901. MARCO 母をたずねて三千里
TVシリーズ全50話(超感動)を一気に鑑賞した勢いで劇場版を鑑賞。 劇場版という時間的制約に苦言するのも気が引けるが、やはり観応えのあったTV版と比べると、キャラも物語りも実に薄く安っぽい。 何より、マルコが道中で度々出会う「死」のエピソードがないと、ラストが活きてこない気がする。20分ほど無理して伸ばしてでも、死を扱うエピソードを入れるべきだったと思う。 んー…「母をたずねて三千里」というか、これじゃ「母をたずねて1500里」くらいの満足感。 [DVD(邦画)] 5点(2011-01-08 00:39:18)(良:1票) |
902. ルパン三世 念力珍作戦
元々、モンキーパンチの原作もエンタメ色よかナンセンス色の濃い作品だと個人的には評しているので、このアホらしいナンセンス映画、評価の余地があるように思える。1974年製作という時代的を鑑みても、である。 そして、ちょっと嫌悪するには心無い、そういう手合いのナンセンス作品だったと思う。 江崎英子の不二子っぽさと、ギリギリOKな邦衛次元、全然OKな四郎銭形、中途半端な殺し屋役の前川清など、配役の上手さとチャレンジ精神は非常に面白く、評価したい。 [DVD(邦画)] 5点(2010-12-07 01:17:49) |
903. REC/レック2
《ネタバレ》 問題解決・状況脱出の為のミッション、ボスキャラまでの行程示唆、至るヒント、そして不可視ダンジョン攻略の謎解き、その為のアイテムを奪取、途中から参加するパーティメンバー… そこに「オカルト要素」や「エクスシスト・悪魔祓い要素」何かも無駄に手伝ってか、ずいぶんアリキタリなゲームみたいな内容になっちゃいましたね。 しかも続編を匂わせるエンディングや未消化の生き残りキャラとかには、アザトサを感じました。 ま、個人的な意見ではありますが…この秀作「REC」を、配給収入のために凡庸なシリーズ化への一途を辿らせる、というの選択も、決して悪くはないとは思います。まぁ決して良くもありませんが。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-01 00:05:55) |
904. 東のエデン 劇場版 II Paradise Lost
単なるツナギ的な前作とは違い、後編としての締めくくりは成されていました。しかし「劇場版」と銘打つのならば、物語をもうちょっと盛り上げてもよかったんじゃないかなぁ。 というより、前後編として発表するより、TVシリーズをもう一クール伸ばせばよかったんじゃないかなぁとも、思えるのですが、之如何に。 総評としては、ちょっとナルシスト気味な作風が鼻につき、あまり好みではなかった神山健治作品ですが、今作は羽海野チカのキャラ設定とソコハカと薫る森見登美彦っぽいセリフ回しで、随分接しやすい作品になってました。 しかし、蛇足ですが。元々のテレビシリーズの作画が素晴しかった為に、作画パートの底上げは頭打ちになってしまった感があるという、ちょっと珍しい作品です。 [DVD(邦画)] 5点(2010-11-20 04:02:48) |
905. ソウ6
《ネタバレ》 少し趣向を変えた残酷生き残りゲームや、様々に散っていた伏線の回収、6作目にして社会派ニュアンスを加味など、収束に向けての盛り上がりを魅せるものの、やはり「飽き」や「慣れ」が邪魔して素直に楽しめなかった。決して悪くはないが、飛び抜けて面白い訳でも、なかった。 しかし、次回作でこれら「残虐ギミック・マシーン」の悪趣味な品評会ともお別れかと思うと、なんだか寂しい気分になるのだから、不思議だなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2010-10-26 03:28:31) |
906. 劇場版 空の境界 第七章 殺人考察(後)
終始に亘り漂っていたナルシズムな脚本や世界観、キャラクターたちには、遂に馴染めず仕舞い。 しかし、高水準な美術と動画の素晴らしさを堪能させられたり、物語の鍵となる章だけあって「あぁ、ナルホド、こういうお話だったのか」と、納得させられたり、で、及第以下と評するにはナカナカ惜しい作品。 納得といえば、このヒネた公開順時間軸。全体を通して鑑賞すると、やはり「ナルホド、この順序でなければダメだったのか」と納得がいくのだが、劇場版としてはこの物語、かなり不向きだったのではないか…と思った。 蛇足ですが、あの無駄に長い悪趣味なエロシーンは、要らないと思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2010-09-22 02:22:00) |
907. プリズン・ブレイク ファイナル・ブレイク<OV>
一本の作品としては評価できないが、プリズンブレイク1~3・ファイナルシーズンと追いかけてきたTVシリーズファンの私としては、何とも感無量な内容です。 [DVD(吹替)] 5点(2010-07-24 04:27:41) |
908. ファイナル・デッドサーキット 3D
これまでのシリーズのおさらい的作品で、安定感はあっても驚きがない。こういうシリーズに有りがちな「続編に期待してくれ!」的な緊張感の無さを感じる。嫌いじゃないんですけどね。 [DVD(字幕)] 5点(2010-07-24 04:22:22) |
909. テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる
《ネタバレ》 演出や音楽は面白かったが、終始に漂うインディーズ臭が、少し鼻についた。 「テハンノで売春していてバラバラ殺人にあった女子高生、まだテハンノにいる」という変なタイトル(改めて書き出してみると、やはり長い)で期待を持たせておいて、それはないよなぁと感じさせる内容。ちょっと肩透かし。 蛇足ですが、「走りながらのコースは3万」と聞いて「ウォン?円?」と考えてしまった。ウォンなら、相当安いような。(バカ発言) [DVD(字幕)] 5点(2010-06-21 15:44:28) |
910. 名探偵ホームズ2/海底の財宝の巻
ストーリーは至って平凡ではありますが、群集や軍勢のチョコマカとした「動」の演出は、サスガ。 [DVD(邦画)] 5点(2010-05-10 00:16:38) |
911. 劇場版BLEACH ブリーチ Fade to black 君の名を呼ぶ
三作品中、一番マシな脚本だったような気がします。それもこれも、お気に入りキャラクターの朽木ルキアが主役という、どうでもいい個人的な意見ですが。 原作を知らないお客様に対しては相変わらずの素気なさだが、まぁ、それはご愛嬌? 難点は、やたら目が大きいのが気になってしょうがなかった朽木ルキアのキャラデザインと、鼻声にしか聞こえないヒステリックな演技が苦手な平野綾が、ツラかった。 [DVD(邦画)] 5点(2010-03-01 01:29:44) |
912. 或る殺人
上質な法廷物と、格好良いジャズミュージックが意外とマッチしておらず、どちらも足並みが揃っていなかったような。 オープニングといい、センスのいい作品なのは確かなのですが。 [DVD(字幕)] 5点(2010-01-08 07:25:52) |
913. 宇宙戦争(1953)
《ネタバレ》 高次元な文明を持っているくせに、意外と出たトコ勝負で粗忽者な火星人たちに、驚愕。弾丸・砲撃・ミサイル・原爆も、効かない無敵UFO艦隊が淡々と人類を蹂躙し、頼みの綱の科学者たちも、あっさり暴徒に阻まれ頓挫。神頼みしか残っていない人類に、うっかり火星人の自滅劇。それらが始終、眠くなる位に淡々と展開。1953年製作という頑張りは理解できますが、ちょっと退屈でした。 1954年作の「ゴジラ」程度のテーマ性・メッセージ性を持たせてくれれば、そこそこ面白かったのかも。 [DVD(字幕)] 5点(2009-11-30 05:20:35) |
914. 必殺!Ⅲ 裏か表か
仕事人って、普段は衆目の隙間をぬって仕事をこなす暗殺集団な訳ですから、多勢に弱いのは当たり前で。そこが当たり前のように、「必殺」の醍醐味を殺していますね。いくら「必殺」だからって、その大前提を殺してしまうのは如何なものか。 しかし、さすが工藤栄一。主水らがそれなりに渋く、格好良く、痛快。ちょっと文句もつけにくい作品に仕上がっていました。 蛇足ながら気になったのは、晒された「弐」の首の高さ。高過ぎて誰の首か、それじゃ見えないって!一階にいた仕事人たちからは、特に。 [DVD(邦画)] 5点(2009-10-30 02:59:17) |
915. ヘブンズ・ドア(2009)
想像通り、元ネタ・ドイツ版「ノッキング・オン・ヘブンズ・ドア」の面白さに寄りかかり過ぎただけの、縮小再生産映画でした。 キャストやカメラワーク、音楽なんかにはそこそこセンスを感じるものの、どうしてもオリジナル版の良さと比べてしまう。 残念ながら、及第点止まり。 アンジェラ・アキのエンディングも、ちょっと醒める。日本語訳「ヘブンズドア」って… [DVD(邦画)] 5点(2009-10-23 00:37:54) |
916. 劇場版AIR
《ネタバレ》 荒さが目立つものの、東映動画がらみの作品にしては結構頑張っていたんじゃないでしょうか。 「AIR」の原作(ゲーム?)は未プレイゆえによく解りませんが、テレビ版のまどろっこしい展開よりも、こちらの劇場版のほうがスッキリ・シンプルにまとまっていて私的には好印象でした。 たった一週間で即席恋物語という恋愛ゲーム特有の胡散臭さや都合の良さ、ヒロインが死ぬことで盛り上がるというセンスのなさ(原作がそういうモノなのか?)を感じつつも、それなりに及第だったんじゃないでしょうか。 しかし監督・出崎統。慣れない「萌え」との戦った痕跡が、ちょっと痛ましかったデス。ソコはソレナリに評価しておきたいです。 しかしこの後、「CLANNAD」で萌え業界との遺恨試合に発展する必要は、なかったのではないですか出崎監督!と、蛇足ながら思いました。 [DVD(邦画)] 5点(2009-08-03 00:02:53) |
917. 刑事ニコ/法の死角
パム・グリアー、シャロン・ストーン、そしてスティーブン・セガールという、豪華なんだかどうだかよくわからないキャスティングではあるが、中身はビックリするくらいに「いつものセガール節」でした。 セガールファンしては、そこそこに楽しませて頂いた。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-06-15 03:05:24) |
918. リアル鬼ごっこ(2008)
意外と評価が低いので、少し戸惑っています。 物語的にも時間的にも、暇潰しにはちょうどイイ作品だとは思うんですが、ねぇ。 この奇妙な「サトウ」狩りによって、後には「鈴木」の時代が来るんでしょうねぇ。 リアルネームに鈴木の姓を持つ私としては複雑ですが。 [DVD(邦画)] 5点(2009-06-15 01:02:11) |
919. パブリック・アクセス
画面上の空気が緊張していく観せ方は流石ブライアン・シンガー。随所に上質さを感じる作品。配役のセンスも素晴らしい。 しかし、ケーブルテレビという上質な物語装置を活かしきれていない勿体無さを感じたのも確かで。この脚本でD・フィンチャーあたりに監督を任せたら奥行きもグッと広がって面白くなってたんじゃないかなぁ、と感じました。 蛇足ながら、元町長の「エイリアンマニア」っていう設定、要らないんじゃないかなぁ・・・。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-02-09 00:48:09) |
920. S.W.A.T.
脚本・演出共に「Ⅴシネレベル」の中途半端さだが、無難なカウチポテトムービーとしてのクオリティは残っている。ちょっと素材のよさを活かしきれていない勿体無さを感じるものの、まぁこんなもんでしょう。 [ビデオ(字幕)] 5点(2009-02-02 03:38:41) |