641. サマーウォーズ
あらゆる意味において新鮮味が無い。仕切っているのはおばあちゃんだけど、家父長的な家庭像に、典型的なSNS的バーチャル空間、ベタな恋愛に際立った能力(今回は数学)を持つ主人公。何も考えずに観れば面白いが、この映画からは何の意味も見出せない。ストーリーは若干消化不良。特に花札で対決って‥‥。ここだけは新鮮だったけど、アニメ的にどうなんだろう? 今の子供達は花札が分かるのだろうか。なんて余計な心配をしてしまいました。アニメーションはすごくきれいで、好感が持てました。ただそれだけの映画です。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-13 17:19:42) |
642. Vフォー・ヴェンデッタ
世界観はまぁまぁ理解できるけど、そもそもVが特に魅力的じゃない。ナタリー・ポートマン目当てに観たのでまぁ満足。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-13 14:07:07) |
643. サイコ(1960)
単純な面白さとして評価するとどうしてもこうなってしまう。うーん。悔しい。何となく先駆的ってことは分かるんだけどなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-09-12 11:34:07) |
644. 借りぐらしのアリエッティ
借りぐらしという世界観はとても興味深い。しかしそれが広がることなくひたすら平板な描写に終始し、起伏の無いまま話が終わってしまう。借りぐらしという世界をもっと描かなければ、その魅力も伝わらないし、ストーリーに説得力も無くなってしまう。そこがゲド戦記やハウルの失敗だったのではないか。逆にそこが千と千尋やもののけ姫(おまけをしてポニョ)の成功だったのではないか。映像の美しさは折り紙付きなのだから、「世界を描く」という、根幹に立ち戻ってほしいと思った。全体としては素直な出来で、特にひかからずにさらっと観ることができた。 蛇足だが、「67億人が~」とか時事的な台詞を入れたのって初めてな気がする。妙に説教くさいし、ものすごく違和感があった。 [映画館(邦画)] 5点(2010-08-17 23:27:35) |
645. ベンジャミン・バトン/数奇な人生
あまり面白くない。単調でもう眠くなる。ピュアなラブストーリーで切なくなるのだけれど、意外と普通。七回雷に打たれたじいさんやアーティストの船長は面白かったけど、全体的に何となく説教じみているのが気に入らないのかもしれない。 [映画館(字幕)] 5点(2009-08-26 23:20:04) |
646. BOY A
普通の作品。このタイトルは日本でいえばいわゆる少年A。「加害者の人権」という意味ではすごく伝わるものはあったけど、薄っぺらなような……。仮に新たな人生を歩んでいたのに社会によって抹殺される怖さというものを描きたいのならもっと後半を重点的に描くべきだし、どうも全体としてさらりとしか描かれていない気がします。これを観ながら神戸の事件を思い浮かべました。 [映画館(字幕)] 5点(2009-08-10 20:09:07) |
647. たそがれ清兵衛
普通に観れました。普通でした。雰囲気はあるんだけど…。 [DVD(字幕)] 5点(2009-07-06 23:23:40)(良:1票) |
648. スリーピー・ホロウ
好き。ティムバートンのつくる世界観にクリスティーナ・リッチの妖艶な雰囲気はぴったりだし、ジョニー・デップともほんとに相性がいい。それだけでいいですこの映画は。好みです。でも正直5点(笑) [DVD(字幕)] 5点(2009-07-01 23:15:58) |
649. グラディエーター
《ネタバレ》 命を見せ物にするという非情さとそれに興奮する民衆の愚劣さ、そしてそれを覚悟しているグラディエーターたちの哀しさというのを感じました。ただガス抜きとしてのいわゆる「パンとサーカス」というものは当時の為政者にとって必須のものでありました。結局は時代の産物です。とかローマのことを色々調べたことがあるので必要以上に考えてしまいます。 ストーリー自体は単純(でもないか?)なのですが、一応ちゃんと矛盾無く成り立ってます。でも陳腐。それと戦闘シーンやコロセウムのシーンなど、肝心なところで明らかなCGは萎えます。その戦闘シーンもめまぐるしく視点が動いて何が何だかわからん。一つ一つの戦闘も別に特別なわけではなく、音楽や勢いで凄く見せているだけじゃないか? 別にジャッキー・チェンみたいなことをやれとは言わないけど。 なんといっても皇帝が出てくるのはいくらなんでも有り得ない。ストーリーをまとめるためとはいえ、きつい。既視感もすごい。 ただ屈折した愛情を表現したホアキン・フェニックスと、マキシマス役のラッセル・クロウは上手い。ラッセル・クロウなんて最高だった。道理でオスカー取ったわけですね。作品賞は微妙。悪くはない映画だけど。にしても「I am a GLADIATOR」は鳥肌。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-29 10:56:49) |
650. 愛を読むひと
《ネタバレ》 戦後のいわゆる「ナチ狩り」を題材に描いた恋愛映画なわけですが、ドイツのホロコーストや、その後のユダヤ人達による過酷なナチ狩り(たとえばアイヒマンはアルゼンチンに逃げていたがイスラエルの諜報部によって不法に拉致され、死刑にされた)という背景を知らないと理解が難しい映画かもしれません。まずマイケルとハンナどちらにも感情移入できない所が映画にのめり込めない一つの原因でした。ハンナを許すことは到底出来ないし、かといって愛する人のために何もしないマイケルにも共感することが出来ません。その為にマイケルのする行為、例えば有罪確定後にわざわざまた朗読テープを送ったり、そうかと思えば出所後には世話はするけど決して親しくせずに一線を引いたり、ハンナが自殺した後に茶缶を届けに行って脈絡のない話をしたり、などが説得力のあるシーンではなくなってしまいました。また、ハンナが文盲であったということは観客には何となく途中で判り、それが大きなポイントになるであろうことは予測できるのに、映画の中ではさほど大きな意味を持つように見えなかったのも残念です。判決が大きく変わる事柄にもかかわらず「恥ずかしいから」という理由で筆跡鑑定を拒む心理が判りません。文盲である背景や、それについてのエピソードをもっとからめれば面白かったかもしれません。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-29 00:03:55) |
651. ブラウン・バニー
《ネタバレ》 あのギャロの映画ということでかなり期待してしまいましたが、ギャロの相当のナルシストぶりと、いわゆる「コントロールフリーク」ぶりが全面に押し出される結果となってしまいました。 誰か意見する人は居なかったのかと思うくらい平板なストーリーに、何の演出もない映像。ちょっときつかったなぁ。基本的にはアメリカを放浪してるんだけど、ロードームービーと呼ぶのは厳しい。 そんでベッドシーンになるんだけど、セックスはしない。まぁここが衝撃のラストとかいわれるゆえんなんだろうけど、セックスシーンじゃなくてフェラチオなんだよね。ギャロの狙いというか、男の身勝手さを演出するには確かに一番良い方法だったかもしれません。そういう意味ではとても象徴的であるしショッキングであるし、インパクトはあります。 何しろギャロは一方的にフェラさせながら、彼女に「誰かと寝たんだろ」と責めまくります。普通に怒ってます。でもフェラさせてんだよね。そこのミスマッチが妙に印象的です。 結局クロエの口の中に出して、その後どうなるかなーと思ったら、ギャロはベッドに寝ころんで「お前は売女だ、アバズレだ。お前なんかとはもう会わない」と罵ります。 このまさかの展開。愛を取り戻したんじゃないのかよ、と誰もがつっこむ所です。さらにデイジー役のクロエから、その時の真相が明かされます。 レイプされてたのをギャロは目撃したが、逃げ出した。その後デイジーはオーバードーズで死亡。ギャロのへなちょこぶりをつきつけられてしまいます。ギャロっていうかバド・クレイね。 情けなさとへなちょこぶりが全面に押し出されてこの映画は終わります。 この映画はギャロの男性観を表しているんだろうか? でもフェラチオシーンっていうのはすごい。アイディアはすごく良かったと思います。シンボリックで、しかもインパクトがあって。だからあのシーンはいいと思うんだけど、そこまでがなぁ。そのシーンに5点。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-21 22:20:16) |
652. サルバドールの朝
《ネタバレ》 「死刑ジャンル」というものがあるのかどうかは分からないけど、「白バラの祈り」と非常に似ています。戦時下の抑圧された状況の中で、思想活動をして捕まり、ほぼ冤罪で死刑になるというストーリー。スペインのフランコ政権で社会主義的思想からテロ活動を行うようになるサルバドールが捕まり、警官殺しの容疑で死刑判決を受けます。 主人公のサルバドールが回想をしていく形なんだけど、実話らしくストーリー的に平板。そこがどうも痛いんだけど。その分リアルではあります。 個人的には看守との交流が気に入ったけど、全体からすると必要な要素であったとは思えず、感動させるためにとってつけたストーリーにしか見えません。 映画としては平凡な作品でした。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-21 22:15:30) |
653. シャロウ・グレイブ
この映画の魅力はスピード感やストーリーはもちろん、ダニーボイル独特の映像表現にああります。一見唐突に見える映像でも、きちんと考えられていて、登場人物の心理を表していたりします。 一つ一つのシーンが本当に工夫されていて、素晴らしかったです。天井に穴を開けるアイディアやビデオカメラの映像などなど……。 しかしアイディア自体は「屋根裏の散歩者」です。江戸川乱歩は偉大すぎます。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-13 00:01:16) |
654. 茶の味
茶の味 非常にキュートな作品です。初っぱなから少年の頭から電車が飛び出していくシーンはこの作品の特徴を非常によく表していると思います。これすごくいい映画で最後は感動的なんだけど、基本はコメディです。 だから「無駄に面白い」って感じがします。もちろん褒め言葉です。この無駄さ加減がとてもゆるくてさくさく観れるのです。 うーん、なんともコメントしづらい映画でした。個人的には浅野忠信が良かったですねー。あと主人公の男の子もとても好感が持てました。恋をした時の「わかるわかる」とうなずくような行動はほほえましい。 [DVD(字幕)] 5点(2009-06-12 00:22:48) |
655. 暗いところで待ち合わせ
原作のイメージを何とか出そうとしている印象を受けました。そつなく出来ていると思います。可もなく不可もなく。 [映画館(邦画)] 5点(2009-06-02 00:26:23) |
656. 好きだ、
冗長。長回しが効果的とは思えません。ただ俳優女優は好きです。観る側に依存する映画ですね。 [DVD(字幕)] 5点(2008-12-02 23:41:22) |
657. ラストキング・オブ・スコットランド
フォレストウィッテカーだけの映画。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-26 00:19:17) |
658. アンダルシアの犬
面白いとは全く思えなかったけど、シュールであることは理解できました。いや理解しようとした時点で負けなんだろうな…。自分のキャパシティを超えた作品に点数をつけるなんておこがましいけど、しかたないな。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-17 23:07:22) |
659. 明日に向って撃て!
二人はかっこいい。でも冗長。 [DVD(字幕)] 5点(2008-08-08 22:42:17) |
660. 鉄コン筋クリート
途中まではすごく楽しめましたが、内面世界にいくとついていけませんでした。 [DVD(字幕)] 5点(2008-07-29 23:49:50) |