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Nujabestさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 112
性別 男性
自己紹介 10点---- 個人的ツボ。欠点なんて知ったこっちゃない映画。
9点---- 完成度高し。人にすすめたくなるような映画。
8点---- 良作。ちょっと気になる点も。

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61.  プレシャス 《ネタバレ》 
スカーフをプレシャスと似た境遇の子供に渡すシーンから、鏡のシーンを挟み、母親との決着をつけるまでのシーンの連なりは、食い入るように見てしまった。連鎖の阻止、自己の確認、捨てるという一連のプロセス。巨大な支配を潜り抜け、彼女は自由になった。母子3人で歩き出す彼女の足取りは、どっしりとしていて希望に満ちているようにも思えるが、待ち構えているのは苦難ばかりである。一歩ずつ、ゆっくりと歩んでいくしかない。母を捨てるという決断。その選択肢があるということを提示してこの物語は終わる。逃げることも許されるんだよと。 しかし悲惨ですね。色々な段階が逆で、父を捨てる瞬間は、処女とともに奪われ、母を捨てる瞬間が、子を産む痛みよりも先に来る環境なのだから。 中盤に登場する半世紀前のI have a dreamの演説がこんなにも空しく響く映画もない。 と、ここまで書いて、あの演説をネットでもう一度読んでみて鳥肌が立ちました。中身ちょっと似ているではないですか。あの時代はアメリカ社会に向けた意味合いが強かったと思うのですが、今は構造がかなり変わってきてるのかな。(舞台は80年代ですが)この映画、黒人監督による黒人社会に向けたメッセージ的意味合いの方が強いんではないでしょうか?この映画では、プレシャスに暴力を行使するのは、すべて黒人なんですよね。暴力の連鎖をコミュニティの内部から食い止めようではないかという気概が感じられます。マライアの起用はアフリカ系とのハーフだからいいのかな?
[DVD(字幕)] 7点(2010-11-16 17:46:33)
62.  レインマン 《ネタバレ》 
ベガスでのシークエンスは正直いらない。浮いてる。山は浴室での兄弟のシーン。すべてが気づきの瞬間に収束すれば良かったのにな。そこだけが惜しい。最後の別れは、やっぱり列車でしかありえないと思う。車でも、飛行機でも、徒歩でもない。レールの上を只管まっすぐにつっ走ることしかできなくて、稀に駅で人が乗り降りする列車。彼にぴったりだ。
[DVD(字幕)] 7点(2010-10-19 01:33:41)
63.  あの子を探して 《ネタバレ》 
子供ならではの「もどかしさ」をこれでもかと見せ付けられる映画ですね。そこが上手いのですが、辛い人にはストレスのたまる映画なのかもしれない。なんせ主人公は途中まで魅力薄ですし。自分はホエクーのクシャクシャの泣き顔にやられました。カメラが背後から回って正面を撮ったときの泣き顔がいいんだよな。主人公の少女には、心揺さぶられるというほどではなかったので少々物足りなかったです。後半まで丁寧に自然さを意識して描かれていたのに、TV関係者が絡んできてからハリボテ感が出てきたので、素直な再会シーンを見たかった気もします。受付の憎たらしいオバチャンは大好きなのですが(笑) 好きなシーンは、女の子が黒板に数字を書く際に背伸びしてまで上のほうに書こうとする所と、ホエクーが駅で逃げ出したときに言った言葉が「トイレに行ってくる」(2度目)だった所です。子供らしくて頬がゆるんでしまいます。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-16 01:24:08)
64.  ラースと、その彼女 《ネタバレ》 
人と人との距離感って人それぞれで、その距離の取り方を、周囲の人々が徐々に見つけていく所が良い。勿論、ラースがそれを徐々に気付いていくのも。好意を寄せる相手ってのは自然と寄り添いたくなるもの。でも、その相手のことも考えないで近づいていってしまうと、ラースにとって心地よい距離感を侵してしまう。不慣れなうちは、兄嫁もマーゴもその領域に土足で踏み込んでいく。ラースも混乱し、恐怖が勝ってしまう。ただじっと待ってあげるってのが、どんなに困難であたたかいことなのか。世知辛いこのご時世では、現実的な話じゃないんだけどね。普通は意地の悪い連中をそこかしこに配置したくなる。この映画はあえてそれを省くことで、ぐっと包容力がましている。余計なものは描かないという、すごく省略の上手い映画だと思う。そのお陰でテンポも良いし。あと教会のオバサンもいいね。ビアンカの女としての扱いに怒るととか。他の人はどちらかというとラースの為に演技しているようにも見えたけど、あの人はビアンカを生身の人間として扱っているように感じた。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-13 03:49:36)(良:1票)
65.  母たちの村 《ネタバレ》 
アフリカの異文化を体験できる映画。ドキュメンタリーや世界遺産じゃこういう経験はできないので、これこそが映画の醍醐味ですね。片手で数えるほどしか純アフリカ作品を見たことがなかったので、現地に迷い込んだような濃密な時間を過ごせました。自国の価値観から他国の風習を断罪することは簡単だけど、そういうことはおいそれと口出しすべきことじゃないと思うので以下楽しめた点を。(勿論、FGMは私の価値観からすれば悪習)まず、物語がスタンダードな作りで好印象。第一夫人や一夫多妻制とかそういう人物関係が物語を面白くしていました。他文化を学んだ人間の存在も○。焚書ならぬ焚ラジオってのも面白い。小指を噛んで痛みに耐えるってのはとても痛々しい描写。古い習慣を守ろうとする人々と、それを改善させようと立ち向かう主人公という構図は古今東西描かれていますが、アフリカのある村をモチーフに持ってきただけで、文化や風習、宗教といったシガラミが絡まってきて面白かった。傭兵は俗物の象徴として描かれていますが、その一方で主人公を救う人間でもあるというのも良かったです。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-04 22:51:55)
66.  さよなら子供たち 《ネタバレ》 
社会の縮図としての学校を子供の視点で描いた作品。無垢なものの中に、段々と社会情勢の黒い影が広がっていき、ある時それがその小さな社会を崩壊させる。その過程は淡々していながらも、しっかりと描けていたと思います。大人でさえ膝が震えるほど恐ろしいことなのに、子供から見たらどんなに恐ろしいことなのか。それを考えると愕然とさせられます。しかし、二次大戦下のフランスの政況や、宗教的な前提知識に欠ける自分にとっては序盤はきつかった。背景知識の情報を紹介することもなく次々に描写されるだけなので…。森林に二人が迷い込む辺りから物語に入っていくことができましたが、もう少し二人の出来事に焦点を絞って、ラストにかけて描いて欲しかったな。特に印象に残ったのは、ラストは勿論ですが、夜二人の少年が小さな灯りを頼りに千一夜物語を読むシーン。何気ない瞬間だけれど、ああいう、ささいな記憶っていつまでも心の中に残りますよね。素晴らしいシーンだと思います。その後のことを思うと居た堪れない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-27 07:39:28)(良:1票)
67.  松ヶ根乱射事件
おそらく、津山30人殺し事件を意識したであろうタイトル。そしてファーゴのようなパッケージ。八墓村みたいなことになるのかとドキドキしながら観賞したが…。見事に期待を裏切ってくれました(笑)ファーゴの仮面を被ったブラックなビッグリボウスキといった感じか。シニカルでオフビートな感じも嫌いではないですが、心に残る作品とまでは行かず。正直、この手の閉塞した田舎で血の繋がりが濃いい関係を泥臭く描いた大傑作と思っている小説があるので、それが足枷となって感動には届かなかったのかもしれない。シナリオの外し加減は絶妙で、なかなか書けるものではないと思う。欲を言えば、ラストにかけて登りつめるパワーが欲しかったな。
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-27 07:34:19)
68.  愛のむきだし 《ネタバレ》 
今年色々な所で絶賛だった映画。しかし4時間という長尺なので中々手を出せずにいた。年末のこの時期になってようやく観賞。ひとことで言えばカオスな映画。この映画はアジアの都市、東京でないと作れないだろうな、きっと。それくらい色々なものが混沌としている。正直、演出もシナリオも質が良いとは言いがたいが、役者陣の熱演と情熱で最後まで見せきってしまう力はある。編集のテンポ、小ネタが良い。そしてゆらゆら帝国、ボレロなど、音楽の使い方が上手い。余計なエピソードも多いが、まさに見せ場のごった煮であり、すっきり絞って描くと、このわけの分からないエモーショナルなパワーもなくなってしまうのだろう。駄作と傑作をたゆたうこの感じは何とも言えない不思議な感覚だった。印象に残ったのは満島ひかりの素晴らしい演技、そしてカオリがテツに復縁を迫るシーン。まさに愛のむきだし、発情期のチンパンジーの雌を見ているような衝撃である。車ごと体当たりしてくるんだから笑える。奥田と安藤の娘、コイケの存在感も凄い。ところで、板尾に少女虐待させるなんて、「役とはいえギリギリじゃないだろうか・・・」とも思ったが、あろうことかペ○スを切り取られるという贖罪を受けるので、園子温監督のブラックジョークにはすっかり感心させられてしまった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-12-27 07:19:32)(良:1票)
69.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
「僕らのミライへ逆回転」で本作が出てきて以来気になっていたが、ようやく観賞。まったく退屈することなく見れました。起伏の無いストーリーながらも、淡々とした語り口で最後まで見せきってしまう。脚本と編集が優れているんでしょう。確かに掘り下げて欲しいエピソードは沢山あるし、省略も沢山あり、勿体ない気がしないでもない。しかし、変にドラマを詰め込んじゃうと、こういった後味の良さは生まれなかったかもしれない。主役二人の演技も抜群。モーガン・フリーマンの笑い声が特に印象に残る。彼の発する笑いは、頑なになった人の心をゆっくりと解きほぐしてゆく、そんなパワーが秘められています。それが、この作品を全編に渡って支配する「温かみ」につながっているんでしょう。根底に悲哀が流れていながらも、人を懐柔させる笑いの演技を見せてくれたモーガンフリーマンの演技には感服致します。そして、人の笑っている姿っていいですね。ささやかながらも、心をあったかくしてくれる作品でした。
[DVD(字幕)] 7点(2009-10-24 22:35:00)
70.  激突!<TVM> 《ネタバレ》 
久し振りに見ました。昔は、ただ不条理な怖さを演出した映画という印象でしかなかったが、今回は運転できるようになって見たので、その恐怖がより実感を持って体験できました。短編的内容をちょっと引き伸ばしすぎている印象もあり、じれったい映画ですが、脚本や演出は中々の出来だと思います。主人公の気持ちが分かるようになったその一方で、ほんの少しではあるが、トラックの運ちゃんの気持ちも分からないでもない。確かにあの赤い車は異様に心を逆撫でする何かがある。言うなれば、闘牛の気持ちを昂らせる"赤"というか。あれが青い車だったらあそこまで執拗に追わなかったに違いない。
[地上波(字幕)] 7点(2009-10-05 23:40:20)
71.  ラヂオの時間 《ネタバレ》 
三谷作品はあまり肌に合わないのだが、これは良作。群像劇でありながら、キャラの一人一人を大切に描いています。コンパクトなまとまり具合も◎。無理やりな展開も多々ありますが、各キャラがその時々で、自分の状況と性格を踏まえ、必死に考えて行動しているので展開が読めない。近藤芳正がラヂオに参戦してくるところが特にツボ。どなたかが書かれておりましたが、生ラジオドラマの土壇場での大幅手直しというありえない(だろう)設定なので、ファンタジーとして楽しむのが良いかと。ラストの運ちゃんの登場のさせ方を工夫して欲しかった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-08-16 13:09:36)
72.  サイドウェイ
ちょっと想像して欲しい。絶倫の松岡修三と、少し知的な小日向文世が男二人で旅している所を。  ね? 面白そうでしょ? ほんっとに、くだらないおっさん二人のロードムービーなんですが、人生の深みや味というものを教えてくれます。気だるい休日の午後に最適の映画。そのままワイン飲みながら、シエスタってのもオツですね。で、全裸のオッサンが全力で追いかけてくるシーンで起こされるっと(笑) とにかく、ほんと好きです。じわじわくる良さといいますか。しかし、知りませんでしたがゴールデングローブ賞など賞取りまくってるんですね。かなり、お下品な内容なのですが…(失礼) んー、アメリカの懐の広さを感じる…。
[DVD(字幕)] 7点(2009-07-14 15:35:44)(笑:2票)
73.  耳をすませば(1995) 《ネタバレ》 
高校時代の個人的経験によるのですが、この映画、意外と男子の隠れファンが多いと思う。胸を張って好きと言えない雰囲気の映画(笑) ジブリアニメの話題でこの映画のことをふると、隠れファンが「お前もか、お前もか」って感じだったのを覚えています。女子はこういう少女漫画の世界観は経験豊富なのか、陳腐なものを眺めるように、あざ笑うかのように見ていた印象…。男子は免疫なさ過ぎてノックアウトされてる輩がチラホラ。自分的には、図書館と読書にはまるきっかけとなった思い出深い作品。ええ、思いっきり影響されました(汗) 問題は、ラストのとんでも展開ですな。ラストだけは「なんじゃこりゃ」って一気に現実に引き戻されました。あれがなかったら、危うくファンタジーの中の住人になっていたかもしれない。
[地上波(邦画)] 7点(2009-07-12 14:14:41)
74.  道(1954) 《ネタバレ》 
映画はこれまでに何本観てきたか分からないが、ベスト5に入るほどの美しいラストシーンを持つ映画である。取り返しのつかない喪失。若さを失った自分。絶望に打ちひしがれ、これまでの人生を振り返った時、彼は人生で辿ってきた"道"のりをどう振り返っただろうか。おそらく、自分の人生の貧しさに気づき、一つの価値観が崩壊する瞬間だったのだろうと思う。いつまでも寄せては返す白い波。握り締めた指の間より落ちていく砂。そして、その時これまで当たり前に存在していた自然の万物が、彼の目にはどう映ったのだろうか。石ころのようにただ存在し、気づくこともなかった自然の美しさは、どう彼に迫ってきただろうか。本当に美しいラストシーンだと思う。映画の切り口としては、精神的DVを描いておりその当時としてはすごく斬新だったに違いない。ジェルソミーナは自虐的なまでに従順なのだが、それが彼女の生きる術だったのだろう。母親に気に入られなければ彼女は生きていけなかったのだ。あの母親の前では。それは冒頭の短いシークエンスだけで描かれる。その後、支配関係はザンパノへと継承される。そうやって育ってきた彼女には従順な性格から逃れる術はない。それが当たり前だから。彼女には意志がない。ザンパノの意志が彼女の意志なのだ。常にザンパノがどう思うかに支配されている。そして、自分というものがないからザンパノを好きだと勘違いしなくてはならず、そのまま素直なままで勘違いしてしまっている。逃げることは彼女の罪悪感を刺激する。こんなの恋でも慈悲深い優しさでもない。ただただ悲しい習慣だ。ザンパノのにとっても彼女は自分の価値を確かめる、甘える道具でしかなかった。非常に悲しい二人の関係。この映画を見るたびに思うが、現在にもこれと似た問題が起きている。ドメスティックバイオレンスである。虐げられる側がよく口にする、「彼は悪くない、彼は可愛そうな人だから私がついてあげなければ。愛しているからこんなの苦じゃないの、私より可愛そうな人なのよ」などと。まさにこの映画の二人だ。ところで、この映画の問題点を挙げるならば語り口のまずさでしょうね。洗濯物のシーン以降は素晴らしいのだが、それ以前がもう少し観客の興味を引っ張るような脚本にできなかったのだろうか。それだけが悔やまれる。
[DVD(字幕)] 7点(2009-07-12 14:00:33)
75.  崖の上のポニョ 《ネタバレ》 
これ『5歳児向け』のかなり限定された作品なんですね。子供で言えば3歳~8歳くらいまでしか楽しめないだろうな~と思った。なぜなら、自分が小学校の頃の思い出に即して言えば、こういう起承転結のはっきりしていない物語は嫌いだった。例えば、宮沢賢治の「やまなし」とかがいい例。国語の教科書で出てくるのですが、起承転結もはっきりせず、「クラムボンって何?」とか「何が言いたいか分からん」とか授業中ずっと考えていた。で、先生に聞いても親に聞いても、彼らですらアヤフヤなこと言ってる。子供ながらに「全く糞つまんねー話だな」と思った記憶がある。大人になった今読むと、すごく想像力を鍛えてくれるいいお話だと思うのですがね。星の王子様とかもそうですね。 このポニョという話も一緒。理解不能の生物がうようよいて、プロットが分かるように作られていない。自分が小学生だったら、「なぜこうなるの?」「どうしてこうなるの?」と親に質問しまくっているに違いない。海を走るとか、おもちゃの船に乗るという設定はワクワクするから許せるとして、なぜこういう展開で話が進んでいくのかが分からないと忽ち不満になる。大人でさえ意味を掴みきれず、自分なりの解釈を持って説明しづらいのに、それをどうやって子供に説明するのか。ポニョソングで誤魔化して、子供をいなしている親の姿が目に浮かぶ。まぁ、ポニョと波が宗助に突進してくるあのダイナミズムや、泡とかクラゲとか、おもちゃの船にのっちゃう所とかのデティールは充分楽しめるでしょうが。しかし、やはり宮崎駿ですね。どんなにVFXやCG、画像処理の技術などが発達しても、キャラクターの持つあの躍動感と生命力はまだまだCGでは表現しきれてないなあと思いました。大人である自分から見たら、想像力を使わせてくれる壮大な御伽噺であり、最後レスキューらしきものが見えたときの現実的な展開には思わず涙腺が緩んでしまった。本当は怖いおとぎばなし。出てくる度に説明台詞を吐くフジモトに-1。リサのダメ母っぷりに-2。宗助がしっかりしすぎているのがなんだか可愛そうに思えた。子役二人は声優並に良かった。
[DVD(邦画)] 7点(2009-07-07 00:21:33)(良:1票)
76.  モーリス 《ネタバレ》 
耽美的なイギリスのクィア映画。退屈にもなりそうですが、渡る世間は枷ばかりであり、面白くなる要素は満載です。社会的秘密、宗教、身分の差、親への良心、法律、結婚、自分との葛藤など、周りのほとんどが恋の障害となるものばかり。それを乗り超えて、対処していく過程をみせてくれるので、必然的に面白く見れました。ちょっと展開が足早な気も・・・。美しいイングランドの風景も良いですね。生理的嫌悪のある人向けに、どう主人公を魅力的に描くかもポイントなんだろうなあ。自分はすんなり入れましたが。
[DVD(字幕)] 7点(2009-06-24 17:19:22)(良:1票)
77.  エレファント
コロンバインの事件を題材にした映画は3つ見ましたが、頭ひとつ出ている。
[映画館(字幕)] 7点(2009-02-17 02:30:38)
78.  裁かるゝジャンヌ
個人的にトラウマ映画の最高峰に君臨する映画。鬱的状態で暗い部屋で一人で見ると、破壊力が凄まじいことになる……。この感覚を表現するのは難しいが、観た後に自分の心の位置がずれてしまい分からなくなる感覚だ。最近は、他の作業をしながら横目でチラチラしか見ることができない。サイレント且つ面白くもない為、あまり人には薦められないが、ダンサーインザダークなどに心を揺さぶられた人は見て損はないかもしれない。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-02-06 03:23:26)
79.  ロスト・イン・トランスレーション 《ネタバレ》 
旅先で自分が感じる距離感や接し方とすごく似ていて好感が持てた。観光地や名所など色んな所をまわって触れてみるのとは、一線を画している他文化への接し方だ。「ここは素敵なとこ」だと自己暗示をかけて巡るのが、この映画で出てきた軽薄な感じで描かれている白人女優のような接し方だと思う。体当たりで接してみるのも楽しいが、この映画のように、ちょっと距離感を保って段々と近づいて行くのもまた楽しいと思う。で、映画に関して印象に残ったのは、孤独の描写が上手だったということだ。深夜二人で寝ているのだけど、眠れなくて、ひとり取り残される。堪らずちょっかいを出して起こそうとするのだけど、すぐに鼾をかかれて、またひとりになる。こういう描写はアメリカ映画らしからぬ表現だと思う。また、他のシーンでは、寂しさを紛らわす為に、明るい紅を引いたり、部屋を飾る。つま先をぶつけ、誰にも痛みを訴えることができず痛みに耐える。終盤にかけて、つま先の傷を話せる相手と心を通わせていくのだが、こういう孤独の表現がすごく良かった。そして、それを演じるのがスカーレット・ヨハンソンだから尚更良い。透明感があり美しい彼女に良く似合う役だったと思う。ビル・マーレーも良かった。風呂で奥さんに電話するシーンがすごく切ない。ラストもいいね。しかし、全体的に脚本としての構成の上手さや台詞の良さを感じることもあまりなく退屈だった。無駄なシーンが多かったように思う。嫌いではないが、心を揺さぶれるようなものもない中途半端な映画。幸せな時に見ちゃうと、色んなとこ見落としてしまうような映画だと思う。ネイティブで見ないと、Lost in translationしてしまうんだろう。この点ではすごく考えさせられた。最後に一言、しゃぶしゃぶを美味しく楽しめる日本人で良かったなあ。
[DVD(字幕)] 7点(2009-02-04 21:32:18)
80.  キサラギ
ストーリーも、台詞も、俳優陣も良い。ただ、圧倒的に足りないものがある。三谷幸喜に感じるものと同じもの。まぁ、好みの問題ですね。傑作に成りうる脚本なだけに、それだけが残念だーー。
[DVD(邦画)] 7点(2009-01-31 04:33:24)
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