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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2282
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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801.  007/カジノ・ロワイヤル(2006) 《ネタバレ》 
 アクション映画としては及第点。ただストーリー、特に後半は裏切りが多くて疲れます。  007シリーズをそんなにたくさん見たことがあるわけではありません。でも今までに見たやつと比べても、大分シリアスなタッチで描かれているように感じます。死んじゃう人も多い。その描写も結構生々しかったり。お笑い要素は少なめ。  ガンアクション、追いかけっこアクションはなかなかのスピード感。見応えアリます。ですが序盤の『工事現場⇒大使館の追いかけっこ』に代表されるように、1つ1つのアクションがやや冗長。スピード感はあるのに、ストーリー的なテンポはいまいちです。  また、アクションに力を入れすぎて、スパイ要素が少なめ。『どーせばれてるから』って名前言っちゃったりするし。007ならではのスマートなスパイシーンを見たい人は、これで満足できるのでしょうか。  スリリングさは申し分ありません。それはそれで好きなんですが、ちょっとジェームズ・ボンドが殺伐としすぎている感じがするのは気のせい?もうちょっと余裕が欲しいところではあります。  序盤が評価が高いようですが、個人的には中盤から終盤にかけてがかなり好き。ポーカーは好きなカードゲームなので、見ていて面白かったです。ただポーカーって、ディーラーとプレーヤーがグルになって神業的イカサマとかがあれば面白いんですが、そうでなければ戦略性に欠ける単純なゲームなんで、そういった意味ではカジノバトルとして盛り上げにくい部分もあるのかもしれません。この作品でも駆け引きが重要と言っておきながら、結局は単純なパワーゲームがメインとなっています。  終盤、裏切りに次ぐ裏切りはちょっと引きますね。黒幕みたいな人たちが次から次に出てきて誰が誰やら。ラストくらいヴェスパーとボンドとマティス3人で乾杯して終わるようなスッキリ感が欲しいです。本来であれば血生臭いスパイの世界を、軽妙洒脱に描いたからこそ007シリーズはオリジナリティを出せたのだと思いますよ。まあ007シリーズとして見なければ十分楽しい映画です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-03-16 08:29:27)
802.  屍体 《ネタバレ》 
 グロいし、怖いし、気持ち悪い。こんな病院でよく寝泊りできるなというくらい、絶好のホラーシチュエーション。よってホラー映画としては及第点です。  ゾンビは出ません。モンスターも出ません。殺人鬼もいません。幽霊も出そうで出ません。ミステリー形式のオカルト。オカルトチックなので、説明不足な部分はありますが、力技で押し切っている感じです。  正直B級には違いないでしょう。おそらく予算もそんなにはかかっていません。何の脈絡もなしに、次々と人が死んでいくのもB級ならでは。職員が死に、学生が死に、いつの間にか警察官まで死んでいるという謎。とくに終盤はかなりカオスな世界で、もはやストーリーに意味なんてないのでしょう。ただ、なにしろ妙な迫力とパワーを感じるホラーなので、終始飽きはしません。結構ドキドキしながら見ていましたね。でもこのドキドキは、お化け屋敷で感じるドキドキに近いのかもしれませんが。  ちなみに、主人公の女性アリソンは結構かわいいです。密かに期待しちゃいます。ですが、彼女の出し惜しみ感、半端じゃないです。もったいぶって、焦らされます。結果、最後まで何も出ません。そっち方面期待しちゃうと、肩透かしくらいます。ラストまでひたすら屍体と戯れるつもりでいましょう。
[DVD(字幕)] 7点(2018-07-04 14:05:31)
803.  タイヨウのうた 《ネタバレ》 
 昔ドラマを見ていました。結構好きなドラマでした。  雨音薫は沢尻エリカよりYUIのほうが良い。でも藤代孝治は、塚本高史より山田孝之のほうが雰囲気があって好きですね。  ドラマでは、二人の交流をじっくり見ることができました。そのイメージがあったので、なんとなく映画は敬遠していたんですよね。時は経ち、ドラマの記憶もすっかり薄くなってしまったので、今回映画版も鑑賞。多少の不安はあったものの、見始めると驚くほど丁寧な人物描写に驚きです。  映画はスローペースで落ち着いた雰囲気。そんな淡々とした空気感の中、『ストリートライブ』や『迫り来る日の出』など、盛り上がるイベントや緊張感漂うシークエンスがあり、メリハリが効いています。映画として大変バランスが良いんじゃないでしょうか。  主人公や大切な人が、病気や事故や自殺で死んじゃう。この頃の邦画はそんなんばっかり。この作品も例外ではありません。ただ、そーゆーテイストではあるものの、悲しさ一辺倒ではないのがこの作品の良いところ。コメディタッチで、さわやかな雰囲気。孝治のキャラクター。YUIのキャラクター。そういったものが、さわやかな雰囲気や、生きる希望、そういった前向きなオーラを全面に押し出しています。  人の優しさや強さを感じられる映画は良い映画。  個人的には、序盤がちょっともったいつけすぎ、尺をとりすぎなのが気にかかるか。『藤代との恋愛』『ストリートライブ』『病気』『家族と友人』『CD製作』この辺りが作品のテーマとなるのでしょうが、本題に入るまでがもったいつけすぎかも。序盤でいきなり中だるみします。  それにしてもYUIの透明感あふれると同時に、芯の強さも感じられるキャラクターは貴重ですね。  薫の曲がラジオから流れてきたことがわかるクライマックス。ここをあえてサイレントにしちゃう演出のセンス、最高の余韻を感じさせてくれます。  不要だったのは棺おけに入った薫を映してしまったこと。そこはナレーションだけにしたほうが良かったと思います。
[DVD(邦画)] 7点(2018-06-10 11:55:26)(良:1票)
804.  カーズ2 《ネタバレ》 
 子供向けではない子供向けアニメ。  ビジュアルは子供向け。キャラも子供向け。でもプロット、ストーリーは大人向けなスパイもの。結構ごちゃごちゃ、複雑にしてあります。子供と一緒に見たら、途中途中で説明してあげないといけないでしょうね。  中盤から後半にかけては、キャラが定着してくるし、ストーリー全体が見えてくるので、俄然わかりやすくなります。  前半がわかりにくいかな。キャラがめっちゃ多いうえに、やっぱ車なんで、頭ん中でキャラが定着するのに時間がかかります。前半のうちは、『こいつ誰だっけ?』となることもしばしば。そのうえで、ドタバダコメディを取り入れるもんだから、しっちゃかめっちゃか。トイレでのトラブルなんか、誰がエージェントで誰が悪い奴なんか、最初全然わからなかったです。  まあ序盤のストーリーのわかりにくさはともかくとして、見所は結構多いこの作品。  フィン・マックミサイルのスーパースパイぶり。ホリー・シフトウェルのスカイアクション。マックィーンとメーターの友情など、楽しいシーンが盛り沢山。ラストでメーターが黒幕を追い詰めるシーンなんか爽快です。欠点ばかりのメーターが、自分の長所と知識を発揮して、友達のために最後に大活躍する流れは、ディズニーらしくて凄く好き。  多少のわかりづらさを除けば、良作のエンターテイメント作品です。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-06-06 11:05:57)
805.  カーズ 《ネタバレ》 
 擬人化させると右に出る者のいないピクサー。最初の方こそ、車しかいないこの世界に違和感を感じるが、高速を走り始めた頃からこの世界観になじんでしまっている。ピクサーは世界の作りこみが徹底しているので、気付いたら引き込まれちゃっていますね。なので、ラジエーター・スプリングスに来たときは、もうストーリーとマックィーンの行く末ばかりが気になります。  ストーリーそのものは安直。定番。『花形レーサー、田舎町へ。』『田舎町で、人との絆の大切さを知り、思いやりを知る。』まさに子供のための道徳ファンタジーです。大人が見れば、『今更』『物足りない』と感じるのももっともですが、僕はこーゆーの好き。ベタな人情ドラマにすぎないのですが、ピクサーはこーゆーの作らせたら天才的なので、いつも感動できます。  多くの方が指摘されている中だるみについては私も同感。マックィーンがラジエーター・スプリングスにつっこんで、逃げ出そうとしたり、裁判にかけられたり、不平不満を言いまくったり、田舎町を馬鹿にしたり、この辺がちょっと退屈でしたね。もちろん構成上必要なワンクッションではあるのでしょうが、イライラするばかりで、笑いのパワーもいまいちなので、中だるみするばかり。  でも道が完成してから、クライマックスまでは、これぞエンターテイメントという爽快なノリと楽しさでいっぱい。エンドロールまでしっかり楽しませてくれるのも、さすがピクサーですね。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-05-25 02:19:35)(良:1票)
806.  イップ・マン 継承 《ネタバレ》 
 シリーズ3作品、ずっとイップマンを支え続けてきた奥さんが亡くなる、シリーズ中最も悲しい作品。  奥さんの看病をするイップマン。奥さんとダンスするイップマン。イップマンが奥さんとの思い出を振り返るクライマックスは、涙ナシでは見られません。  そしてアクション。3作品中最も豪華かもしれませんね。  お約束の、多対一の大乱闘あり。謎のタイ戦士とのバトルあり。マイク・タイソンとのバトルあり。更には、あのマックス・チャン演じるもう一人の詠春拳チョンとのバトルあり。見所盛り沢山。鑑賞中飽きるということはまず無いでしょう。  ストーリーも、すっきりしていてわかりやすい。  敵味方もはっきり分かれています。  ただ、前2作で描かれていた『抑圧された怒りの解放』からくるカタルシス、これは正直弱いです。  地上げ屋が小学校に乗り込んだり、火ぃつけたり。この辺は悪役全開でよかったのです。でも敵の準リーダー格の人間が、単なるチンピラ。大ボスのマイク・タイソンも、意外にクリーンファイトで決着をつけちゃいます。よって、イップマンが問答無用の鉄拳制裁って感じにはならないのですね。暴力、放火、子供の誘拐とやりたい放題やってきた悪行への制裁がなんか軽い。  つまりはアクションへの動機付けやストーリーテリングがきれいすぎて、パンチに欠ける内容になっちゃってます。もっと言うなら、物足りない。  ですので、この作品はイップマンの伝記的意味合いのほうが強いのかもしれませんね。  ちなみに、ブルース・リーのバトルが無かったのが個人的に残念でした。前作同様紹介だけで、本編にはからんでくれないのですね。
[DVD(吹替)] 7点(2018-05-21 06:30:22)
807.  ドラゴンxマッハ! 《ネタバレ》 
 前作SPLの続編となっていますが、ストーリー上のつながりはありません。前作で凄腕の殺し屋を演じたウー・ジン。今作では主人公の一人となり、逆にナイフ使いの殺し屋を圧倒します。そしてもう一人の主人公、トニー・ジャー。  タイトルとパッケージから連想するのは、夢のタッグ。そして軽快で爽快なカンフーエンターテイメント。  ですが実際は違います。これはSPLのシリーズですから。内容は臓器売買をメインとした、ドラッグ、拷問、なんでもありのえげつない作品。ポップなエンターテイメントとは程遠い内容です。  実際、二人がタッグを組むのは、物語も終盤になってから。  マッハシリーズでは、無敵の正義マンを演じたトニー・ジャーも、この作品ではその正義がなかなか表に出てきません。トニー・ジャー演じるチャイは、自分の上司が何か悪いことをしているのが、なんとなくわかります。でも妹のことがあるので反抗できません。  ウー・ジン演じるチーキットは、とにかく悲惨な目にあいまくり。敵につかまって、刑務所に入れられて、ずーと拷問。そんな状況で中盤、やっと携帯というチャンスをつかむ。でもこの携帯の電波がなかなか入らないんですね。  とゆーわけで、終盤、逆転に転じるまでは事態が全然好転しません。やきもきします。シリアスで真面目な作風なのはいいんですが、あまりにも焦らされるんです。  ただ、カンフーアクションはすごい。主人公の2人はもちろんですが、謎のナイフ使い。こいつが良い。更にはラスボス、マックス・チャン演じる刑務署長みたいな人。この人のアクションがとにかくきれい。チャイとチーキット相手に互角の戦いをするのだからアツイ。  決して見て損は無い映画ですが、まあまあ精神的に疲れるのでご注意。
[ブルーレイ(吹替)] 7点(2018-05-20 18:13:52)
808.  蝋人形の館 《ネタバレ》 
 『獲物を蝋人形にしちゃう』ってことを除けば、極めて正当なスラッシャー映画。舞台である小さな田舎町の住人が、全部蝋人形っていうのは斬新。しかも中身は元人間。  だから、この街には殺人鬼兄弟しかいないわけで、ストーリーの整合性にイライラすることはほとんどありません。  殺人鬼兄弟の蝋人形アクションに挑戦するのは、6人の若者達。顔面偏差値は高くとも、おつむの偏差値は低めの人たち。この6人を、B級ホラーにしてはしっかり前半尺をとってキャラ紹介しています。これは重要。共感度が高くなります。  ただ、その過程において、ウェイドの行動にちょっとイライラしちゃうのが難点。閉館中の蝋人形の館に勝手に入った挙句、展示品の蝋人形をライターであぶっちゃったり、違法行為とマナー違反のオンパレード。こんなやつがどうなろうが、知ったこっちゃねーって気持ちになっちゃったら、まじであんま楽しめないんです。聖人君子でなくてもいいけどさ、もう少し共感しやすい人がいいな。ボーの家でトイレを借りるときだって、さっさと家を出れば良いのに、勝手に人んちのもんあさくって、電気消されて足切られて、まじで馬鹿じゃないの。  そんな彼も、生きたまま蝋人形にされた挙句、助けようとする友達から頬をぺりぺり。動けないけど、その目からは痛さのあまり涙が。この辺りの恐怖演出は容赦ありません。  まあそんなこんなで、ペイジ、ウェイド、ブレイク、ドールトンの4人は、完全に犠牲者の係。こちらの方たちのシーンはすべていつものホラーテイスト。  それに対し、カーリーとニック、特にニックはアクション映画の主人公なみの活躍を見せるタフガイ。ニックが強ければ強いほど、恐怖は半減してしまいますが、その代わり『反撃』というカタルシスを得ることができます。個人的には、やられっぱなしで終わるより、こーゆー反撃ありきのストーリーのほうが、爽快になれて好きです。 
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-05-10 03:44:44)(良:1票)
809.  アイランド(2005) 《ネタバレ》 
 『タイムトラベル』と並ぶSFジャンルのひとつ、『クローン』。『クローン』を扱った映画としては、この作品は個人的にかなり面白かったです。  賛否両論あるかとは思いますが、この複雑すぎないストーリーはこの作品に合っていたように思います。  『真相を知ったクローンが、生きるために逃げ出す』という単純明快なプロットだから、こちらも物語に入り込みやすかった。シンプルが故の良さがあります。  アイランドへの当選者。彼らが子供を産んだ後、用済みとばかりに廃棄されたり、臓器を摘出されたりするシーンは衝撃的。この恐ろしいシーンからの脱出はもはやホラーサスペンス並みの緊張感。そして施設の外へでたときの解放感。だけど安心する暇があるわけでもなく、脱走した後も、プロの追跡者達から逃れる展開がハラハラドキドキ。  マック(スティーブ・ブシェミ)と再会してから、列車に乗るまで途切れない緊張感。手に汗握るとはまさにこのこと。マックがなぜそこまで協力的なのかという疑問は残りますが、彼のサポートで『列車に乗って逃げ切れるかもしれない』という希望が、捕まるかもしれないという恐怖をより際立たせます。  ロスに着いてからもピンチの連続。この辺りからは、アクション要素が強い。トラックの積荷(巨大バーベルみたいなやつ)で、追っ手の車を次々と転倒させるシークエンスは凄い迫力。車の中から見せる映像は本物の事故さながらの衝撃。映像だけで言えば、本作で一番の見所でしょう。  後半、アクション要素が強くなりすぎてしまいましたが、このストーリーなら、ラストはドラマテイストでしっかり締めて欲しいところです。黒幕が死んで終わりではすっきりしません。その後、クローンたちにどういう社会的決着がつけられたのか、そこまで示して本当のハッピーエンドだと思いますが。二人仲良くボートに乗ってハッピー、って、そういう映画じゃないと思いますけど。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-05-08 10:45:27)(良:1票)
810.  ステルス 《ネタバレ》 
 評価の低さにあまり期待はしていなかったのですが、思っていたよりだいぶ楽しい映画でした。  とにかくデーハーでスピード感のある映像盛沢山なので、それを見ているだけでも面白いです。  プロットやストーリーに関しては、完全フィクションとして割り切って見ることにしているので、つっこみどころがいっぱいあっても気になりません。でもつっこみを入れるのは楽しいので、ひとつだけつっこんでみようかな。とりあえず北朝鮮に戦闘機で乗りこんでミサイル打ち込んでヒーロー面するって、すごいねあんたたちの倫理観!  まあ、他にもつっこみたいところは山ほどあった気がするのですが、忘れました。そんなことがちっちゃなことに思えちゃうくらい、このSFの世界を満喫した気がします。  でもこの作品って、映画好きの人のためというより、ゲーム好きの人のための作品かも。空中の補給線にドッキングするなんて発想、まさにゲーム。『マクロス』やら『ガンダム』やらを連想しちゃいますね。中学、高校の頃はかなりいろんなゲームやっていたので、なかなかつぼで面白い演出です。  映画としてはどーかな。無駄なシーンやエピソードはあった気がしますね。タイでのバカンスなんてまるまるカットしても差し支えないんじゃないかな。おそらくあのイベントで、主要3人物に感情移入してもらおうってことなんでしょうけど、必然性のないイベントでは感情移入できないのです。よって、不要なエピソード。あれのせいで少々序盤がかったるい。  ただそれ以外は見所満載。空中戦やミサイルどっかーんの映像のみならず、カーラ大尉の脱出映像もすごい迫力。個人的にはエンターテイメント作品として合格点あげたいです。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2018-05-02 16:01:00)(良:1票)
811.  カオス(2005) 《ネタバレ》 
 ミステリー有り、アクション有り、緊張感有りで、なかなか楽しい仕上がり。  ローレンツを名乗る強盗団のリーダーが、『橋の事件で射殺した犯人の兄』と見せかけて、じつはコナーズの元相棒ヨークというのは、うまいミスリード。ヨークが一度も姿を現していないこと自体が不自然なんだから、ちょっと考えればヨークが怪しいって予想がつきそうなのに、なぜかまんまとだまされちゃいましたね。  あまりいろいろ考えずに映画を見ていると、『まんまとだまされる』ってのはよくあります。この『まんまとだまされる』っていうのは、何か気持ちいい。得した気分になります。  この作品では、コナーズやヨークといった、アウトローなヒーローを描きたかったのかもしれないです。しかし、アウトローなヒーローの根底にあるのは、やはり正義であってほしいです。『橋の事件』で人質を撃ってしまったのは、明らかに二人の過失。そのことで社会的に罰を受けて、警察に復讐って、それは違うんじゃないですかね。しかも目的は善良な市民の口座の金。ジェイソン・ステイサムは好きな俳優さんですが、今回ばかりは応援できず。何とも胸糞悪い結末です。  ついでに言うと、主演俳優は、『死ぬこともある人』と『死ぬワケがない人』の2パターンに分かれます。ジェイソン・ステイサムはもちろん後者。死ぬワケないんです。つまり、この人が死んだことになった時点で、ネタバレしたも同然です。そこから先、どんな演出されたって、白々しいの一言。サプライズも何もあったものではありません。これってある意味ミスキャストなのでは・・・?
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-24 10:23:06)(良:2票)
812.  機械じかけの小児病棟 《ネタバレ》 
 ありそーでなさそーな、しっかり系病院ホラー。しっかり系ってなんでしょうね。なんかストーリーとか設定とか、細かい部分が真面目に『しっかり』作られているということです。  舞台となる病院はとても良い雰囲気。何か起こりそうな雰囲気ぷんぷん。夜の病院、夜の学校はこうでなくては。対照的に、昼は人が多く、なんか明るい雰囲気。夜とのギャップがあって良い感じ。で、昼には何も起こらないだろうと思って油断していると、とんでもない。しっかり怪奇現象が、しかもエレベーターという閉鎖空間で起こってくれるから怖いですね。  それにしても最後まで見ると、少年の足を折ったのも、エレベーターを操作したのも、すべては『転院なんてさせるものか~』という一心で起こしたものだから、シンプルながらもよくできたシナリオだと感心。無駄な伏線は一切なし。ちゃんと辻褄が合っているんですね。  更には、『死期が迫った人間にはその姿が見える』というありがちな設定も、この作品ではかなり効果的。この設定のおかげで、『見た人』がいる一方で、長く働いているのに『見たことがない人』がいるという事実を自然に受け入れられるわけです。うまいなー。  実際のところ、恐怖演出は抑え気味なんですが、雰囲気作りが最高にイカしているので、ちょっとしたことが3割増しくらいで怖く感じます。  キャストも良いですね。エイミーを演じるキャリスタ・フロックハートは『アリーmy love』というドラマの主演女優さん。ドラマはそんな面白くなかったんですが、笑顔がとても可愛くて魅力的。ラストはこの人も死んじゃうのかって哀しくなったのですが、思いがけない結末でちょっと良かったです。  ホラーでよくある『この恐怖はまだ終わってないよ』的なバカな終わり方じゃなくてホント良かったです。  ミステリー要素あり、ドラマ性あり、好みで言えばこれくらいの点数ですが、バランスのとれた良作でしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-20 01:24:16)
813.  スタスキー&ハッチ 《ネタバレ》 
 2004年という年代に、こんなコテコテの『刑事バディもの』を撮っちゃっているのが嬉しい。どうやら元ネタがあるみたいですが・・・。私はオリジナルを知りませんが、知らなくても全然楽しめます。  『刑事バディものあるある』は、ほとんどつめこまれているんじゃないかな。 あるある①はみ出し者がコンビを組まされる。 ②おバカな面と、すげー頭が切れる面を併せ持つ。 ③必ず1回は仲違いする。 ④必ず1回はバッジを返す。 ⑤必ず1人は仲の良い子供がいる。 ⑥必ず1人は変な協力者がいる。 ⑦ドリフのような子供でも楽しめるエロシーンがある。  唯一無かったのはヒロインの存在くらいでしょうか。  シンプルながらもストーリーが真面目に作ってあるので、そのギャップで、劇中に散りばめられた小ネタが楽しい。どれも小粒なんでクスクスとずっと笑っている感じですが、『2匹のドラゴン』だけは別格でしたね。思わず声あげて笑っちゃいます。2人が大真面目だから余計におかしい。  ラストも予定調和ではありますが、すっきり爽やかハッピーエンドで後味良し。  大作ではありませんが、安心して見ていられると共に、懐かしさを感じることができる粋な作品です。
[DVD(吹替)] 7点(2018-04-13 14:57:16)
814.  デッドマンズ・プリズン DEAD MAN'S PRISON 《ネタバレ》 
 評価が低かったので期待していなかったのですが、だいぶ良い感じのゾンビパニックですね。パンデミックの要素もあってグッジョブです。ゾンビ映画に求める、超個人的二大要素。『グロ』『サバイバル』、この二つを見事にクリア。よって合格点でございます。  ストーリーもシンプルで良いですね。わかりやすい。単純だけど、ちゃんと真面目に作られていて面白い。出演者は知らない人ばかりですが、みなさん熱演で、危機感、恐怖感、焦燥感、しっかり伝わってきますよ。『刑務所』という小さな箱ながらも、この世の終わりみたいな終末感、絶望感がきっちり描けている気がします。  その一方で、希望が最後まで残っている。外に出るという希望。希望があるから恐怖や焦りがより際立つ。絶望的なシチュエーションが映えるわけですね。  外にでたとき、夜ではなく昼間というだけで、この映画はポイントが高い。お日様の光が人間様に与える安心感ってすごい。そして夜より昼のほうが解放感があります。  腕ぶっちぎりもあるし、内蔵ひきずりだしもある。ゾンビオタクが見たいものはすべて網羅。子供まで犠牲になっちゃうとこなんか、大分攻めてる感じがします。  8点にしようか迷います。減点項目として挙げるとすれば、プリズン内の状況が非常にわかりづらい。それに、要所要所で挟まれる人間ドラマが全体のテンポを悪くしている。じゃあマイナス2点で8点かな。  あ、もう一つあった。主演女優が友近に似すぎで、若干気が散る。とゆーことでやっぱ7点にします。
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-10 23:57:41)
815.  キューティ・バニー 《ネタバレ》 
 雑誌『プレイボーイ』のモデルたちが住むマンション。シェリーはそこのトップモデル。でも27歳という年齢を理由にマンションから追い出されてしまう。あてもなく街をさまよっていたら、つぶれかけの学生寮『ゼータ』に出会う。つぶれかけの理由は入居者がみんなダサくて人気がないから。これは元トップモデルの自分の出番だと、女の子たちを変身させていく物語。  王道の学園系サクセスコメディ。よくある話。でも安定した面白さが約束されています。だから気軽に見れるし、気楽に楽しめます。  女の子たちの変身は面白いのですが、それに伴う人気の上がり方は異常。逆に面白みや盛り上がりに欠けます。少しずつ人気が出て行く様子を、もう少し見せてくれたほうが自然で良かったかも。  ライバル寮の『ミュー』も力不足。ただの意地悪姉ちゃんどまり。ライバル寮の人気に少しずつ追いついていって、最後は逆転、って構成のほうが盛り上がりそう。結局『ミュー』に見せ場は全然なくて、最終的には『ゼータ』への入会希望者に出す招待状をゴミ箱に捨てるという禁断の技を使ってしまう。これは反則技の中でも胸糞が悪くなるタイプの反則。  最終的には軽めのどんでん返しを含む逆転で、きっちり30人集まって、まあまあの爽快感を感じ面白かったと素直に思えます。  ですが、ゼータに入会を希望していた人たちは結局招待状はもらえなかったわけで、本当のハッピーエンドとは言い難い気がします。
[DVD(字幕)] 7点(2018-04-09 14:18:55)(良:2票)
816.  2001人の狂宴 《ネタバレ》 
 牧歌的で歓迎ムードの小さな田舎町。そこで次々と繰り返される猟奇的な殺戮。こーゆーホラー、嫌いじゃないです。町中の人たちが、まるでお祭りを楽しむかのように若者たちを殺していく様子に狂気を感じます。  グロ描写はまあまあ。心臓が止まるくらい驚かされることもありません。だから安心してプレザントバレーという町の狂気を楽しむことができます。  設定は『クライモリ』や『悪魔のいけにえ』に似ているかもしれません。この2作品と違うのは、町の人たちがぱっと見普通なので、その危険になかなか気付かないことでしょう。気付いたときには仲間が半分に減っているという恐怖。これはやばいと町を脱出しようと思ったら最早手遅れという、ホラー映画でよくあるシチュエーション。この作品ならではのオリジナリティにホラー映画の定石を組み合わせて、はちゃめちゃになりすぎない安定感のある仕上がりに。  終盤までは8点くらいだったんですが、『町長との一騎打ち』『ラストのオチ』の2点にやや興醒めしちゃって、少し減点。ラストのオチについては、『クライモリ』のどれかのシリーズと酷似しちゃってます。
[DVD(字幕)] 7点(2018-03-18 17:54:16)
817.  ただ、君を愛してる 《ネタバレ》 
 もっとハッピーなラブストーリーを期待していたので、見終わった今、とても哀しい気持ちです。  『別れ』はいつでも悲しい。特に『突然の別れ』と『死別』は格別。  二人が初めてのキスをして、家に帰ったらしずるが突然いなくなっている。これだけで十分だと思うんですよね。  失意の中届く一通のエアメール。差出人は里中しずる。再びともる希望の光。しずるに会いにはるばるニューヨークへと旅立つが、出迎えてくれたのはみゆき。焦らすなーと思っていたら、実はしずるは他界していた。  しずるが劇中で言っていたセリフを借りるなら、『天国から地獄』へを何度も見せられるクライマックス。結構残酷。見る人を泣かせることばかりに気がいって、この作品はなんか優しさを忘れている気がします。しずるが突然いなくなるという悲恋と思わせといて、そこからのハッピーエンドならともかく、更なる悲劇を用意するってどうなの?しずるにもまことにもばりばり感情移入しまくっていたので、終盤は本当に気が滅入りました。  久しぶりに映画の世界に浸れたので、低い点数はつけられません。玉木宏、宮崎あおい、黒木メイサ、みんな魅力的で文句ありません。宮崎あおいが一番可愛く撮れている映画かもしれません。なので7点。でも決して良い意味での7点ではないです。ちなみにしずるがいなくなる前までだったら10点。やっぱもっとわかりやすく幸せな気持ちで終わりたかったです。  原作者が『今、会いにゆきます。』と同じ人なので、終盤のプロットと雰囲気が特に似ていますね。ケーキがエアメールに代わっただけです。
[DVD(邦画)] 7点(2018-03-11 11:26:48)
818.  サハラ 死の砂漠を脱出せよ 《ネタバレ》 
 言ってみれば、『スターウォーズ』とか、『パイレーツ・オブ・カリビアン』とか、そっち系の作品。映画として見応えがそんなにあるわけではないけれど、見ている間は普通に楽しい。そんな感じです。  『内戦』『産業廃棄物』『暗殺』といった物騒なテーマを、とにかく軽いノリとパワー全開の映像で楽しく見せちゃう映画。  序盤はまさに登場人物の紹介って感じで、ややかったるい。そんな中でも、ペネロペ・クルス演じるエヴァのターンは『謎の病気』がらみで、名作『アウトブレイク』のような緊張感とホラーテイストで結構ドキドキ。でもそれも期間限定で、トレジャーハンター組のダーク&アルと合流してからは否応なしに陽気なアドベンチャーへと様変わり。どっちが良いかは人それぞれでしょうが、序盤のミステリアスな緊張感を中盤以降も少し欲しかったかな。雰囲気が軽すぎて、途中からどーでもよくなってくるんですよね。  凶悪な軍事国家や、悪い企業が相手なので、多勢に無勢で危機的状況がひっきりなし。にも関わらずお気楽な空気が変わらないのは、ひとえにダークとアルのキャラクターによるもの。また、2人の能力も高いため、どんな状況であってもすべて何とかなってしまいます。そのため大変気楽に見れるエンターテイメントではありますが、本格的なアクションやスリルを求めると肩透かしをくらうのは間違いないでしょう。  自分自身、そんなに期待していたわけでもないのに、中だるみしちゃってたときがあったのは確か。とは言え、一つの映画としてきれいにまとまっていて面白いし、最後まで見ればラストは爽快な気分になれちゃうので、期待していなかった分得した気分です。
[DVD(字幕)] 7点(2018-02-28 02:19:37)(良:2票)
819.  時をかける少女(2006) 《ネタバレ》 
 今となっては珍しくなくなったタイムリープを題材とした作品。原作ができた年代を考えれば、そのアイデアに注目が集まるのもわかる気がします。真琴、千昭、功介の3人だけでなく、親戚のおばさんや友人の早川さん、天ぷらの失敗を押し付けられるクラスメートに、内気な少女など、脇役の個性も光っていて面白い。  プロットは確かに『バタフライ・エフェクト』に似ている部分がありますね。コメディとシリアスの寒暖差はなかなか凄い。『おまえタイムリープしてない?』の衝撃発言。結果、最後のタイムリープをしちゃった直後、ブレーキが壊れる自転車に乗ってしまった功介&女の子とすれ違うときの恐怖。このシークエンスの完成度はピカイチ。ここだけだったら間違いなく10点でしょう。  『千昭が実は未来人でした。』ってオチは、あんまり好きではないです。  『タイムリープという力を持っているのが主人公一人だけ』という特別感が好きなんですよね。そこにもう一人同じ力を持っている人が現れて、説明までされちゃうと、なんか神秘性がなくなってしまってちょっと寂しい。  また、個人的には回数制限なんて無いほうが好きですね。タイムリープを私利私欲に使えば、他人を不幸にすることがある。そのリスクに気付いた主人公が、自らタイムリープを使うことを封印する、っていう展開のほうがよりアニメ的でかっこいい気がします。やっぱ出だしがこーゆー主人公だからこそ、その成長をわかりやすく描いて欲しいものです。  ちょっと長くなっちゃいましたが、最後の感想です。  『リアルなアニメは好きだけど、リアルじゃないアニメも好き。』  アニメ的主人公。アニメ的男友達。アニメ的シチュエーション。実写でされちゃうと寒いだけのノリやセリフも、アニメだと楽しく受け入れられちゃう。そーゆーアニメの良さを満喫できる作品ではあります。
[DVD(邦画)] 7点(2018-02-15 13:28:09)(良:1票)
820.  ラッキーナンバー7 《ネタバレ》 
 はじめのうちはストーリーがとびとびで、何が何やらワケがわかりません。ジョシュ・ハートネット演じるスレヴンがメインになってからは、急にストーリーがすっきり見やすくなります。  後半、ネタバレが始まるまでは、ミステリアスな雰囲気が強くて、個人的にかなり好きな味わいがあります。巻き込まれ型サスペンスに見せかけた計画犯罪というアイデアがなかなか面白い。ようわからんかった序盤のすべてが、終盤ではきれいにつながりかなりスッキリします。  タイトルから『オーシャンズ11』みたいなものを想像していたのですが、中身は凄惨な復讐もの。人が結構死ぬんだけど、なぜかコメディのようにも感じる不思議なテイスト。ラストは隣人のリンジー(ダジャレか)と結ばれて、爽快感さえ感じる終わり方。  実はリンジーも何かの仕掛けかと思っていたのですが、本当に砂糖を借りに来ただけのただのおとなりさんでした。第三者と思っていた警官が母親殺しに加担していたことや、グッドキャットに撃たれたリンジーが生きていたのは素直に驚きますね。  なかなかの良作クライムムービーでした。
[DVD(字幕)] 7点(2018-01-24 12:01:11)(良:1票)
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