1141. レイニング・ストーンズ
《ネタバレ》 ケン・ローチ監督の作品はシビアな結末が多いんですが、この作品のラストは暖かい感じでホッとします。(警察が来たときはちょっと嫌な予感がしましたが、思いっきりハズしてましたね。) しかしまあ、出てくるおっさんのダメっぷりが他人事には思えず、見入ってしまいました。とにかく可愛い娘の晴れ舞台を盛大に祝ってやりたい、でも何をやっても上手くいかない・・・・・そのもどかしさがとても伝わって来ました。(それだけに、あのラストで良かったなと思います。) [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-11 18:20:36) |
1142. TATTOO[刺青]あり
学生時代「破滅―梅川昭美の三十年」という本を読み、この事件や犯人に関心を持ちこの映画に出会いました。とりあえず、この犯人はどうしようも無い奴だし、彼の犯した犯罪は死を以ってしても償えない位の酷い行為ではあることは間違いありません。ただ、それだけでは済まないものを感じたのも事実です。ラストにながれる宇崎竜童の「ハッシャバーイ♪」が今も口ずさんでしまうほど印象に残っています。 [ビデオ(邦画)] 7点(2007-01-09 19:29:24) |
1143. グリーンマイル
《ネタバレ》 時間の長さを全く感じさせない面白い作品ではありました。ただ、この映画、スーッと入ってくるんですが、なかなか消化することができないんですよね・・・・。いろいろ考えさせられるんですが、深いです。 [地上波(吹替)] 7点(2007-01-09 19:16:17) |
1144. 大地と自由
《ネタバレ》 ファシストとの戦いよりも味方同士の戦いが主になっていてやるせない気持ちになりました。とりあえず意見の相違は脇に置いて、対ファシストで一致団結しなければならないのに、味方同士で主導権争いをしていてどうするんだ!って感じです(せっかく世界中から義勇兵が駆けつけているというのに・・・・)。 スペイン内戦は、ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」を読んで関心を持っていたので、非常に興味深い作品でした。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-08 17:54:21) |
1145. パリは燃えているか
《ネタバレ》 「花の都」パリが、もしかしたら消えていたかも知れなかったとは・・・・・。コルティッツ将軍の英断を讃えたいですね。 映画としてというよりは、ドキュメンタリーをみるような感覚で観てしまいました。最後のヒトラーの「パリは燃えているか?」の叫びがとても印象的でした。あと、音楽が素晴らしかったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-06 20:44:19) |
1146. 中国女
《ネタバレ》 非常に政治色の強い作品ですが、とにかくファッション・音楽・セット全てが洒落ています。セリフとかは時代を感じさせるんですが、それ以外の部分は今見ても鮮烈で格好いいです。 内容的には、電車の中でのテロを計画している学生とそれを諫める先生(?)の会話が印象に残りました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2007-01-03 23:01:03) |
1147. SWEET SIXTEEN
《ネタバレ》 もうとにかくやるせないとしか言いようが無い作品ですね。本当に、厳しい現実を淡々と描いていて「社会が悪い、環境が悪い・・・・・本当にどうすれば良いのか」と非常にいろいろな事を考えさせられる映画でした。特に、まだ幼さの残る15歳の少年が主人公ということが、この悲劇的な状況を浮き彫りにしていますね。(イギリスだけの問題では無く、日本でも起こり得るテーマだと思います・・・・・・) [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-25 13:49:54) |
1148. 炎のランナー
ユダヤ系の主人公の「(ユダヤ人は)水辺には行けるが水は飲めない」というセリフが非常に印象に残りましたね。差別というものを伝えるのに、非常に的確な比喩だと感じました。 後は、あの素晴らしすぎる主題歌の印象があまりにも強すぎてストーリーの印象が余り残らなかったのが正直な感想です。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-18 17:27:50) |
1149. フーリガン(2005)
イギリスのフットボール文化に興味がある人にとってはとても楽しめる作品です。まあ、内容は、基本的にイギリスのヤンキー映画(ただ、登場人物のほとんどが社会人ですが)なのでフットボールに興味が無くても十分楽しめると思います。まあ、ちょっと残酷な部分もあって決して楽しい話では無いですが・・・・・。(ただ、これがアメリカだったら銃が出てきちゃうんで、もっと凄惨な話になってしまうんでしょうけど。) ウェストハムのサポソン「I'm forever Blowing Bubbles」が良かったですね。 [DVD(字幕)] 7点(2006-12-17 18:38:24)(良:1票) |
1150. 明日へのチケット
やはり、サッカーファンとしては3話のセルティックサポーターの話が一番印象に残りましたね。最後にローマのサポーターが出てきた時はちょっと感動しました。 1話目(女優さんの大人の美しさが印象的でした)と2話目は何となく巨匠の映画という感じがしたんですが、いきなり雰囲気をガラッと変えてしまうとは恐るべしセルティックサポーターという感じですねw [映画館(字幕)] 7点(2006-12-10 23:13:49) |
1151. リフ・ラフ
《ネタバレ》 ノー・フューチャーというか閉塞感に満ち溢れている作品でしたね・・・・。何というか、将来日本でもこうなってしまうような気がして不安になってしまいました。 ただ、イギリスの建設現場の様子なんて滅多に見る機会はないので興味深かったですけど。(まあ、凄い現場ではありましたが・・・・日本では考えられません) あと、スーザンの歌う「Always On My Mind」「 With a Little Help from My Friends」が下手なんだけど、凄く良かったです。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-09 20:57:09) |
1152. マイケル・コリンズ
この作品を見て、初めてイギリスとアイルランドの関係を知りました。しかし、死んだときは32歳だったんですね・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-12-06 17:58:09) |
1153. グッドナイト&グッドラック
「もしテレビが娯楽と逃避のためだけの道具なら、もともと何の価値もない。」というエド・マローの言葉は、スポンサー第一で視聴率に一喜一憂し、安易なバラエティ番組と報道番組とはとても言えないニュース・ショーが氾濫している日本の民放テレビに捧げたいですね。 しかし、50年近く前から警鐘が鳴らされているのに進歩が無いんですね・・・・・(まあ、我々の方でも情報の取捨選択をしていかなければならないんでしょうけど・・・・)。 [DVD(字幕)] 7点(2006-11-26 21:45:07) |
1154. 復讐者に憐れみを
《ネタバレ》 復讐が復讐を呼ぶ・・・・とても哀しい物語でした。暴力描写の生々しさが、復讐の連鎖の不毛さ、虚しさを強く映し出しています・・・・。 筋書きは非常に良くできています。ただ、非常に後味は悪いですが・・・・・。 最後に自らの復讐をとげたソン・ガンホが逆に復讐され「なんであんな小娘のために・・・」とつぶやきながら息絶えていくのが、非常に印象的でしたね・・・・・。 [DVD(吹替)] 7点(2006-11-19 20:53:31) |
1155. ヴァージン・フライト
《ネタバレ》 ちょっと生々しく感じる部分はありますが、切実なテーマをさりげなく、そしてちょっとシニカルに描いていて面白かったです。ヘレナ・ボナム・カーターの熱演が光りましたね。本当に、爽やかな気持ちにさせてくれる作品でした。 しかしまあ、ジゴロの費用2,000ポンド(40~50万円くらい)のために銀行強盗は、ちょっとヤケ気味ですね・・・・・。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-11-09 12:52:57) |
1156. 地球は女で回ってる
《ネタバレ》 架空の作家の過去の作品を映像化していくという発想は面白いですね。最後には、自分が生み出した登場人物たちに祝福されるというのも中々ユニークだと思いました。是非「Deconstructing Woody」を見てみたいですね。 しかしながら、ずっとピンボケしたまま映っているロビン・ウィリアムスには爆笑してしまいました。(こんな役もやってたんですね・・・・) あと、ひたすら女性が汚い言葉で罵倒しまくりますので、そういうのが不快な方は見ない方が良いと思います。(逆の方には超オススメですw) [ビデオ(字幕)] 7点(2006-11-04 20:36:24) |
1157. 県庁の星
《ネタバレ》 スーパーでの場面はとても面白かったです。官・民それぞれが抱える問題点を上手く補完していく様子が良かったですね。コメディではありますが、結構ためになりました。(ちょっと、スーパーの弁当を買うのが怖くなりましたがw) ただ、それ以外のプロジェクトにまつわる描写が非常に浅いというか、陳腐なものだったのが残念です(もう、議会でのシーンなんて見てられませんでした・・・・・。)。 まあ、主演が織田裕二 と 柴咲コウなんで安心して見れる作品ではありました。 [DVD(邦画)] 7点(2006-10-23 11:21:26)(良:1票) |
1158. ニューヨーク・ニューヨーク
《ネタバレ》 ストーリーとしては、男と女が出会い・別れるという至極シンプルなものですが、とにかく音楽の素晴らしさが光る作品でした。ライザ・ミネリの歌唱力・存在感に圧倒されました。 [ビデオ(字幕)] 7点(2006-10-21 18:57:50) |
1159. タナカヒロシのすべて
はじめに、鳥肌実主演ですが、過激な演説シーンは一切出てきませんのであしからず。 しかし、結構30代独身の身にとっては切実なストーリーでしたね。なんというか、いろいろ考えさせられる作品ではありました。(コメディの形はとってますけど。) [DVD(邦画)] 7点(2006-10-15 20:36:23) |
1160. 野獣死すべし(1980/日本)
《ネタバレ》 もう、優作の狂気を孕んだ演技が全てですね、この作品は。(小林麻美なんてほとんどオマケみたいな感じだし) 学生時代良くモノマネをしたのを思い出します。(リップ・ヴァン・ウィンクルの話とか) しかし、何人殺してんだ?と突っ込みたくなる程人が殺されていきます。もう今じゃこんな作品作れないんじゃないですかね。 [DVD(邦画)] 7点(2006-10-02 10:53:04) |