961. トウキョウソナタ
《ネタバレ》 前半の重さが効いた、特に香川照之のピリピリした演技が素晴らしい。トイレ清掃中にお金を見つけたあたりから現実から離れたような変な方向に行ってしまうものの、最後には軌道を戻し、希望を見せて終わってくれたので満足。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-04-12 22:02:47) |
962. ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い
《ネタバレ》 腹を抱えて笑った…わけではないが、赤ちゃんの手を取ってあんな事したり、スタンガンで仕返しできると決まった時の少年の顔だったりはかなり面白かった。とはいえ、目覚めた時の部屋の様子でハードルが高くなりすぎてしまい、結局そのハードルを超えられずに終わった感はある。特にトラの存在はいくらアメリカといえど、通常ではありえない事なので、奇跡的な偶然の重なり等を期待してしまうのも無理はないが、「タイソンの家でふざけたついでに連れてきただけ」というがっがり展開。あの中国人も素っ裸で笑いを取らされるってのが80年代?たけし軍団の発想みたいでかわいそう。馬鹿騒ぎできる友達の存在は良いものだと思えた事と、歯科医の話でスッキリできたのは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-11 23:32:43) |
963. (500)日のサマー
生き方指南という訳でもないだろうが、シンプルかつ前向きになれる映画。←理想 現実→ってのが面白くも切なかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-09 18:35:31) |
964. HACHI/約束の犬
《ネタバレ》 オリジナルの「ハチ公物語(1987年)」で目立った人間の身勝手さを抑えて描いていることから、純粋に人間と犬の絆に感動できた。ハチがパーカーの幻(夢)を見ながら死んでいく場面は泣けると同時に、飼い主から愛され、飼い主を愛したハチは幸せだったと思うことが出来る。オリジナルはハチの死で終わりだったけど、こちらは新たに秋田犬を飼って、パーカーの孫と新・HACHIで物語りは続いていく…という終わり方。涙の量の少なくなるかもしれないけど、とても後味が良い。最後に実際のハチ公の紹介が入るのも日本人からすれば嬉しい一手間じゃないでしょうか。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-04-09 18:32:48) |
965. 二十四の瞳(1954)
終戦から約10年、GHQの占領も終わり、日本人が日本人の手によって先の大戦を振り返り、改めて反戦の意志を強くする。あるいは、戦時中にはまだ幼かった世代から戦後生まれの子供にも戦争の悲劇を伝えていこう、といった志が感じられる映画。ただ、そういった時代的な価値を除けば月並みな反戦映画だと思った。ここ!という盛り上がりもなく、2時間半超は少々長いかな~…。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-08 20:01:30) |
966. エリン・ブロコビッチ
《ネタバレ》 PG&Eに勝ったのも嬉しいけど、テレサを打ち負かしたのも嬉しかったよねぇ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-05 21:31:31) |
967. 劇場版ポケットモンスターダイヤモンド&パール アルセウス 超克の時空へ
考えてみればポケモン映画をちゃんと見たのは本作が初めてだった。んでこれ、どうもTVアニメシリーズや過去の劇場版と繋がってる部分もあるようで、ディアルガだのパルキアだの何のこっちゃさっぱり分らず、挫折しかかったが、サトシたちが過去に送られてからは問題なく楽しめた。現代で怒り狂ってるアルセウスには手のつけようがないので、過去へ行って歴史を変える。まあ、都合のいい話だが、逆に未来を知ったギシンは本来の歴史では使われなかった「銀の水」とやらを用い、アルセウスには死の危機が迫る。ただし、ギシンの行動も町の事を思えばこそ。恩があるとはいえ、ポケモン一体の命と、豊かな大地とそこに住む人々、どっちが大事なんだ?…という決して単純ではないテーマを扱っていたように思う。そういう意味でまずまず面白かった。ゲスト声優陣はさすがの存在感だった美輪明宏はもちろん、高嶋政宏の安定した演技も良かった。その一方で、北乃きいは一人終始浮いてて、ちょっとかわいそうである。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-04 17:45:10) |
968. 鉄コン筋クリート
<原作未読>頭のおかしいガキどもがさらにおかしくなって、暴力をエスカレートさせたり、わめき散らしたりして、不愉快極まりない。蛇?側の応援をする気はないが、この二人は少年院か精神科系の施設に入れていただきたい。そのような場面で終わったら3点くらいはつけたかも、です。 [CS・衛星(邦画)] 0点(2011-04-04 17:39:11) |
969. 熱海殺人事件
舞台の方は未見。ふざけた設定のコメディではあるが、思ったほどは笑えなかった。むしろ少々しんみりさせる場面の方が良く出来ていたのではないかと思う。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-04-03 21:09:47) |
970. リトル・ミス・サンシャイン
《ネタバレ》 視力に問題が見つかって落ち込んでるメッシ似のお兄ちゃんを励ますオリーヴが可愛かった。年の離れた妹はただでさえ可愛いと言うけど、さらに肩を抱かれたら落ち込んでられないよな~。そんなオリーブがお爺ちゃん直伝のダンスを炸裂させる場面は笑った、笑った。もし自分があの場に居合わせたとしたら「世の中、変わった家族もいるもんだな」としか思わないが(冷たい目で見てしまうかもしれない…)、その裏にはオリーヴの勇気と家族の絆、そして愛があるわけだね。ごく少数だが応援してくれる人がいたのも良かった。この家族、下品な面はあるが個性派揃いで、会話を聞いてるだけで面白い。行動そのものはめちゃくちゃにやりすぎな気もしないではないが、まずまず好きな映画です。でもアカデミー賞の作品賞にノミネートされたのは正直意外だ…。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-02 22:21:17) |
971. 月に囚われた男
《ネタバレ》 派手さは無いが見応え十分。サムの事故から始まった不思議な時間。15歳になっていた娘との会話シーンは鳥肌もの。低予算でもこれだけの映画を作ることができるという証明に勇気付けられた人も多そうだ。ただ、粗探しをするわけじゃないが、本当にこのシステムの方が安上がりなのか?、非人道的なやり方で儲ける企業が良心的な人工知能ロボットを採用しているのはなぜか?、など、多少気になる点はある。月脱出もサム&サムの努力より、企業側の管理の甘さによるところが大きいと感じるため、喜びも控えめになってしまった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-04-01 23:00:25) |
972. ラブリーボーン
《ネタバレ》 中間の地?の映像が異常なほど美しく、それだけでも見た甲斐があったと思えるくらいだが、ストーリーの腑に落ちない感じによってこの点数。遺体はこれで良かったかもしれないけど、せめて犯人は逮捕されるべきだと思うし、それを望まないというのがよく分からない。スージーのファーストキスにはうるっときたけどもね…。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2011-04-01 22:53:05) |
973. 砂漠の流れ者
《ネタバレ》 復讐を果たした後、スパッと終わってほしかったが、その後の物語が重要らしく、どうも取り残された気分である。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-04-01 22:45:30) |
974. 魔界転生(1981)
初めの方は馬鹿馬鹿しいと思いながら観ていたが、この物語の世界にだんだん慣れてくると、これはこれで結構面白い。まあ、何といっても若山富三郎、緒形拳など日本を代表するような俳優たちが大真面目に演じてる以上、こっちも冷めてたらダメっていう気分になってくる。沢田研二も上手いし、はまっている。歌手としての顔しか知らなかったから、正直驚いた。魔界と言っても、キリシタンの恨みを背負う天草四郎は一方的な悪者ではなく、それゆえ苦悩する霧丸が十兵衛に殺してくれと頼む場面は千葉真一と真田広之の実際の師弟関係も相俟って、凄く雰囲気が出ていた。クライマックス、燃えさかる城での激しい戦いはもう圧巻の一言。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-31 20:31:04) |
975. ダンボ(1941)
ネズミを活躍させるのがディズニーらしいかな。ダンボも可愛くて楽しかったけど、多少長く感じたところもあり。 [CS・衛星(吹替)] 6点(2011-03-30 20:00:16) |
976. 影なき男(1988)
《ネタバレ》 冒頭、宝石店のオーナー夫人が人質に取られるが、これがもう怖すぎてびっくり。異常な緊張感に包まれたが、その後は良し悪しは別として落ち着き、少し笑えるような場面もあった。年を取ったシドニー・ポワチエがお荷物になりながらもトム・ベレンジャーについて行くという迷惑な話でもあるんだけど、最後には友情で結ばれ、めでたし、めでたし。なかなか楽しかった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-29 22:31:02) |
977. JUNO/ジュノ
《ネタバレ》 あっさり中絶しなかっただけ元々立派ともいえるジュノだが、子供がほしくてたまらない不妊のヴァネッサとの出会いから子供を産む事の重さを知り、次第に我が子への愛も芽生えていくという前向きな成長物語。時間的な短さも要因だが、飽きさせない展開になっているし、エレン・ペイジの好演によるジュノのキャラクター性など、テーマに反した意外な軽さは10代の子にも観てほしいというメッセージだと思える。面白かった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-03-26 12:30:55)(良:1票) |
978. しあわせのかおり
期待したほどの感動や面白さはなかったけど、じんわりと良さが感じられるという点では邦画らしい邦画なのかもしれない。また中国語訛りがある日本語での演技は一歩間違えばコントにもなりかねない難しいものだと思うが、これを藤竜也が見事にこなして、作品に真実味を与えていた。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-03-25 20:35:02) |
979. クロッシング(2008)
普通の映画なら山になるような場面が107分の中にこれでもかと詰め込まれていて、さすがに疲れた。北朝鮮の人々のことを考える機会をくれた点では良かったし、美しい映像にも目を見張るものがあるのだが、やはり全体を通して泣かせようとしすぎているのではないかと思う。まあ、北朝鮮の指導部に見せる前提ならこれくらい重いほうがいいのだろうが…。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-24 21:39:33) |
980. 息もできない
《ネタバレ》 漢江での膝枕シーンが素晴らしすぎる…。本当はお互いにもっと自分のことを打ち明けたかったはず、でもそれができない二人が流す涙。苦しくて、切なくて、でも安らぎも感じるこの気持ちは只事ではない。本当に凄い映画だと思った。つらい環境の中でも笑顔を失くさず、ひたむきに生きるヨニが愛らしくて、みんな幸せになってほしいと願ったけど、サンフンの死は因縁になっているのでこの結末ありきの物語。暴力の連鎖をしっかり描いている。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-03-24 21:37:42)(良:2票) |