1001. 裸足の伯爵夫人
131分だから特別長い訳じゃないけど、どうもテンポの悪さが気になるところ。個人的には伯爵の告白から急に面白くなってきた印象で、それはもう後半の後半だったから、楽しめた時間が少なめになってしまい、ちょっと残念でした。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-02-01 19:39:31) |
1002. 或る夜の出来事
ラブコメの原型ここにあり…か… 偉大な作品だ。古臭いと感じることは無く、気がつけば二人の恋のゆくえに一喜一憂してた。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-01 19:38:21) |
1003. Wの悲劇
主演の薬師丸ひろ子を差し置いて半分以上、三田佳子の映画だったと記憶されるだろう。大女優のイメージをそのまま投影させた役だけにハマリすぎてて怖い。各映画賞で助演女優部門を総なめにしたようだが大納得である。スキャンダルも後年… やめておこう…。主人公・三田静香は劇団の研究生、立場的にあの話を持ちかけられて心が動くのは当然だ。いけない事だと分かっていても売れるためなら汚い手も使う、それはスポーツ選手のドーピングに似た感覚かもしれない。失うものが無い者、すべてを手に入れた者、三田静香、羽鳥翔、二人の女性を通して見えてくる俳優、そして人間の心理に引き込まれる。舞台の芸術性も作品全体にいいイメージを与えているし、華やかな表、ドロドロとした裏が同時進行で展開され、まったく飽きさせない。(新人)の表記付きだった高木美保も、とてもそんな風に思えないほど堂々としていて見事。あ~ 面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-02-01 19:35:43) |
1004. トゥルーマン・ショー
《ネタバレ》 このテーマなら重く、そして恐く作る事も可能だが、リアリティが足りないためにコメディにしたと見える。そうなるとジム・キャリーはやはりハマリ役、面白かったな~。でも最後は、あーー、そこで終わらないで…ってな感じで、続編を作ってほしいとは思わないが、外に出た後の反応や暮らしが気になって仕方なかった。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-27 21:08:15) |
1005. 白と黒(1963)
《ネタバレ》 無実の男が死刑になろうとしている…。真相を追う検事と真犯人の苦悩にスポットを当て、見応えある人間ドラマとして成立。近くに電車が通る部屋で落合(小林桂樹)が浜野(仲代達矢)から自白を引き出すシーンは素晴らしかった。その後で、もう一転するが個人的にこれはおまけです。俳優陣はお馴染みの人たちではあるが、豪華だし、とても安心して見ていられる(井川比佐志は若い頃から上手い俳優だったんだな~と感心)。真実を追い求める事よりメンツを気にする検察の上層部(小沢栄太郎がまた上手い)など昔も今も変わらない問題が提起されたりもしている。あえて後味を悪くしちゃう映画もあるけど、この映画のように人の良心を信じられるというのは良いもんだ。 [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-01-27 21:04:25) |
1006. めし
なかなか面白いが、三千代が東京で何を感じて、どう心変わりしていったのかがあまり伝わってこない。旦那さんはお気の毒な…。モノクロでもビールが美味しそうってことはわかる、それが発見でした。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-01-26 21:14:02) |
1007. L.A.コンフィデンシャル
《ネタバレ》 あまりいい事ではないけど、あの銃撃戦はクセになりそう。蜂の巣覚悟の状況から二人のみで応戦して勝っちゃうんだから気持ちが良かった。ストーリーはやや複雑で、巻き戻して確認するなど、ちょっと苦労しました。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-25 18:35:29) |
1008. 手錠のまゝの脱獄
大袈裟に言えばこの映画自体が人種差別を乗り越えてきたアメリカの歴史のひとつなのかも。そういった面を除外したとしても充分に楽しめる作りだから説教臭くない。おすすめできます。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-01-25 18:32:31) |
1009. 人間失格
「2時間ってこんなに長かったっけ?」。。これが率直な感想でありまして、だらだら~だらだらと主人公のまさに人間失格な日常を見ていくだけ。そこに面白さを見出すことができず、ただただ退屈。原作を読んでいたらまた違ったかもしれないけど、この映画のみでは深みも出ていないと思う。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2011-01-25 18:30:48) |
1010. シャーキーズ・マシーン
《ネタバレ》 2時間濃かった。好きな女を守るためなら指の一、二本どうってこと…(痛い!) そんなバート・レイノルズのかっこよさや男臭さもさることながら、さらに凄かったのがヘンリー・シルヴァの人間とは思えないしぶとさだ。これはちょっと笑えるレベルに達している。最後は二人の直接対決になり、その結末にはスカッとすること間違いなし。その直前の会話では逆光にたたずむヘンリー・シルヴァが強いインパクトを残している。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-22 20:02:09)(良:1票) |
1011. 告白(2010)
う~ん ダーク。これはいいものだ。それぞれの告白により本当はこう考え行動したのだという事実が明らかになっていくのはとても面白かったし、人間の心理の奥深さに興味は尽きない。ただ原作を読んでいないせいか、見方を誤った面があり、原作小説を読んだ上で、つまり単なる復讐劇だと知ってる状態で見た方が楽しめただろうな、とは思う。 [DVD(邦画)] 8点(2011-01-19 20:11:31) |
1012. 銀座化粧
男で失敗した経験から「男なんてケダモノだと思ってれば間違いないわね」と語っていた雪子がひょんなことから石川と出会い、魅かれていく。雪子は(静江の)友であり、(京子の)姉貴分であり、母であり、そして女である。皮肉な展開と雪子の複雑な心境が印象深い。今回、田中絹代さんの主演映画を初めて観たが、日本映画史上最高の女優と言われているだけあって、安定した演技力と風格が感じられ、とても良かった。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-19 20:07:45) |
1013. ひまわり(1970)
イタリア人男性のイメージは「大の女好き」。だから「boooooooo!!」と言いたくなったが、アントニオの説明を聞いてるうちにそういうものなのかな?と思ったり… 地獄を経験した者じゃないと分からないのかもしれない。素晴らしい音楽が心に残る。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-19 20:05:49) |
1014. その場所に女ありて
女性の社会進出度が低いと言われる日本だが、約50年も前にこのような映画が作られていたのは驚きだ。今や名優の代表格である山崎努がクズみたいな男を演じている。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-19 20:03:41) |
1015. ジュリア
あ~… あんまりドキドキしなかったんだよな~ 何故だろうか。でも再会場面は良かった。自由な場ではなく、監視の目を気にしなければならない中だったが、二人の目を見ているだけで胸がいっぱいになった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-19 20:02:20) |
1016. 新しい人生のはじめかた
《ネタバレ》 逃げた方が楽に思えても、勇気を出して一歩踏み出せば人生が変わるかも… そんな理由で邦題は「新しい人生のはじめかた」になっている。実はハーヴェイが電話で「NYには戻らない、今が幸せのラストチャンス」とか何とか言う場面があり、その時は原題の「Last Chance Harvey」の方が明らかに良いと思ったが、全部観終わったら、ケイト視点も含まれたなかなか良い邦題に思えてきた。ハーヴェイのしつこいナンパは現実社会ではストーカー扱いされるのがオチであろうが、問題は手段ではなく、勇気を持つこと。家族との関係、ケイトとの関係、ケイトから見たハーヴェイとの関係、共通していたのはまさにそれだった。べたなストーリーではあるが、ロンドンの美しい街並みや名優二人の力もあってか、大好きな映画の一つになった。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2011-01-16 17:02:22)(良:1票) |
1017. シャーロック・ホームズ(2009)
以前の作品を殆ど見てないからか、すんなり馴染めたし、面白かった。19世紀末ロンドンの街並みもいい感じ。本来はもっと落ち着いた推理中心なのだろうが、映画だからこそ出来るものもあると思うし、それによって迫力ある映像を楽しめた。建造中のタワーブリッジでバトル! 好きだな~。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-13 21:02:19) |
1018. わが町(1956)
日常の中にある悲喜を大阪らしいテンポの良い掛け合いと共に描く。「無縁社会」という言葉が流行語大賞のトップ10に選出された寂しい時代だからこそ、この映画に出てくるご近所さんとの繋がりを見ているだけで温かい気持ちになる。明治から終戦直後まで、別の言い方をすれば父親になった瞬間からもう少しで曾爺ちゃんになるってところまでを一人で演じた辰巳柳太郎の演技力は見事。殿山泰司や北林谷栄も同様で、特に北林谷栄は当時45歳だと知って衝撃を受けた。 [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-13 21:00:52)(良:1票) |
1019. ミッション
《ネタバレ》 原始的な武器しか持たない原住民と彼らを守ろうとする一部の白人が列強の侵略者と戦う。ありふれた感じだが、この手の映画は嫌いじゃない。ただ、本作はどうも迫力不足で、豪華な俳優陣や製作費の割りに安っぽい印象を受けた。負けるにしても出来うる限りの抵抗をし、一泡吹かせてやったという快感も少ないかな…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-01-11 21:01:42) |
1020. ミーン・ストリート
ジョニー・ボーイ(デ・ニーロ)が暴走し始めてからが面白い。眠くなるような時間帯もあったが、終わってみれば「もしかして凄い映画を見たんじゃないか?」って気になった。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-10 16:09:47) |