101. 死に花
評価悪くないですね。でもひとえに、役者の力ですね。僕もテレビドラマ程度には良いですが、映画としての深みまでは到達していない感じがする。つまらないわけではないけど、心にも沁みなかった。 [地上波(邦画)] 5点(2006-12-02 22:55:44) |
102. I SHOT ANDY WARHOL
私もウォーホールがらみということで『バスキア』の方も見たのですが、ウォーホール役はボウイの方が圧倒的によかったです。今作でウォーホールを演じるジャレット・ハリスはあのリチャード・ハリスの息子だそうで、親父ほどのキャラの良さはないような…。しかし、この映画は、どこまで実話なのでしょうか。とにかく主人公ヴァレリーのエネルギッシュなフェミニストぶりには吐き気がします。見る人が見るとなかなかの名作なのでしょうが、私はフィルムの質感も含めてアンダーグランドな感じが、どうも好きになれませんでした。ただ、ウォーホールがいた当時のアメリカ文化を垣間見るにはとてもよいテキストです。『バスキア』と合わせて、お好きな方はどうぞ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-10-04 17:48:55) |
103. バスキア
こういった伝記ものはよっぽどうまく作らないと、事実にかなわない。そこそこおしゃれなつくりだが、後半の展開がポヤポヤでまだ終わらないのかという感じで、やたら長く感じた。しかし、『アイ・ショット・アンディ・ウォーホール』といい、結構、ウォーホールってヤナやつだったんだなあと、当時のアメリカの美術界を垣間見るにはいい映画です。お好きな方はどうぞ。 [ビデオ(字幕)] 5点(2006-10-04 17:17:33) |
104. 二重スパイ
あまりの評判の悪さに、気になっていたにも関わらず、観る機会を失ってしまった。テレビでやっていたので観たのだが、マックスに期待していなかったおかげで、楽しく見てしまった。何はなくとも、ハン・ソッキュの演技が素晴らしかったと私は思う。二重スパイという役を、映画観る前から設定バレバレの状態で難しい立場の中で抑えた渋い演技は、いまだ騒がれ続ける微笑みの貴公子に比べれば、演技力的に数段上のような気がした。皆さんの辛口評を読むとおっっしゃる通りで確かにストーリーは凡庸、見せ場地味、「シュリ」と比較してがっかりではあるが、韓国・北朝鮮の南北問題に興味のある人なら、安企部ってこんな感じ?とか、北朝鮮スパイってどうやって韓国に潜入したの?などという興味を、ちくちくと刺激してくれる映画である。 [地上波(吹替)] 5点(2006-05-31 11:25:58) |
105. ハード・ウェイ(1991)
確かに思ったより楽しめます。上映時はかなり不発だったようですが。マイケルのハリウッドスターぶりは、当時のマイケル自身の人気とかぶって、どこかアイロニーを感じます。マイケルはよくこの映画に出たなあ。 [DVD(吹替)] 5点(2006-03-13 17:56:22) |
106. チェンジ・オブ・ハート/天使が舞い降りた街
学生時代「聖エレモス…」などで青春アイドルだったアンドリュー・マッカーシーにつられて見た。演出はかなりかっこ悪い。しかし、「養子縁組斡旋」という題材は、実に考えさせられるテーマだった。アメリカじゃ養子縁組って盛んに行われているらしい。それも、中国人などの東洋人の子を現地まで行って人買いのように連れてくるらしい。実際、映画の中で出てくる赤ちゃんも東洋人だった。そんな赤ちゃんにブリタニーとか名前付けるあたりが奇妙で笑えた。実際もこんな感じなんだろうな。アメリカ人はいったいこの子の本当の親は誰?とか気にしない人々なのかな?人の親としては、その辺考えさせられました。映画の結末は、いかにもアメリカ的でガッカリした。ってここまで言うとネタばれかしら…。 [地上波(字幕)] 5点(2006-03-07 00:26:11) |
107. ファム・ファタール(2002)
《ネタバレ》 この監督は基本的には、エロ系B級監督なんだよなあ。そう思ってみれば、壮大な夢オチも納得できるでしょう…。 [地上波(吹替)] 5点(2005-12-18 00:20:00) |
108. イグジステンズ
マトリックスと同じ年に公開された映画だったんですね。まさにクローネンバーグ版マトリックス。エグイ映像表現は独特ですね。 [地上波(字幕)] 5点(2005-10-31 16:40:41) |
109. 突入せよ!「あさま山荘」事件
長野県警のあの描き方は、ひどすぎるだろう。県警から文句は来なかったのかね。またストーリー的に警察側の見方のみの非常に一方的なところは、警察官僚が描いた原作から考えればある種のリアルさ(あの事件における警察官僚の見解)を感じるが、この右極化する時代にこれを映画化することに薄ら寒さも感じる。作りもいかにも日本映画、もっとスケールの大きな演出は出来なかったのか。これがリアリティなのか。よくわからない。 5点(2004-09-13 18:49:37) |
110. オルランド
バージニア・ウルフってこんな物語を書く人なんかいとびっくりしました。ティルダ・スイントンが非常に美しく、奇妙な物語も彼女の魅力で最後まで引っ張られました。ある種のSFでしょうか。 5点(2004-09-13 18:36:45) |
111. PARTY7
鮫肌があまりにもだめだったので、まったく期待していなかった。しかし、意外にもかなり楽しめた。前作は、原作への思い入れが強かったために、受け入れられなかったのかと思ってしまうほど、笑えた。特に、バラバラだった登場人物が、壁一枚隔てて、つながった瞬間は、まいった。過去話とのカットバックも非常に効果的。『茶の味』が楽しみではある。 5点(2004-08-30 13:20:44) |
112. ブリジット・ジョーンズの日記
レニーの不細工さ加減にびっくり。さすが演技は俳優。30女の焦りが非常に良くわかった。 5点(2004-08-09 17:51:46) |
113. ベティ・サイズモア
レニー・セルヴィガーの魅力だけでもった作品。キャスティング間違えると、間違いなく途中で席立ってたね。 5点(2004-08-08 21:38:50) |
114. 気まぐれな狂気
まったく期待せずに見て、びっくりした。ギャロが出ていたのね。はっきり言って展開が読めるのでそれほど面白くはない。ボニー&クライドのギャロ版と言ったところか。ただ、巻き込まれた一般人がどんどんワルに染まっていく様は、ああこうやって人ってダメになっていくのねぇという感じで感慨深かった。 5点(2004-06-28 11:35:18) |
115. パラサイト
ロバート・ロドリゲスはこういうのも作れるのねって感じ。つまらなくもなく、面白くもなく。 5点(2004-06-21 17:33:43) |
116. ナインスゲート
ポランスキー作品の中ではいまいちの方ですね。ジョニーデップのキャスティングといい、艶かしいストーリー展開といいは、いつもどおり小気味良かったのに、ファンタジーチックなオチは意外とあっさりしていて、もうこれでお仕舞いなの?という感じでした。 5点(2004-06-01 15:16:17) |
117. 楽園の瑕
これ、中国人がみると意外に面白いと思う人もいるらしい。やばり武侠片という中国人チャンバラの独自の世界観なのかしらん。でも、どうみてもストーリーは破綻している。それはひょっとするとドイルの映像に惑わされたカーワイがストーリー度外視してかっこいい画だけでつなげようとか考えちゃってんじゃないの。カーワイ=ドイル作品の中でも飛びぬけて美しい映像なのでストーリーが悔しすぎる。 5点(2003-11-24 15:14:46) |
118. ウォーターボーイズ
だめだ。矢口はもっと面白いはずだ。これじゃ竹中直人のための映画だ。 5点(2003-10-28 16:13:36) |
119. はつ恋(2000)
篠原哲雄の映画はとてもキャスティングがいい。しかし、内容自体は趣味じゃないということがキャスティングにだまされて見ていつも感じる。大の男が、ガキの言いなりになって運動するか?いくら金がないといっても、ガキから恵んでもらってスーツ買うか?それを真田広之あたりがやってるとなんか惨めで見ていられない。月とキャベツ同様、まあファンタジーだね。でも、媒体違うが、大人のファンタジーなら浅田次郎みたいなのやってくれよ。これじゃ漢は間違っても泣けません。まあ、田中麗奈ががんばってるので5点献上。 5点(2003-10-28 15:41:47) |
120. フィフス・エレメント
映画館でみたときは、えらい子供じみたストーリー展開にがっかりした。映像もなんかちゃかちゃかして、きれいなんだけど安っぽい。リュック・べッソンが子供の頃考えた話だと聞いてとても納得した。しかし、なぜかテレビでやっているのを見たら、面白かったんだよねえ。テレビサイズの内容って事かな。 5点(2003-10-06 18:43:51) |