81. ランボー/怒りの脱出
《ネタバレ》 小学生のとき映画館で観ました。たしか「ルパン三世」と同時上映でした。とにかく当時すごい話題になっていて、CMでもくどいくらい流れていました。パート1は当時まだ観ていなかったのですが、おおまかな内容とアクション映画だけど感動した、という話を友人から聞かされていたので、この映画も奥の深い映画なんだろうなと勝手に期待していました。「怒りの脱出」というタイトルも「怒りからの脱出」つまり怒ることをやめて平和を目指して心を入れ替えよう、などと勝手な解釈をしながら映画を観たのでした。結果はみごとにはずれてランボーが怒りまくっていたのでした。いや、これはこれで面白かったです。アクション映画としてはすばらしく、また度肝を抜かれたゲリラ戦法も見事でした。さらにこの映画が他のアクション映画に与えた影響もすさまじく、似た映画が続々と生まれました。しかし最後のナイフを振りかざしたもののストップをかけた、心情をトラウトマン大佐に話す場面などを改めて見返すと私の解釈もまんざら外れていないように思います。どうでしょうか? [映画館(字幕)] 8点(2017-02-03 23:42:40) |
82. マーティ
《ネタバレ》 古い映画ですが、「青春映画」って感じで良かったです。展開が結構速い感じで、あっという間に観終わったという印象でしたが、それだけ集中して観ていたということだと思います。それだけ観入ってしまいます。主人公と自分がかぶるところも多く、共感する部分も多かったです。ただ会ったその夜にキスをせまるのは急ぎすぎだろ、と突っ込みを入れたくなりましたが、主人公の人柄の良さからまあいいかという感じになってしまいました。登場人物のそれぞれの立場が変わっていくごとに考え方・態度が急変するところがリアルで、人事ではないなあと自分と照らし合わせている自分がいました。最後が電話を掛けるシーンでエンドというのも良かったと思います。また、2人のデートのシーンが特に良かったです。まるで自分がその場にいるくらい雰囲気がひしひしと伝わってきました。この映画おすすめです。携帯電話の電源を切って、たまには昔の雰囲気を味わいましょう的な感じです。 [DVD(字幕)] 8点(2016-12-09 14:32:41)(良:1票) |
83. 地獄の7人
《ネタバレ》 数々の戦争もの映画を観てきましたが、これほど泣いた映画はめったに無いです。ジャンルで言えば「ランボー2」「地獄のヒーロー」などに近い軽い感じの救出ものという感じで、そんなに深い映画ではありません。しかし、冒頭の子供の幻影に涙するシーン、パトリック・スエッジの戦場に行く理由、そして最後のヘリでのシーンなど友情ではなく、親子の絆をメインとしているため感情移入しやすいです。小さい頃から何度も観ていますが、いまだに同じシーンで泣いてしまう映画です。 [地上波(吹替)] 8点(2016-11-19 10:11:20) |
84. 家族ゲーム
《ネタバレ》 80年代にTV放映されてから何回も観てきましたが、改めて観て、あまりのシュールさに唖然としました。音楽がいっさい無く、効果音(日常の音)しかありません。我々の日常生活もそのとおりなのですが、客観的に見ている分「食べる音」「やかんの音」などがすごく不快な音に聞こえます。この映画は何を言おうとしていたのでしょうか?がんばれば受験に成功する?夫婦・家族の絆?兄弟愛?友情?何か全部違う。「人の日常生活を客観的に見ると、こんなもんです」という感じでしょうか。また、この映画のサントラが存在するなら買うかもしれません。 [DVD(邦画)] 8点(2016-09-10 08:35:55) |
85. シャイニング(1980)
《ネタバレ》 何かと評価が分かれる映画みたいですが、私は好きです。原作は読んでいないので、映画としてのみでの感想です。ジャック・ニコルソンも含めての怪現象という感じの映画です。途中の数々の怪現象は現実なのか、妄想なのか最後まで分かりません。この怪現象の描き方が、怖がらせるではなく何ともシュールで寒気がする怖さです。とくに最後の方で奥さんが部屋の中で見たウサギ?の着ぐるみを着て何かやってる人を見たシーンは、子供の頃自分も同じような夢をみたことがあったので、等身大の怖さ・怪しさを体感しました。どんな映画でもそうですが、大人になって初めて観るのと子供の時に初めて観るのとでは当然評価は変わります。この映画は自分は後者だったので当時の自分の感性がマッチしていたので怖く、面白く感じたのかもしれません。今初めて観たとしたならば、そんなに評価は高くなかったかも知れません。 [ビデオ(字幕)] 8点(2016-05-07 16:59:36) |
86. 回転
《ネタバレ》 昔から観たいと思っていた映画で、やっと観ることができました。先に同じ原作を元にした「妖精たちの森」を観ていたので同じような感じかなと予想していたのですが、こちらはかなりオカルト色が濃かったです。どちらかと言うと「ヘルハウス」「チェンジリング」などの家が舞台のオカルトホラーという感じでした。白黒、闇、たたずんでいるだけの幽霊など恐怖演出が古いですが、かなり怖かったです。むしろ最近の脅かしアトラクション的なホラー映画よりも怖さが後に引きます。あと、少年の演技がとても不気味でした。あのすべてを悟っているかのようなうす笑い、日本の子役では誰も想像できないです。 [DVD(字幕)] 8点(2016-05-07 14:48:18)(良:1票) |
87. 悪魔の棲む家(1979)
《ネタバレ》 何かと評価が低いですが、個人的には好きです。怖さの演出は他の「ヘルハウス」「家」「チェンジリング」などと比べると低いですが、チープで思わせぶりな場面が逆にいい雰囲気を醸し出しています。特に好きな場面は、地下室の封印された赤い部屋、壁から出る血、階段下の黒い水の井戸などです。キリスト、インデアンなどの日本人にはあまりなじみのないものが話にからんでくるのも余計に新鮮に感じました。「得たいの知れない力が引き起こす超常現象」というのが昔から好きです。 [地上波(吹替)] 8点(2016-04-27 17:50:46) |
88. 炎の大捜査線
《ネタバレ》 何回も観ていますが結構いい映画だと思います。評価低いですね。ラストの意外性が際立ちますが、それまでの一人一人のエピソード、葛藤など人間模様もちゃんと描いておりすんなり物語に入っていけます。刑罰のシーンも意外に残酷さを控えめにしているので、普通に観れます。この手の映画の刑罰のシーンは、やたらに残酷に描こうとするものですが、これはおとなしいというか、汚くないです。ジミーウォングのからみで、いろいろ言われている映画ですが、映画の中の彼はいい人の役です。これも意外でした。 [ビデオ(字幕)] 8点(2016-02-01 10:13:17) |
89. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
《ネタバレ》 ディズニーランドのアトラクションのような楽しい映画です。楽しいと言っても、おどろおどろしい儀式や虫の大群など結構グロいシーンもあるので、ある程度の年齢以上のアトラクションでしょうか。前作と雰囲気が変わって、アジアンチックで古い時代、未開の地のあやしさを堪能でき、冒険活劇というジャンルの完成版という感じがします。少し残念なのは「サンカラストーン」の神秘性、魔力というものがあまりはっきりせず、さらわれた子供を助けるために戦うという印象が強いため、考古学者というより正義のヒーローというキャラクターになってしまっているところでしょうか。それにしてもトロッコ、つり橋のシーンはすごいの一言です。 [DVD(字幕)] 8点(2016-02-01 09:55:22) |
90. 愛と追憶の日々
《ネタバレ》 久々に思い出したようにDVDで観ました。25年ぶりくらいかな。当時「愛と・・・」という映画がたくさんあって、ほとんど観たのですが、これが一番印象に残っています。ジャック・ニコルソンとシャーリー・マクレーンはやっぱりすごい俳優だとしみじみ思いました。昔はデブラ・ウィンガーが主役と思っていましたが、改めて観るとこの2人が主役だったんだなと思いました。登場人物はみんなそれぞれ心のよりどころを求めており、それが娘だったり、仕事だったり、浮気だったりとするわけで、いい悪いは別にして妙に納得してしまいました。「人間とはそういうものだ」と変に悟ってしまったとでも言うのでしょうか。気になるのは、あの旦那は最後までエマを愛していたのだろうか、長男は旦那を許せるのだろうか、です。ジャックニコルソンが途中で「くもの巣をはらってやろう」と言っていましたが、ラストシーンでそれぞれの登場人物全員の「心のくもの巣」をはらってやっているように感じるのは私だけでしょうか。続編はまだ観たことないですが、観てみようと思います。 [DVD(字幕)] 8点(2016-01-16 12:13:28) |
91. イレイザーヘッド
《ネタバレ》 レヴューの数がすごいですね。かなり好き嫌いが分かれる映画だと思います。私は好きな方です。何回観てもはっきりした意味は分かりません。正直分かりたくないです。漠然と想像できるのは、人生の変わり目(結婚、子供)に対する不安・恐怖を映像化したのかな、というくらいです。あの赤ん坊も、怪物というよりも内なる不安の具現化ともとれるのかなと思ったりしています。 [DVD(字幕)] 8点(2015-12-13 21:55:48) |
92. 呪われたジェシカ
《ネタバレ》 長年ずっと観たくて待ちこがれていた映画で、やっと観れました。自分の中では結構良質のオカルト映画です。派手さは全くありませんが、静かでじわじわと迫ってくる感じが最後まで持続し退屈さはありません。ラストはどこかで観た印象がありましたが、年代からいってこの映画が元祖ではないでしょうか。ひとつこの映画が抜き出ているのは、主人公が精神を病んでいるということが前提なので、ラストも含めて、あらゆる怪奇現象がすべて妄想なのではないかという解釈もできるということでしょうか。この映画のスタッフはすべて20代の人で製作したそうです。 [DVD(字幕)] 8点(2015-10-12 11:21:34) |
93. 007/ムーンレイカー
《ネタバレ》 かなり漫画チックでコメディ色が強いですが、自分の中ではかなり好きな方です。ストーリー的には新鮮味はありませんが、話が無駄に大掛かりでお金をかけて製作している分だけあってスリルと興奮度は高いです。ジョーズは前作の好評によって再登場らしいですが、ラストの寝返り+助かるというオチは良かったと思います。どうも最近の007は真面目すぎるというか、リアルすぎて違和感があります。この映画くらいの方が自分にとっては007らしいし、観ていて楽しくなります。やっぱり映画は夢をあたえてくれる楽しいものでないと。 [DVD(字幕)] 8点(2015-07-05 22:15:56)(良:1票) |
94. ゾンゲリア
《ネタバレ》 タイトルに騙されました。でもいい意味でです。当時は「ゾンビ」+「サンゲリア」という期待感100%の宣伝が印象的でしたが、いざ中身はというと、ミステリーサスペンス調の静かな映画でした。オチがすべてと言えばすべてですが、死んだはずの人がなぜ?という「ゾンビ」には無かった当たり前の疑問が、うまく話しを進めてくれます。少し残念なのが、残酷シーンが際立ちすぎて、全体の映画のトーンからは浮いてしまってることでしょうか。残酷シーンの演出をおさえてミステリー映画として出せばA級の評価がついたのではないでしょうか。 [DVD(字幕)] 8点(2014-12-29 22:13:20) |
95. 悪魔の手毬唄(1977)
《ネタバレ》 これは若山富三郎さんと金田一との友情?が非常に印象的です。お互いのやさしさと思いやりが邪魔せず、うまく融合しています。ただ一つ気になったのは、犯人の謝るシーンはいらないのではと思ったことです。このシリーズは犯人の堂々とした佇まい、事件の救いようの無さ、どうしようも無さがあるからこそTVドラマとは違った「映画」としての風格が際立つのではないでしょうか。そこが「犬神家の一族」「古谷一行の6話連続のTVドラマの悪魔の手毬歌」に一歩及ばずな印象を持ってしまいます。 [DVD(邦画)] 8点(2014-12-23 15:41:06) |
96. ドラゴン特攻隊
《ネタバレ》 この映画、個人的にすごく好きです。ベタなコメディですが、一人一人のキャラがすごいです。最後みんな死んでいくときは、感情移入しているせいか泣きそうになりました。ジャッキーチェンが出てなくても十分面白いと思います。しかし吹き替えが抜群に合っていて、そういう意味のセンスの良さというのを痛感します。 [地上波(吹替)] 8点(2014-11-03 18:49:39) |
97. 少林寺木人拳
《ネタバレ》 この映画小学生の時観たのですが、当時でも感動しました。弟子が師匠を超えるという話をこんな形で描くというのが斬新です。最後に説得という道を選択したところにそれを描こうとしたのかも、と思ったりもします。ところであの木人ですが、友達の間で「ぜったい中に人が入っている、いや入っていない」という低レベルな争いが次の日に行われました。私は「入ってない」派でした。いや、今でも。 [地上波(吹替)] 8点(2014-11-03 11:39:41) |
98. 拳精
《ネタバレ》 当時小学生だった私の友達の中では、この映画が一番人気でした。何といってもあの怪しい妖精のインパクトにつきます。しゃべらないので怪しさが倍増!また主題歌が名曲です。トンファーという武器を知ったのはこの映画のおかげです。あの形を立っている木の枝でさがしてノコギリで切って親にめちゃ怒られました。あの妖精の格好でハロウィンに出たら何人の人が理解してくれるでしょうか。 [地上波(吹替)] 8点(2014-11-03 11:19:35) |
99. スネーキーモンキー/蛇拳
《ネタバレ》 この映画内容がやや暗いせいか、周りでは評判はいまいちでした。だた大人になって観ると一番主人公に感情移入できる作品だと思います。何か行動の一つ一つに矛盾というか無駄がない。あの猫爪の技を偶然見つける訳ですが、蛇を退治した猫爪という意味で蛇拳を上まわる武器になるという説得力も大きい。今までのクンフー映画のアクションで魅せる、に対してアイデアで魅せるというところがヒットに繋がったんだと思います。 [地上波(吹替)] 8点(2014-11-03 11:08:03) |
100. スパルタンX
《ネタバレ》 時代劇から現代アクションへ変わってからあまり観なくなってしまいましたが、そういう意味では最後に劇場で観たジャッキー映画でした。当時あのベニーユキーデとの対決はものすごい話題だった。あの場面だけでも観る価値は十分あります。ローソクが消える演出はうますぎる!観客がすごいどよめいた。ちょっと残念なのはユン・ピョウが最初のトレーニングシーンではめちゃ強いのに、最後の対決では弱かったことでしょうか。サモハンは相変わらず安定感がいいです。 [映画館(字幕)] 8点(2014-11-03 10:39:46) |