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円盤人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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81.  スナッチ
映画は脚本が命とよく言われます。ストーリーが面白いのが正道というわけです。一方でストーリーは平凡ですが、演出が面白いという作品もあります。『勝手にしやがれ』なんかがそうですね。後者の場合はいわば「中身がない」わけですが、それも一つの映画のかたちではありましょう。しかし、ストーリーが複雑なうえに、演出に凝っている作品は感心しません。両者が高いレベルで不可分に結びついてるなら別ですが、これは明らかにやり過ぎで、観客を置き去りにする危険性があります。『スナッチ』はその一歩手前でしょう。断片的に面白い場面があるからまだ救われてますが(リングが水に変わるシーンは素晴らしいです)、物語がわかりにくく、全体的な整合性を大きく欠いています。とりわけ、本作のような演出の凝り方は、相撲で言うネコだましみたいなもので、場当たり的に奇をてらっているように見えます。このシナリオなら「正道」として十分勝負できるじゃありませんか。何も奇策の方を前面に押し出さなくても、と私なんかは思うわけです。
4点(2004-10-09 22:34:03)(良:2票)
82.  レイダース/失われたアーク《聖櫃》
秘境冒険ものが大好きな私ですが、『レイダース』は基本的に評価していません。ある意味これほどスピルバーグらしくない映画も珍しいかもしれない。彼はしばしば、子供時代に持っていた夢を、自分の作品にたっぷり(時には必要以上に)盛り込もうとします。製作総指揮の場合は特にこれが顕著になります。従って主人公は、子供っぽい人物か、あるいは子供そのものであることが多い。『ジュラシック・パーク』のグラント博士(サム・ニール)や、『グーニーズ』マイキー少年(ショーン・アスティン)を例に取りましょう。彼らは強いモチベーションに支配されています。恐竜の糞を見つけたとき、首長竜の群れを見下ろすときの、グラント博士の嬉しそうなこと!海賊の宝を見つけようとするマイキー少年の、目のきらきらしていること!振り返ってインディ・ジョーンズはどうでしょう。全人生をかけた考古学の大発見、「聖櫃」に対して、冒険心を燃やしているでしょうか?否、そういう感情はほとんど伝わってきません。冒頭の考古学の授業においても、口調は淡々としていて、前のめりの姿勢などでは全然ない。自身の哲学を披露する、ライバルのベロック博士の方が、かえって人間的に感じられるくらいです。なるほど本作は丁寧に演出されていて、ハラハラし、ドキドキもするでしょう。しかしワクワク感には大きく欠けます。インディ本人が冒険そのものを楽しんでないからです。考古学が好き、冒険が大好き、彼がそういう態度を見せない限り、本作の秘境は遊園地のアトラクションに過ぎない。その意味で「ジェットコースター・ムービー」とは、皮肉にも的を射た表現といえるでしょう。
4点(2004-10-09 16:12:16)(良:2票)
83.  X-メン
いまいち盛り上がらない作品ですね。その原因は、少女ローグ(アンナ・パキン)を除くほとんどのキャラクターが、主人公ウルヴァリンに有機的に絡んでいかない点にあると思います。本作のキャラ同士は、強い感情で結びついていない。互いの愛や嫉妬、憎しみ、因縁で繋がっていない。マグニートーとプロフェッサーXが唯一の例外でしょうか。ウルヴァリンとサイクロップスも、最初から徹底的に犬猿の仲で、最後に力合わせた方が絶対盛り上がるでしょ。そういうキャラを生かす物語上の工夫が、全然足りてません。特にウルヴァリン=セイバートゥース戦がいけません。狼キャラが被ってしまっているのだから、そもそもこれは最初からミスマッチでしょう。
4点(2004-09-11 02:16:08)(良:2票)
84.  アフリカの女王 《ネタバレ》 
主人公は復讐のために河を下ります。その過程において、最初はいがみ合っていた男女が、互いに惹かれあっていく。本作はシンプルでわかりやすい構成を取っています。しかしあまりにもあっさりしすぎてはいないでしょうか。主人公二人の場面がずっと続くにもかかわらず、心理の葛藤にはほとんど触れられていません。例えば、標的がどれだけ強力であるかを思い知ったときの絶望。男との幸せを手に入れた女が、兄の復讐のためとはいえ、死地に向かうことに対して覚えるためらい。信仰の影響。そして男の方にも、おんぼろとはいえ、愛船を失う悲しみがあるはず。しかし、こういう感情を伺うことはできず、不可能と思われていた急流下りや、爆撃にも比較的あっさり成功してしまう。そのためカタルシスが薄くなってしまってます。アフリカの環境はうまく表現できていますが、ドイツ軍をもうちょっと力強く描かなければ・・・。
4点(2004-08-25 23:55:54)(良:1票)
85.  D-TOX
雪山の奥に建つ警官更生施設、という舞台は面白いのですけれど、それが生きていません。マロイがD-TOXに入るまでに映画の4分の1を使ってしまっているのが痛い(閉鎖空間劇である『ダイ・ハード』『シャイニング』『死霊のはらわた』などが、さっさと舞台へ移動していることを思い出して下さい)。これで時間が足りなくなってしまい、施設や人物をじっくり説明することはおろか、「誰が犯人なのだろう?」と観客に考えさせる余裕すらなくしてしまいました。落ち目とはいえ結構豪華な施設内の顔ぶれは、本来なら推理劇にうってつけの筈だったのですが・・・。映画全体の低調ぶりで、よけいに落ち目を強調することになってしまいました。D-TOX、警官のみならず、俳優の更生にも失敗したようです。
4点(2004-03-06 17:49:25)(笑:1票)
86.  ザ・ビーチ(2000) 《ネタバレ》 
楽園の持つ非情さは示唆的で面白いんですけれども、他のレビューにもあるように、楽園の魅力のなさは痛いですね。1ヶ月ぶりに街へ戻り、観光客の惨状を見てから、ああビーチに帰りたいとリチャードが漏らす下りがありますが、大して違うようには見えません。もしリチャードが(イカレた後で)そのことに気づき、共同体を破壊するという展開なら、逆に生きてきた部分だったのですが(とはいえ、私は圧倒的に後半の方が好きですけれど)。ディカプリオもせっかく猿状態で頑張ったのに報われていません。ビジュアル的に、髭や髪がボウボウの彼はNGだったのでしょうか? これはぜひ女の人に聞いてみたい。
4点(2004-02-28 19:10:26)
87.  ゲーム(1997) 《ネタバレ》 
意外性を売り物にしているわりには、貧弱な脚本だと感じました。本作の意外性は「今の出来事はゲームではない」「やっぱりゲームである」という繰り返しで成立しているわけですが、ひっくり返す回数が多いからといってそのぶんだけ驚くわけではありません。観客が学習してしまう「千日手状態のドッキリ」をいかに崩すか。本作は作中で再三「今のはゲームではない!」と強調し、観客に「まさかここまではやらないだろう」と思わせようとしています。そうやって観客の常識をくすぐることでしか、意外性を捻出できないからです。これでは心細い。「どうせこれもゲームなんだろう」と最初から疑っていた観客は、どんどん冷めていったのでは?
4点(2004-02-28 13:54:23)(良:2票)
88.  サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒<TVM>
ぱっとしない作品です。ストーリーが客の予想内に収まってしまってます。「お笑いコンビは基本的に仲が悪い」というのはもう定説でしょうしね。尻切れトンボなのもマイナス。起承転結を、起承だけで終わらせている印象があります。物語はむしろここから始まるのでは?
4点(2004-02-21 00:33:38)
89.  十字砲火
「お蔵入りになっていたこの作品が発表されることで、ベスト映画のランキングも大きく変わるだろう」という趣旨のことが、パッケージに書かれてありましたが、さすがにそれは大げさ。この作品は、テーマと犯罪が密接に絡み合っているので、テーマがわかったら犯人の想像がついてしまう、という短所があります。ミステリー映画の知的パズルに期待せず、先入観なしで観た方が楽しめるかもしれません。
4点(2004-01-29 20:13:42)
90.  翼よ!あれが巴里の灯だ
ビリー・ワイルダーは個人的に大好きな監督ですが、彼にしてはあまり面白くないな、というのが、率直な感想です。太平洋を飛ぶ「スピリット・オブ・セントルイス」号の中、リンドバーグはずっと一人で、映像的には退屈してしまうんですね。お気に入りの監督なので、心情的には5点といきたいけれど、「意外と面白くない」ので、点数配分表に従って4点を献上します。
4点(2004-01-27 19:46:45)
91.  コーラスライン
構成に疑問があります。演出家ザック(マイケル・ダグラス)と恋人キャシーのエピソードは必要なのでしょうか。本作は前半がオーディション、後半が本番の舞台です。二人の話は本筋に絡んでいくどころか、必要以上に前面に出てきて、むしろ邪魔している印象があります。なぜオーディションが続いているのに、カメラは外へ出て行って、わざわざ振付師とキャシーの話を聞かすのでしょうか。追う価値のないエピソードはばっさり切ってしまって結構。レビューを読む限りでは、舞台版がそんな感じみたいですね。観たことないから無責任なことは言えないですけど。
3点(2004-09-22 21:15:09)(良:1票)
92.  8 1/2
ミステリ(推理小説)の世界に、メタミステリというジャンルがあります。作中作などを利用した、ミステリそのものを対象にしたミステリのことです。その文脈で言いますと、本作などはさしずめ「メタ映画」と呼ぶことが出来ましょう。メタ的な視点でジャンルそのものを対象にする場合、構造や様式のあり方に自覚的にならざるを得ないわけで、本作もグイド(≒フェリーニ)の結論に向かって、一本筋の通った構造をしています。その意味では幻想はむしろ枝葉なのです。私はこの枝葉を全く楽しめなかったので、点数は低いですけど、難解すぎるということはないと思います。2回目以降はよく判るという現象は、フェリーニの結論を踏まえて見直すから起こるんじゃないでしょうか。
3点(2004-09-14 00:45:23)(良:1票)
93.  沈黙の要塞
ご覧のように、環境保全がテーマでありながら、爆薬の量が売り物という逆説的な作品です。監督のセガールがこの矛盾に気づいているのか、確信犯なのかと思いながら観ていましたが、どうも彼は素でこれをやっているらしい。うーん。一応「全米ナンバーワンヒット」らしいです、参考までに。
3点(2004-09-11 22:25:08)
94.  ファイナルファンタジー
本作の敗因は二つあると思います。メッセージ性を前面に押し出しすぎて、ストーリーやアクションの面白さが欠けてしまったこと。もうひとつは、全てをSFで済ませてしまったこと。やはり剣と魔法が使われてこそ、ファンタジーを銘打つ意味があろうものだし、観客も当然それを期待するでしょうしね。本作は全編フルCGという挑戦的なものでしたが、映画は当たりませんでした。こういう映画を作ろうとした、そのチャレンジ精神には敬意を表したいです。いつかもっと技術が進んで、CGで簡単に映画が作れるようになったとき、改めて本作の価値が問い直されることでしょう。
3点(2004-09-11 22:12:00)
95.  バニシング・ポイント(1971)
1997年、イギリスのプライマル・スクリームというロックバンドが『バニシング・ポイント』というアルバムを出しました。メンバー全員が好きな映画の架空サントラを作ろう、という試みで、ビジネス上の連動があったわけではないようです。今回やっとその元ネタを観ることが出来ました。正直、彼らの「サントラ」ほど感銘を受けることはありませんでした。私は車に興味がないので、主人公コワルスキーの焦燥感を、彼と同じかたちでは共有できないのかもしれません。
3点(2004-02-18 02:48:54)
96.  キャンディ(1968)
ブロンド美人のキャンディが、詩人、庭師、将軍、医者、その他もろもろの変人たちに、次から次へと襲われるというだけの話。ストーリーらしいストーリーはなく、ナンセンスな笑いが散りばめられています。これが本当に気持ちいいほど空を切っていってしまう。庭師役がリンゴ・スターであることからもわかるように、キャストはかなり豪華なのですが、いかんせん内容が・・・。まあ、キャンディは可愛らしいし、モチ肌で綺麗な身体をしているので、観て悪い気はしません。R15指定ですが露骨な裸はないです、参考までに。
3点(2004-02-14 00:32:01)
97.  炎のストライカー
スポーツ大国ながら、サッカーではあまり目立たないアメリカですが、94年米国ワールドカップの成功を受け、96年からメジャーリーグ・サッカーが始まりました。実はそれ以前にも、北米リーグというプロリーグが存在しました。しかし68年~84年と短命に終わっています。解散の原因はいろいろありますが、そのうちの一つに、アメリカ人は得点が入りやすいスポーツの方が好きで、スコアの変化の少ないサッカーは不利だった、というのがあるようです。そのため末期の北米リーグでは、ローカル・ルールを積極的に取り入れて、本来のサッカーから離れていってしまいました。さて、なぜこんな話を延々しているかといいますと、この映画、サッカー界の鬼っ子・北米リーグが舞台なのです。観れば一目瞭然、フィールドに見慣れないラインがいっぱい引かれている!この映像は貴重でしょう。そういう意味で、サッカー史・サッカー文化に興味のある人は、観て損はないと思います。逆にそれ以外は全く取るに足りません。話はちっとも盛り上がらないし、ペレが出るといっても、印象的なプレイは披露してくれず、映画も『勝利への脱出』が既にありますから。それにしても不思議なのは、本作が86年に公開されていることです。なぜ北米リーグ解散から2年後?70年代、サッカー人気に便乗して作られたというなら、この適当な内容にも頷けるんですけど。
2点(2004-09-25 17:37:17)
98.  シャルロット・フォー・エヴァー
父であるセルジュ・ゲンズブール監督は、主演のシャルロットの実父。娘のために作った映画らしいです。交通事故で妻を失った夫は、いつまでもその痛手から逃れられず、自分の娘に欲望を覚えて・・・というストーリー。シャルロットがヌードを披露していますし、幼い(ゆえに危険な)エロティシズムは漂っていますが、いかんせん話が暗い上に、場面転換もほとんどなし。独りよがりの作品でした。
2点(2004-02-14 21:04:53)
99.  メガフォース
超兵器までも揃えた史上最強の無国籍軍事集団「メガフォース」。彼らの任務は侵略戦争の迅速な鎮圧・・・。この映画は「超軍団による成敗物語」です。設定からして小学生テイスト全開なのですが、制作費87億円だの、国防総省全面協力だの、撮影の超兵器は本物で、米軍からオファーが届いているだの、ツッコミどころ満載の誇大広告。思わずこのバカさ加減を誰かに吹聴したくなってしまうという、ある意味すごい映画です。なかなか見つからないと思いますが、老舗のレンタル店の、背表紙が日に焼けてるソフトの棚なんかに、ひっそり残っているかもしれません。100円セールの時に、家族で笑いながら見て下さい。
2点(2004-01-28 19:37:10)
100.  ゾンビ3
ヒット作にあやかった、邦題上での「続編」。やはりひどい出来です。作品の価値を決めるのは、よい脚本と丁寧な演出。ホラーも例外ではありません。役者が「襲われるのを待っている」「おとなしく遠巻きに見ている」と感じられては、すべてはぶち壊しです。まあB級ホラーですから、腹を抱えて笑いながら観るのがいいでしょう。恐ろしい老け顔の子役が出てますが、ある意味彼が一番こわいかも。
2点(2004-01-27 19:30:22)
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