1121. 第三の男
前半の退屈さったらなかった。第三の男が現れてからは少し面白くなったが、前半の退屈さを帳消しにするほどのパワーは感じられなかった。陽気な音楽も使い方おかしいんじゃないかな?。ラストシーンだけは絵にして飾っておきたいくらい良かったんですが。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-10-23 00:17:55) |
1122. 母なる証明
《ネタバレ》 犯人探しに関しては読めてしまう人もいることと思いますが、この映画の核心はさらにその先にありました。捕まった男との面会を強く望み、母親がいるかどうかを確認するトジュンの母。いないという答えを聞くと、この男を犠牲にする事を決意する。モラルや良心から・・・という言葉では軽く感じてしまうかな? 罪悪感、どうしようもない自責の念が頭の中をめぐって涙が止まらないのだった。人間の本質、愚かさ、恐ろしさに迫った圧巻のサスペンスドラマ。10点をつけない理由はこの監督よりちょっとだけ人間を信じてるからかな。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-21 19:26:13)(良:1票) |
1123. 飢餓海峡
《ネタバレ》 <原作未読>戦中、戦後を生き抜いた刑事たちから見ても犬飼多吉の生い立ちは悲惨なものだったという。それゆえ多吉の言葉には説得力があるが、この映画はそう見せておいて、真実は逆でした!と来るのかと思った。でも原作ではそうじゃないらしいので、以下勝手なことを書く。横領は立派な犯罪だが、それを元手にし財を築いた樽見は大金を社会に還元にしている。八重が訪ねて来たときの心中は察するに余りあるが、人を殺める理由には味村刑事の推理の方がしっくりくるのだが・・・。何はともあれ見応え十分の傑作であることは間違いない。 [DVD(邦画)] 9点(2010-10-20 21:33:00) |
1124. 愛情物語(1956)
《ネタバレ》 幸せすぎたんだ・・・ 怖いくらいに。やはり長続きはしなかったが、父子の和解は感動的。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-10-20 21:31:21) |
1125. 戦場のピアニスト
シュピルマンもホーゼンフェルトもこの映画で知りました。重苦しいから何度も見ようとは思わないが、一度は見るべき作品だと思う。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-20 21:25:03) |
1126. 未知への飛行
《ネタバレ》 緊迫感は存分に伝わってきた。1964年(原作は1962年)という時代を考えれば、コンピューターに頼っていくこれからの時代への危惧は普遍的なテーマだったのかもしれない。しかし最後に「国防省などはこのような事態は起こり得ないとしている」みたいな注意書きがあり、実際、今日に至るまでこのような悲劇は起きていない。個人的にも、どうしても止める方法がないというのは大袈裟に感じてしまった面が無きにしもあらずで・・・。何にせよ最後の被爆地が長崎であり続けることを願って。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-19 21:17:47) |
1127. グエムル/漢江の怪物
《ネタバレ》 う~ん・・・ ウイルス関連って必要かな? ウイルスのせいで軍、警察、医療関係者など立場的に強い者の邪魔がちょくちょく入ってくる。「なかなか倒せない」はOKでも、「なかなか戦わせてもらえない」は見る側としてもストレスが溜まる。「頭にウイルスがいるから」と強制的にメスを入れられるなんて、もうイライラして大変。また所々コメディ調になるのは怪獣映画に100%真剣に向き合うことへの照れだと感じた。保険ですね。それでも親父さんはもっとかっこよく死なせてあげないとな~。怪物との最終決戦は一応満足。ホームレスとアーチェリーねえちゃんの活躍が気持ち良い。でもエージェント・イエローはよく分からなかった。人間も耳から血を流してたけど、どういう事なんだろう? 軽く有害? [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-10-19 21:15:02)(良:1票) |
1128. ブラック・レイン
高倉健、松田優作がダグラスを食った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-19 12:35:18) |
1129. ガンジー
この映画のピークは南アフリカ時代だと思いました。インドに移ってからはちょっと間延びしたかも。青年時代から最期までを一人で演じたベン・キングズレーには拍手。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-15 17:37:03) |
1130. コンタクト
《ネタバレ》 <原作未読>夢のある話でワクワク。近未来的な巨大マシンは映えてました。「地球外知的生命体とのコンタクト」のシミュレーションとも取れるような現実的な作りに引き込まれていく。一度落胆させ、もう一度希望を与える。このパターンを何回か使い、ハードルは高いところまで上がっていたのだが、たどり着いた星の美しさたるや・・・ 短い時間ではあったが幻想的というか神秘的というか、とにかく綺麗な世界で高くなったハードルも軽々超えていった。真相は灰色でも希望に包まれているので後味がとても良い。ウィリアム・フィクトナーの見せ場がもう少し欲しかったかな。9点で。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-15 17:35:34) |
1131. 運動靴と赤い金魚
《ネタバレ》 マラソンのごぼう抜きは燃えた。短距離と違って長距離は精神力も重要、妹思いの優しいアリを見ていると心が洗われる。そしてラストがなかなか面白い。一等になってしまいモジモジしてるアリと、三等じゃなかった事を感じ取った妹のザーラ。金魚のくだりを抜けばこれでENDだけど、その後の二人の笑顔は想像できる。あえてその部分を描かないのは賛否ありそうだけど、なかなか粋だと思った。ちょっと分からなかったのがイランの学校の仕組み、男女が重ならないようになってるらしいけど、それは説明してくれないと困る。また男子用の靴(三等景品)と女子用の靴を取り替えてもらうという発想はあるのに、運動着(一等景品)を売って靴を買うという発想は出てこないのね・・・。記念撮影で下を向くアリにこう言いたかった 「喜んでいいよ・・・」 [DVD(字幕)] 8点(2010-10-13 18:19:12) |
1132. ルームメイト(1992)
ブリジット・フォンダが魅力的、そしてそのフォンダにどんどん似てくるジェニファー・ジェイソン・リー。一瞬、これはどっちだっけ?と思う場面さえあった。怖い怖い。終盤やりすぎで少々馬鹿っぽくなってしまったが、及第点はクリアだろうか。犬が死んでた時は背筋が寒くなった。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-12 19:45:46) |
1133. ギルバート・グレイプ
《ネタバレ》 よく考えたら雰囲気映画なのかもしれない、それでも2時間があっと言う間で最後は清々しかった。田舎は良い。夕焼けが綺麗~とか、そういうのもあるけど、大型スーパーに客を奪われ閑散としている商店の通りも味があって好きだ。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-12 19:43:44) |
1134. お熱いのがお好き
《ネタバレ》 なんと楽しい映画だろう。汽車の中での話はちょっと長く感じたが、後半のたたみかけるような展開は見事。最初はお金に魅かれていたシュガーがそんな事は関係なくこの人が好きだと気づいて、最高のハッピーエンドを見せてくれました。そしてオズグッドの例の一言には思わず手を叩いた。傑作だな~。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-10-06 23:54:55) |
1135. スミス都へ行く
《ネタバレ》 強大な力に屈し、田舎に帰ろうとしていたスミスに戦う意味を説いて、知恵を与えるサンダース。議員と秘書の関係を超えて2人は戦友になるのだ。と、ここまではとても良かった。いよいよ議会での戦いだが、これが意外なことに牛歩戦術系のもので、スミスがボロボロになっていることもあり痛快な逆転劇とは思えなかった。ペイン氏が根っからの悪人じゃないことは分かっているわけでオチは読めます。となると、そこに至る過程が最も重要だが、やや期待外れでした。 [DVD(字幕)] 6点(2010-10-06 20:41:36) |
1136. パプリカ(2006)
説明不足。わからないことや納得できないことが多くて、イマイチ話に入っていけない。少なくとも夢の世界と現実の世界が繋がる事に関してはひとつも納得いく説明をもらっていない。魔界と人間界を繋ごうとした仙水さんの方がよほど現実味がある。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2010-10-05 18:06:23) |
1137. ザ・コンテンダー
《ネタバレ》 ハンソン議員を追及していくラニヨンのやり方は汚いものだが、その割りに大統領がラニヨンをはめた時も嬉しい気持ちは湧かず、ただただ「汚い」と思うだけだった。ハンソンが副大統領にふさわしいかどうかより、アメリカ政界のドロドロとした攻防が見所だ。最後は綺麗にまとめようとしているが、この映画は別にハッピーエンドじゃなくても良かった気がする。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-10-05 18:01:33) |
1138. マッドマックス
《ネタバレ》 わりと面白かったですね。欲を言うなら、リーダー的なヤツはもっと苦しめて殺すべきだった。相棒殺され、奥さん重傷、赤ちゃん助からずじゃやりきれない。 [DVD(字幕)] 7点(2010-10-04 19:06:09) |
1139. 野のユリ
《ネタバレ》 だんだんと教会が作られていくのは自分のことのように嬉しかった。-1点はもちろん院長の厚かましさにです。この人が改心してればな~・・・ [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-09-29 21:21:15) |
1140. 湖のほとりで
特に盛り上がるような場面はなく、ただただ捜査が進んでいく。いかにも怪しげな人が数人出てくるが、謎解きを楽しめるような作りでもない。こうなってくるとよほどの真相でない限り、一発逆転とは行かないわけだが、「08年度イタリア・アカデミー賞史上最多10部門独占」という堂々たる宣伝文句だし、きっと何かあるんだろうと思っていた。しかし結果は残念なものでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-09-29 21:18:40) |