1101. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 マラソンのごぼう抜きは燃えた。短距離と違って長距離は精神力も重要、妹思いの優しいアリを見ていると心が洗われる。そしてラストがなかなか面白い。一等になってしまいモジモジしてるアリと、三等じゃなかった事を感じ取った妹のザーラ。金魚のくだりを抜けばこれでENDだけど、その後の二人の笑顔は想像できる。あえてその部分を描かないのは賛否ありそうだけど、なかなか粋だと思った。ちょっと分からなかったのがイランの学校の仕組み、男女が重ならないようになってるらしいけど、それは説明してくれないと困る。また男子用の靴(三等景品)と女子用の靴を取り替えてもらうという発想はあるのに、運動着(一等景品)を売って靴を買うという発想は出てこないのね・・・。記念撮影で下を向くアリにこう言いたかった 「喜んでいいよ・・・」 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-13 18:16:25) |
1102. ルームメイト(1992)
ブリジット・フォンダが魅力的、そしてそのフォンダにどんどん似てくるジェニファー・ジェイソン・リー。一瞬、これはどっちだっけ?と思う場面さえあった。怖い怖い。終盤やりすぎで少々馬鹿っぽくなってしまったが、及第点はクリアだろうか。犬が死んでた時は背筋が寒くなった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-12 19:45:46) |
1103. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 よく考えたら雰囲気映画なのかもしれない、それでも2時間があっと言う間で最後は清々しかった。田舎は良い。夕焼けが綺麗~とか、そういうのもあるけど、大型スーパーに客を奪われ閑散としている商店の通りも味があって好きだ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-12 19:43:44) |
1104. スミス都へ行く
《ネタバレ》 強大な力に屈し、田舎に帰ろうとしていたスミスに戦う意味を説いて、知恵を与えるサンダース。議員と秘書の関係を超えて2人は戦友になるのだ。と、ここまではとても良かった。いよいよ議会での戦いだが、これが意外なことに牛歩戦術系のもので、スミスがボロボロになっていることもあり痛快な逆転劇とは思えなかった。ペイン氏が根っからの悪人じゃないことは分かっているわけでオチは読めます。となると、そこに至る過程が最も重要だが、やや期待外れでした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-06 20:41:36) |
1105. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 なんと楽しい映画だろう。汽車の中での話はちょっと長く感じたが、後半のたたみかけるような展開は見事。最初はお金に魅かれていたシュガーがそんな事は関係なくこの人が好きだと気づいて、最高のハッピーエンドを見せてくれました。そしてオズグッドの例の一言には思わず手を叩いた。傑作だな~。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-06 20:36:49) |
1106. パプリカ(2006)
説明不足。わからないことや納得できないことが多くて、イマイチ話に入っていけない。少なくとも夢の世界と現実の世界が繋がる事に関してはひとつも納得いく説明をもらっていない。魔界と人間界を繋ごうとした仙水さんの方がよほど現実味がある。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-10-05 18:06:23) |
1107. ザ・コンテンダー
《ネタバレ》 ハンソン議員を追及していくラニヨンのやり方は汚いものだが、その割りに大統領がラニヨンをはめた時も嬉しい気持ちは湧かず、ただただ「汚い」と思うだけだった。ハンソンが副大統領にふさわしいかどうかより、アメリカ政界のドロドロとした攻防が見所だ。最後は綺麗にまとめようとしているが、この映画は別にハッピーエンドじゃなくても良かった気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-05 18:01:33) |
1108. マッドマックス
《ネタバレ》 わりと面白かったですね。欲を言うなら、リーダー的なヤツはもっと苦しめて殺すべきだった。相棒殺され、奥さん重傷、赤ちゃん助からずじゃやりきれない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-04 19:06:09) |
1109. 野のユリ
《ネタバレ》 だんだんと教会が作られていくのは自分のことのように嬉しかった。-1点はもちろん院長の厚かましさにです。この人が改心してればな~・・・ [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-09-29 21:21:15) |
1110. 湖のほとりで
特に盛り上がるような場面はなく、ただただ捜査が進んでいく。いかにも怪しげな人が数人出てくるが、謎解きを楽しめるような作りでもない。こうなってくるとよほどの真相でない限り、一発逆転とは行かないわけだが、「08年度イタリア・アカデミー賞史上最多10部門独占」という堂々たる宣伝文句だし、きっと何かあるんだろうと思っていた。しかし結果は残念なものでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-09-29 21:18:40) |
1111. 荒野の七人
チャールズ・ブロンソンの説教が良かった~ もし、このまま終わっても、少々後味は悪いが6点くらいはやるか、なんて考えてたら、やっぱりそうはならなかった。最後は派手にやってくれました。8点。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-09-29 21:12:38) |
1112. 二百三高地
前提としてロシアの方が国力、軍事力で日本を上回っているという事。格下の日本がどうやってロシアを倒すのか? そこに快感を期待していると痛い目に遭う。日本が勝った戦争なのに思い起こされるのは日本兵のやられシーンばかりで、最後も乃木将軍の嗚咽で終わります。軽い気持ちで見ちゃダメだな。 [DVD(邦画)] 6点(2010-09-28 18:35:29)(良:1票) |
1113. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 結構面白かったけど、変な話ではある。そもそも奇妙な関係は前半のうちから始まっているのだが、この段階ではある程度納得できるものだった。しかし駅がある町に着いてからが問題。2人きりになった部屋の中でウェイドが提案を持ちかける、200ドル契約のダンに「1000ドルやるから俺を逃がせ」!、、う~ん、待ってました。悪党はそうでなきゃ。カリスマ性を持つ悪役を数多く誕生させてきたのがハリウッドだし、「3時10分、決断のとき」という放題もなかなかだ。期待せずにはいられない。さらにウェイドの手下が駆けつけ、「護衛を殺した者には200ドル」と大声を上げる。なんと町全体が敵になってしまったのだ。形勢は逆転、保安官も逃げ出す始末。いよいよクライマックス、ダンはどのような決断をし、またどのようにしてこの窮地を切り抜けるのか?。期待値はMAXに達したのだが、何とダンのとった行動は・・・ 工夫ゼロの無謀な突破。萎えるなぁ。ウェイドはウェイドで、死刑が待ってるというのに途中でダンに同情。その後、どっかで逃げただろうと推測はできるが、それにしても奇妙。ボスを助け出したい一心で頑張ってきたチャーリーは最後、どんな気持ちだったんだろうか。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-28 18:32:50) |
1114. 悪い奴ほどよく眠る
三船演じる西が仕掛ける復讐の物語。「幽霊」を使ったりしてなかなかしゃれてる。ただの復讐劇ではなく、西にも迷いや後悔があり見応えは十分。森雅之さんはどこで出てくるんだ?と思ったら、岩淵役が森さんか・・・ 49歳であれは凄いな~。 [DVD(邦画)] 8点(2010-09-27 16:20:05) |
1115. 愛と追憶の日々
一癖も二癖もある人ばかりだなぁ・・・。中でもオーロラは異常と言える域、この人の幸せを願うのは無理だった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-09-22 19:04:25) |
1116. 家族ゲーム
《ネタバレ》 とにもかくにも松田優作、ネタバレだけど終わってみればただの家庭教師だった。変わり者だが、裏の姿があるわけじゃない。しかし与えたインパクトは強烈。さすがに一時代を築いた俳優は違う。ただ、この映画は一体何だったのか?と考えたら良くわからない。コメディとしても例の“最後の晩餐”以外、大笑いできる場面は無かったように思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-09-22 19:03:26) |
1117. 遥かなる山の呼び声
《ネタバレ》 まあ...いろいろありまして、ついに本当のことを明かす時がやってきた。その内容はショッキングだったに違いない。それでも民子の思いは変わらず、最後の夜、ついに「行かないで、私寂しい」と思いをぶつけるのだった。これは切ないと同時にとても嬉しかった。二人の関係に少しでも希望を持てたからだ。幻滅したり、あるいは思いを殺したまま別れてしまうのはつらすぎる。判決が出た後、移送中の列車の中でその希望は確信に変わり映画は終わる・・・。う~ん、いい話だ この余韻は最上級。 [DVD(邦画)] 8点(2010-09-22 19:00:29) |
1118. ラングーンを越えて
途中までは本当に良かったんだけど、後半はちょっと粗いかも。生きるか死ぬかの状況なのになぜか緩い感じもする。監督の腕の問題なのか、もっと緊張感を持たせる事は容易に思えるのだが・・・。軍人からレイプされそうになり、護身用にもらっていた銃で・・・ というシーンがあるが「ゴッドファーザー」でマイケルが初めて人を殺すあのレストランのシーンを思い起こしてみたら、あまりにも物足りなくてガックリ。追う側もしょぼいというか、そんなに怖くは描かれていない。検問を抜ける場面の袋叩きは吉本新喜劇かと思った。一番気になったのが、友が死んだ事を聞かされ泣いていた女性が数カット後にはなんと笑みを見せていた事だ。そりゃずっと暗い顔をしてる必要もないが、笑えはしないだろうと。タイとの国境近くで最後の山がやってくるが、ポン!ポン!という攻撃の発射音がまたシュール。題材は良かったのに、演出面で不満ありの惜しい映画だと思います。 [DVD(字幕)] 7点(2010-09-20 23:33:33) |
1119. PERFECT BLUE
あの時の大粒の涙・・・ ちょっとおかしいとは感じたけど、深くは考えなかったな~。予想外でなるほど、面白かった。 [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-17 20:08:45) |
1120. ヴィヨンの妻 ~桜桃とタンポポ~
<原作未読>佐知の視点で言えば初めの方で「家族3人で暮らせればそれでいい」と言っていた通りで、自分なりの愛の貫き方だった。大谷視点では「コキュ?」になってしまったが、その理由は皮肉なことに・・・という内容だ。ストーリーとしてはそれほど好きではないのだが、この映画で日本語の美しさに気付かされた。現代、夫婦の会話が敬語でなされるのはほぼ皆無だし、妻だけに絞っても珍しい方だろう。敬語というだけではなく語尾に「わ」を付けたり、○○ではないのですか?、○○ですもの、といったような、今じゃなかなか聞けない古風で丁寧な日本語が心地良い。英語じゃこの良さは出ないな。松たか子も良かったし、浅野忠信の淡白な演技も絶妙だった。雰囲気を楽しむ映画としては悪くない。 [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-09-17 20:03:05)(良:1票) |