもぶれていて納得がいかない。 人分かりの良い人情味溢れる人間像を前半に持っていきながら、後半の情けない男っぷりは首をひねらざるを得ない。 最後のくだりも笑わせようとしているのだろうけど、笑えない。 美保純のふつつか娘キャラクターがこの映画からシリーズ化されたというのは納得できた。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-06-26 22:16:17) |
617. おばあちゃんの家
淡白すぎて少し物足りなかった。おばあちゃんとの触れ合いで少年が更生していく過程で、説明もなにもなく少し分かりづらいシーンが多かったせいかな。おばあちゃんが最後まで怒らないのもびっくりした。韓国の底辺に流れている儒教の考え方を深く知ったらもっと見方が変わるのかもしれない。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-06-18 23:16:56) |
618. 男はつらいよ 寅次郎紙風船
正直あまり楽しめませんでした。ヒロインがタバコを吸っているシーンで引きました。前半であれだけ良いところを見せておきながら、後半他人の家で亭主をけなすキャラクターは意外でした。寅さんが所帯を持つことを選ばなかったという理由付けなのでしょうか。 また、前半で榎本さんが演じる家出娘がいい味を出していますが、後半になってヒロインが主役となって存在感がなくなり、どっちつかずの印象を持ちました。 今回の寅さんが老けて見えたのは気のせいでしょうか? [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-06-15 22:07:11) |
619. 男はつらいよ 翔んでる寅次郎
そこそこ楽しめました。2度目の披露宴でやけに寅さんがふけて見えたのが気になりました。 「翔んでる」のは、寅さんではなく、桃井さんでしたね。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-12-03 19:16:20) |
620. ラブ・ストーリーを君に
《ネタバレ》 主人公が急性白血病だというのに、闘病めいた描写がほとんどない、おとぎ話のようなストーリー。彼女が健康だったときのアルバム集のように、後藤久美子のお嬢様ぶりが鼻につくほどベタベタの20年前の邦画。なぜだろう、セカチューであれだけ心を動かされたのに、この楽天的な映画に引き込まれなかったのは。。。 [ビデオ(邦画)] 5点(2009-05-22 23:30:49) |