661. リンカーン
《ネタバレ》 うーん、ものすごく作り込んであって、しかも娯楽性が高い感じがするのですが、なんか入り込めない。これは翻訳小説に感じる違和感なんだ。楽しめなかったのは、ひとえに外国の旧い男性がみんな同じに見えるという当方の認知能力の欠如のせい。抑制の効いた大人の映画だったと思っています。 [DVD(字幕)] 6点(2013-10-26 13:31:56) |
662. 歩いても 歩いても
《ネタバレ》 なんかとてもうまくできているなあという印象はある。向田邦子作品のような家族あるいは夫婦の描写。チリチリした痛み。でも、何かこう、ガツッと引っかかってくるモノがない。ちょっと喰い足りない。この登場人物たちの知らない、この家族の事柄があるんじゃないかと思ってみたり。長男の元嫁がドラマを抱えて画面の外にいるんじゃないかと思ってみたり。 [DVD(邦画)] 6点(2013-10-06 19:32:06) |
663. 男はつらいよ 噂の寅次郎
《ネタバレ》 たぶん絶頂期だったんじゃないでしょうか、大原麗子さん。でも、なぜこんなに「男はつらいよ」になじまないんだ。たいした理由もなく離婚を切り出し、寅さんに唐突に「好き」と言い、あっという間に幼なじみについて去って行く。こんなマドンナありか。今更ながらの「女難の相」。否定不可能の女優さんにからまれた渥美清さんがそうだったんじゃないでしょうか。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-08-21 19:34:20) |
664. 横道世之介
《ネタバレ》 うーん。第一感、悪く言えない映画。横道世之介にケチをつけるのは、あの日故郷を離れ一人暮らしを始めたオレにコケにしているような気がしてしまう。あるいは、もしかしたらオレのことも「むかし、○○って変なヤツが居てさ…」って思い出してくれている人がいるかもしれないという妄想に茶々をいれてしまう気がする。だから、気持ちの寄り添わせ具合はかなりなもので、そこは成功していると思います。だけど、あまりにも淡々と進む物語から、でもひょっとしたらなにかあるかもしれないと思いながら観てしまったので点数はこのくらいです。 [DVD(邦画)] 6点(2013-08-11 16:02:42) |
665. アルゴ
《ネタバレ》 事実に誠実に作っている感じが好ましかったです。あざとい演出がなくて、薄味なんだけどコクのある料理のような映画でした。カナダ大使館のイラン人のお手伝いさん、グッジョブ。 [DVD(字幕)] 6点(2013-06-09 00:43:01) |
666. ポテチ
《ネタバレ》 野球モノが好きなワタシとしては、ただひたむきに練習する尾崎のシーンなどを入れてもらえると泣ける名作になり得たのでないかと少々残念です。あと、母ちゃんもありえないことと思いつつも、そんなことを疑ってるシーンとかもあっても良かったかもなぁ。原作未読です。 [DVD(邦画)] 6点(2013-02-23 15:33:43) |
667. 居酒屋兆治
《ネタバレ》 脇役が印象的な本作。最後に殴りかからない左とん平さんは男前だし、「俺にはおまえが待っているから」などと、みなまで言わせない加藤登紀子さんはいい女なんだろう。でも、その良さが、ワタシにはまだ分からないんだ。もはや、ずっと分からないと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2013-01-19 08:52:26) |
668. ソウ6
《ネタバレ》 性懲りもなく見ているこのシリーズ。見続けられるのは、ジクソウ役のトビン・ベルが色っぽいのとその妻役のベッツィ・ラッセルがキュートだからといまさらながら思う。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-30 00:03:47) |
669. テルマエ・ロマエ
《ネタバレ》 阿部寛さんはもちろんなのですが、昼風呂の常連客であるところのいか八朗さんも、表彰もんのベスト・キャストだったと思います。なんかもう、この世のものとは思えない神々しさを放ってらっしゃいましたね。 [DVD(邦画)] 6点(2012-12-07 22:46:11)(良:1票) |
670. レンタネコ
うーん、好きだ。「すいか(NTV、2003)」のゆかちゃんのファンだった人には、たまらない本作になってます。でもどうして、映画として世に出してしまったのでしょう。おもしろいのに「映画」って額縁に入れちゃったばっかりに、なぜか安く見えてしまうのが惜しい。深夜にドラマでやってくれれば、DVD買っちゃったかもしれないのになぁ。 [DVD(邦画)] 6点(2012-12-01 22:37:01) |
671. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 しょっぱい感じの終始切ない映画です。最後のコンテストシーンはいたたまれないとすら思う。でも、そんな感じが悪くない。この家族のその後を描いた「2」があったら見てみたいと思う。 [DVD(字幕)] 6点(2012-11-10 14:59:42) |
672. ティム・バートンのコープスブライド
《ネタバレ》 連弾のシーンが好き。造形美や世界観重視の作品だと思いますので、このくらいシンプルなおとぎ話の方が良いのだと思います。 [DVD(吹替)] 6点(2012-10-27 21:36:02) |
673. ロレンツォのオイル/命の詩
《ネタバレ》 ミセス・オドーネは、傷ついた我が子を守る動物のメスのよう。実話感動話のヒロインとは思えないほど、あちこちキレまくる。でもそのあたり、口当たりよくしなかったところを高評価したい。 [DVD(字幕)] 6点(2012-10-21 13:25:33) |
674. リアル・スティール
《ネタバレ》 最後の試合。リング上の闘いではなく、大歓声の中シャドウボクシングを繰り返す父親を見守る息子。アメリカの田舎の風景(小麦畑やトラックの窓に映る遊園地とか)。好きなシーンもありました。でも、いかんせん平らな物語。冒頭の頃に、この父親はろくでなしだけど何か違う、と思わせるエピソードがないと、ラストがどうしても行き過ぎな感じに思えてしまいます。【追記】最後の試合が、あそこまでそういうふうなら、「ロッキー」のBGMによく似た感じの曲を入れたら、血圧ももっとあがっただろうになぁ。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-20 22:06:34) |
675. 君と歩こう
《ネタバレ》 好きなところ。冒頭、ノリオがマスクを外したときの表情。野球教室ビデオ。「頑張れ、頑張れ、アベ選手」。「じゃあ、ごめん(ぞんざいな感じで)」。ものすごく盛り上がるお話ではないんですけど、低山をゆっくり登って降りてきたような満足感はあります。三木聡監督から、エログロを取り除いたような石井監督。好きな監督。 [DVD(邦画)] 6点(2012-08-13 05:59:47) |
676. 宇宙で1番ワガママな星
《ネタバレ》 いかにも、ワタシ好きするDVDジャケ。ドラマ「深夜食堂」に携わっている及川拓郎氏の脚本ということで、さらに期待が高まる。マイケル富岡の自虐ネタには笑わされましたが、ちっとも悲しい感じがしないのは、マイコーの底力ですね。ただ、エンドロール後まで引っ張る話運びをするのなら、力強く宇宙へ飛び立つ姿を見せて欲しかったです。【追記】画面に出てくると、全部彼主演の映画のように見せてしまう大泉洋氏はすごい。 [DVD(邦画)] 6点(2012-01-29 20:34:52) |
677. 相棒 -劇場版Ⅱ- 警視庁占拠!特命係の一番長い夜
《ネタバレ》 各々のレビューで既に描いていることですが、ワタシは、「トリック」と「相棒」の劇場版は、レンタル店で借りるTVシリーズのファンをメインのターゲットとしているのだ、と考えています。ラストシーン。TVシリーズのファンなら見ない訳にはいかない展開ですものね。しかし、唯一、天才的な頭脳をもつが暴走しがちな杉下の手綱をさばける上司として、「相棒」をただの推理ドラマではなく、奥行き深いものにしていた小野田”岸辺一徳”官房長。彼を失って、TVシリーズ本編はどうなるのか。亀山がいなくなった時と同じくらい心配になっています。 [DVD(邦画)] 6点(2012-01-28 22:37:07) |
678. アンストッパブル
《ネタバレ》 基本動作の怠慢の積み重ねが大惨事に結びつく。列車が走り出すまでのシーン、なるほどと思いました。デブの機関士がもう少しで列車を捕まえそうになりつつも、転んでしまうシーン。それを見て笑っている同僚たち。確かに。大変なことって、当事者たちが知らないうちに、静かに始まっているもんなんだと思う。ただ、後半は単調なんだ。乗り手が二人しかいない御柱祭り(でも大規模)、とか変なこと考えながら見てました。 [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-12-14 21:27:50) |
679. エイリアン2/完全版
「エレン・リプリー」ってタイトルにすれば良かったのに。 [DVD(字幕)] 6点(2011-11-27 21:05:41)(笑:1票) |
680. 麗しのサブリナ
《ネタバレ》 うーん、嫌いじゃない。嫌いじゃないんだけど、なんか違うような感じがします。ものすごい豪華なキャストが、あだになっているような気がしてなりません。ヘプバーンは、キュートで、凛としていて、いいとこのお嬢さんにしかに見えない(サブリナには、パーフェクトなスフレを作って欲しかった)。ボギーは「カサブランカ」のイメージが手伝ってか、ワタシには22歳の娘に惹かれて、すべて投げ打つようには見えない。もっとドタバタをやりたかったに違いないビリーワイルダー。なんか、全体にかみ合ってない感じがします。ラストは、兄は弟を、弟は兄をおもんぱかり、それぞれをパリ行きの船に乗せようとするが、すべてを了解したサブリナ一人旅立ってしまう、という感じの方が良かったのではないでしょうか。そして、ララビー家の生活は、元にさやに収まっていく。コメディタッチながらも、悲しい恋は、悲しい恋のまま終わる、ってとこでどすか。 [DVD(吹替)] 6点(2011-10-30 00:47:42) |