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青観さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1963
性別 男性

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961.  軽蔑(1963) 《ネタバレ》 
ポールとカミーユの二人がベッドに横たわりながら話をしている。カミーユが私のどこが好き?この何とも異様な会話、そこには言葉なんかでは言い表せないものがあるように見える。あのカミーユ(ブリジット・バルドー)の後ろ姿、悩ましいお尻に眼が釘付けになってしまう。あれほどまでに愛しあっていた二人が何かのきっかけで女の方から男に対して「もう、愛してない」というようなことを言う。(態度ばかり見せる)男は何故か解らずにその理由を知ろうとし、何故なのかとその理由を問う。それもしつこいほどに聞こうとする。それが女にとっては男の嫌な部分、それこそこの映画のタイトルにもなっている「軽蔑」を意味しているように、あの青い海をはじめとする映像が全てを語っているようである。それにしてもこの映画のブリジット・バルドーのお尻、お尻、最後までお尻が頭から離れない。何だかこんなアホなことを書いてると、それこそ私自身が「軽蔑」それそうだ。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-13 10:27:58)
962.  尼僧ヨアンナ
何だかとてつもなく嫌なもの、恐ろしいものを見てしまったような気がする。あの修道院の異様な雰囲気、冷たい感じ、出てくる人物もどこか冷めていて何を考えているのだろうか?ヨアンナに取り付いて離れない悪魔、祟り、黒い影、ヨアンナの美しさがある意味、余計怖い。そんなヨアンナが悪魔が去った後に見せる表情には安らぎを覚えずにはいられない。見ていても楽しい映画ではないし、むしろ、楽しいというよりも何と言うべきか?とにかく怖い。そして、悪魔に翻弄されていく人間の怖さ、この映画が言いたかったことは、私なりに解釈すると人は何かに対して怯えながら常に生きている。世の中、楽しいことばかりではない。楽しいことよりも辛いことの方が多いかもしれない。だからこそその辛さを我慢し、耐えることで人は強くなれるとでも言っているようなものをこの映画から感じ取ることが出来る。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-12 23:06:25)
963.  決断の3時10分 《ネタバレ》 
やったあ!近所のレンタル屋さんには置いてないし、売ってもいないからAmazonで買うことにして、昨日お願いしといたのが今日の夕方に届いた。いや~これは本当に傑作です。既に皆さんのコメントがあまりにも素晴らしいので、これ以上何を書けば良いのやら?とにかくオープニングからこれぞ西部劇ていかにも雰囲気、あまりにもかっこ良くてしかもやたらと哀愁漂うメロディ、そんな素晴らしいメロディが流れる中、空にそびえる白い雲、画面の遠くから画面手前へと沢山の馬に引かれながら馬車に乗ってやってくる男達、大量の牛の群れ、これこれこれです。西部劇てのはこれですよ。煙の立ちこむ中での男達が言葉も言わずに視線だけ交わしている。最初に言葉を発する男、ダンの渋さとかっこ良さ、一見二枚目でどう見ても正義のヒーローぽいこの俳優グレン・フォードに悪役をやらせるというその着目点が良い。そうそう、ぐるぐるさんが書かれているあの場面、良いねえ!酒場でのシーンの女エミーを前に大勢の男達がやって来て酒を飲むシーン、ここでの男達の煙草の吸い方までやたらかっこ良くて、かっこ良い代表と言えばダンの男の優しさ、更にそんなダンを最後は自らの命、危険を承知の上に守って列車へと乗せて消えていくベン、二人(ベンとダンを乗せた汽車、それを見送る奥さんと保安官、そこで空からの大量の雨、まるであの雨が二人のその後の幸せを祈っているような何とも言えない気持ちの良さ、気持ちの良い男二人の友情と女性達の美しさと美しいメロディ、モノクロの画面もこれまた素晴らしい。それにしてもこれほどの傑作なのに私を除いて7人しかコメントがないなんて、勿体無い。もっと多くの方に見て貰い、昨日から関東エリアでは公開中のリメイクを見た人、そうでない人、これから見ようと考えている人達にもみんなに見て欲しい。そして、西部劇の素晴らしさを体験して貰えたらと思う。皆さんのコメントが本当に素晴らしすぎて私にはもう皆さん以上の素晴らしいコメントを書くことが出来ないが、とにかく素晴らしい映画です。
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-09 21:17:33)(良:1票)
964.  雨のしのび逢い
作品全体に付きまとう気だるさ、いかにもフランス映画ぽいハリウッド映画とは違う雰囲気、サスペンスとしてというよりも恋愛ものとして見る方が良いのかもしれない。ジャンヌ・モローは相変わらず上手い。表情の一つ一つ、心の変化みたいなものの表し方の上手さには毎度ながら感心させられる一方で相手の男、ジャン=ポール・ベルモンドに関してはどうしても相手が上手い女優だけに劣って見えてしまうというのがマイナスであるし、盛り上がりそうな所で盛り上がらないのもマイナスである。ところで、気になるのはタイトルが「雨のしのび逢い」とあるけど、えっ?雨なんか降ってたっけ?最後まで雨のシーンなんてなかったぞ!
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-08-09 10:56:13)
965.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》
う~ん?どうもこのシリーズの中では私はこれが唯一、楽しめたけど、そんな中でもやはりこの監督らしいあざとさ、ナチスというものを持ち出す。もっと普通に描けないのかなあ?アクションに次ぐアクションの連続に活劇としての楽しさも伝わってくるものの、そのあざとさが引っ掛ってしまうのがマイナスです。まあ、それでもやたらとシリアスドラマみたいなものをうそ臭いヒューマニズムで固めているような最近のスピルバーグ作品に比べたらずっとましだし、普通に見ていられるという意味でこの点数です。
[映画館(字幕)] 6点(2009-08-08 23:10:49)
966.  ロシュフォールの恋人たち
文句なしの満点!もう、オープニングからして最高です。画面の美しさ、素晴らしい音楽、素晴らしいセットに素晴らしい街並み、どれもが最高であるとしか言いようがないぐらい惚れ惚れします。ミッシェル・ルグランの音楽、どれもが素晴らしくてこの際、ストーリーなんてどうでも良く思えてしまう。ミュージカルはこうあるべき、楽しくあるべきという答えがこの映画の中にあるような気がする。ロシュフォールというこの街のお洒落なことといったらない。また、DVD発売を記念して、改めてDVD買って見てみると、いやはや、画面の手前と奥とでストーリー上関係のない人物までが一緒になって踊っているのにはびっくりさせられたし、そして、何よりも見ていて本当に楽しい。ミッシェル・ルグランの音楽の美しさ、これだけでも満点やりたくなるぐらいである。とにかく全てにおいて文句の付けようがない。当然のことながら満点です。
[DVD(字幕)] 10点(2009-08-08 20:21:23)(良:1票)
967.  グレン・ミラー物語 《ネタバレ》 
これは音楽ものであると共に恋愛映画としても観ることが出来る。グレンミラーとヘレンミラーの二人を演じている俳優がとにかく良い。特に奥さん役のジューン・アリスンこそ男にとっての最高の奥さん像であること間違いなしである。そのぐらい素晴らしすぎて、あのラスト、戦地に消えて行った亭主、グレンミラーのことを思いつつ、ラジオから流れてくる音楽を聞く姿、ここは絶対に涙無くして見れない。単なる音楽映画という枠を超えている素晴らしい映画であり、一人でも多くの方に見て欲しい作品として外せない映画であります。
[DVD(字幕)] 9点(2009-08-08 20:14:31)
968.  リトル・ロマンス 《ネタバレ》 
良いなあ!フランスって良い国だなあ!未成年なのに馬券を買えたり、中学生二人きりで競馬場にデートで行けたり、日本じゃ考えられない。何とも羨ましい。羨ましいといえば、ダニエル!あんなにも可愛いダイアン・レインのローレンとデートできて、しかも、キスまでしやがる。全くもってやいちゃうぜ!もうね、とにかくダイアン・レインが可愛い。可愛いと言えばローレンス・オリヴィエのスリのじいちゃんも可愛いね。三人で競馬場でレースを楽しむ。勿論、馬券も買う。しかし、ダニエルの絶対にスノークイーンで決まりだという忠告を聞かずに別の馬の馬券を買う。そして、大金を手にするが、その大金をすってしまう。スリだからお金もすってしまうというのはちょっとした洒落が効いていて面白い。二人の為に警察の尋問にも答えない。ダニエルとローレンの別れを少し離れた所でベンチに座って見ている所も良い。私はこのシーンが一番好きです。ラストのダニエルがローレンを乗せた車を追いかけるシーンを見て、大林宣彦監督の「転校生」のラストを思わずにはいられなくなる。大林宣彦監督はこの映画のファンなのかもしれない。劇中に同じジョージ・ロイ・ヒル監督の「スティング」や「明日に向って撃て!」の名シーンが流れるというのも良いねえ!作品全体の雰囲気はとにかく甘い。甘いけど、その甘さも若い二人だから良いのだ。甘いと言えば、ダニエル君!一言だけ言わせてくれ!一週間も前から研究しても、データで馬券を買っても当らない時は当らないよ。むしろ、データなんてものが競馬には不要である。大体、過去のデータを持ち出した瞬間にそのデータが崩れるのが競馬です。毎年、有馬記念だけは絶対に当てたいと1ヶ月も前から色々考え、過去の傾向、データなど参考に買いつづけていてもちっとも当らないで現在17年連続外している私が言うんだから間違いありま(有馬)せん。おっと、最後は何が何だか訳の解らないレビューになってしまったけど、とにかく微笑ましいそんな作品です。
[ビデオ(字幕)] 8点(2009-08-08 12:01:16)(笑:1票)
969.  かあちゃん 《ネタバレ》 
市川崑監督と岸恵子というこの名コンビは溝口健二監督若しくは成瀬巳喜男監督と田中絹代の名コンビを見ているようです。日本人が今、忘れている何かが岸恵子演じるかちゃんことおかつさんの優しさ、人を疑って生きるよりも人を信じて生きて行くことの方がどれだけ難しいかということをこの映画の岸恵子のかあちゃんから教えてもらっている気がします。貧乏長屋での貧しい生活にもけして、貧乏であるということを強調しない。泥棒に入った男までも自分の5人の子供達と同等に扱う優しさ、それに心を打たれる泥棒、他の人たちにしても出てくる人物に一人足りとも悪人はいない。この映画には人間ってお金よりももっと大切なもの、赤の他人であろうとも同じ人間であるという市川崑監督の優しさ、山本周五郎という人の原作もそんな優しさに満ち溢れている。ラストの「勇吉」の「かあちゃん」の一言!それを映し出す岸恵子のかあちゃんの表情には本当の子ではない勇吉も五人の子供と同じ本当の子になれた本物の瞬間であると見ることが出来る。市川崑監督がまだ健在であった時、しかも、2001年という二十一世紀にこの映画が撮られたことが、それも岸恵子で撮られたことがとても嬉しく思います。この映画の岸恵子の表情はどれもこれも女優という枠を超えて一人の人間、かあちゃんとしての姿として観ることが出来る。脇を固める俳優陣の中では大家の小沢昭一、この人の存在感、インパクトの強さは凄い。私の大好きな日本の監督の一人、川島雄三監督作品の常連である小沢昭一、この人が画面の中にいるだけで何だか嬉しく思えてしまいます。色んな意味で見ていて、気持ちの良い映画、傑作とかいう評価よりも心温まる佳作としてまた、落語的なユーモアも交えて楽しむことが出来た。
[DVD(邦画)] 8点(2009-08-07 21:05:16)(良:1票)
970.  虎の尾を踏む男達
これを見たのは何年も前のことで忘れてしまってることのが多い。そんな中で晩年の黒沢映画に見られる説教臭さがほとんどなく、気軽に観ることが出来るという意味ではカラーの黒沢映画よりは良い。但し、黒沢映画としては特別凄い映画とは思いません。大河内伝次郎とエノケンの二人が面白いというだけで作品そのものは黒沢明監督本来の力強さ、ダイナミックさ、リアリズムには欠けるものの晩年のカラー映画とは違っておそらく監督自身が最も力まずに撮った映画ではないでしょうか?
[CS・衛星(邦画)] 6点(2009-08-06 23:21:02)
971.  ビバリーヒルズ・コップ
昔、何度も日曜洋画劇場でやってた記憶がある。淀川長治さんもこの映画が大好きだと話をしていたのをよく覚えてる。久しぶりに見たけど、今、見ても意外と楽しめた。昔はかなり楽しめたのに歳と共に楽しめなくなる映画がかなりある。今作も昔、見た時は物凄く好きだった。今の気持ちでいくとこの点数ですが、これを見て感じたことは、エディ・マーフィの物凄い早口、何を言ってるのか解らないのにそれでも思わず笑ってしまうのは、やはりエディ・マーフィだからであると思う。つまりはこの映画はエディ・マーフィあっての映画、世の中には代役という言葉があるけれど、この映画の代役は存在しない。日本映画で例えると「男はつらいよ」の寅さんは渥美清以外考えられないのと同じくエディ・マーフィにしか出せない。出来ないアクセル役、エディ・マーフィ無くして語れない。エディ・マーフィの魅力、面白さが最も発揮されているという意味でエディ・マーフィ主演映画のベスト作品はこれだと思います。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-05 22:20:46)
972.  絹の靴下 《ネタバレ》 
フレッド・アステアのミュージカル最後の作品であり、ルビッチ監督の「ニノチカ」をミュージカル仕立てに変えての内容はほとんど一緒なわけですが、今作の一番の見所はフレッド・アステアよりもヒロイン、ニノチカを演じているシド・チャリシーであり、あの美しい足、それをカーテン越しに足だけ見せての着替えのシーン、足フェチである私にはたまらない場面でした。あの着替えの場面はそこだけ何度も見たくなってしまう。作品の出来としては少々長く感じるものの、シド・チャリシーの見事なダンス、そして、やはり足、足、足です。フレッド・アステアにキスされて、なんでキスするの?というその質問に対するフレッド・アステアの答えが笑える。我慢出来なかった。おいおい!まあ、フレッド・アステアだから許される行為であるだろうし、映画の中でだから許されるのであって、実際、そんなことしたら間違いなく引っ叩かれるだろう!そうそう、あの三人のロシア人役もそれぞれ面白かった。
[DVD(字幕)] 7点(2009-08-04 21:42:51)(良:1票)
973.  旅情(1955) 《ネタバレ》 
中年の男女の話なんて、どこにでもあるような話であるがここまで素晴らしくしているのはデビッド・リーン監督の素晴らしい演出無くして考えられません。赤いベネチアン・グラス、サンマルッコ広場に鳴り渡る楽隊の響きや大きく聳え立つ鐘、スクリーンいっぱいに舞い上がる鳩の群れ、ベニスの美しい町並み、青い海の美しさ、大空に鳴り響く花火の美しさなど、とにかくどの場面も一度見ただけでいつまでも心に残ること間違いなしの美しい映像美があればこそである。前半はジェーン(キャサリン・ヘップバーン)がカメラを手にベニスの町並みを写真に収めるなどして楽しんでいる姿を見て私達も彼女と同じように旅行している気分にさせられる。ところがそんな彼女がサンマルコ劇場で後ろにいた男との出会いから話は変わっていき、しかも、その男のことが気になり、遂にはどうしようもない気持ちになってしまうその心理状況をキャサリン・ヘップバーンは見事な演技力で見せてくれてます。心の微妙な心理状態を表しているかの如く、監督の計算なのか?ジェーンの服装が変わる様子はまるで女性の揺れる気持ちを表しているみたいだし、ラストのあの駅の別れの場面での白いくちなしの花、届きそうで届かない。あと少しという所で手にすることなくレナードとの別れを済ませた後のジェーン(キャサリン・ヘップバーン)のあの晴々として気持ちの良さそうな表情にイタリアに来て良かった。辛いこともあったけど、それよりも楽しかった事の方が多かったと言っているようである。素晴らしいラストといい、タイトルの「旅情」なんてこれまた正しくその名の通りの素晴らしい映画である。恋愛映画の名作と呼ばれる作品の多くは同じイタリアが舞台の「ローマの休日」を代表するように愛した相手の幸せを自分の事よりも考えて自ら身を引くケースが多く、この映画のジェーンもそうです。愛した相手には奥さんがいる。その事をきちんと解っているから別れる事を決意し、ベニスから離れる事を決意して帰っていたのである。そういう品の良さを感じさせる映画を撮れるデビッド・リーン監督は素晴らしい監督である。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-08-03 22:20:40)(良:1票)
974.  網走番外地(1965) 《ネタバレ》 
高倉健さんの裸踊り、いやはや、こんなお茶目な健さん、なかなか見れません。自分、不器用ですからと言ってる健さんの姿からは想像出来ない姿が新鮮であり、微笑ましい。監督が石井輝男監督てことからなのかな?他の作品、特に私にとっての健さん、高倉健という俳優は任侠映画での口数の少なく物静かな健さんてイメージからしたらあの裸踊りはあれが本当に健さんなのか?と思ってしまいます。作品としての出来や素晴らしさ、高倉健という男が惚れる男の中の男ぷりなどではもっともっと素晴らしい作品があると思うが色んな意味でこれまた違った俳優高倉健という1人の男を見せて貰えたという意味では見て良かったそう思える作品です。 
[ビデオ(邦画)] 7点(2009-08-02 22:46:27)
975.  冒険者たち(1967) 《ネタバレ》 
甘い。確かに甘いが、だからってこの映画に対してケチを付けるということは出来ない魅力がこの映画にはある。オープニングからして惹き付けられるあの美しく切なく、甘い何か人生とはほろ苦くて哀しいものである。だからこそ夢に向って突き進むということは素晴らしいとでもあの音楽自身が語っているようなほど一度、見ただけで、聞いただけでいつまでも耳に残る。離れない音楽、二人の男に一人の女というのはよくある典型的なパターンであるが、この映画の最大の功績はやはりヒロインであるレティシアを演じているジョアンナ・シムカスの存在があればこそで、彼女の存在なくしてこの映画が大勢の方に愛され続けているということは絶対にないと断言して良いぐらいジョアンナ・シムカスが良い。海を愛し、「海が私の初恋の相手」だなんてかっこ良すぎるし、素敵じゃないか!周りから見れば何言ってんだ?と思われるかもしれないが、何かに対し素直な気持ちで自分の好きなことを告げる。なかなか出来やしないことだと思います。そんな彼女にもただ一つ思ってても言えなかったこと、自分の事を愛してくれているマヌー(アラン・ドロン)よりローラン(リノ・ヴェンチュラ)の事が好きでいた気持ち、それをローランに伝えることなくギャング達に襲われて死んで行った彼女とラスト、同じくギャングの銃弾によって殺されたマヌーに対してレティシアはお前の事を愛していたぞと言うローランと嘘を言えとだけ残して死んで行ったマヌーの事を抱きしめるローラン、この映画は青春のほろ苦さ、破れし夢を追い求める男と女の青春映画であると共に恋愛映画なのである。あのラストシーン、ここでは音楽も一切無しというのが良い。余韻を残したまま終わる。ここらがフランス映画の上手さであり、今時の映画とは大きな違いである。美しい音楽と美しい海、空、切なくてほろ苦くてそれでいて、甘さも残しつつ青春の儚さをストーレートに表した正に青春と呼ぶなに相応しい映画である。
[ビデオ(字幕)] 9点(2009-08-02 11:51:12)
976.  ロイドの要心無用 《ネタバレ》 
ロイド作品、初めて鑑賞!チャップリン、キートンに比べると笑いという要素は低い。好みの問題かもしれないけど、私はチャップリンやキートンの方が好きです。ただ、そんな中でこの人の身体を張ってのアクション、例の高層ビルを登るシーンは正しく命がけであり、映画に対する姿勢、映画に対して命を張っているというのがよく解る。映画が本当の意味で活動写真であった時代、昨今の何でもかんでもCGで処理してしまうといったものとは違う、生身の人間の生身の人間による本物のアクション、ジャッキー・チェンが尊敬するというその凄さを観ることが出来るという意味と今のCGだらけのハリウッド大作に対する皮肉、いかに映画にCGなんてものが邪魔しているかということを言ってるようである。何度も言うようにチャップリン、キートンほどの笑いも感じられなのと、好みで言えばチャップリン、キートンの方が上だけど、これを機会にこの人の他の作品も見てみようという気持ちにはさせられたし、下手なアクションもの、下品なだけの品の無いコメディよりはずっと好きです。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-08-01 22:49:00)(良:1票)
977.  暗殺のオペラ
確かにこれはストーリーがいまひとつ解りずらいし、サスペンス映画としての緊張感、盛り上がりもいまひとつであるが、映像の美しさは一度、見たたげで脳裏から離れなくなりそうなほどとにかく美しい。ストーリーを楽しむというより映像美を堪能すると言った方が良い映画だと思います。アリダ・ヴァリの影のある女ぷり、この女優のこういう雰囲気はいかにもヨーロッパ人らしさを感じさせる。作品的には特に面白い映画ではないが、映像が美しい映画には低い点数は付けられないという私の考えに当てはまるそういう意味を込めてのこの点数です。
[ビデオ(字幕)] 6点(2009-07-31 22:02:03)(良:1票)
978.  婚期 《ネタバレ》 
これは面白い。女同士の言いたい放題ぶり、それぞれの言い分、言い訳、そのやりとりを面白く見られるのはこれは何と言っても女優陣の顔ぶれの豪華さと上手さ、京マチ子が常にめそめそしている脇で活き活きとしている姉妹、若尾文子と野添ひとみ、野添ひとみは相変わらずまんまだし、若尾文子に至ってはここでもまたなかなか見れない眼鏡姿でこれまた可愛い。そんな若尾文子のお見合いシーンの後の会話がとにかく笑える。毛がないからってそれに対する船越英二の発する台詞がこれまた笑える。船越英二、この俳優のカメレオン俳優ぶり、喜劇役者としての面白さ、笑わそうとしてないのに、笑えるところがこの俳優の凄さである。京マチ子との喧嘩も面白い。そして、みんながみんな自分勝手な中で、ただ一人普通にしている高峰三枝子、そんな高峰三枝子と京マチ子の二人、映画とテレビシリーズでそれぞれ「犬神家の一族」の松子夫人を演じているこの二人が同じ空間にいるというその凄さ、「犬神家の一族」の大ファンとしてはとても嬉しい顔合わせ、そういう楽しみもこの映画にはある。そうそう、忘れちゃならない女性達と言えば北林谷栄の存在も忘れてはならない。女優陣の演技、会話、女と女の男には理解出来ないような戦いなど見所十分!宮川一夫という日本映画史上最高の名カメラマンによる美しい映像も一役買っている。あれだけ喧嘩していて仲の悪い二人、京マチ子と船越英二がラスト、仲良く手を取り合ってのシーンもこの二人、喧嘩してばかりいても本当は仲が良く、喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったもんで、なるほどね。この映画は正にそれを証明して見せてくれている。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2009-07-28 21:32:35)
979.  死刑台のエレベーター(1958) 《ネタバレ》 
ジュテーム!ジュテーム!このジャンヌ・モローが愛人であるモーリス・ロネと電話でのやりとりから始まるシーン、もう、他に何も要らない。この僅かな台詞だけで十分過ぎるほどの説得力を感じるのである。それも全てはジャンヌ・モローという良い女の象徴のような女が見せる表情、その姿だけで余計な説明など全くもって不要であることが解るぐらいの演技力、女優の演技、本物の女優とは何かってことをこの女優を観るだけで思わずにはいられないほどの圧倒的な存在感、演技、一人の男を自分の方へと振り向かせてしまう凄み、説得力、そして、話が進むに連れてどんどん引き込まれていくこの雰囲気作りの上手さ、この映画を見てつまらないとか物足りないと思う人はおそらくは現代の映画、特にアメリカ映画に慣れてしまっているであろう!映画に必要とする雰囲気を味わう為の映画であって、単なるサスペンス映画ではないのである。少なくも映画の雰囲気作りの上手さにおいてはそこらの今時の映画にはない上手さがこの映画にはある。その雰囲気をどれだけ酔いしれるかでこの映画の評価は大きく変わると思うし、それはあのマイルス・デイヴィスのジャズにしても同じであり、映画に物語だけを求める人には向かない映画であろう!逆に物語だけでなく映画的なムード、余韻を楽しみたい人には素晴らしい映画として評価出来るだけの作品であると私は思う次第で、見れば見る度にこの映画が私は好きになります。てことで初めて見た時も面白くて8点にしたけど、今では9点にしたいということで点数を8点から9点に変更致します。ルイ・マル監督のデビュー作にして私の中ではこの監督のベストがこの映画です。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2009-07-26 22:49:41)(良:1票)
980.  この神聖なお転婆娘
何なんだ?反則です。これはずるい。こんなにも可愛いブリジット・バルドーを見せ付けられたらこの際、ストーリーなんてどうでも良く思えてしまう。男なら間違いなくこの作品のブリジット・バルドーのあまりの可愛さ、タイトルに偽りなしのお転婆娘ぶりと悩ましい衣裳、水着姿から何から何まで可愛い。あの異常な可愛さは何だ?て言いたくなってしまうであろう。映画としての完成度、素晴らしさという意味では落ち着きもなく、ドタバタしすぎで後半なんてほとんどドリフのコントみたいだし、それでも許せてしまうのはとにかくブリジット・バルドーだからである。この映画に付いては文句は無用!全て許してしまおうという気持ちが大切である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2009-07-26 17:06:31)
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