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ひのとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

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コメント数 814
性別 女性

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721.  髪結いの亭主
今まで観て来たラブストーリーの中で唯一無二、恋人たち2人の両方とも心から好きだと思った作品だった。この2人程「ああ、いいなあ。この人たち大好きだ」と思った恋人たちはいなかった。なぜかは分からないけれど、きっと私の琴線にひどく触れたのでしょう。表面的には穏やかでも、内には激しい思いが渦巻いている、私はそんな映画が好き。この作品も「ベティー・ブルー」とかと本質は一緒なんです。根っこの部分はとても激しい。2人の愛はいつか必ず「恋愛」から「家族愛」へと変容するであろうこと、それを見越した妻。それに耐えられなかった彼女。彼女は自分が「女」であることを大切にしたかった。そしてついに「女」であるまま逃げた。妻はある意味勝ち逃げをし、夫は静かな喪失感と共に残される。あのあまりにも切ないラストは、いつまでもいつまでも心に残る。私はDVDを持っているのだけれど、買ってからはまだ1度も観ていない。こういう作品はなかなか気安く観れないのです。
9点(2004-05-16 14:01:57)(良:1票)
722.  ポゼッション(1981)
初めて聞いたとき、「ああ、いいタイトルだなあ」と思った。POSSESS、POSSESSION=所有、妄執、憑依、所有物。タイトルだけで色々な解釈ののりしろがある。自らの「所有」する「妄執」に「憑依」され、ついには肥大化した「妄執」の「所有物」になってゆく女性。イザベル・アジャーニが体当たりで挑む、体液という体液、怨念という怨念を吐き搾り出す演技は、ちょっと他ではお目にかかれない位に壮絶で衝撃的。あれで25歳。その年であの老練した表現力。凄まじい女優です。まあ私もテンパって来るとかなりおかしくはなりますが。これもまた観る者を選ぶグロテスクな真性エログロ映画ですが、私としては人間の本質、人間の業を描いた真摯な映画の1つではないかと思います。
9点(2004-05-16 13:57:17)
723.  乙女の祈り 《ネタバレ》 
女性というものはもともと暴力性を内に向けがちな生き物で、その内向する暴力が最大級まで増幅され、そのベクトルがいきなり外に向いた時の恐ろしさは言わずもがな。耐え続けた挙句に切れた女性は本当に怖い。この映画の2人はしかも未成年で、ある部分においては非常に幼稚。未成年の、まだ未発達で未分化な精神性が暴力性と結び付き、狂気として発露していく様子を、この映画は大変に巧みに表現している。キワモノ映画というなかれ、この映画は思春期の少女の破綻していく精神性を丹念に描いた秀作です。それにしてもラストシーンには、「ああ、母親っていうのは、本当に救われない生き物なのだな…」と相当ブルーになってはしまいますね。
9点(2004-05-16 13:52:32)
724.  風と共に去りぬ
スカーレットはこんなに嫌な女だったのか、と驚いた。イライラした。高慢で傲慢で我儘で自己第一主義。地球は自分の為に動いていて全ては自分の為にある。何て嫌な女だろう。……でも、その全てのベクトルが常に前を向いている。彼女は惨禍の中でも前しか見ない。後ろだけじゃない、横すら見ない。負傷した兵士たちの間をずんずん歩いて行くシーン。あの見事な俯瞰は全て彼女の為だ。中心は彼女だ。嫉妬した。そしてその嫉妬はいつしか羨望になった。あの時代にあそこまで我を貫いた女性。これは参った。お見事。「この作品を好きか?」と問われると言葉に詰まるけれど、色々考えるに、どうしたって私はこの作品を否定出来ない。どう考えても名作だと思うからです。
9点(2004-05-16 13:51:17)
725.  死の王
人の死や死体を見慣れている看護婦の友人が言っていた。「実際の死体はただの『死』と言う事実を表すものとして事務的に受け止められるけど、映画で死体を見るのは耐えられない。映像化された死体(たとえそれが偽物でも)には人に何がしかの感情を喚起させる何かが生まれるから」と。彼女の言っていたことが私にうまく理解出来たかどうかは分からないけれど、この映画の「映像化された死の風景」には、何かしらやはり感じるものがある。監督がどういう意図でこの映画を撮ったのかは本当のところは誰にも分からないけれど(死 体派と言われる位だから、ただ死体を撮りたかっただけなのかも)、描かれるのは「生からの開放としての死」。だからこの映画については「自殺のススメ的映画だ」という解釈がある。でも私は違うと思う。死というものは人の歴史を凝縮したもの。死を見せる、というのは、生き方指南。死に方というのは結局、生き方なんだよ。 
10点(2004-05-16 13:49:46)(良:1票)
726.  マルホランド・ドライブ
この映画(他のリンチ映画もですが)は、その世界観に耽溺し、不可解さに翻弄されるのが醍醐味であり、明解な回答や辻褄合わせを求めるのは野暮で、そもそもそんなもの自体存在しないのだ、と個人的に思い込んでいました。しかし全く論理の破綻のない解釈をすることが可能であることを知り、目からうろこが落ちました。なるほど、辻褄合わせも出来るのか。でも答えなんて別にどうでもいいです。ラストのあの何とも言えない感覚、喪失感と充足感が同時混在する、あの不思議な耽美に酔えただけで、私は超絶大満足。
10点(2004-05-16 13:48:21)(良:1票)
727.  ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ
とにかく、広げた風呂敷をうまくラストに向かって収束していくというか、パズルを組み合わせて行くというか、そのプロットの練り方は凄いと言うしかない。お見事、の一言。しかも最高にスタイリッシュ。本当にもう、やられた!素晴らしい!…どうでもいいけど、個人的に、主人公の仲間のコックがTOKIOの城島に見える(誰も言わないから私の気のせいだろう)。
9点(2004-05-16 13:46:27)
728.  ピアニスト
久々に心をえぐられるような衝撃を受けた一作。物凄く滑稽だけど笑えない。内臓の奥という奥まで乱暴に突かれるような凄まじい暴力性に溢れた壮絶な映画。長く切れ目のない悲鳴をひたすらに聞かされているようで、心拍数が上がる。痛々しいラストシーンには言葉を失った。男性は暴力性を外に向け、女性は内に向ける。生殖行為の形態と一緒。
10点(2004-05-16 13:43:30)
729.  ヴァージン・スーサイズ
この映画を観た時、蜷川実花の撮る写真の世界観に似ているな、と思った。彼女とソフィア・コッポラ、この2人が表現するものには共通した何かがあるような気がする。女の子というのは、可愛くて、不可思議で、ずるく、残酷な生き物なんだよ、そう言われているような感じ。自殺することで、永遠にその美しさと処女性を男の子達の記憶の中に残す。それはやっぱり、残酷なことだと思う。 だって、男の子達は成長し、老いていくのだから。
9点(2004-05-16 13:42:06)
730.  オズの魔法使
色、色、色の大洪水。60年以上も前に製作された映画が今尚、ここまでの吸引力を持ち続ける凄さ。モノクロからカラーへと移行する過渡期、という時代性まで利用した、映画史の大傑作。見せ付けられる卑怯な位の力技。素晴らし過ぎる。ところで、DVDの12時間の音楽特典には全く驚いたよ(全部聞いた人いるんですか?)。
10点(2004-05-16 13:40:55)
731.  汚れた血
偏愛のある映画は素敵だと思う。自己愛に起因するそれは、ともすれば自己完結になりかねないシロモノで、全くもって危険物。そのギリギリのライン上にある、取り扱い注意な危険映画が好きだ。カラックスはそんなギリギリの危険人物で、時にはその境界線を越えてしまう。鼻に付く位のナルシストで、かっこつけ野郎で、取り澄ましてやがるけれど、溢れる偏愛を隠せない。そういう所に恥ずかしいまでの分かりやすい人間性も感じてしまう。どういう描き方、演出をすれば評価されるか、良い映画たり得るかを知っているし、計算出来る。でも描くものの本質は子供の絵。彼はずる賢い知恵を付けた子供なのだ。そういう意味で「神童」という言葉がとても似合う。そして滅茶苦茶な駄々っ子。当時まだ20歳そこそこだった大好きなジュリエット・ビノシュを、「やくざな中年男のやさぐれ情婦」にしてしまう。そんなの、好きな女の子をいじめてしまう小学生の男の子と一緒だ。とっても恥ずかしくて可愛い妄執。どうにもこうにも子供っぽい偏愛に溢れた素敵な映画。
9点(2004-05-16 13:39:52)(良:1票)
732.  呪怨 (2003)
白塗りはまだ許せるとして、何で小坊主にアイラインが入ってるんだ。
2点(2004-05-16 13:20:59)
733.  セブンD
ムカつきました。新しいものが何一つない。そして起伏もない。おそらく製作側にやる気もない。これはもう「シャイニング」と「ポルターガイスト」の完全なパクリじゃないですか!それに何だか「リング」も入ってます。ひどすぎる。アマンダ・プラマーは芸達者な女優なので評価したいけれど、作品自体の作りが適当過ぎです。
2点(2004-05-16 13:20:01)
734.  シー・デビル(1989)
小学生の時になぜか居間で一家団欒で観た。鑑賞中も鑑賞後も、誰も何も一言も言葉を発さなかった。あまりにもつまらなく、早く終われーい、早く終われーい、とただひたすら念じ続けた映画(家族みんなそう思っていただろうに、なぜか誰も観るのをやめようとしなかった。そして誰も感想を口にしなかった)。面白くなかった、それ以上の感想が出ません(笑)。あくまで小学生当時の感想ですが。今観たらまた観想は違って来るのかも知れません。
2点(2004-05-16 13:18:56)(笑:1票)
735.  死国
この映画の栗山千秋は、人形作家の堀佳子の作る人形ととても似ていると思いました。鬼気迫る美しさというか、ダークサイド的な日本の美というか。本当に日本人形のようで、純和風で、適役でした。美しかったですね。ストーリーはちょっと…。小説を乱読してた頃に原作も読みましたが、私は原作からして好きじゃなかったんです。2本立て(「リング2」と一緒だったかな?)じゃなかったら観ませんでした。
2点(2004-05-16 13:17:45)
736.  愛しのローズマリー
こんな映画は真面目に観てはいけないのだと思いつつ、「なんだそりゃ。やってらんないよ」と不愉快になる箇所が幾つも。人間描写や人間哲学が滅茶苦茶なくせに、人間についてきちんと考えた人間ドラマだよ、と片付ける姿勢が嫌だ。駄目だ、ムカつく。人間を二極化する安易な考えが嫌い。安易過ぎます。
2点(2004-05-16 13:15:50)
737.  スティーブン・キング/死の収穫
中学生の頃、部屋で正座して観た。並んで横で観ていた弟に、「もしあんたがあの場に居合わせたら、あの子供たちの仲間に入る?」と聞いたら、即座に「うん」と言った。「死にたくないもん」と。今でもうちの弟の協調性と友達の多さは1級。…ああ、でもあの場に居合わせたらとりあえず仲間に入ったふりはするかな、協調性0の私でも。…いや、しないかも。そこまでして生きたくもねーしな…。…なんて、映画はつまらないことこの上ないのに、真面目にそんなことを考えつつ観た。
2点(2004-05-16 13:13:32)(笑:1票)
738.  メメント
物語が進行(もしくは退行)するにつれ、どんどんストレスが蓄積して、脳が痛むような感覚を覚えた。観終わった時は、もう、ぐったり。時間軸の逆再生という奇抜な演出は私のスカスカ脳には耐えられなかった。脳内負荷率が恐ろしく高く、不愉快さで心拍数が上がる。私にとっては拷問のような作品でした。
2点(2004-05-16 13:11:15)(良:1票)
739.  マイキー
それにしてもこの子役は見事なまでに「クソガキ」を体現している。後味の悪さと、信じられないクソガキっぷりを逆評価して、この点数で。
2点(2004-05-16 13:09:59)
740.  モンキーボーン
ダークな持ち味のクリーチャーの造形は良いと思ったけれど、ストーリーはとにかく最後までだるかった。ティム・バートンの「ナイトメア~」と似たような雰囲気だけれども、レベルはその域にはとても達していない。
2点(2004-05-16 13:09:07)
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