781. エンゼル・ハート
宣伝で流れていた“怖さ”はそれほど感じなかったものの、話の展開、特に映像の作り方は面白かったです。結局“黒魔術”だったと言うことですか?当時はあまり知らなかったので、そのラストの意味が良く理解できませんでしたが、今観るとそのラストの悲劇も良く理解できます。 7点(2001-04-17 12:11:12) |
782. 未来警察
小型ロボットを主役にするところは、恐竜映画でも大型恐竜をメインにせず、ラプトルを主役にするマイクル・クライトンのセンスを感じます。 7点(2001-04-17 12:06:50) |
783. リング2
<カナリネタバレシテマス!チュウイ>絶対観てね。観てね。お金要らないから。絶対だよ・・・フカキョンに言われたら断れないよね。で、観た。なんやこれ! 「リング」「らせん」と来て、勿論、今回も揚げ足を取らさせてもらいますよ、ふふふ・・・。☆恐怖。この理論が証明されれば・・・人を殺すのはビデオじゃない。恐怖だ!恐怖のエネルギーをプールに集めちゃぅる! この証明がされれば、何が証明されるんじゃゃ!例のごとくあのビデオが出てくるけど、相も変わらず全然怖くない。「ペイフォワード」戦法、ビデオを見たら先送りで、他の人に見せたことでその人は救われると言う。そう言う設定になっている。この辺は正規の続編「らせん」とは違う訳であるが、その辺が「リング」の数日後と位置付けた結果なのだろう。しかし原作(リング・らせん・ループ・バースディ)ではビデオを見た数人の登場人物の中だけで物語が展開する。それは誰にも話せない恐怖となって、観ている者にも緊迫した雰囲気が伝わって来た。しかし本作では、何とマスコミや警官の誰もがこのビデオの存在を周知している。なんか違う作品になってしまった気がした。誰にも相談できない。自分一人で解決しなくてはならない。そう言った孤独と時間との闘いを描くから原作が評価されたはず。だからホラーに成りえたのである。しかし本作は都合が悪くなったら超能力。高野舞に留まらず、何と子供まで。んな、あほな!取り敢えず、続編を作ってみましたって感じだった。それに山村貞子が幽霊になってしまってる。フカキョンまでそのレベルに落ちてしまって・・・ワチャー!そもそも貞子は恐怖の象徴ではなかったはず。その設定も説得力に欠けるし説明するシーンも無い。作りとしては「リング」の謎を、またビデオの謎を解こうとしているみたいだけど、所詮、蛇足に過ぎない。抽象的なシーンの連続、でも映像的にあまりセンスが無いなって。井戸に何故か落ちてしまった高野舞。怒り狂う貞子。ドサクサに紛れて真田先生の友情出演に貞子が追って来てバッー!っと現われたと思ったらすぐに消えたがな。そう、今消えたのって、これって粘土? 友情出演って言えば、松島奈々子ちゃんの登場!って期待したら簡単に轢き殺されるし。☆色々なピップエレキバンもどきを顔に貼り付けてる中谷美紀と少年。そのときの中谷美紀が恐怖に引き攣った顔が最も怖かった。で、意味不明なフカキョンのヘンな笑い?で気が付いたら終り。しかもエンディングは今井美樹の明るく軽いサウンド・・・あっフジサンケイグループ・・・でも、そう思いつつ別の意味で楽しみましたが・・・? 7点(2001-04-12 12:33:06) |
784. エクソシスト3(1990)
密室の中で展開した1作目に戻った感じがする。その辺は原作者の意図が尊重されたと言うことだろう。個人的にはジョージ・C・スコットを起用したこと以外は小さい作品になってしまった気がして物足りなさを感じてしまったが、それでもあの“首を切るときの秘儀”は参考になった・・・? 7点(2001-04-11 12:10:36) |
785. 夢(1990)
巨匠が見た夢だから映画になるんだろうが、こっちとしてはもっと怖い夢を幾らでも見て来た訳で、これぐらいの作品を評価して良いか戸惑いも感じる。しかし夏目漱石の「夢十夜」にも見られる、曖昧で中途半端な表現で抑えるところが夢らしく味わいもある。そこいらのオムニバスものにはない綺麗な映像も楽しめた。個人的には1話目が良かった。 7点(2001-04-09 12:39:53) |
786. 真実の瞬間(1991)
かつて映画界で行われた“赤狩り”が題材になっているため、決して楽しめる映画ではない。ハリウッド映画に携わる立場上、正義感と義務から本作が出来たのだろう。そんな映画人でなくては分からない何かが感じられた。 7点(2001-04-09 12:38:23) |
787. ザ・プレイヤー
ハリウッド映画への批判が込められている作品。殺人、愛憎、権力・・しかしそれはこの作品の味付けのレベルでしかない。ようは如何にハリウッドが汚いかと言うことを表現している。いまだオスカーに恵まれない監督らしい作品と言えるが・・・? 冒頭の長回しと言った工夫は観られるものの、どろどろした演出は観る人の好みが分かれそうである。 7点(2001-04-03 12:31:37) |
788. ダーティハリー3
シリーズの中ではちょっと谷間のような?あくまで個人的な話ですが。常に社会派の問題を含んで製作されるこのシリーズ。今回は女性の社会進出を描きたかったのでしょうか?女性でも出来ると言うところを見せたのか?しかし最後は殉職するところを観ると、どうもその危険な仕事への警鐘を鳴らしているとも解釈できます。 7点(2001-04-03 12:23:26) |
789. ダブル・ジョパディー
公開当時、全米No.1を連続で獲得し、00年秋の最大のヒットになったことが話題になった。それ相応の期待をしたんだが・・・。☆だららだと家族団欒のシーンや、刑務所でのシーンに時間を掛けすぎている気がした。その結果、肝心の逃亡劇・復讐劇が小さくなり、ラストのオチへ焦って持って行ってる気がしてならない。特にラストシーンは「交渉人」みたいで。なんか色々なハリウッド映画を、女性版に寄せ集めた気がしてならなかったけど。 7点(2001-03-31 19:00:13) |
790. エイリアン
閉塞感、恐怖、疑心暗鬼・・・全てにおいて完璧です。特にエイリアンのあのデザインは話題になりました。これも当時の流行だったビッグ・バジェット・ホラーの流れで作られたのでしょうか? でも個人的には本作で有名になったリドリー・スコット監督が、後世まで生き残るとは全く予想していませんでしたが・・・ 7点(2001-03-31 18:45:29) |
791. インナースペース
キャスティングは良いと思うし、特にメグ・ライアンがこう言うタイプの作品に出てるってこと自体が珍しく思いました。でもここまでコメディにしてしまうとどうかと。SFXも良いし、ストーリーも良いんですが、当時のスピルバーグ関連商品に有りがちな、収まり切れないほどのドタバタを詰め込み過ぎて気が付けば盛り上がりなく終ってしまったって気もします。観ている側としては「ミクロの決死圏」のような科学的展開を期待していただけに、その辺がマイナスでした。 7点(2001-03-31 18:44:06) |
792. ロケッティア
007のテイモシー・ダルトンが敵役で登場しますが、なんかパッとしないような。主人公の俳優にも同じような思いを抱きました。でもこの作品、楽しむと言うだけなら期待通りの作品だと思います。ヒロインのジェニファーはいつものごとく良いです。でもヒーローの中途半端な括弧良さが災いしてか、ヒットシリーズ化って感じではなかったですが・・・ 7点(2001-03-31 18:42:55) |
793. ロマンシング・ストーン/秘宝の谷
“インディ”シリーズよりもヒットして面白い!と言う宣伝文句が当時良く流れていましたが、個人的には純粋に冒険ものを描いた“インディ”に軍配をあげたいところ。ベタベタのラブシーンとモタモタした中年俳優によるアクションシーンは目を瞑るとして、作品全体としてはロバート・ゼメキスの軽快な話の展開でそれなりに楽しめました。 7点(2001-03-31 18:39:01) |
794. ロスト・イン・スペース
なかなか楽しませてくれましたが、この作品の対象としているのは子供でしょうか?内容は予想した通りでした。ゲイリー・オールドマンの中途半端な悪役に代表されるように、なんか作品的にも中途半端に終わって、個人的にはかなりの消化不良です。 7点(2001-03-31 17:47:14) |
795. リーサル・ウェポン2/炎の約束
シリーズの中では一番かも。軽快で派手なアクションが観れただけで良いか?でもホント、コミカルにした分、緊迫感が感じられませんでした。これもこのシリーズの典型なので、これもアリかな?と。 7点(2001-03-30 21:42:11) |
796. リーサル・ウェポン
続編を考えると、恐ろしく暗い映画です。男オトコを描きたかったのかもしれませんが、派手なアクションを期待していただけに、結構肩透かしを食いました。でも個人的には、その後の続編群よりも、破滅的ヒーローに扮した本作のメル・ギブソンの方が好きです。 7点(2001-03-30 21:41:30) |
797. 遊星からの物体X
なかなかの作品だと思います。しかし後で知ったんですが、これってあのカーペンターにカート・ラッセルのコンビだったんですね。いつものB級と言う印象を超越していた気がします。とにかく特撮が良いし、ストーリーも好きでした。 7点(2001-03-30 21:40:36) |
798. エディ・マーフィの ホワイトハウス狂騒曲
この作品もいつものエディ・マーフィーのノリで作られているのだが、一応、政治を捩っていることもあって、社会派の要素を取り入れている。最後まで見てしまえば何てことは無い。またしても空振りしてるなって気がした。しかし若かりし頃の機関銃しゃべりとアクションスターの面影は消えてしまった感が否めないが、作品的には巧くまとまっている。詐欺師に扮してはいるが、正義感(?)的要素もエディならではで、嫌味はなく好感を持って観ることができた。 7点(2001-03-24 15:14:17) |
799. ヒート
正直言って色々な要素を入れ過ぎちゃってるんじゃないかな?銀行強盗がメインでもなく、どうも人間模様、人の生き様に重点を置いているらしい。しかし何か重苦しさだけしか伝わってこない。これがこの監督の持ち味と言えばそれまでだが・・・。印象に残ったシーンは(↓)でもあるけど、デニーロが好きな人を置いて立ち去るシーンだ。しかしそれにしても長~い映画だと感じてしまった。 7点(2001-03-21 12:33:47) |
800. ダーティハリー4
自慢のマグナムを片手に派手なアクションを期待すると肩透かしを食う。今回の相手は復讐に燃える女性だからである。最後まで観てしまうと、これで良いのか?と思わなくも無い。一警官が物の良し悪しを決断して良いのだろうか? まあそこがクリント・イーストウッドの巧さだし、いつものハリーではないハリーが観れたと言うことで貴重な一本でもある。 7点(2001-03-20 15:50:50) |