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しったか偽善者さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 75
性別 男性
自己紹介 かなりゆっくりですが、気まぐれにぼちぼちレビューしていきます。文章がヘタクソで背伸びして書いてますが大目に見てください。ストレス発散のため感情の捌け口として、ささやかな自己満足でレビューしておりますが、結果的に皆様を楽しませ、映画鑑賞のお役に立てれば幸いです。安っぽい正義感をふりかざしたような偽善的自己陶酔レビューが多いです。
「すべての作品を尊敬する謙虚な姿勢を失うことなく」、楽しみながら、かなり感情的なレビューをしております。クソ映画の弾劾は覚悟と労力を要し、めんどくさいので、あまりする気がありません(すべきなんでしょうけど)。基本的にお薦め作品の賞賛です。

大島渚「悦楽」、オリヴェイラ「神曲」、若松孝二「処女ゲバゲバ」など自分が新規登録要望した作品をレビューしてません。申し訳ありません。内容あるレビューをしたいと思ってたら腰が引けて時間がたってしまいました。とりあえず形だけでもこれからレビューしていきます。

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61.  ジェルミナル
「ジェルミナル」とは春先4月頃「すべてのものみな芽吹くとき」という意味らしいです。文豪エミール・ゾラの全20巻の大著「ルーゴン・マッカール叢書」の一部(13巻。7巻が「居酒屋」)の映画化。「ジェルミナル」はゾラの社会主義への傾倒が明らかになったと言われる作品。私は原作未読で詳しいことは知らないが、これで全体のほんの一部なんて・・すごいな。読んだ人は原作とどう違うかなどこの後のレビューで教えてくださると感激です。原作読んだら印象かなり変わるかもしれない。しかし、製作当時フランス映画史上最高の製作費がかけられたというこの大作がレビューされてないのはなぜ?。日本にはアカ狩りが吹き荒れているのか?。私は社会主義嫌いなので許して下さい。この映画の製作者は政治的意図が強いそうです。でも、製作当時のフランスの政治的状況に無知な私にはよくわからない。どないせえっちゅうの?。単なるイデオロギーの押しつけには見えないし、社会主義批判なのか?とすら思ってしまったりして・・。ひたすら失業や不況に対する憤りのようなものは伝わってくるが・・。世の中単純じゃないってことなのか?ゾラの原作が単純な主張を許さないのか?。単なる私の知識不足ですが・・。政治性に傾くあまり人間関係の描写やドラマの盛り上がりの方も中途半端になっている気がします。しかし、小難しいこと抜きに面白かったです。。結局ストライキの話ですが、フランス第二帝政下の炭鉱、子供や女性まで超長時間重労働をしている社会を背景とした本作は、悲惨な生活の中で虐げられる労働者たちの姿を丁寧に描いています。主人公は少し都合のいい立場にあるような気がしましたが・・。しかし、怒り狂ったおばちゃんたちの凄まじい行動には絶句。この映画はフランス本国ではハリウッド映画を抑え大ヒットしたらしいですが、自分の周りでは少しも話題になったことがない。こんなのがヒットするんだからフランスっていう国はヘンだとは思いますが・。この映画って日本だとマスコミによっては毛嫌いするところもあるんじゃないかな?。評論家や映画通には受けてるのかな?。けなされているのかな?。この映画の資本家を思うと今年の労基法改正にも納得してしまう自分なのでありました・・。世の中甘くないっていう映画なのか?。
9点(2004-01-13 01:34:38)
62.  乙女の祈り
夢を見るのは狂気と区別しにくいことだと痛感させられる。人が映画の中で死ぬのには慣れきってる自分だが、こんなに殺人がおぞましく感じた作品も珍しい。映画自体は気持ち悪いが、驚きの後日談に感動。こういうのは好みなもんで9点。(追記、10点インフレ化調整のため減点)
9点(2004-01-13 01:29:10)
63.  鬼が来た! 《ネタバレ》 
凄い映画だと思いました。例の壮絶な殺戮シーンが凄いのはもちろん、日本軍兵士が「敦盛(だったかな?)」を舞う中国映画なんて・・。外国映画で日本の美とその狂気をあんなシーンで見せられるなんて・・。僕はあの舞の雰囲気が日本を戦争に突っ込ませた推進力のようなものだと思いますし、それを嫌悪しますが、それは確かに美しいのです。日本軍がひたすらインベーダーのように鬼、悪魔となっている「紅いコーリャン」で主演のチアン・ウェンがこういった作品を作っているのに感心しました。剣の達人のじいさんのとぼけたギャグも個人的にグッド。エンタメとしても十分な作品。えらく気にいってます。 。(追記、10点インフレ化調整のため減点)
9点(2004-01-13 01:21:28)
64.  仮面の中のアリア
もうずいぶん長いこと見てないけど印象に残ってる作品。「カストラート」のジェラール・コルビオ監督。ど~せ高尚ぶった鼻持ちならない自己満足のための映画でしょうよ。そのとおりです。そういうレビューがこれから続くんでしょう。オペラ嫌いの人が見たらたぶん評価最低だろうな・・。気取りまくってるし。音楽を無視してもそこそこは面白いと思うんだけど・・無視したらあんまり面白さ残ってないか・・。まあ、「アマデウス」好きな人はぜひ見てください。しかし、主人公が「巨匠」というのはどうも・・演技下手だし・・嫌いじゃないけど。オペラの映画化されたのは結構見てるけど(それもあんまりたやすく見れないけど)、この手の映画もっと見たいなぁ・・。
8点(2003-12-27 06:08:31)
65.  ラガーン
他にあるんだろうか、クリケット映画?。それにしても、このスポ根・ラブコメミュージカルは面白かった。前後半合わせ3時間半?くらいあるんですが最後まで全く飽きませんでした。年貢(ラガーン)免除か三倍納付かがかかったクリケットの勝負をイギリス人と植民地インドのある村の農民たちが行うという滅茶苦茶な話。変な選手が出てくる「ドカベン」的な馬鹿なノリがあって、もうアホなんですけどホント楽しいです。クリケットの大勝負がもう最高。思わず手に汗にぎりましたよ。しかし、ひたすらアホかと思えばカースト差別批判も盛り込まれていたりして侮れません。音楽もかなりいい。大量生産されているらしいインドのミュージカル映画の音楽シーンはもはや鍛え上げられた巧みの技といった感じ。見終わったらアホになってましたが、いい気持ちで大満足でした。
8点(2003-12-24 00:00:43)
66.  マジェスティック(2001)
自分の中では、「マジェスティック」>「ショーシャンク」>>>「グリーンマイル」です。何十年も過ぎて近年の映画が古典と呼ばれる頃にもダラボン監督の三部作って呼ばれるこれらの作品はなんだかんだ言って生き残ってるのでは?と勝手に思ってます。もはや「ベタ」とも言える作品になってて、評論家や映画通の人はけなすにしろ褒めるにしろコメントしにくいでしょうね。まあ、技術的なことを言われても私にゃ関係ありませんが。この作品はたしかにアメリカ万歳的で荒唐無稽なおとぎ話でしょう。しかし、アメリカを創った合衆国憲法の理念や、差別や偏見を排してきた先人(アカ狩りに屈しなかった映画人)の努力を讃える 夢のあるおとぎ話です。私はアメリカ人ではないですがリベラル・デモクラシーの信者です。こういう人間はポストモダン云々を語る人や現実的な大人からすれば視野の狭いアホでしょうし、そんなのどうでもいいと思う人からすれば自分だけ正義の高みにおいて陳腐な優越感を持つカッコツケの偽善者でしょう。この映画を観て流した涙は自己満足の涙かもしれません。こういう人間にとっては「ショーシャンク」よりも、本作品の方が心に響くんです。娯楽性はあると思うし、そんなに退屈はしないと思うので未見の人には勧める映画です。
9点(2003-12-23 23:56:37)(良:1票)
67.  シェルブールの雨傘
オペラに慣れきってる人間なら全部歌なんてなんの違和感もありません。踊りまくるミュージカルにかえって違和感あったりして・・。欲を言えばそれぞれのキャラクターにしっかりしたアリア・・じゃなくてナンバーをもっと歌わせて聴かせてくれれば良かったのに・・と思いましたが、リアリズムも追求してるので、ラストを無理に盛り上げずに終わったことも含めて仕方ないんでしょう。一方で舞台や設定の不自然さの排除、他方で音楽にとことんこだわった理想追求の志の高い作品だと思います。古風かというとそうでもない。かえって新鮮。ミュージカル嫌いでもこの作品は良いという知人もいました。優雅なのに切ない音楽、洒落たおふらんすの香り、カラフルな映像、カトリーヌ・ドヌーブの美貌、などなど褒めるところばっかし。未見の方、少々の違和感はささいなことです。楽しんでジーンとしましょう。
10点(2003-12-10 01:54:56)(良:1票)
68.  ペパーミント・キャンディー
ダメ人間にはこたえるな・・この映画は。昔を振り返り、あの頃はこうじゃなかったと思うような人間にとっては・・・。切ない、哀しい。結局、軍隊での体験が主人公をおかしくしたと思います。完成度高いなぁ・・と感心しました。未見の方、はっきり言って面白くはない(娯楽性がない)ので注意してください。
8点(2003-12-07 22:44:09)
69.  大いなる幻影(1937) 《ネタバレ》 
この映画は、作品世界自体が「大いなる幻影」であるという切なさが心に迫るってくるし、優しさがキャラクターに溢れていて(悪人がほとんど出てこない)、それぞれの人間関係に胸を打たれた。おそらく幻影であろう男女の再会を願ってやまない。反戦映画としても素晴らしいと思う。でも、こういう映画って評価しにくいなぁ・・褒めるしかないみたいな・・アラを探すこと自体映画そのものにツバ吐くことに思えるし・・。しかし、そういう権威としての地位を確立してるのも、その権威自体も作品の力だと思う。私は映画の完成度、歴史的意義、読んだ評論、時代背景など個人的感動とは無関係とも思える要素も、その映画の評価とは切り離せないと思ってるし、名作をありがたがる自己満足など非難してもしょうがないと思っているので、自分はそういういやらしい権威に媚びた意識が感想に影響したことをおおいに認めて10点。豪華キャストの名演技、パイオニア的映像テクニック。そういう解説本に書いてたことへの賛美も含めて10点。
10点(2003-12-06 22:35:52)(良:2票)
70.  サーカス(1928)
個人的なことでしかありませんが、私はチャップリンの映画では基本的に笑えません。クスッとはしますが、腹かかえて笑ったことはないです。くだらんテレビタレントの下ネタで大笑いすることがあっても。お笑いってすごく時代的なものだと感じるんですけどね。本作品も腹抱えて笑ったわけではありません。しかし、しかし、しかし、うまく言葉で説明できないけど、この作品は笑えるかなどという次元で考えちゃ悪いような気がします。凄い。とにかく何が凄いのかわからないけど凄い。そのへんのタレントと比べちゃ失礼極まりない芸人根性と得体のしれぬ迫力のようなものが強烈に感じられました。ラストシーンは頭の中に焼きついて離れません。
10点(2003-12-05 21:12:08)(良:1票)
71.  ミンボーの女
あちらの世界の人に脅され、長々説教されたことがありますが(何の被害もなくたいしたことなかったんですけどね・・それでも弱虫の自分には・・・)、不条理にうける恐怖、そこから逃れた後のひどい脱力感、やるせなさ・・・人間不信になります。日弁連編「民事介入暴力」って本を見たらほとんどこの映画そのまんまのことが書いてます。これは断じて軽い映画じゃない。正義なんて大上段に振りかざすのではなく、人情なんてどうでもいい、とにかく「筋を通す」こと、これが日本社会では大事だ、と訴えている映画だと思います。
10点(2003-11-30 13:24:51)
72.  少女の髪どめ 《ネタバレ》 
ローカルな某映画祭で見ました。豊かな社会への希望、平和への祈りとしてこの控えめなラブストーリーは作られています。イスラム圏では性的にこれでも普通なのかもしれませんが・・・どうなんでしょう?。別の映画でマジディ監督の質疑応答を見ましたが、さすがにイラン人、アメリカ批判が話に滲み出ており、政治的にはっきりした意見をもってる人だなと思いました。それでいて、この映画のおくゆかしさは凄い。単純な批判よりも百倍はアメリカ人にダメージを与えるでしょう。
8点(2003-11-30 12:31:57)
73.  ムーラン・ルージュ(2001) 《ネタバレ》 
私はあんまり見てないけどミュージカル超OKです(ちなみにオペラはかなり好き。俗物だな・・)。ビートルズ、マリリン・モンロー、エルトン・ジョン、愛と青春の旅立ち、オッフェンバックのオペレッタ・・・などなど(全体としてヴェルディの椿姫を本歌取りしてますよね、これ。娼婦に札ビラ投げつけてるし・・)いろんなところからいろんな要素を借りまくり、ゴチャゴチャに混ぜて、美しく華麗に派手に悪趣味に仕上げた監督の手腕、その映像に脱帽。悪趣味な自分にピッタリの映画です。「シカゴ」同様、昔のミュージカル映画の名作よりも今を生きる我々にはこの映画の音楽の方がカラダで感じることができると思います。個人的には「シカゴ」よりもこっちの方が好きです。Come what mayは名曲だと思います。二コール・キッドマンの歌が巧いと思えないけど、美貌と演技で十分カバーしてます。こんなに楽しめた映画はあんまりないです。ストーリーにあんまり期待しちゃあミュージカルやオペラは敬遠せざるを得ないものが多いので、そのへんは薄目を開けて(?)見ないと楽しむためには損だと思います。
10点(2003-11-29 09:20:01)(良:1票)
74.  マグダレンの祈り
キリスト教文化圏の人が見るのと私みたいな日本人が見るのとでは衝撃、感銘がとてつもなく違うでしょうね、この映画。時代が違えばこの少女たちこそ魔女だったわけで、少なくとも修道院の背景にある社会では少女たちの受けた行為はなんら悪いことではなく、修道院長は悪いと思って虐待をやっていない。ここに文化相対主義という難題が見られます。この映画は現代社会における善と悪を掴みだそうとする真摯な試みであり、人権映画といえるでしょう。どうせ我々日本人には他人事なんでしょうね。過労死を起こす企業組織や学校の無意味な校則なんかもこの修道院と同レベルで嫌悪すべきだと思いますが・・。冒頭の楽器の演奏シーンから一目で出来のいい映画だとわかり、引き込まれてしまう完成度の高い映画だと思います。
8点(2003-11-27 23:07:34)
75.  さらば青春の光
ロックは聴かないし、映画の時代背景も知らないし、モッズって何?っていう自分なので、前半はなんてつまらん映画だろうと退屈して見てましたが、後半はせつなかったし、やるせなかったです。主人公のダメダメぶりが自分に重なってしまい結構つらかったです・・・・。
6点(2003-11-26 23:39:51)(良:1票)
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