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円盤人さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 102
性別 男性
自己紹介 DVDで昔の作品が出て、入手しやすくなったのは嬉しいですが
チャプター分け4つ以下っていうのは勘弁して下さい。

特に、チャプターなしっていうのは犯罪に近いですよ。

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81.  U.M.A レイク・プラシッド
4人のキャラクターが意外にしっかりしているし、動物のCGも自然、物語も破状しておらず、特に悪い映画ではないと思いますが、逆にこじんまりしていて「これぞ」という面白さがありません。それを考えると、クリーチャーの恐ろしさに期待させるような邦題はやはり問題ですね。個人的にしばらく見なかったビル・プルマンが心配でしたが、最初の保安官が彼じゃなくてよかった・・・。
5点(2004-03-08 18:23:56)(良:1票)
82.  D-TOX
雪山の奥に建つ警官更生施設、という舞台は面白いのですけれど、それが生きていません。マロイがD-TOXに入るまでに映画の4分の1を使ってしまっているのが痛い(閉鎖空間劇である『ダイ・ハード』『シャイニング』『死霊のはらわた』などが、さっさと舞台へ移動していることを思い出して下さい)。これで時間が足りなくなってしまい、施設や人物をじっくり説明することはおろか、「誰が犯人なのだろう?」と観客に考えさせる余裕すらなくしてしまいました。落ち目とはいえ結構豪華な施設内の顔ぶれは、本来なら推理劇にうってつけの筈だったのですが・・・。映画全体の低調ぶりで、よけいに落ち目を強調することになってしまいました。D-TOX、警官のみならず、俳優の更生にも失敗したようです。
4点(2004-03-06 17:51:21)(笑:1票)
83.  最後の人
あらすじで書きましたように、字幕がなくても設定や物語がよくわかる、非常に完成度の高い作品です。スラップスティック・コメディ(ドタバタ喜劇)ではないことを考えると、これは驚異的なことだと言えましょう。しかし本作で使われている視覚演出は、現在でも当たり前のように見ることが出来るものばかりで、今この映画を改めて観る価値自体は薄くなっている気がします。本作の先見性、歴史的貢献度は疑いようがありませんけれども、そういう面での評価は他の方におまかせして、敢えてこの点数です。ところで、オープニングの音楽は名曲だと思うんですけれど、CDにはなっていないのでしょうか。
5点(2004-03-06 17:16:46)
84.  ショコラ(2000) 《ネタバレ》 
原作を何とかうまくまとめたな、という印象ですが、ジプシーの出現がかなり遅れ、物語における比重が下がってしまっているあたり、無理をしている部分も目立ちます。逆に映画になって素晴らしかったのは、おいしそうなチョコのビジュアル。そしてレノ伯爵。原作では神父なのですが、信仰上逃げ場のない彼は残酷な結末を迎えています。伯爵にしたのは大正解。映画版のさわやかなラストは、この変更なくしてはあり得なかったでしょう。
5点(2004-02-28 14:31:16)
85.  サウンド・オブ・ミュージック
「暗く陰鬱な環境に、陽性の異分子が飛び込んできて、周囲を感化させていく」というのは、物語の基本パターンの一つで、『王様と私』も同系ですね。この場合、主人公のキャラクターが鍵を握るのですが、本作はそればかりではなくて、大佐の心理面に踏み込み、なぜ屋敷が陰鬱なのか、という細かい点までちゃんと演出が行き届いています。こういう丁寧な作業によって、全体がしっかりとまとまっているんですね。・・・・・・・とここで終わろうとしたら、実話がベースになっていることが判明。大佐が笛で子供たちを呼ぶのは、キャラづけではなくて事実。子供が7人いるのは、音階に合わせたわけじゃなくて事実。私が演出だと思っていたところは大体事実。「事実は映画並みに奇なり」ということでしょうか。ところでモデルになったマリア本人は、マリア(ジュリー・アンドリュース)がトラップ家へ向かう途中、通行人の役で通り過ぎているそうです。うーん、全然見えん。
6点(2004-02-28 12:47:03)
86.  ブリジット・ジョーンズの日記 《ネタバレ》 
「30代独身女性をターゲットにしながら、実はその中でもけっこう人を選んでしまう映画」とみました。例えば、主人公と同じような環境だからこそ、ブリジット(レニー・ゼルヴィガー)の意志の弱さや、自己改造することなく「成功」してしまうのが許せない、という意見も出るでしょうから。売り方としては「共感しますよ!」というので正解でしょうけど、楽しむには一定の距離が必要でしょう(ありすぎても駄目なわけですが)。スクリーンに表れたものだけで判断したいので、レニーの役作りに関しては評価の対象外としますが、彼女は泣き笑いの顔がキュートなんですよね。ブリジットはこのふたつの感情を同時に表さなくてはいけないキャラなので、彼女にはハマリ役だったと思います。続編が出るなら見てみたいですね。
8点(2004-02-28 12:10:04)(笑:1票) (良:1票)
87.  パピヨン(1973)
脱獄映画の名作です。このジャンルの面白さは「手段が限られている環境のなか、どうやって脱出を成功させるか」という創造性にあると思っています。ところが、本作は『ショーシャンクの空に』や『大脱走』とは違って、このHOWの部分が薄い。狂気めいてすら見える、パピヨン(スティーブ・マックイーン)の脱獄への執念がメインです。腐汁をすすり、虫を食べてまで、脱出の機会を窺う主人公。「面白いかどうか」という安易な批評を拒むほどの、マックイーンの迫力ある演技。あまりそういう流れでは語られないようですが、『俺たちに明日はない』などに代表される、アメリカン・ニューシネマ色を濃厚に感じました。
7点(2004-02-28 11:52:06)(良:2票)
88.  つばさ 《ネタバレ》 
主人公ジャックはいかにも純真さを象徴しているように見えますが、彼に感情移入する観客は少ないのではないでしょうか。というのも、ジャックの内面からストーリーが語られる場面がほとんどないからです。一途に彼を想うメリーの方がよっぽど好感が持てるでしょう(純情で不器用な田舎娘をクララ・ボウが熱演しています)。ジャックの空への思いは、飛行士(ゲーリー・クーパー)の死を前にして、変化したのでしょうか?戦争についての考えは??主人公は二人いるのですから、彼こそが感情移入の対象にならなくてはいけないのですが・・・。私は途中までそう思っていました。しかし、カメラは意図的に一歩引き、ジャックの幼さを浮き彫りにしていたのです。「青年は大人になって帰ってきた」という一文ですべてが明らかになります。『つばさ』は「純真な青年が、空への憧れを抱き続ける」物語ではなく、「二人の青年の強い友情を描く」物語でもなく、「他愛のない夢を持っていた子供が、戦争という現実に直面し、成長を強いられて帰郷する」物語なのです。ですから、ジャックに苛立って腹を立てるというのは、観客として至極当然の反応であり、その辺に私は、ウェルマン監督のしたたかさを感じるわけです。
7点(2004-02-27 20:04:39)
89.  シベリア超特急
レビューで著しく低い点数をつけるのは、自分との接点が全くなく理解不能であるとか、作品の価値観・倫理観を容認できないとか、いろいろ理由が考えられますが、映画を作るのは曲がりなりにもプロなので、いかにしょぼい作品であろうとも、一応はまとまっているものです。料理に例えれば、おいしくはないが、かたちは成している状態。しかるに『シベリア超特急』は、そうではありません。この映画の駄目なところを列挙して(山ほどありますが)どう直したら面白いのかを考えてみましょう。例えば水野晴朗の演技が上手ければ?アクションがちゃんと撮れていたら?・・・無駄です。枝葉をいくら直しても、おおもとが駄目だからです。物語は監督の主題を体現してませんし、人を面白がらせる魅力もありません。それを何とか「見せる」力量も監督は持ってません。この映画はまれに見る駄目駄目づくしであり、その意味で他のあらゆる駄作と一線を画しています。だから1点です。一方反面教師としては貴重なので、映画を学ぶ上では――ある意味名作よりも――参考になるかもしれません。
1点(2004-02-26 21:25:24)(良:2票)
90.  十字砲火
「お蔵入りになっていたこの作品が発表されることで、ベスト映画のランキングも大きく変わるだろう」という趣旨のことが、パッケージに書かれてありましたが、さすがにそれは大げさ。この作品は、テーマと犯罪が密接に絡み合っているので、テーマがわかったら犯人の想像がついてしまう、という短所があります。ミステリー映画の知的パズルに期待せず、先入観なしで観た方が楽しめるかもしれません。
4点(2004-02-23 22:26:53)
91.  パッセンジャー57
ウェズリー・スナイプスが頑張っているんですけど、今ひとつです。抜きん出て印象に残るアクションシーンがないからでしょうか。
5点(2004-02-23 22:25:53)
92.  イントレランス
イントレランスとは「不寛容」という意味です。「寛容」を広辞苑で引きますと、2番目に「他人の罪過を厳しく責めないというキリスト教の重要な徳目」とあります。つまり、その反対の意味ですね。物語は4つの時代と舞台を自由に飛びまわり、人間の不寛容がもたらす悲劇を描き出します(間をつなぐ赤ん坊の揺りかごは、寛容の対象を象徴しているのでしょうか)。4つの話が並行して進むので、序盤はけっこう退屈ですが、バビロンの戦闘シーンに入ってからは、息をつく暇がありません。ため息が出るほどの壮大なセット、凄惨な戦の描写。また現代編のクライマックスが、それに負けていないのがすごい。しかもこんな傑作が、映画の発明からわずか20年で誕生したとは!まさに奇跡といっていいでしょう。
10点(2004-02-23 02:13:01)(良:2票)
93.  黄金(1948)
映像技術の進歩は、昔の映画を相対的に色あせたものにしてしまいます。しかしこの『黄金』のような、緊迫感溢れる人間ドラマは別。白黒映像は、砂金の輝きを表現することは出来ませんが、溶岩のように湧き上がる人間の欲望を、余計に生々しく表現しています。「金は人を変える」というテーマが、ドブズ個人的な問題になってしまっているのはちょっと残念(このシナリオもかなり好きですが)。余談ながら、作中で出てくる「バカの黄金」は黄鉄鉱。英語ではそのままfool's goldといって、金と勘違いして喜んだ鉱夫たちの逸話が語源になっています。
7点(2004-02-22 02:15:22)(良:1票)
94.  ドライビング Miss デイジー 《ネタバレ》 
舞台は南部アトランタ。50年代から70年代にかけて、ユダヤ人の老婦人と、黒人の運転手との交流を描いた作品です。ミス・デイジー役のジェシカ・タンディと、ホーク役のモーガン・フリーマンの素晴らしい演技で、忘れられない佳作となっています。それを評価した上で、私は敢えてシナリオに苦言を呈したい。頑固なデイジーが、徐々にホークを受け入れていき、かけがえのない親友となる、というのが物語の肝です。ラスト間際では、「キング牧師の夕食会」→「館でアルツハイマーにかかったデイジー」→「老人ホーム」とシークエンスが続きます。夕食会では、お互いの理解がすれ違っていました。一方老人ホームでは、人種という枠を越えて「老い」を共有した二人が、気持ちを通じ合わせます。この流れにおいて、館のシーンが特に重要なのは明らかです。ところが、錯乱状態にあるデイジーにかけるホークの言葉は、「金持ちで幸せ」「精神病院に入れられる」という月並みなもの。ここは、20年以上彼女と一緒にいた、ホークならではの言葉が欲しいところ。デイジーの身をおもんばかり、彼女が幸せであることを冷静に諭してこそ、「お前は一番の友達よ」という言葉が生きるのではないでしょうか。デイジーがその後に発する上のセリフは、錯乱状態がまだ継続しているようにも解釈されるので(興奮している老人は、感情表現がおおげさになりがちですから)、効果が薄れてしまっています。残念です。
5点(2004-02-17 02:24:32)(良:1票)
95.  スパイダーマン(2002)
主人公が弱いという設定や、蜘蛛をモチーフにした数々のギミックなどにもかかわらず、正統派のヒーローものという印象を受けました。それはスパイダーマン自身の性善性から来ているのだと思います。ベン・パーカーはいじめられっ子ではありますが、ティム・バートンの『バットマン』のような、トラウマからの開放という意味合いは弱い。倫理から逸脱しかける展開でも、それほど深刻には揺れ動かない。「正義の味方でいること」という決意は固い・・・パーカーは凡人などではなくて、やはり本質的にヒーローなのです。これはトビー・マグワイアの功績で、繊細で頼りなさそうに見えながら、芯に強さを秘めた主人公を実に上手く演じています。観客は彼に感情移入し、一人の青年の心理の微妙な揺れ動きを、リアルに共有します。マグワイア以外の配役であったら、並以下の凡作になってしまっていたでしょう。
8点(2004-02-17 02:16:41)
96.  猫が行方不明
いなくなった黒猫のグリグリを探して、スタイリストのクロエ(ギャランス・クラヴェル)がパリを歩き回ります。この映画、自分の街を再発見する旅でして、猫はそのきっかけに過ぎません。ほんのりといい映画なのですが、グリグリはあまり画面に映らないし、猫好きが観たら、少し期待外れにうつってしまうのではないでしょうか・・・僕のように。
6点(2004-02-17 02:12:36)
97.  ロッカーズ ROCKERS(2003)
陣内孝則監督の半自伝の映画化です。「80年代当時とは似て非なる、今のバンド」として「ロッカーズ」を捉えているのに拍手!自己満足的なすけべ心(「当時のめんたいロックを再現しよう」とか)を封印し、観客を楽しませることに徹したことで、素晴らしい娯楽映画に仕上がりました。率直に言ってストーリーはありきたりです。でもこのライブシーンを見て下さい。クライマックスがちゃんと盛り上がると、映画は、物語は、ここまで面白くなるんですよ。
9点(2004-02-15 14:36:01)(良:1票)
98.  穴(1960)
この映画を観てから、ジョゼ・ジョヴァンニの原作を読んでみました。そしたら敗北感にうちひしがれた、ずいぶんうじうじした文章なんですね。映画では、囚人たちを粗暴に扱うことのない、ヒューマンな刑務所という印象が強かったので、正直意外でした。ジャック・ベッケルはサスペンスを前面に押し出すことで、この作品を、エンターテイメント性の強い脱獄映画に仕上げています。囚人たちの感情は、サスペンス性の下に抑圧されていて、最後の最後で大爆発します。傑作です。レンタル屋でベッケル監督の作品はあまり見つかりませんが、可能なかぎり探して観てみようと思います。
10点(2004-02-09 03:21:03)(良:1票)
99.  メガフォース
超兵器までも揃えた史上最強の無国籍軍事集団「メガフォース」。彼らの任務は侵略戦争の迅速な鎮圧・・・。この映画は「超軍団による成敗物語」です。設定からして小学生テイスト全開なのですが、制作費87億円だの、国防総省全面協力だの、撮影の超兵器は本物で、米軍からオファーが届いているだの、ツッコミどころ満載の誇大広告。思わずこのバカさ加減を誰かに吹聴したくなってしまうという、ある意味すごい映画です。なかなか見つからないと思いますが、老舗のレンタル店の、背表紙が日に焼けてるソフトの棚なんかに、ひっそり残っているかもしれません。100円セールの時に、家族で笑いながら見て下さい。
2点(2004-01-29 18:24:18)
100.  墓地裏の家
ルチオ・フルチの「ゾンビ三部作」の一本。『ビヨンド』『サンゲリア』とはテイストが異なり、ヨーロッパ的な耽美な演出が目立ちます。もちろん殺害シーンは悪趣味ですが、ゾンビの数も少ないし、一番正統派ホラーっぽいのではないでしょうか(彼にしてはですが)。ストーリー的には破状していて、そもそも本筋がないうえに、洋館から見下ろす少女、謎のメイド、不気味なコウモリなど、思わせぶりな伏線(?)が収束せず、置き去りにされています。不思議にも「結局何だったの?」というそれらの断片が、ずっと印象に残ってたりしてます。ホラーとは「雰囲気勝ち」なのかもしれません。その意味ではタイトルは満点です――実際には、墓は家の中にありますけれど(!)。
5点(2004-01-27 22:52:39)
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