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プロフィール
コメント数 92
性別 男性
自己紹介 基本的に点数が甘めになりがち。
あまりジャンルに好き嫌いはありませんが、やはり娯楽映画が好きです。
密度の濃い映画が好みですね。

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61.  人生の特等席 《ネタバレ》 
老いたイーストウッドの雰囲気は代えが効かない。それだけで点数を増やしてしまいそうになるが…。  オーソドックスだが分かりやすい展開は別にかまわない。だが終盤の解決はいろいろ急ぎ足過ぎないか。ピーナッツ売りが袋を指名候補に放り投げた時から「何かあるな」と感じたが終盤都合よくダイヤモンドの原石として現れるのは上手いとは言い難い。怒って去っていったジョニーがラストなんとなく戻ってくるのも腑に落ちない。わだかまりが解消する場面でも父親は過去の出来事を娘は心情をすべて台詞で説明するのもセンスを感じない。「父に捨てられたと思って心を閉ざした人間になった」なんて自分で説明するのはやめてほしい。だいたいわだかまりはあれで解消したのか?何かもやもやする。  娘がダイヤモンドを周る姿を見て思わず微笑んでしまう父親。野球を通していると距離が縮まっていくような感じは良かった。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2016-01-13 21:50:15)(良:1票)
62.  スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃 《ネタバレ》 
新三部作の二作目。旧三部作は二作目が良い出来だっただけに今作も気になるところだが。エピソード1で幼くかわいかったアナキンはどう成長したのだろうか。  冒頭から師匠であるオビ・ワンに反発しまくり。もうこれ暗黒面に堕ちてるんじゃない?と思わせるようなクソガキに成長しました。パドメが恋路を拒否ってたら即若きシス卿が出来上がりそうな勢いだ。そして、そのパドメとの恋愛物語がチープ過ぎてひどい。草原を転がりあう恋人たちなんて今時少女マンガでも見られないよ。ルーカスすげえ!ヘイデン・クリステンセンはアナキンの不安定な感じに合っててよかったと思う。母親が死んでしまう過程はアナキンが暗黒面に堕ちる必要な要素なのだろうがやはり描き方の詰めが甘い気がする。だいたいひとり奴隷として残してきて今まで放置というのはどうなのか。ジェダイはそれまで何をやっていたのか。ジェダイがそういう融通の利かない組織ならパドメが女王の時にエピソード1のアナキンの活躍に対しての恩賞として母親くらい解放してあげてもよかったのではないか。アナキンが危うい存在だと思うのなら尚更ジェダイが動いてアナキンの精神を安定させる方向へ動くべきではないのか。こういういろいろな思いが浮かぶようでは上手く描いたとは言いがたい。  ドラマ部分は上手いとは言えないが終盤は多数のジェダイの戦闘、ドゥークー伯爵との戦い、ヨーダの初戦闘シーンなど見どころも多い。やはりドロイド二体のかけ合いを見ていると「スター・ウォーズだなあ」という安心感がある。まあ一番驚いたのはR2D2。あなた飛べたのね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-12-27 15:28:03)(良:1票)
63.  スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス 《ネタバレ》 
さてスター・ウォーズの物語の幕開け。アナキンがどのようにしてダース・ベイダーに堕ちていくのかを描く新三部作の序章。前作から16年ぶりの新作とあって世間は大盛り上がりだったのを記憶しております。  ファンの間でもあまり人気の無いエピソード1だがやはり主軸のストーリーが政治的すぎたからというのもあるのだろう。今回のタイトル「ファントム・メナス(見えざる脅威)」からわかるようにスター・ウォーズの本線から少し離れたストーリーの中にチラホラ見え隠れする暗黒面の存在をほのめかす感じ。「暗黒面は見えにくいでな」とはヨーダの言葉だがこれだけジェダイが数多くいるのだから今後シスの存在を見事に喝破してくれるに違いない(棒読み)!今回観返して気づいたことはひどく落ち着きすぎている印象がすること。ジェダイが中心になって話が進んでいくからそう感じるのだろうか。役者たちの動きもどこか遅くぎこちない印象。もしかしたらほぼCGという特殊な撮影環境に慣れなかった部分があるのかも知れない。映像が全体的に妙にツルツルしてるのも気になった。  とはいえ若きオビ・ワンや幼いアナキン、R2D2、C3POなどが出てくると思い入れの少ない自分でも「おおっ」と思ってしまう。ダース・モールとジェダイ二人の戦いもなかなか見ごたえがあるし、そこから始まるジョン・ウィリアムズの音楽も印象的だ。不人気のジャー・ジャー・ビンクスは出番が多すぎるね。多い上に思わぬ活躍をするもんだからスター・ウォーズファンの逆鱗に触れたのでしょう。スター・ウォーズの賑やかしはドロイド二体で充分です。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-12-26 19:30:53)
64.  ヒッチコック 《ネタバレ》 
映画のベストランキングが発表されると数多くの作品がランクインする名匠ヒッチコック。現在では彼が映画界に与えた多大な影響を疑うものはいないが彼でも現役の時は「もう退き時では?」などと言われてたり、検閲のことでもめたり、製作費に苦心して買うものを切りつめたりなど…やはり映画を作るというのは簡単ではない。  「サイコ」製作時のエピソードだが話は奥さんとのやりとりが中心。アンソニー・ホプキンスとヘレン・ミレン。安心して観ていられるのはさすがだ。友人と共同脚本の作業をする妻を「不倫をしているのではないか」とシャワーの後の砂を集めたりとヒッチコックの偏執的なところも描くが基本的には彼の悩みは我々が日常に抱く悩みとそうは変わらない。人間だもの。「サイコ」が出来上がった当初は退屈な作品という評価だったのは知らなかったが、「すぐに再編集しましょう」と妻が立ち上がってからはすいすいと良い流れに。編集の重要性と共にアルマという女性が仕事でも良きパートナーだったことが窺える。  役者も良いし退屈はしないのだがズバッと深く切り込む作品でもないのが少々残念。しかしヒッチコックが有名なシャワーシーンで観客の反応を窺いながら音楽に合わせて切りつける動作をするところはなんとも微笑ましい。思わず体が動いたのだろうが監督の指揮に合わせて観客が悲鳴を上げるようにも見えバッチリ狙い通りといったところか。監督にとっては批評家のどんな賛辞よりも生の観客の反応が何より嬉しいものなのだろうなあ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-17 19:43:18)(良:1票)
65.  ジュラシック・ワールド 《ネタバレ》 
気がつけば14年ぶりの新作。え、もうそんなに経っちゃったの?そういえば恐竜映画を長らく観ていなかった。 1作目は自分が中学生の時。CGの恐竜に目を瞠りながらもどこか夢中になりきれなかったのを覚えている。恐竜が大好きだった小学生の時に観られたら生涯の一作になっていたのだろうか。  さて今作だが展開としては1作目に近い感じ。結局は人間のなんでも管理して支配できるという傲慢さをあざ笑うかのような展開に。しかし、過去の事件で恐竜を管理することの難しさ、恐竜の恐ろしさは嫌でも味わっただろうに。そういうところは教訓として活かされてないのね。20年前の事件なんて知らないよと言わんばかりの逃げられ方のあっけなさ。ヒロインは運営責任者らしからぬ行動ばかり取るし、CEOはなぜかヘリの操縦にご執心で案の定…。もういいよ!人間が愚かなのはわかったよ!!  映像は迫力はあるのだが14年ぶりだしこれくらいはやるだろうという域を越えてない印象。意外と一つ一つの出来事はこじんまりとしていて怒涛の展開とまではいかず、全世界興行収入3位に躍り出るほどのインパクトは残念ながら感じられなかった。個人的に一番印象に残ったのは兄弟の付き添いの女性の末路かな。ひどい死に方というのは印象に残るもんです。  あれ?全然褒めてないなこれ。でも観ている間はそれなりに楽しめたかな。家族で楽しめるサマームービーになっていると思うし、このシリーズのファンには終盤の展開に熱くなる人も多いでしょう。なにより子供たちがまた恐竜映画を楽しめるのは喜ばしいことだと思う。
[映画館(字幕)] 6点(2015-08-10 04:32:20)(良:3票)
66.  ファイティング・タイガー 《ネタバレ》 
キアヌ・リーヴスが監督をやるというイメージがあまり無かったが「マトリックス」で相当惚れ込んだのか初監督作はカンフー映画。武術指導にユエン・ウーピンを迎えているので安定したカンフーアクションをじっくり見せてくれて好感触。 主役はキアヌではなくあまり主役という感じはしない顔だちの人(デコ広い!)。もちろんアクションができるから選ばれたのだろうがかなり地味だ。まあ無垢な青年が闇格闘技にのめりこむ内に暗黒面を見せ始めるというストーリーだから無垢な感じは出てるとは言える。まさかこの人を主役に選んだからそういうストーリーにしたんじゃあるまいな! 終盤の「ザ・レイド」の主役とはじっくり闘って欲しかった。もったいない。ラスボスはキアヌ本人。寺までわざわざ出張って「マトリックス」でダウンロードしたデジタルカンフーを見せてくれます。  それにしても車であれだけ転げ落ちても普通に動けるカレン・モク姐さん丈夫すぎ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-05-27 03:48:37)
67.  フューリー(2014) 《ネタバレ》 
戦車が主体の映画はあまり見たことがなく結構期待していたのだがドラマ部分は意外とありきたりな感じ。激戦をくぐり抜けてきた戦車隊に実戦経験のない新兵が配属され、戦争の現実を突きつけられながら隊員たちと心を通わせていく。しかし、それをこの監督の脚本作「トレーニング デイ」と同じく一日の出来事として描くのはちとつらい。一日のドラマとしてはつめこみ感が否めず戦争映画としてのポイントを押さえているのに浅く感じてしまう。  だが、ドイツの母娘(っぽいが従姉妹)のエピソードは意外と嫌いではない。戦争という異常な日常の中ですでに非日常になってしまって久しい平和で穏やかな食事をしたいという気持ちは共感できる。結局隊員によってぶち壊されるが童貞卒業シーンもはさまれる特殊さもあって、個人的にはこの映画のドラマの中で唯一引っかかりがあるシーンだ。まあ長いなとは思ったが。  戦車同士の戦闘シーンはさすがの迫力。戦車には全然詳しくないがタイガー戦車が恐ろしい性能を持っていることは伝わってくる。あんなのに出くわしたら生きた心地がしないだろう。人体破壊描写も凄まじく何台も戦車が踏み荒らしていったと思われる死体なども記憶に残る。  全体的に見てくれは悪くない。が、最後の戦闘があまり良くない。ウォーダディの選択が理解できない。動けなくなった戦車に立て篭もる作戦なのになぜ予備の弾薬を車外に放置してあるのかわからない。こんな感じで終盤に悶々としてしまう何かもったいない作品だ。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-03-20 03:06:56)(良:1票)
68.  ある日どこかで 《ネタバレ》 
おそらく今まで観たタイムスリップ作品の中でこれ以上にふわふわしたものはないだろう。ふわふわしたというのはタイムスリップの方法もそうだが劇中で繰り広げられる恋愛劇もそうだ。何か地に足が着いた心地がしない。まるで夢でも見ているかのよう。それを作り手が狙ったのだろうか。  多くの感想の中でこれは彼の妄想なのではないかという意見は興味深い。これが彼の妄想だったならこのふわふわしたものの辻褄が合ってくる。自己催眠というとんでもないタイムスリップの方法も、彼の一方的過ぎる情熱に彼女が驚くほどすんなり応えてくれることも、彼の想像の産物ならありえる。  個人的には現代に戻って来てからもう一展開あればとも思ったがこれはそういう映画ではないらしい。これは悲恋なのだ。あまりのショックに衰弱して死んでしまう彼も悲劇だが、彼がいなくなって数十年彼を探し続けていた彼女のことを想像すると気が遠くなるし切ない。  それにしてもクリストファー・リーヴはスーパーマンのイメージが強いが背が高くハンサムで笑顔もまぶしく素敵な俳優だったと再確認。ジェーン・シーモアはあまり知らなかったがとても美しくこれなら一目惚れも無理はないかなと思わせる。  ホテルの彼女の写真が撮られたシーン。素敵な瞬間だった。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-12 23:24:50)(良:1票)
69.  ポゼッション(2012) 《ネタバレ》 
オカルトホラーとしては新鮮味を感じない内容。実話ベースらしいが離婚した後の家族のドラマというのもよくあるケースだ。 しかし、喉の奥から指が見えるシーンやCTスキャンに悪魔が映り込むシーンはドキッとさせられるし、父親役のジェフリー・ディーン・モーガンや娘役のナターシャ・カリスもなかなかの熱演。ベタではあるが家族が愛情を再確認するドラマはホッとするし好感が持てる。本編も短くサクッと観られるのも良いがもう少し全体の恐怖感が欲しかったというところか。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-03-10 02:20:32)
70.  里見八犬伝(1983) 《ネタバレ》 
いやあ、懐かしい。小学生の頃テレビでワクワクしながら観た。光る珠を持った八犬士が集まっていくのがすごく好きだった。  しかし今観るとやはりチープな部分が目に付く。ムカデや蛇などは思わず笑ってしまう。それでも当時のように楽しんで観られるのは懐かしさもあるだろうが魅力的な物語だからだろう。 深作の演出も大味だがパワフルでそれに負けまいと役者陣も熱演。特に夏木マリは素晴らしく、彼女一人で八犬士に負けないくらいのインパクトがある。JACのアクションもスピード感があって良い。志穂美悦子のようなアクションもできる女優って今は見ないなあ。  久しぶりに観て驚いたのはラブシーンが意外と長いこと。バックの歌が流れている間ずっとラブシーン。いつまでやってんだよ。その空気を感じて七人が事前にそそくさと出て行くのはちょっと面白い。あと、ラストバトルが凄まじい。八犬士は自分の死に場所を求めるかのごとく次々に死んでいく。死の見切りのつけ方が早いというか潔いというか、ここまでスピーディーだったっけ?  いろいろ書いたが個人的には思い入れもあるし結構好き。欲を言えば八犬士の描き込みがもう少し欲しかった。でもそうなるともっと尺が長くなるだろうし下手すると二部作になりかねない。逆にこの尺でよくまとめた方か。邦画もこういう作品にまた挑戦してほしい。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2015-01-07 02:22:22)
71.  阿修羅のごとく 《ネタバレ》 
向田邦子にも詳しくないし、テレビドラマも見ておりません。  父の浮気を機に4姉妹それぞれの心の揺れを描く。姉妹間の嫉妬等のやり取りはリアルだがあまりドロドロした印象は受けない。 面白いやり取りも端々にあるのだが、全体で見るといつ着地するのだろうと感じる。やはりテレビドラマ向きか。  演技で印象に残るのは仲代達矢と八千草薫の安定感。八千草薫は昭和の母親像という感じだ。大竹しのぶと桃井かおりのやり取りはさすが。深津絵里の三女が実は一番印象に残っている。旦那の中村獅童はちと作りこみ過ぎか。  食べるシーンがかなり多く咀嚼音も聞こえるシーンは「家族ゲーム」を思い出す。鏡餅を割って油で揚げて塩をふるお菓子はうちでもやるので親近感。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-12-05 22:09:00)
72.  M:I-2 《ネタバレ》 
このシリーズは毎回監督が違う。二作目を任されたのは当時「フェイス/オフ」が成功して勢いに乗っていたジョン・ウー。しかし個人的にはジョン・ウーに勢いがあったのは「フェイス/オフ」までという認識だ。今作では興行的には成功だったとしても作品内容的には成功したとは思えない。  ジョン・ウーの演出は良くも悪くも過剰だ。序盤のお互いの車を回転させながら見つめ合うシーンで男女が恋に落ちるところを描いたり作戦内容を聞いてのトム・クルーズの怒りを炎で表したりと誠に分かりやすい。ヒーローが登場するシーンで鳩をバーン!と登場させたりラストの宿敵との対決での激情を波しぶきで表現したりとここまで分かりやすいと思わず笑ってしまう。ジョン・ウーのこういった過剰な演出はコテコテの浪花節で描く抜き差しならないドラマがあってこそ成立するものだ。表面的に描いたところでそれは感動に結びつかない。  敵の元カノを作戦に加えるという妙な設定で妙な三角関係を作り出しライバルの顔をかぶり女の真意を確認したり葛藤したりするところは、お互いに敵の顔をつけ妻との三角関係に葛藤する「フェイス/オフ」を彷彿とさせる。だが主人公と敵との関係を匂わす程度で掘り下げていないためドラマを産み出せていない。  スパイらしい行動もあるにはあるがそれはサスペンスになっていない。結局のところハラハラしないのだ。だから銃撃戦が始まる中盤までは退屈だ。1作目以上にトム・クルーズのみが目立つ内容になっていてトム・クルーズのプロモーションビデオにしか見えない。ジョン・ウー作品を観て自分もこんな風にカッコよく撮ってほしいと思ったのだろうか。福顔のチョウ・ユンファ、デコが広いティ・ロン、二枚目とは言い難いジョン・トラヴォルタ、ニコラス・ケイジ等々をコテコテのドラマとエモーショナルな銃撃戦でカッコよく輝かせるのがジョン・ウーの真骨頂だ。すでにイケメンでカッコいいトム・クルーズは合わないのではないだろうか。そういう化学反応を起こさせたいなら相応のドラマや脚本が必要だったのだと思う。  とはいえお得意の銃撃戦、特に後半の銃撃戦を交えたバイクチェイスはトム・クルーズの動きの良さもあって見どころの一つだ。強すぎてハラハラはしないが。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-11-24 01:17:01)
73.  パッセンジャー(2016) 《ネタバレ》 
ジムに起きたことは悲劇だ。同情されるべきことだがオーロラにしたことは許されることではない。「殺人よ。」間違いない。しかし、自分だったらどうするかと考えない人はいないのではないだろうか。  「誰も一人では生きられない。」とは有名ロボットアニメ劇場版での主題歌の歌詞だが、実際そうだろう。孤独に耐えられないジムは罪を犯す。観る側はその時点から何とも言えない居心地の悪さを感じるのではないだろうか。脱出不能の空間で90年二人きりという男女がくっつくには持って来いのシチュエーションは秘密の露呈により崩れ去る。そこから修復するには何が必要か。ということでハリウッドでは定番の“危機的状況”が用意される。それにより二人は共同作業を強いられる。もちろん“危機的状況”は主人公が目覚める前から起きていて不穏なサインは序盤から出ていたのだから主人公の責任ではない。が、主人公の罪を打ち消すために用意されたもののようにも見えてくる。ただ危機を共に乗り越えるだけでは足りない。ヒロインを殺した罪を消すには主人公は一度死ななければならないのだ。  と、こんな風にシンプルな構成故に用意されたものが装置のように見えてくるのはやはり欠点だろう。それに加えて“孤独に死ぬ”という強迫観念が全編二人を襲い続けるのも装置だ。しかし、映画という媒体自体が装置そのものとも言えるわけでそれを如何にして隠すかというのが作り手に求められる手腕なのだろう。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-11-01 00:20:05)(良:1票)
74.  グッド・ドクター 禁断のカルテ 《ネタバレ》 
看護師は辛辣だしなんとなく病院に居場所がない研修医。そんな中自分を評価してくれ好意を寄せてくれる女性患者を担当する。彼女が退院した頃から彼のサイコぶりが現れ始める。  「うわあ」と思いながらもサイコぶりは控え目。ただ患者が死んだりするので控え目とは言えないか。彼のサイコぶりは自作自演をした挙句その結果が発覚するのを恐れて必要以上に右往左往するという全て自分の中で納まっていてとても地味。どこにでもいそうな危ない人間を描きたかったのか。もっと恐怖を煽る作品にできそうだが作り手はそこを目指しているのではない雰囲気。  ラストも結局発覚せず日常のままで終わる。こういう人間が日常に溶け込んで生活しているのは恐怖と言えば恐怖なのだろうが、なんとも中途半端な作品という印象しかない。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-09-27 00:17:45)
75.  ファイナル・デッドサーキット 3D 《ネタバレ》 
3Dで観れてないからわからないけど肉片や内臓やらも飛び出して見えたんですかね。飽きてきた感はあるがサクッと観れちゃうから観ちゃった。友達とワイワイ言いながら観るのに適してるしね。  冒頭のサーキットのシーンが一番印象に残ってるかな。やっぱり勢いが違うね。タイヤで頭も吹っ飛ばしちゃうんだから。まさかサーキットに来てる人も真っ二つになったり、ベンチの木片が口を貫いたりするとは思ってなかっただろうなあ。まあそこは回避されちゃうんだけど。でも惨事より耳栓代わりにタンポンを子供の耳に入れるシーンが一番のインパクトだった気がする。今回も「ヒトコロスイッチ」ぶりがすごいんだけどギャグスレスレというかもうギャグだこれ。今さらか。洗車場で車の屋根から頭を出して進んでいくシーンは「ひええ」となりながらもちょっとシュールな絵で笑ってしまう。  今回も助かった人たちはラストでまとめて始末。死に様はCG骸骨でマイルドにしたから許してね。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-09-21 02:18:17)
76.  ファイナル・デッドコースター 《ネタバレ》 
3作目ともなるとさすがに新鮮さはない。結局のところこのシリーズは理不尽に死ぬスプラッターものでありどういう風に登場人物が死んでいくかを楽しむ映画だ。悪趣味と言えば悪趣味なのだが尺も短くサクッと手軽に楽しめるのがこのシリーズの良いところ。  冒頭はジェットコースターで始まるがただでさえ怖い乗り物でさらに死がついてくるなんて最悪だ。一番えぐい死に方は日焼けサロンかな。ああいう長く苦しむ死に方は勘弁。自分が同じ立場だったら即死する死に方でお願いしたい。ホームセンターの釘打ち機で何本も釘が頭を貫いていく死に方もやだなあ。イコライザーなら回避できただろうに。それにしてもこの映画に出てくる施設は危険がいっぱい。老朽化してたり、いろんなものがグラグラしてたり、電化製品を平気で水に近づけたり、死は日常に潜んでいるのだ。みなさん気をつけましょう。  回避した人たちはまとめて電車で始末。死神からは逃れられないのが今作のルールみたいだがそろそろひと工夫欲しい。
[インターネット(字幕)] 5点(2016-09-21 01:57:37)
77.  寄生獣 完結編 《ネタバレ》 
動物園での田宮良子とのやり取りと市役所の掃討作戦を交互に描写し一気に見せたのは良かった。尺の節約にもなる。  今回褒められるのはそこくらいか。4点くらいにしようかと思ったが深津絵里の演技も良かったので5点にした。原作の重要なイベントを全て入れようという努力は買う。だが市役所で後藤が特殊部隊を圧倒する描写を丸々切り捨てたのはどうか。尺の問題か。製作費の問題か。いつもの邦画の言い訳のように感じてやはり寂しい。村野とのラブシーンは原作にもあるがあの流れなら不要だろう。唐突だし後藤と戦ったところからそんなに離れていないであろう場所で乳繰り合っとる場合か。映画では主人公が浦上と面識がないのでラストシーンもあまり効果的ではない。村野を助け出してからラストまでの絵も完全に原作に負けている。言葉は十分過ぎるほどあるのに絵が足りてないという邦画の印象をこういう作品でこそ覆して欲しかった。  勉強の休憩中にミギーから別れを告げられるのもなんだか締まらないなあという印象。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2016-08-16 03:40:11)
78.  バイオ・インフェルノ 《ネタバレ》 
タイトルからB級SFをイメージしていたがバイオハザードもの。バイオハザード時の緊急対応やウィルス研究への警鐘など当時にしては意外ときっちり描いている。まあ、細かいところで突っ込みどころがないこともないが。 映像的にも物語的にもひたすら地味な印象でそれが良い面でもあるが、くり返し観たいとは思わない。
[インターネット(字幕)] 5点(2015-11-27 01:01:00)
79.  THE GREY 凍える太陽 《ネタバレ》 
想像していた感じの内容ではなかったのは確かだ。遭難するというくらいの情報しか持たずに観始めたがサバイバルの末の生還劇をやはりどこかで期待していたのかも知れない。  ああいう環境で遭難したのだが寒さや飢えが最大の敵ではない。彼らの最大の敵は狼だ。彼らはメカのように一人ずつ生存者を殺そうとしてくる。だがああもきっちりと単調に一人ずつ死んでいく姿を見せられるとただの理由付けのようにも感じられるのが残念だ。生還劇ではないのだと途中でなんとなく感じたのは生還劇らしからぬ死に方を見せられたからだが、ならばこれは一体どういう作品なのだろうかと観終わって考えた時「無意識の内に死に場所を求めていた主人公」に生存者たちが巻き込まれているようにも見え改めて救いが無いと思った。  こういう作品にしてはちと長いとも感じたし恐らく観返すことはないだろう。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-10-03 02:49:34)
80.  ゲッタウェイ スーパースネーク 《ネタバレ》 
「ゲッタウェイ」というとスティーヴ・マックィーンのあれかななどと思ってしまうが何も関連はありません。スーパースネークというのは車の名前なのね。メチャクチャ丈夫で最初から最後までずーっとカーチェイスをしている本作だがこの車じゃなかったら死んでるね。  警察との小競り合いから派手な爆発もあり終盤には長回しまであっていろんな車を使ったアクションが観られる。でも全編カーチェイスというのはいさぎよいと思いながらもちょっと飽きてくるかな。それにしてもあの駅には一体何が置いてあったんだ。恐ろしいくらい連続爆発が起きていたけど。カーチェイスでは警察も車は壊してなんぼの精神で突っ込んできてくれるし、主役がピンチの時には悪党の車にどこかのトラックが突っ込んで来てくれる。ある意味お約束だね。  巻き込まれる少女はこの車の持ち主でハイテク関係に詳しいスペシャリスト!ただの女子高生くらいにしか見えないし家は金持ちっぽいけど一体何者なんだ。まあ突っ込みどころはいろいろあるが尺も短いし気軽に楽しめる。黒幕はチラリと顔が見えるだけだがジョン・ヴォイト。そういえば久しぶりに見たな。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2015-08-17 20:31:44)
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