81. マッチポイント
ウッディ・アレンは好きなのだが、映画館で観たのは初めてだった。決して最高に面白いとはいえないが、やはり私の中でこの人は大きくはずさない。上流社会での暮らしを手に入れた男が、妖艶な女と出会いで、足を踏み外していく…。よくある話を、安定感のある演出で、緊張感のあるストーリー展開を最後までみせる。とくに、最後のシーンのアレンならではのシニカルなせりふ回しは、絶妙だと思った。ただ、ちょっとストーリー展開の整合性のために、主人公たちの性格が後半異常に単純な感じがして、ちょっと安っぽかった。映画館まで足を運ぶほどの作品ではないか…。主人公は「ベッカムに恋しての監督役」だ。この映画では元テニスプレーヤーという役回りだが、この人、体育会系俳優なのかしらん。 [映画館(字幕)] 6点(2006-09-10 22:26:18) |
82. ヴァンパイア/最期の聖戦
あまりのB級ぶりにドアタマはげっそりしたが、見続けると、最後のほうにはどこに着地するのかがわからず、意外と引き込まれてしまった。ジェームズ・ウッズのハードボイルドっぷりが見ものです。もちろんB級なんだけど、けっこうハラハラさせられて、ジョン・カーペンターがなぜ根強い人気なのかがちょっとだけわかった気がした。 [地上波(字幕)] 6点(2006-09-01 18:38:41) |
83. 春の日は過ぎゆく
何はなくとも、イ・ヨンエである。美しい。完璧だ。この映画のイ・ヨンエ(見た目)は胸が締め付けられる美しさだ。上映当時、名前すら知らなかったが、ポスターを一瞥して、衝動的に映画館に入ってしまった。しかし、映画としてはいまいちだった気がする。それとも、リアルなヨンエ演じる女の生き方に、男として反感を感じた故の読後感だろうか。最近チャグナムで話題のヨンエ姫ファンには見る価値ありありの一品である。 [映画館(字幕)] 6点(2006-05-31 11:49:26) |
84. ドク・ハリウッド
この映画を撮っていた時、マイケルは始めて自分の体の異常に気づき、その1年後に医者からパーキンソン病であることを宣告されます。外科医の役というのが実に皮肉な感じです。 [DVD(吹替)] 6点(2006-03-13 17:49:13) |
85. チアーズ!
基本的に暗い人間なので、チアの明るいノリはちょっと恥ずかしかったですが、ラストはとても誠意のある終わり方で、好感が持てました。しかしこの手のアメリカの青春映画は、男女がくっついたり離れたりするのが簡単で、軽すぎて少しついていけません。 まあ正直、こういう映画を見るには私が歳とってしまいました。 [地上波(字幕)] 6点(2005-08-22 20:39:53) |
86. マスク(1994)
ジム・キャリー出世作。実に明快なSFコメディ。僕はジム・キャリーをこれで好きになりました。 6点(2004-06-28 11:57:08) |
87. マン・オン・ザ・ムーン
実在のコメディアンの伝記映画。そのコメディアンを知っていたら、もっと面白かっただろう。しかし、ジム・キャリーという役者はどんどんいい役者になっていくなあ。 6点(2004-06-28 11:47:53) |
88. GO!GO!L.A.
主役よりも脇役の方が豪華な映画である。使い方も豪華で、洒落てる。地味な主役という設定ならば実にピッタリだけどもう少し華のある人のほうが最後の部分で、主役二人の恋の行方がもはや最後にはどうでもいい気がした。じっくりのめりこむような映画ではないが、気楽に見る分にはいいんじゃないでしょうか。 6点(2004-06-28 11:19:15) |
89. あずみ
この映画は期待をして見てはいけない。原作は1話を呼んであまりのショックにその後読めず、監督は「バーサス」を見て、これまた出来の酷さにショックを覚えていたので、話題作でなければ絶対見なかった。しかし、期待していなかった分、意外なほど楽しめた。なにより監督がバーサスの頃より随分成長していた。はっきり言って人をほとんど描かないあの北村監督が、よくぞ我慢して人を描いたと思う。(ただ、もっと描かないと感情移入はできない。)ストーリー展開も2時間半を感じさせないほど飽きなかった。「バーサス」は飽きたので成長だ。北村監督は少年時代はジャッキーチェン全盛時代のような気がする。見せ場をスローモーションで見せるか、カットを細かく割って見せるかの違いはあるが、やりたいことは「アクション重視」という点は一致するし、ところどころに見せるコミカルな演出もジャッキー映画を彷彿とさせる。だからなんとなく懐かしい感じがした。上戸彩ちゃんも全然期待していなかった割には、よくがんばっていた。そこそこ金をかけたB級映画として楽しめる佳作。監督は大きなこと言わなければいいのに。 6点(2004-01-24 17:05:04)(良:1票) |
90. キャリントン
監督は、太陽と月に背いての脚本家らしいので、なるほどその時代が好きな人なんでしょう。カメラワークも地味で、内容もセンセーショナルな割には地味な演出。しかし、その分落ち着いた腰の据わった演出に安心して最後まで見てしまいました。 6点(2004-01-18 00:12:49) |
91. ピンポン
まあ、最近のスポーツ映画の中では、まあまあかな。ウオーターボーイズよりはマシかな。原作知っているけど、イメージはそんなに壊していないのでは。とにかく試合のシーンでのCGは圧巻。不自然さがまるでない。まあCGだというのはわかっちゃうんだけど、これ見よがしのCGじゃない分、気がつくと忘れている。画格も編集も見事。とても新人とは思えない。まあCG監督なんで、ストーリーはしょうがないでしょう。これは宮藤さんの責任にでもしときますか。 6点(2003-10-28 16:08:54) |
92. ヘヴンズ・バーニング
工藤さん、ハードボイルド映画でがんばってますね。でも、個人的には逆噴射家族のハードさの方が好きかな。 6点(2003-09-23 01:39:15) |
93. 水の中の八月
小嶺麗奈がけっこういいんだよねえ。石井聰互はこういう世界を撮りたかったとは知らなかった。逆噴射家族という名作がありながら、この動から静への転換はすごい。嫌いじゃないです。でも作品的には、NHKの同名ドラマの方が勝ってるかも。 6点(2003-09-23 01:36:31) |
94. ストーリー・オブ・ラブ
まああまりにもよくある話と言えばそうなんですが、ロブ・ライナーその単純な話を魅せるのがうまいなあ。きっと人間観察がうまいのかなあ。新婚時代に見たのですが、今見るとまた違う感想をもつかも。 6点(2003-09-23 01:01:17) |
95. ミート・ザ・ペアレンツ
ベン・スティラー大好きです。「メリーに首ったけ」でも絶妙な顔芸を見せてくれましたが、この映画でも健在。この人の困った顔ってどうして笑えるんだろう。しかし、ストーリー的には凡庸デ・ニーロの配役は分かるんだけど、この人の演技は見すぎちゃってもう先がみえちゃう。 6点(2003-09-23 00:48:13) |
96. みんな元気(1990)
昔、劇場へ見に行きました。その当時ニュー・シネマ・パラダイスは見ておらず、比較できなかったのですが、N.S.P.のほうが面白いかな、個人的に。イタリア版「東京物語」といったところでしょうか。 6点(2003-09-23 00:42:25) |
97. アナライズ・ミー
デニーロっておもろいなあ・・・。 6点(2003-05-10 03:37:32) |
98. マグノリア
ブギーナイツが相当良かったって聞いたんで見に行きました。オープニングの作りはかなりカッコいい。落ちも嫌いじゃない。でも多分ブギーナイツの方が面白いんだろうなあ。 6点(2003-04-04 00:22:37) |
99. ジョー・ブラックをよろしく
事故シーンの瞬間は、ある種笑えた。 6点(2003-03-24 01:13:17) |
100. メメント
本当に最初の30分はわけわからなかった。もうちょっとシーンの区切り方をうまくできなかったのかね?でも、2回目にみると、あそこはそういう意味だったのかって結構すっきりする。必ず2回見なければならない映画。 [地上波(字幕)] 5点(2009-08-20 16:46:30) |