1101. グリーン・ベレー
タカ派・ジョン・ウェインの面目躍如たるベトナム戦争映画。この作品の持つ歴史的価値は(内容の良し悪しはどうあれ)その同時性にある。その意味で臆面もなくコレを世に問うたジョン・ウェインの度胸は認められてしかるべきとは思う。少なくとも(ベトナム撤退から13年も経って「プラトーン」をヌケヌケと発表し、オスカーまで貰った)オリバー・ストーンなどよりは余程。付け加えれば、ブービー・トラップの恐ろしさを誰よりも早く描いているのも注目して欲しい点である。とは言え、御大自らメガホンをとった(一応レイ・ケロッグとかいうヒトと共同監督)のが災いし、作品自体は非道いクオリティ。ってかマトモな映画になっていない。それでも一見の価値有り! 5点(2003-01-14 00:51:05) |
1102. 超時空要塞マクロス ~愛・おぼえていますか~
TV版から大胆にアレンジしたのは時間的な問題もあって仕方ないんだろうが、矢張り失望。結構上手くアレンジしてるとは思うんだが。ゼントラーディが気色悪くなり過ぎ(特にカムジンが薄味で拍子抜け)!監察軍は?ピンポイント・バリアもダイダロス・アタックも無し?何だかナァ…。 5点(2003-01-13 12:40:11) |
1103. 殺しのドレス
《二重にネタバレ!》「サイコ」のパクリって言うけどさ、少なくともノーマン・ベイツはマイケル・ケインのエリオットみたいに最初からバレバレじゃなかったぞ!精神異常者が精神分析医?笑っちゃうね。パクリにもなってないっつの!ラストは自分の作品「キャリー」のセルフ・パロディってか?イイ気なもんだぜ、デ・パルマ監督。 5点(2003-01-13 03:54:55) |
1104. 絶唱(1975)
大江賢次原作の同名小説3度目の映画化。最初の映画化ヴァージョン(マイトガイ以前の小林旭と浅丘ルリ子)に比べても、この百恵・友和版は著しく劣る。同じアイドル主演映画路線でも、和泉雅子&舟木一夫版の方が情感の豊かさではまだ上だと思われる。ホリプロには悪いが、5点がイイところだ。 5点(2003-01-12 12:19:08) |
1105. 追憶(1973)
嗚呼アーサー・ローレンツの原作&脚本が…バーブラで全て台無し!主題歌だけ歌わせてりゃイイのに、何でこんな鼻のデ○いブ○な女をヒロインにするかな、シドニー・ポラック!!他に誰かもっとびゅーてぃふぉーな女優って当時いなかったの?アノ顔を120分てのは一種の拷問だわ、マジで。レッドフォード受難の迷作として、ミスキャストの極北として永く後世に語り継がれるであろう。 5点(2003-01-12 01:45:17)(笑:1票) |
1106. チャイニーズ・ゴースト・ストーリー
ぐはぁっ!香港ホラーの怪作にこの高評価…理解不能!いかん、寒過ぎる。撤収!撤収~!! 5点(2003-01-10 12:00:42) |
1107. エマニエル夫人
ジャンル映画たるものは余計なコトなど考えず、その方面にひたすら邁進しまくって欲しいものです。中途半端な♀♂☆★哲学は傍迷惑かつ興醒めですな。まぁ、女性まで観客動員させたソフトフォーカスぶりと、アノ有名過ぎる籐椅子に脚を組んで座ったポスターに敬意を表して…5点! 5点(2003-01-09 17:06:36) |
1108. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
「バイオ」とか後の残酷ホラーやスプラッタ・ムービーに多大なる影響を及ぼした怪作。個人的には恐怖感なんか全然なかったし、何より生理的不快感を覚えるシーンの多さに耐え難かった。「バイオ」にはまだ理由付けがある分マシだけど、本作の場合、初めにゾンビありき…ってのは説明不足で不親切なので、歴史的意義だけに5点。 5点(2003-01-09 16:13:13) |
1109. グレムリン
無名時代のクリス・コロンバスが持ち込んだオリジナル脚本をアンブリンってかスピルバーグが気に入って、ジョー・ダンテに監督させたファミリー向けモンスター映画。当時は結構話題になったと思うが、別に大して面白くもない。モグワイの入手先がチャイナタウンってのも、何か胡散臭いモノは「東洋の神秘」経由にしちまえ、とでも言わんばかりで不快。グレムリンてのはそもそも西洋の小鬼っぽい妖精のコトじゃあないのかな?と突っ込みたくなるが、そうまでムキになる価値はコレには無い。まして続編には更に無し。 5点(2003-01-09 11:25:19) |
1110. コマンドー
シュワが鬼のようにひたすら強い!対する敵側が数のみ…って普通はそれで充分オッケーなんだが、生憎シュワ映画では通用しない。だったら、もっとシュワを人質以外の手で追い詰めるようなインパクトのある悪役出さなきゃ!どいつもこいつも弱過ぎだし、シュワはさぞゴキゲンだったかもしれないが、シュワの武勇談か自慢話を延々と聞かされてるみたいで正直ウンザリだった。(当時の)アリッサ・ミラノはチョット可愛いので5点。 5点(2003-01-09 05:50:40)(良:1票) |
1111. 危険な情事
このエロともホラーともつかない中途半端な映画が全米ナンバーワンヒット作?あまつさえオスカーにノミネートぉ?おいおい、どうかしてるぞ。エイドリアン・ラインって監督には、どうもハッタリがかった作品が多くて個人的に全く合わない。マイケル・ダグラスも随分男を下げたモンだ。「一夜だけ遊びのつもりが大火傷」的映画なら、コレよりはクリント・イーストウッドの処女監督作「恐怖のメロディ」のジェシカ・ウォルターの方が遙かに怖かったぞ!1971年当時の若いイーストウッドをギリギリ追い詰めるんだから、そりゃもう…! 5点(2003-01-08 02:20:30) |
1112. ホーム・アローン2
些か前作を踏襲し過ぎ。「マイ・レフトフット」のオスカー(助演女優賞)俳優ブレンダ・フリッカーに「鳩婆さん」はないだろ?無駄遣いも甚だしい!ギャグもエグ過ぎてあんまり笑えないな…。 5点(2003-01-07 03:33:41) |
1113. 戦国自衛隊
角川のハッタリが炸裂してハナにつく(!)ショボ過ぎる虚仮威し映画。弱いぞ、自衛隊!!恐らく最弱の小隊だったんだろう。変な奴多いし。 5点(2003-01-07 00:29:16)(良:1票) |
1114. 戦場のメリークリスマス
ヴァン・デル・ポストの原作は未読だが、そういうコト云々以前にキャストでストーリーと映像を著しくスポイルし過ぎていて、とてもじゃないが正視に堪えない。デヴィッド・ボウイ老け過ぎ!回想シーンの若き日のセリアズまで自分で演じちゃコントだよ。坂本龍一のヨノイがナヨナヨし過ぎ!ちゃんと長髪をバッサリ刈って坊主頭にしたのは潔いが、如何せんヒョロっちくて帝国軍人だという説得力が皆無。加えて大根じゃ救いようが無い。大島渚は「適役と確信した」とか言ってるけど、知名度のあるミュージシャンを担ぎ出して話題性を狙っただけだろう?音楽だけはマァ印象的だけど。 5点(2003-01-07 00:15:41) |
1115. カサンドラ・クロス
チャーリーの父マーティン・シーンが日本初お目見えとなったパニック大作。演じた役柄が何とも凄く、「大富豪のバアさんに囲われた若い愛人を装った登山経験のある麻薬密輸犯」でした。どんな役だよ。冒頭で披露する彼の痴態は必見!ウルトラ厚化粧のエヴァ・ガードナーとの熱い抱擁は或る意味ホラー。この恐怖体験に比べりゃ「地獄の黙示録」の方がよっぽどマシだった!とでも回想しているコトでしょう。 5点(2003-01-06 00:18:28) |
1116. ドラゴンへの道/最後のブルース・リー
李小龍が監督…ってアンタじゃん、ブルース・リー!!ローマに出店した中華料理屋をチンピラ悪党達から守るため、リーのクンフーが炸裂!って折角ローマくんだりまでロケしたってのにスケールせこ過ぎて台無し!それにかなーり、ナルシー入ってるぞ、リー演じるタン・ロン!コロシアムでの死闘って…チャック・ノリス弱いっていうか弱過ぎ!よくこんな惨めな負け役を引き受けたモンだ。後にヒゲ面アクション俳優に転じたのも、この時の鬱憤を晴らすため?製作・監督・脚本・音楽・主演の一人五役でゴキゲンのリーは今回ダブル・ヌンチャクの妙技まで披露するぞ!うーーーーーむ、何というか、その…「燃えよー」だけで充分ッス。 5点(2003-01-05 02:04:28) |
1117. ファントム・オブ・パラダイス
原作はガストン・ルルーの不滅の名作「オペラ座の怪人」…なんだが、雰囲気ブチ壊しのアレンジで興醒め。デ・パルマ悪趣味!劇団「四季」のミュージカルもダメダメだったが、コレは70年代テイスト特有の気色悪さで上を行く。ロック風とは言っても現在のロックとは全く別モノなんで趣味の合う奇特な方はどうぞ。私ゃパスだけど。 5点(2003-01-04 04:39:11) |
1118. ラビナス
飢えと寒さで常軌を逸した人間の「人肉食」をモロに描き過ぎ!ミステリっぽいのかナと冒頭でチョット期待してたら、中盤以降トンデモナイ残酷かつ気色悪いシーンの怒濤の如きオンパレード!「人肉食」経験者の二人が相討ちになるラストも後味が悪いの何の…。うえ~、吐きそう…。 5点(2003-01-03 02:49:24) |
1119. ライジング・サン(1993)
う~~~ん!!国辱映画って程でもないけど、コネリーもカウフマンも何をトチ狂ったのか…。「センパーイ」じゃねえ!未読だけど恐らくマイケル・クライトンの原作に問題アリと見た!SF書いてろっつーの!武満徹も何もこんな映画の音楽を担当せんでも…。 5点(2003-01-02 16:53:36) |
1120. トータル・リコール(1990)
原作の「追憶売ります」はP・K・ディック作品中ほんの短編だし、チト大袈裟過ぎる映画版はシュワの大根ぶりにラストまで付き合うのが可成り苦痛。もうチョット日常的なキャラにしてよ。シャロン・ストーンの悪女役が予想以上にハマっていることに気付いたヴァーホーベンは「氷の微笑」を作りましたとさ。ふう…。 5点(2003-01-02 13:40:15)(良:1票) |