1141. ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版
アヌビス三部作の第2章にして、いわずと知れたゾンビ映画の最高傑作。この他にもディレクターズ・カット版やダリオ・アルジェント版などと色々なヴァージョンがある非常に珍しい映画。人によって、好きなヴァージョンが異なり、それぞれのヴァージョンも、語られる内容は大体同じだけれど、微妙な所が違うので、機会があれば見比べることをお勧めします。話を映画に戻しますが、この映画は本来、ゾンビ達による恐怖を描いたものではなく、極限状態の人間の心理を描いた話なので、他の映画とはまた一味違うものになっています。ホラーとしても映画としてもとてもいい作品なので、是非色々な人に見てもらいたいと思います。点数は、本当は10点の映画なんですけど、僕は完全版のほうが好きなので今回は少し落として9点にしたいと思います。 9点(2004-02-06 19:16:47) |
1142. バトル・ロワイアルⅡ 鎮魂歌
《ネタバレ》 1作目を通常編、特別編、外伝と見て、DVDまで買ってしまい、ほぼ乗りかかった船状態だったので見た。前作が、友達との殺し合いの中、人を殺して生き残る事の虚しさや友情の大切さなどを描いていたのに対し、今回は趣旨が変わり、戦争の無意味さや生き抜くことの辛さを描き出してると思う。七原については、前作で「俺たちの戦いはこれからだ」といっているし、典子を必死で守るうちに何かが吹っ切れたんだと思うので、違和感は特に感じなかった。それよりも不自然なのはシオリ。前作であんなにキタノオジチャンをうざそうにしてたのに「七原~!!」とか言って復讐心むき出しで、お前なんか違うだろ!?と思わず突っ込みたくなってしまった。それにBRⅡ。わざわざゲームにしなくてもお前ら大人が最初から行けばいいだろが!!そしてRIKI先生。「今日はちょっとみんなに戦争をしてもらいます。みんな張り切って戦いましょう!!」ヒートアップしてんのはあなただけです。しかもラストはラグビーのユニホーム。熱血先生ですねぇ~。しかし俺の中での1番はやっぱりキタノオジチャンだぁな。とまあ、ツッコミを入れるならいくらでも入れられそうなんですが、とりあえず、伝えたい趣旨はちゃんとあることと、2時間ちょっと退屈せずに見れたこと、細かなツッコミ料とキタノオジチャン、そして、惜しくも永眠なさった深作監督に追悼の意を込めて、前回同様8点を献上したいと思います。 8点(2004-02-06 19:14:01)(良:1票) |
1143. バトル・ロワイアル
原作は読んだことがないので比較は出来ないんですが。面白かったです。皆さん結構原作と違うって非難してるみたいですね。その件については、前に誰かが言ってたように、映画と原作は別物なんですよ。映画化するにしたがって、その人個人のイメージの塊である小説をそのまま映像化できるわけないんです。赤の他人なんですから。イメージが崩れると思っている人は始めから見なきゃ良いんです。さて、映画のほうですが、テーマは“生”(と、俺は思います)。極限状態での、必死に自分たちが生きているという証拠を探している若者たちの様子が良く描けていると思います(人間は死の淵に立って初めて生きてると実感するものです)。ある者は生に執着し、またある者は人間の尊厳を守り抜いて自ら命を絶つ。BR法というのも、一見非日常的なものですが、その中に含まれた、腐敗する政治、多発する少年犯罪などといったものが、今の社会を風刺していると思います。これだけで見ると、結構壮大な意味を持った映画に思えますが、実際に見て見ると、違う意味で面白い所が沢山ありました。キタノが投げたナイフが見事女子生徒の脳天にヒット!ブリット(荒野の七人)も真っ青だね、というようなシーンを筆頭に、「メガネ君、狙いが定まってないぜ!」「おいおい、ちゃんと狙えよ」「殺す度胸もないくせにボウガン向けてんじゃねぇよ!何が大丈夫?だ!ボケが!!」と思わず突っ込みたくなるようなシーン満載でした。でも一番のシーンは撃たれてんのに平然と起き上がるキタノ。ゾンビか?殺し合いのシーンも、殆どの連中がプッツンしてて、正に“21世紀の精神異常者”といったところですか。そらいきなり「ちょっと殺し合いをしてもらいます」なんて言われたら誰だっておかしくなるさ。スパス片手に七原達をリードしていく川田、装弾数無視してウージー撃ちまくってる桐山共々カッコよかったな(しかし俺的に最高なのは千草だな!)。ラストも、皆さんあんまりだとか言ってますが俺は良かったと思います。この先どんなことが起ころうと、精一杯生きていこうという希望が感じられました…と、あまりにぐだぐだと長話してしまったのでこの辺で… 8点(2004-02-06 19:11:53)(良:1票) |
1144. ショート・サーキット
最初、2を見て興味がわき、見ました。2共々好きな映画です。 8点(2004-02-06 19:09:26) |
1145. ショート・サーキット2 がんばれ!ジョニー5
小学校の頃父親が見ていて、とても面白いと思ったので早速ビデオ屋に行って2作一緒に借りた覚えがあります。いやぁ、好きな作品です。前作で心があるということが証明されたジョニー5が、今回は都会に行った友人を助けに行き、そこでさまざまな人と出会い、最終的に市民として認められるまでがコミカルに、そして時に感情的に描かれています。警官に手錠を掛けられ、警察署で一人本を読むジョニーは本当に可哀想に思えたし、ラストの1シーンは自分の事のように喜びました。1作目共々大好きな作品です。 8点(2004-02-06 19:08:55) |
1146. ブレイブハート
1枚買ったら1枚タダのDVDシリーズで【キャプテン・スーパーマーケット/死霊のはらわたⅢ】の“おまけ”としてもらったという、なんかちょっと間違った買い方をした本作ですが、作品は言わずもがな、おまけなんてモンじゃないです。冒頭の切り立った山々を飛び越えるようなカメラの映像から、この作品の雄大さが伝わってきました。美しいまでの自然とその映像を織り成す音楽、壮絶の一言の戦闘シーンなどは圧巻です。最近のスペクタクル巨編は少し不安だったんですが、これはそんな不安を見事に消してくれた作品でした。 8点(2004-02-06 18:54:51) |
1147. ロジャー・ラビット
いかにもアメリカ人が喜びそうなドタバタコメディですね~。ある意味トゥーン(アニメ)の裏事情なんかも知れて面白い?みたいな感じです。子供向けとは思うんですが意外にストーリーはしっかりしてると思いますよ。しかしやはりこのノリについていける人とついていけない人がいるのもうなずけます。僕?それなりには面白かったですよ。 6点(2004-02-05 02:43:13) |
1148. ブレードランナー/ディレクターズカット<最終版>
人間そっくりのアンドロイド(又はA.I.)が感情を持って人間に反旗を翻すという今となってはSFの古典のような作品だけど、公開当時は物凄い先を行ってるストーリーに観客が付いていけなかったらしいですね。最終版しか見てないのでどのような変更点があるかは良く分らないですが、リドリー・スコットの近未来の映像とハリソン・フォードの演技がとてもいいです。しかし、レプリカントも悲しい宿命を背負ってるなと少なからず同情しました。特に最後が… 6点(2004-02-05 02:39:27) |
1149. 地獄墓地 死霊のうめき
《ネタバレ》 見るからにソソられる題名、パッケージ、そして「耳にこびり付く怨みの声」「全米のホラーファンから熱狂的支持を受けながらも今まで決して見ることの出来なかった作品が遂に日本上陸!透明ゾンビが、女を襲う!」というスバラシイ宣伝文句!見る前から相当期待が高まります。そしていざ見てみたら、これが期待を裏切らない位スバラシク“駄目”な作品でしたぁ~(笑)なんてったって透明ゾンビ!劇中じゃ透明人間(!?)といってますが、どッからどー見たってただのゴリラ(マジ)!しかも最後の10分程度しか出てこないっていうなんともスバラシイ演出!勿論地獄墓地も怨みの声も出てきません(女の襲うシーンは出てきますが…)いや~なんか、久しぶりに面白い(ある意味)作品を見た気がしました~。いや~映画って、ホントに面白いモンですねぇ~。 2点(2004-02-05 02:31:14) |
1150. リング(1998)
公開された当初、友達は怖い怖いとみんな言ってました。「そんなわけない」と思い見て見たら……………やっぱり怖くなかった。むしろどこで怖がれと?残念ながら俺にはちと物足りなかったな。 5点(2004-02-03 02:21:18) |
1151. 呪怨2 (2003)
劇場の大スクリーン&大音量で見たせいか、前作よりはマシにはなっていたが、どうにも効果音がでかすぎて、映像による恐怖を感じるよりも効果音でびっくりすることのほうが多かった(と、いうか後ろで見てた女の子たちの叫び声の方が怖かった…頼むから椅子を蹴らないでくれよ…)。そして、この作品の最大の鉄則である“呪いを受けたものは必ず死ぬ”のせいで、「ああ、またコイツも死ぬのかぁ~」とマンネリ化してくる。監督のコメントで、リングなどでは見えない恐怖が売りだったので、この作品はとことん見せる恐怖を目指したといっているが、本来恐怖とは見えないから怖いのであって、その対象をデ~ンと見せられても別段に怖いとは思えないのではないだろうか?しかも、怨霊の形相が“死霊のはらわた”のような顔面白塗りで、ガク…ガクガク…と見るからにガン飛ばしてるようにしか見えないから、恐怖感じるよりむしろあきれてしまった(実際、見てる時に「だから何?」と思わず突っ込みを入れてしまった…)“死国”や某ゲームの“パメラ”(わかる人はわかるでしょう)のような可愛い幽霊ならまだしも、こんな連中に絡まれてもねぇ…うれしくないし…観客の反応は結構怖いといった感じだけれど、ホラー映画に慣れてる人にとっては少し物足りないと思う。とはいえ、とりあえず劇場に足を運んでもそれほど肩透かしを食らうようなものでもなかったので、今回はこのくらいの点数で。 5点(2004-02-03 02:04:13) |
1152. スパイキッズ
この作品といいジェームズ・ボンドといい、なんかスパイじゃない気がするんですが…だって隠密行動しなきゃいけないのに敵に堂々と見つかるってありえないでしょう!…と、ここまでは作品の批評、感想とは一切関係ありません。えー、見た後の感想ですが、面白かった。ストーリーとかスパイ・ツールとか突っ込みを入れればきりが無いけど別に気にならない。子供向けの映画だとかって言われそうだけどあえて言わせてもらえば「子供向けでどこが悪い!!」まぁ、俺がまだ子供って言うのもあるかもしれないが要は感じ方の問題でごんすよ。歴史的名作などが好きな人(まあ、俺もそのうちの1人なんですけどね…)は恐らくはクズ映画とか思うかもしれないけど、たまには息抜きもいいんじゃないでしょうか?? 7点(2004-02-03 02:01:26) |
1153. バグダッド・カフェ
《ネタバレ》 僕はこういうロードムービー、ヒューマンドラマが大好きです。砂漠のど真ん中にある寂れたカフェ。そこに一人の女性がやって来ることによって徐々にそこに温かみが戻ってくる。砂漠ののどかな風景と心地よいBGMが一層この映画に温かみを加えています。初めは、ラストに少し不満があったんですけど、良く考えたらあれこそ最高の終わり方です。もしあそこでイエスといってしまったらこれまでの作品と同じ殆どマンネリ化した作品に成り下がっていたでしょう。久しぶりに良い映画に出会えました。 8点(2004-02-03 00:36:08) |
1154. 恋はデジャ・ブ
て…点数高い…少し驚き…同じ日を繰り返し繰り返し送るため同じシーンが何度も何度も出てきて、最初は戸惑っていた主人公も段々その世界に順応していくという展開は面白いんだけど、恋愛面の方に少し深みが無い。そこが少し残念だった。最後に、明らかにこれはデジャ・ヴの域を越えてるよ… 6点(2004-02-03 00:29:00) |
1155. エヴィル・エド
題名(Evil Ed)にAとDをプラスするとEvil Dead=死霊のはらわたになるってところが面白いですね。これだけだったら偶然の一致のようにも思えるんですけど、劇中にサム・キャンベルなる人物(サム・ライミ+ブルース・キャンベル)が出て来たりステディカムのような移動シーンが出てくるところから考えると明らかにパロったとしか思えませんね。しかし残念な事にこの映画イマイチノリが悪いんですよ。なんかの映画の予告編で見たときは結構派手だな~と思ったんですが、実際はあまりそうでもないんですよ。もう少し壊れてくれればスプラッタの中でもかなりカルトな作品になったと思います。 3点(2004-02-02 00:19:45) |
1156. ウェディング・プランナー
所詮僕はただのボンクラなので充分楽しませてもらいましたよ~。特に石像のシーン(笑)それにしても、マッシモは良い奴だ!! 8点(2004-02-02 00:10:34)(笑:1票) |
1157. エクソシストの謎
リンダ・ブレアは自分を貶める為にこの作品に出演したんだろうか?と思いたくなってしまう。相変わらずのインチキ邦題も、【エクソシスト】のリンダ・ブレア主演ってことで付けられたんだろうけど、実際にエクソシストなんてどこにも出てこないばかりか関連性ゼロ。ほぼ定番の設定で斬新な映画を作るなんてことはよっぽど才能が無ければ無理。本当に退屈であります。そしてそんな映画のラストで、リンダ・ブレアはジェイソン・ミラーの代わりに自ら窓を突き破るのであった… 3点(2004-02-02 00:06:56) |
1158. 15ミニッツ
後半あたりからどんどんストーリーが崩れていくのは苦笑するしかありませんでした。デ・ニーロはいい演技してたと思うんですが他が…結局この題名は15分だけ有名になるって、それだけの為につけられたんでしょうか? 5点(2004-02-01 23:56:27) |
1159. レジョネア 戦場の狼たち
ええと、宣伝で散々云ってた“スーパー・ヴァンダミング・アクション”とは、いったいどれの事でしょうか?早く見せてください…え?これが!?またまたご冗談を!全然スーパーじゃ無いじゃないですか!もうこれだから宣伝は信じられないのさ。 4点(2004-02-01 23:53:44) |
1160. 荒野のストレンジャー
私の中での西部劇の最高傑作は【駅馬車】なんですが、この作品もそれと比較してもなかなかいい出来だと思います。なんたってイーストウッド。あまり彼の作品は見てないので偉そうな事は言えませんが、彼の扮する流れ者があまりにも傍若無人な振る舞いをしますがなかなか憎めない存在ですし、ガン・ファイトも格好良いです。関係ないですが、この題名、荒野のストレンジャーよりも荒野の流れ者の方がしっくり来るような気がするんですが、それは私だけでしょうか?? 7点(2004-02-01 23:50:03) |