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アングロファイルさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1000
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 レビュー数が1000に達したということで、活動を停止します。(今のところ)仕事がひじょうに忙しいので、映画を楽しむゆとりがありません。落ち着いたら再開するかもしれませんが、とりあえず未定です。

皆さま、ありがとうございました。縁があったらまたお会いしましょう。

※変更要望は出すかもしれません。

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801.  マイレージ、マイライフ 《ネタバレ》 
どうも今ひとつ、なにが言いたいのかよくわからないところがありました。「リストラ宣告人」の主人公が、あくまで相手と直接向かい合って仕事をすることにこだわることは、面白いと思いましたが。おそらくこの人は、人間が大好きなんでしょうね。その点がたいへんいいと思ったのですが、劇中ではなにやら批評されているようで不思議でした。いわゆる「いい人」ではないけれど、実直で誠実、クールではないけれど熱くもないという、バランス感覚のとれた人物像が魅力です。それに比べると、女性2人はちょっと……。主人公が2人に振り回されてお気の毒、という感じだったのですが、それであまり高く評価できないのかもしれません。
[映画館(字幕)] 6点(2010-04-05 19:33:00)
802.  フレンチ・コネクション2 《ネタバレ》 
「続編はできがよくない」というジンクスを破る映画として有名……なはずですが、久しぶりに見ると、前作よりかなり落ちるという印象。なぜかと考えたのですが、やはりドキュメンタリー・タッチではなく普通のドラマになってしまったことが大きいと思います。警察と組織を並行して描いていたのが、今回は完全にポパイが中心になったので、彼のキャラクターが好きかどうかで映画の評価自体が決まってきそうです。私自身はそれほどでもないので……。また、麻薬中毒にされてから立ち直るまでが冗長でした。あの婆さんはよかったと思いますが。捜査の過程がたいしてなかったような気がしますが、それは刑事ドラマとしてどうなんでしょう。こうしてみると、ポパイに頼りきった映画だという感じですね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-31 11:18:33)
803.  OK牧場の決斗 《ネタバレ》 
『荒野の決闘』と比べると、元が同じ実話だったとは思えないほど、別の映画になっています。こちらは正統派の西部劇という感じ。ただ、複数のエピソードがつながっているので、中だるみの気があります。アープとドクの友情物語に絞ったためか、ほかのキャスト(特に女性)がかすんでしまったのは、プラスマイナスどちらにも作用したようです。最後の決闘場面は、こちらの方が見ごたえがありました。あと、主役のはずのランカスターよりカーク・ダグラスの方がかなり目立っていたのはご愛嬌。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-03-28 18:56:13)
804.  顔(1957) 《ネタバレ》 
松本清張の小説はいくつか読んだのですが、どれもつまらなかったので映像化作品も全然見ません。これは岡田茉莉子が出ているので見てみたのですが、やっぱりハズレでした。 とにかく、ご都合主義が多すぎ。誰もが思うのが、ちょっと見ただけの人物の顔をいつまでも覚えていられるのかということ。一応劇中で「一度見たら忘れられない顔」と言われていますし、なにしろ岡田茉莉子のような美女なので印象には残るでしょうが、やはり疑問です。あと、事件現場にコンパクトが落ちたり、殺そうと思った人物が交通事故で死んだりと、うまくいきすぎて興ざめです。また、主要人物が倫理観のあまりない小悪党ばかりなので、同情できません。このため一応サスペンス映画ですが、こちらが主人公の立場に立つこともなくハラハラドキドキ感を欠いています。 よかったのは笠智衆のひょうひょうとした刑事と、おばさん役の千石規子。どちらもドラマを締めていました。ところで、千石規子は余貴美子みたいだなぁと思って見ていたのですが、考えたら逆ですね。しかし、ああいう感じでいい味を出していました。 それと、目撃者は労働運動の闘志だったという設定で、それがあとで効いてきます。が、脚本でよかったのはそれくらいで、全体としてはそれほどとも思いませんでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-03-20 09:02:07)
805.  噂のモーガン夫妻 《ネタバレ》 
メインのプロットは、「犯罪者に追われる人物が田舎に引きこもって、そこでの生活を体験する」というもの。近頃見た某映画、ほとんどそのままです。犯人逮捕の方法も似ている。これでちょっとガックリきました。本作では、その追われる人物が別居中の夫婦になって、夫婦再生の物語が付け加わったわけです。ネタ切れ気味ですね。一応コメディ路線ですが、あまり笑うところはなかったです。熊がいなければどうなったことか……。 ストーリーに期待ができないとなると、キャラクターはどうか。主役のモーガン夫妻ですが、これがどうも今ひとつ煮え切らない。悪くはないしむしろ人物像はうまく描かれていると思いますが、いわゆる「キャラ立ち」がしていない感じです。脇役の方がアクが強く、その分主役をやや薄味にしたのかもしれません。脇役陣はウィーラー夫妻をはじめ、なかなかの好演でした。特にルーシー役の女の子、いったい何者なのか気になります。 とはいえ、それほどとんでもないところはなく、まあ無難に終わったなという感じで、インパクトは弱いです。個人的に面白いと思ったのは、メリルの射撃の腕や熊を撃退するスプレーが、たいした伏線になっていないところですね。しれっと外していました。あとはまあ……、やっぱりネタ切れ?
[映画館(字幕)] 6点(2010-03-18 14:43:29)
806.  情愛と友情 《ネタバレ》 
原作は未読ですが、おそらく原作とこの映画とでは、狙いが微妙に異なるのではないでしょうか。個人的に感じたのは、精神的な要素を重要視するマーチメインの人たち(特に夫人)と、無宗教で物質的な面を重要視するチャールズを対比させ、それがそのまま上流階級と庶民、伝統ある家柄と成り上がり者の対比になっているということです。そしておそらくは、物質優先主義に対する批評めいたものがあるのだと思います。が、この映画ではそれとは別の面にスポットが当てられているようで、そのためか終盤は本筋とはややズレた展開であるかのような印象を受けます。実はこちらが本道ではないのかと思いますが。 このズレを助長しているのが、登場人物の描写不足。ジュリアと再会したチャールズが、彼女と結婚しようとその夫と話しあうとき、「ブライズヘッドが欲しいのだろう」と言われます。チャールズの物質主義を指摘したものですが、実はそれまでの展開では、チャールズがそれほどブライズヘッドを気に入ってこだわっているとはとても思えません。チャールズとセバスチャン、ジュリアとの関係に重点を置きすぎて、この辺がお留守になったようです。せっかくエマ・トンプソンまで担ぎ出したのに、締まりのない映画になってしまいました。映像は美しいのですが。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-24 20:27:20)
807.  明日に向って撃て!
これも『世界名画劇場』以来です。脚本は緩急をつけていて悪くないと思うのですが、ちょっと退屈。音楽垂れ流しの場面、特にボリビアへ行く前あたりはかなり退屈。総じて演出がいまいちという印象です。主役2人に負うところ大でしょう。しかし全盛は過ぎたという設定ですから、少々苦しいかも。キャサリン・ロスも、こうやって見るとそれほど魅力的とも思えない。「当時はよかった」という意味で、典型的なニューシネマだと思います。
[映画館(字幕)] 6点(2010-02-14 09:27:52)
808.  ブーリン家の姉妹
イギリスの歴史物は好きなのでそういう点では楽しめたのですが、結局それだけ。「こんなことがありました」、「それでこうなりました」という事象だけが延々と続き、人物の心理は上っ面だけ。それとも、役者の演技がつたないのか? 本来愛憎劇となるはずですが、愛も憎も葛藤もありゃしない。どの程度史実に忠実なのか知りませんが(そもそもその時代に生きていたわけではないので、それが事実かどうか確かめようもないわけですが)、まあ歴史のお勉強として見ればそれなりに価値はあるでしょう。それにしても、この映画のヘンリー8世はマヌケすぎ。たしかにスケベだったようですが、あそこまでマヌケでいいんでしょうか?
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-11 19:40:58)
809.  欲望という名の電車(1951) 《ネタバレ》 
ブランチがなんで最後にああなってしまったのか、よくわからないんですけど。それ以前に情緒不安定なところもあったし、新聞集金人を誘惑したりしているわけですが、それにしてもあれはねぇ……。不可解といえば、ブランチの過去も今ひとつわかりづらい。当時ははっきり言うのが憚られたのか、あるいは言わなくても理解されたのか? いずれにせよ、私は前の町でブランチが「頭がおかしいことで有名」だった理由がよくわかりません。そこが肝心なところだと思うんですけど。主役4人はそれぞれ個性がよく出ていていい芝居をしているだけに残念です。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-02-08 19:08:09)
810.  恐怖の岬 《ネタバレ》 
おお、恐ろしい! こういう、リアリティのありすぎる恐怖映画は、正直苦手です。ロバート・ミッチャムのキャディも怖いのですが、それに対するボーデン弁護士。最初は法の範囲内で対処してるのですが、効果がないと見ると無法者を雇い、ついには相手を合法的に殺害するためにワナを仕掛ける。そうやって、やることが徐々に相手と同レベルになって行くのが恐ろしいです。挙げ句の果ては、「お前が言っていたように、殺さず刑務所で生かして苦しめてやる」ですからね。それにしても、あのにらみ合いのあとどうなったのか気になります。キャディは命が惜しくないと言っていましたから、逃げるなり飛びかかるなりしてわざと撃たれる手もありますが、この男なら裁判まで持ち込んでから、刑務所からの脱獄を図りそうです。とてもめでたしめでたしとは行きません。きっと原作(ジョン・D・マクドナルド)がしっかりしているのでしょう。最後にボートに乗っていた一家の表情も、心なしか複雑なような……。苦手なタイプの映画ですが、中身が深いのとバーナード・ハーマンの音楽が素晴らしいので、+1点。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-30 18:50:37)
811.  キー・ラーゴ
けっこう重いテーマを扱っているようですが、それを説教臭くなく自然に描いているところに好感が持てます。テンポはあまりよくないけれど、退屈だったり飽きたりすることはありませんでした。それとやっぱり、エドワード・G・ロビンソンがはまりすぎ。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-29 11:00:16)
812.  アバター(2009) 《ネタバレ》 
劇場に出かけるのが遅めだったので、席は最前列。メガネをかけていますが、3D用メガネにはそれほど違和感を感じませんでした。 映像的にはたいへん美しかったですが、スクリーンをモロに見上げていたためか、パンドラにいる気分にはなれませんでした。パンドラは重力が弱いという設定からか生物が巨大で動きも素速く、その速さは出ていました。ただ逆に、重量感というか、質量がある感じはしません。ひとことで言うと、「やっぱCGだね~」ってところでしょうか。パンドラの生物はそれほど奇想天外なデザインではありませんが、人間型の生物が闊歩するのなら、それでも問題はないでしょう。 物語は特にのめり込めるものではなく、面白味もあまり感じません。致命的なのは、あのレアメタルがどれほどの価値があるのか、さっぱりわからないということ。地球からパンドラへ行くだけでも大変だろうに、あれだけの施設を作って軍隊まで送り込むとなると、莫大な費用がかかるはず。はたしてそれに見合うだけの開発なのかどうか。この映画的には「どうでもいい点」なのでしょうが、気になったものは仕方がない。この疑問を吹き飛ばすだけのものがなかったということです。最後の「領域を侵された自然の逆襲」というのはいいと思いますが、それをCGの3D映画という、不自然きわまりないメディアで描くというのは、いかがなものかと思います。キャストではマイルズ大佐に人気が集まりそうですが、シガニー・ウィーバーがベストでした。 一番困ったのは、見ていて気分が悪くなってきたこと。二度ほど専用メガネを外して、二重の映像を見ていました。また、見終わってからも頭がクラクラしてしまい、しばらく劇場の椅子で休んでいました。どうも3D映画は生理的に合わないようなので、今後は遠慮させてもらいます。3D映画が量産されるようになったとしても、私の映画ライフは特に明るくならないでしょう。
[3D(吹替)] 6点(2010-01-28 14:05:23)
813.  私は殺される(1948) 《ネタバレ》 
いわゆる「巻き込まれ型サスペンス」ですが、ちょっと予想とは違った話の展開をしました。主人公の女性は、心臓が悪くてほとんど寝たきり。電話が外界とつながるほとんど唯一の手段です。で、電話が混線して今夜殺人が行われるという話を聞いてしまい、さあたいへんと騒ぎ出すのですが……。なんと、この件はあまり長く続きません。それより、主人公の夫がなかなか帰らないことからあちこち電話をかけ始め、主人公の知らなかった事情がわかってくることになります。 電話で話す相手が、次々と情報を寄せてくれます。そのところは回想形式になっていますから、全編回想の連続。そのためか、全体を通して見るとわかりにくい部分もありました。字幕も関係しているのかもしれません。なにしろ主演のバーバラ・スタンウィックをはじめ、かなりの人物が早口でまくしたてますから。それはともかく、何も知らない主人公と同時に観客に情報を与えるというのは、なかなかうまい進め方です。説明調になりがちなセリフも、相手が主人公に説明しているわけですから、不自然さを免れています。通常のミステリーもののように、情報を集めて推理するわけではなく、情報が集まってきて事態の全体像が浮かび上がってくる構成です。全部が全部関係のある情報なので、都合がよすぎる感じですが、そこは仕方がないでしょう。 それ以外にも少々疑問点はありますが、最後の盛り上げ方など堂に入ったもので、それなりに楽しめます。ただ、この邦題はいただけません。
[DVD(字幕)] 6点(2010-01-12 22:38:25)
814.  おとうと(1960)
前半は姉弟の関係を中心に。後半は弟が病に倒れることで、家族が変化していく様を描いています。が、どうも地味ですね。比較的地味な映画が好きな私が見ても、あまり引き込まれません。日本映画にありがちな「芸術的な映画にしてやろう」というのが出ていて、好感が持てません。芥川也寸志の音楽も、現代音楽丸出しで雰囲気ぶちこわし。岸惠子は前半あまりきれいには見えませんが、弟が病気になると美しくなってくる。これはどういうこっちゃ。田中絹代と森雅之の両親は素晴らしい。やはり肝心の川口浩がウィーク・ポイントでしょうか。 製作当時の「銀残し」を再現したという触れ込みの放送で鑑賞しました。この色はなかなかよかったのですが。もう少し近づきやすい内容にしてもらいたかったです。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-01-04 11:29:25)
815.  砂塵 《ネタバレ》 
うーん、「銃よりも法と秩序」というのは面白いのですが、いかんせん全体にゴチャゴチャ感があふれていて、それほど楽しめません。登場人物はいいキャラクターをしているのに、もったいない。しかし作られた時代を考えると、平和主義者の副保安官という設定はユニークです。銃撃戦の間に女たちが割って入るというのもいい。おまけに映像もきれいでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-12-28 11:04:15)
816.  いつか読書する日 《ネタバレ》 
作品自体の核というか、アイデアはいいと思うのですが、それがうまく生かされていない。「死を待つ妻の願い」なんて、無下にできるわけがないじゃないですか。あれはかなり卑怯だとだと思う。あんなことを書かれたら、本当は妻を愛していても美奈子の気持ちに応えなきゃならなくなる。高梨にしてみれば、死んで妻の元へ行けた方がよかったのかも(だから笑ってる?)。あの親子も、結局最後のために出して、途中の話はついでなんじゃないかと疑うくらい、本筋とつながらない。認知症の小父さんも同じ。うまく説明できないところだけ登場人物の語りにしているけど、そこも語りを使わずうまく伝える方法はなかったものか。どうもこうした、ギクシャクした箇所が多すぎます。中年女性の秘めた恋・純愛を描くというのはけっこうですが、もう少し上手にやってくれよと、同じ中年の男は思います。映像、特にカメラワークは素晴らしかった。池辺晋一郎の音楽はこの人らしいメロディだけど、あまりやる気がなさそうでしたね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-11-08 16:55:55)
817.  原子力潜水艦浮上せず 《ネタバレ》 
これはパニック映画……とは言えませんね。だいたい登場人物の大半が軍人ですから、非常時にパニックに陥るようでは困ります。一応タイムリミット・サスペンスになるのでしょうが、けっこう時間があるので、助けられる方も余裕です。しかしそれでは映画にならないと、都合よく(?)アクシデントが起こり、救出作業は遅れて犠牲者も増える。このあたりの展開が、リアルな演出とちぐはぐになってしまったと思います。話の先がけっこう読めてしまったのも残念。後半登場するゲイツ大佐がなかなかナイスなキャラクターで、完全に主役のチャールトン・ヘストンを食ってしまいました。こういういいところもあるのですが、どうもインパクトに欠けます。最後はアメリカ海軍の宣伝みたいになっちゃいましたし。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-11-02 19:11:01)
818.  聖女ジャンヌ・ダーク 《ネタバレ》 
前半はジャンヌが王太子シャルルと会ってその信任を得、オルレアンを解放するエピソード。そして後半がジャンヌの異端審問裁判で、どちらかというとこちらがメインのようです。つまり宗教裁判であり、キリスト教徒ではない日本人からすればやや退屈で、どのような意義があるのか判然としない(なんとなくはわかりますが)内容でした。もともと舞台劇だったためか動きが少なく、台詞が中心で、オルレアン解放に関しても派手な戦闘場面は出てきません。非常に地味ですが、俳優たちの演技もあって引き込まれます。 しかし、本質的に宗教劇なので、今ひとつ魅力が感じられません。未公開に終わっているのも、宗教色が強いためでしょうか。また、台詞が中心なので、字幕よりも吹き替えで見てみたいものです。 シャルル7世の元に、ジャンヌはじめ死んだ者たちが幽霊となって現れるという設定は面白いです。これは元の劇にあったのか、それとも映画のシナリオを担当したグレアム・グリーンのアイデアかは、わかりませんが。あと、デビュー作ながらジーン・セバーグが大熱演で、そこが一番の見ものでした。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-19 21:12:24)
819.  努力しないで出世する方法 《ネタバレ》 
アメリカにもこういうサラリーマン映画があったのですね。ここに出てくる上司たちは、セクハラ・パワハラはあたりまえ。極端におべっかに弱く、社員の能力よりも学閥の方が大切だったりして、単純といえば単純な人たちです。必死になって出世しようとする人たちを風刺しているようで、思い当たるところがある人は居心地が悪いかもしれません。 コメディとしては、作品が古いためかそれほど笑えません。「努力しないで出世する方法」という本を手にした主人公が、その教えに従ってトントン拍子に出世するのですが、これがうまく行きすぎというか、運がよすぎ。そこが笑うポイントだと思うのですが、それほどとも感じませんでした。おかしかったのは、終盤株の場所がバレてしまうところでしょうか。まったくこの社長は……。 ミュージカルとしても、あまり華がありません。それはおそらく、主人公カップルが地味なせいでしょう。ブロードウェイのキャストをそのまま起用したようですが、舞台ではよくても残念ながら銀幕では栄えないと思います。社長はけっこうよかったのですが。むしろ社長の愛人はじめ、脇役陣が光っていたと思います。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-15 18:52:55)
820.  空軍大戦略 《ネタバレ》 
ウォルトンの音楽目当てに鑑賞。しかし映画としてはビミョーでした。まず登場人物の大半が軍人さんですが、見分けがつかない。同じような制服を着ていて、顔まで同じに見えてきます。区別できたのは女性のスザンナ・ヨークくらい。また、戦闘機同志の空戦が主で、ドラマの比重は軽いというか、戦闘の間のつなぎのような感じです。どちらかというと戦闘に至る理由を説明しているところがあり、話としては面白くありません。空襲にあって避難所が爆撃されるエピソードは印象的でしたが。 肝心の空戦は悪くないのですが、そうたいして珍しいことが起こるわけでなし、結局ワンパターンに陥ってしまいます。むしろ、爆撃で家やら飛行機やらをボンボン爆破していくのが、思い切りがよかったです。まあ、それだけやられたドイツ軍を撤退させたというのが、イギリス人にとって自慢なのでしょう。「イギリス人の・イギリス人による・イギリス人のための映画」といったところでしょうか。私はイギリス文化が好きですが、れっきとした日本人なのであしからず。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2009-10-04 20:26:31)
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