61. 大いなる陰謀
トム君の「政治家Q&Aコーナー」みたいなノリで、対テロ戦争で皆が思っている事を政治家にぶつけてみると、それなりに(一見は)立派な答えが返ってくるのが非常にらしくって面白かった。わかりやすい丁寧な作品だったと思います。 とどのつまりは「お前ら選挙いけ!そしてちゃんと考えて投票するんだぞ?」というレッドフォードの主張じゃないですかね。 [映画館(字幕)] 7点(2008-05-03 16:12:46) |
62. トランスフォーマー
話は超くだらない。が、巨大ロボがバカスカ暴れまわる、ただそれだけで嬉しくなってしまうのは私が男だからでしょうか?日本が「ガンダム」やら「エヴァ」やらで過去の遺産を食い潰している最中、名作「アイアンジャイアント」と、この「TF」で日本のお家芸であったはずの巨大ロボ物にアメリカが追随してきました。中身はおいといて、そんな意味で(ロボット物の)歴史的なターニングポイント足りえる作品になったんじゃないかと思う。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-25 19:41:08) |
63. フリーダム・ライターズ
《ネタバレ》 今時珍しい位の「ベタな熱血教師物」の一言で全てを表せるような作品ですけど、フィクションじゃなくて実話物なんですよね。実話って聞いただけでなんだか許せてしまいます。素直に先生凄いな~って。「仕事と家庭どっちが大事なの?」みたいな事を女の方では無く男(夫)に言わせちゃうシーンとか、あまりにベタ過ぎて、うひゃ~って感じでしたけど、全体的には好印象で気持ちの良い作品です。なかなかの佳作。 [映画館(字幕)] 7点(2007-09-09 15:40:57)(良:1票) |
64. モーツァルトとクジラ
障害者ってこんなに大変なんだよ、なんて事を重苦しく描いてある訳じゃあありません。下手に感動を狙ったりしないで、ちょっと変わった人達のエキセントリックな恋模様を堂々と描いてある辺りが素敵です。だって恋だの愛だのって、人を狂わせてしまうというか、時に突飛な行動に走ったりする事もあるじゃないですか?それは障害者だろうが健常者だろうがきっと同じじゃないかな?なんて思ったり。 [DVD(字幕)] 7点(2007-08-26 01:58:30) |
65. あしたの私のつくり方
ありきたりなガーリー物と思いきや、これがなかなかあなどれないドラマでした。10代の頃だけでなくとも、仲間から外れるのが怖くて偽りの自分を演じてる人って、意外と世の中には居るんじゃないかなと思ったり。 [映画館(邦画)] 7点(2007-07-25 22:18:30) |
66. イカとクジラ
《ネタバレ》 「イカとクジラ」あの像は高尚な芸術なのか、それもとただの奇妙なオブジェなのか、それは誰にもわからない。高尚そうに見えてバカっぽいもの。あるいはその曖昧さ、それこそがこの作品のカラーなのでしょう。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-13 13:29:08) |
67. バベル
モロッコ→メキシコ→アメリカ(人)→日本の順番で変化している舞台背景や人物設定に注目したい。人の有様とはこういうものだというのを見せて、バベルの末裔の我々人間はどこへ行こうとしているのか?を問いかけているのだと思う。言いたい事はわかるのだけど、あまりに高い所から見下ろしているもんだから、なかなか伝わるものもストレートには伝わってこないのが難点か。わかってくれ!だけでなく、わかってもらうための努力も必要かと。 [映画館(字幕)] 7点(2007-05-02 22:10:06) |
68. インソムニア
タイトルからくる印象と全然違ったけど、白でも黒でもない灰色、寝ているでもなく起きているでもない「まどろみ」みたいな部分だと考えるとなかなか面白い。そういう曖昧さをテーマにした物語は上手く描けていたなと思う。 7点(2005-03-12 22:55:58) |
69. サスペクト・ゼロ
一言で例えるならXファイル系。そういう類に乗れる人ならそれなりに楽しめる部類ではないでしょうか?話題になるほどでは無い小作品だからこその「マイナー感の心地良さ」みたいなものを味わうには十分な出来。 7点(2005-02-26 01:41:13) |
70. ハンニバル(2001)
ジュリアン・ムーアそのものを否定するわけでもないけど、ジョディ・フォスターと比べたら知性的な感じがしないのが残念。今作はサスペンスというよりあくまでレクターを全面に出したキャラクター物ドラマな感じなので、レクターに拮抗するくらいの魅力がクラリスに感じられないのは致命的。グロは苦手だけど、例の最後のシーンがグロではなく格調の高さを感じたのはリドスコの技量のなせるわざだろう。 7点(2005-01-17 01:13:29)(良:1票) |
71. グラディエーター
歴史スペクタクル大作として手堅い出来。金かけた分、外せないのはわかるけど、やはり無難すぎて個性に欠けるのが少々物足りない感じも。そんな大衆性があるからこそ、その中でも若干異質なホアキンが一番印象に残ったりもする。嫌われ役だけど、ある意味一番おいしい部分だったりするのかも。 7点(2004-12-17 23:22:43) |
72. フルメタル・ジャケット
前半はフルメタルジャケット(完全鉄鋼被覆弾)の製造工程を描き、後半はその弾が放たれた様子を描いている。戦争あるいは国家=銃であり、兵士=弾丸ということなのだろう。この作品の特異な所は「銃」の部分を何も描いていない事だ。銃、あるいは銃爪を引く者とは何なのか的な部分には触れず、ただ放たれた弾丸の姿だけが描かれる。しかしそれこそが戦争というシステムなのだ。キューブリックの割りにえらく普通な作品かと思ったが(難解なイメージなので)その絶対的な客観性こそがまさにキューブリックたる所以なのだろう。 7点(2004-11-13 02:15:39)(良:1票) |
73. プラトーン
最後のモノローグは要らない。オリバー・ストーンの主観のみになっちゃってるのが少々ひっかかる。悪い作品じゃないんだけど、個の心の深遠をテーマにしつつも客観性を失わない「地獄の黙示録」や、完全な客観に徹した「フルメタルジャケット」と比べるとどうしても評価は下になる。 7点(2004-11-13 02:02:35) |
74. えびボクサー
これはコメディーなのか?否。断じて否。「エビ(シャコ)ボクサー」という非現実的な物を通して描かれるSFヒューマンドラマなのだ。彼(エビ)との出会いがきっかけで、皆何かを学び、成長していく姿は心の琴線を刺激する事だろう。 ・・・・・・とゆーよーなおバカな事を本気でやっちゃったというコメディーなのだ(どっちだよ!) 7点(2004-10-12 18:09:30)(笑:1票) |
75. オーシャンズ11
ただのカッコつけ映画としては無難に面白かった。俳優に興味は無いので「豪華キャスト」なんてのに最初から期待もしてませんし。もっとキャラクターに深みがあればな、とは思いましたけど。 7点(2004-10-12 17:45:41) |
76. 大脱走
昔の作品なので、当たり前なんでしょうけど、いかにもなアメリカンヒーローっぽさ、いかにも男だぜ、ってのはちょっと映画としては単純な感じがするかな。どこか牧歌的な雰囲気とかは面白いし、まさに「古き良き名画」ってとこかな。 7点(2004-09-23 14:48:22) |
77. ヴァン・ヘルシング
《ネタバレ》 観客不在のラストバトルはいかがなものかと。監督&モンスターマニアさんにはさぞかし楽しいのかもしれないけれど、ヒューを観に来た人にとっては、CG同士の取っ組み合い見ても正直冷める。それ以外の部分は雰囲気とか出てて割と好きだけどね。1回観て終わりな消費型娯楽作としては、まあまあな部類。次は「悪魔城ドラキュラ ザ・ムービー」とか作ってほしいぞ(今作とよく似たそういうゲームがあるのです) 7点(2004-09-15 12:44:30) |
78. アメリ
こういうのを「エスプリ」つーんでしょう。真面目にどうこう語るのは逆に無粋かなと。素直にそのエスプリにクスっと笑えればそれで良し! 7点(2003-10-22 01:50:16) |
79. 都会のアリス
あまりに淡々として眠くなるタイプの作品ですけど(笑)その淡々としたロードムービーってのが本作の味であるわけで、忙しい世の中でたまにこういう作品を観ると、なんだかこの空気感に浸れますねぇ 7点(2003-10-22 01:26:41) |
80. 真夜中のカーボーイ
人間的には嫌いなタイプの主人公なんですが、作品全体の雰囲気みたいなものは結構好きかも。浮かれた作品じゃなくて、現実の哀しさ、厳しさ、せつなさが垣間見えるアメリカン・ニューシネマらしい逸品ですね。 7点(2003-10-22 01:18:59) |