681. コットンクラブ
レビューのために再見したがやはり好き、より一層好きな映画となった。リチャードギア&ニコラスケイジなんて私の大嫌い2大スターであるのにもかかわらずこの映画は好きなのだ。2組の兄弟の光と影、華やかなクラブのショーと暗黒街、セピアトーンで見せる光と影が、画に写ってる人間と同様に影にも焦点を当てて見せるなどメリハリが非常に利いている。全篇に流れるジャズとタップが堪えられない。コットンクラブで素敵なショーを見せてもらった気持ちになる。 8点(2004-05-08 15:16:14) |
682. 風の中の牝雞
今では死滅に近づいている倫理観、理由はともあれ姦通を働いた妻を許せない夫。絶対言っちゃダメですよ、奥さん!男は弱いしちっちゃいんだから。この男も相当酷いです。封建的亭主で階段から突き落としても、上から大丈夫か?と声をかけ、大きな心、深い愛と言いつつ、まだ全然こだわりながら、腰にしがみ付く妻を上から見下ろし偉そうに語り、怪我はないかってビッコ引いてるのを見てもいない。奥さん、こんな男とは別れなさい! 4点(2004-05-07 11:24:27) |
683. 刑事コロンボ/第三の終章<TVM>
今度こそコロンボをギャフンと言わせられる、そんな気にさせられる作品。完璧なアリバイ、実行犯も上手く消したし、実にオシイ。ちゃっかりカギをかえていたり、ラストの追い込み方は見事、ウ~ンやられた。そして以前も同じような話があったなあと思いきや「構想の死角」、「アレッあん時の犯人と一緒の人ジャン 」ウワ~ッやられた! 8点(2004-05-06 23:51:27) |
684. さびしんぼう
自分の息子に初恋の人の名前を付けるだとか、別れの曲を弾かせるとかっていうのが、子供心にどうにも受け入れられなかった。ケツの穴の小さな私は、今でも付き合ってる女の子が元カレの話をするだけでも平静を装いながらもすごく腹が立つ。 3点(2004-05-06 22:09:02) |
685. 道(1954)
言いたい事や気持ち的には解りたいと思うんだけど、なんかラストの嗚咽・号泣がこの映画を台無しにしてる気がします。砂浜に背を向けて片揺らす程度の方が好き。 3点(2004-05-06 20:00:38) |
686. 釣りバカ日誌12 史上最大の有給休暇
会津男対長州女、ハマちゃん裸でフグ踊り。引退後の人生などについて考えさせる? 6点(2004-05-05 23:38:27) |
687. 釣りバカ日誌8
消防団の化けるがバレバレ篇。スーさんはガン? 4点(2004-05-05 21:56:34) |
688. ゴッドファーザー PART Ⅲ
Ⅰ~Ⅲまでぶっ続け鑑賞。私的にはⅡで見事に完結しているので蛇足感は強いのだが、Ⅲは”老い・死”なんでしょうか。3作繋げてしまうと結局壮大な大河オペラということでしょうか。老いは罪の懺悔をさせるが、因果応報、愛する者を全て奪いⅡ以上の孤独の中で死んでゆく。 7点(2004-05-05 21:48:23) |
689. ゴッドファーザー PART Ⅱ
Ⅰ~Ⅲをぶっ続け鑑賞。Ⅱは”冷酷・強さ”でしょうか。ビトーがドンに成るまでとドンとしてのマイケルを対比させながら、父を愛し父を目指しながらも、時代、方法論の違いから”ファミリー”の進むべき道に狂いが生じる。ラストはⅠと同様のシーンでありながら”家族”が幸せだった時がドン・マイケルの”孤独”を強烈に描く。 10点(2004-05-05 21:37:31)(良:1票) |
690. ゴッドファーザー
GWなのでⅠ~Ⅲを9時間ぶっ続け鑑賞、改めて面白さを堪能。Ⅰは”情熱・若さ”であり清廉なベビーフェイスのマイケル、彼が父を守ると誓った瞬間から、決意に満ちた鋭い男の顔に変貌、ラストでドンになった時にさらに自信に満ちた顔、すごいです。若き日のアルパチーノが可愛く、カッコいいが、やっぱりドン・コルレオーネ=マーロンブランドの圧倒的な存在感に参ります。 9点(2004-05-05 21:15:49) |
691. 刑事コロンボ/愛情の計算<TVM>
殺しの方法やアリバイ等に雑さは感じますが、人がなぜ殺人を犯すか?この動機については他の作品より余程しっかりしており哀愁を感じさせます。人工知能の開発がどれほど進もうが「愛情の計算」だけは計り知れない、邦題も上手いです。 6点(2004-05-05 11:18:49) |
692. スパルタカス(1960)
決闘シーンはかなりショッパイです。戦闘シーンもきれいな隊列を組んで行進するローマ軍のエキストラにオッと思うくらいで戦闘自体はウーンとうなってしまう。身代りシーンもクルかと思いきや入り込めない。キューブリックでなければ観ない映画かな。 2点(2004-05-05 09:23:40) |
693. ざわざわ下北沢
下北沢在住者や過去に住んでいた、遊んでいた等、下北沢に多少なりとも思い入れがある人のための映画でしょうか。行った事も無い私には面白さも雰囲気もまるで伝わらない。根本的な問題としては市川準監督が私にはまるっきり合わないという事かもしれない。 2点(2004-05-04 22:51:57) |
694. 炎上
火の粉の舞のシーンは圧巻、すごくきれいで、もう少し観たかった。私の勝手な「金閣寺」のイメージからすると呉市がまだ優しすぎるし、偏愛ぶりも足りない気がする。私的には仲代の方が狂気さがあって良いのだが、市川雷蔵もコレはコレで良いし、上手い。中村鴈治郎はもっと鴈治郎一家のDNAに刻まれたスケベさ、いやらしさを出して欲しかった。出演者がみな京都の役者さん達ばかりなんでしょうか、言葉も自然で演技が上手いです(鴈治郎除く)。 7点(2004-05-04 13:45:57) |
695. ドグラ・マグラ(1988)
原作を読んでないんで良く判りませんが、なかなか良い感じで妖しげな雰囲気が出ていたし、何より大好きな枝雀師匠の存在が怪しくとっても好きです。 6点(2004-05-04 01:32:41) |
696. ユージュアル・サスペクツ
上手い脚本で、上手いスペイシーで、最後までカイザー・ソゼという幻のような存在に頭の中を引っ掻き回される。ただ何度も観ていながら、なんか腑に落ちない部分も結構あるんで手放して絶賛する事が出来ない。 7点(2004-05-04 01:24:17) |
697. 世界中がアイ・ラヴ・ユー
たぶん若い頃に観ていたらミュージカルシーンまであり、きっとそれほど好きでは無かったでしょう。ミュージカルと笑いのバランスがどちらもクド過ぎず、私にはちょうど良い塩梅でとても心地よく見ることが出来ました。これ以上アレン臭がキツくなるととたんに嫌いになりそうなんで絶妙ですな。 8点(2004-05-03 23:27:44) |
698. 桜の森の満開の下
勝新だとばっかり思っていたらお兄ちゃんでした、この映画それぐらいよく似てた。岩下志麻が生首をオモチャにして遊ぶ姿は夢に出てくるほど怖かったことを強烈に覚えています。 6点(2004-05-03 23:21:45) |
699. シャロウ・グレイブ
一昔前のヤンエグチック(古!)なドリカム編成(死後!!)な3人組の友情、愛情、欲を赤裸々に映した映画。金によって関係が壊れていく。所詮いつかは壊れる時が来るワケだが、男同士が壊れるもっとも判り易いのが金か女であり、女となると金しかない。ボイル監督は「28日後」でも信頼をテーマに人間を鋭く描き出すなどこの手の話がとても上手いし好きなようだ。 8点(2004-05-03 22:21:16) |
700. ニッポン警視庁の恥といわれた二人組 刑事珍道中
当時小学生だったが、俺たちや総理が大好きで再放送を毎日見ていた私は、俺たちシリーズ等の鎌田敏夫&中村雅俊コンビの刑事コメディが嫌いなワケがない。 5点(2004-05-03 20:23:08) |