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どんぶり侍・剣道5級さんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 310
性別 男性
自己紹介    /i     iヽ
  ((/l ̄l\))
   ソ_∠ニ二ス         _,,..,,,,_
  ∠シ ,, ・ェ・ )ゝ      /・ω・ ヽ
    i つ旦とノ        l      l
    と__)_)     旦 `'ー---‐´
 
           
..__          
│足┃  /\               ∧,,,∧
│軽┃/__\            (・ω・` )    
│女┃( ・`ω・´)            / y/ ヽ
  ̄  /━∪━⊃━━<> ━(m)二フ⊂[_ノ
     し'⌒∪             (ノノノノ l l l )


  ,-======-、
  |n_j_ij__j__ji_j|
   (´・ω・) < ちょっとお待ちなさい
  ,ノ゙゙゙゙゙ハヽ、
  `~ェ-ェー'′
"""~""""""~""""""""

    _
   /;;;人  
.  /;;/ハヽヽ  
 /;;ノ´・ω・)ゞ あのお方はもしや!
 /////yミミ
   し─J
       

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101.  知りすぎていた男 《ネタバレ》 
あの場所で、後ろから頭をたたかれたジェームズ・スチュワートの顔を見て、おなかが痛くなるくらい笑った。
[DVD(字幕)] 8点(2006-10-01 00:22:02)(笑:1票)
102.  ディック&ジェーン 復讐は最高!
悪人になりきれないディックがとっても微笑ましい。犯罪は抵抗がありますけど、生きていくために、家族のために頑張ってるのがとても面白い。不況のせいでツケを負わされるのはいつも従業員で、経営トップに対する皮肉がこの映画のテーマなわけだけど、ジム・キャリー独特のオーバーアクションに抱腹絶倒です。ティア・レオーニもよくこんな女を捨てた役を受けてくれたと思います。どんなに落ちぶれても、決して離婚せず、夫を支えているジェーンがとても可愛らしかったです。仕事の取り合いっことか、移民とか、企業年金とか、アメリカ社会について知っていればもっと面白かったと思います。平均点6点だったので観るとき躊躇しましたが、僕にはツボにはまりました。下品な映画ではないし、テンポも非常にサクサクしているので気持ち良かったです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-09-30 16:22:10)
103.  サイコ(1960)
こわっ! 若人あきらみたいなまゆ毛のジャネット・リーの絶叫と瞳孔が開いた演技は絶品です。マリオンはもとより、その消息を辿る者たちを襲う恐怖、という筋書きもゾクゾクします。剥製にしても覗き穴にしても、冷静に考えるとただの物体にすぎないんですが、そこはさすがヒッチコック、白と黒の陰鬱が非常に不気味です。あの黒板をツメでひっかいたような音響も突然鳴るもんだから、「こ、こえーよ!」と、テレビに向かって怒ってしまいました。皆さんがおっしゃる通り、その後のサスペンス映画に多大なる影響を与えたというのがよーく分かりました。サスペンスとミステリーとホラーを3ついっぺんに撮っちゃうなんてスゴイ。古典だろ?なんてバカにしちゃあ、いけません。
[DVD(字幕)] 8点(2006-09-28 23:15:27)
104.  Vフォー・ヴェンデッタ
"V"が、どう見ても『こち亀』のホンダラ親父に見えまつ。
[DVD(吹替)] 7点(2006-09-26 23:29:39)
105.  東京原発
いま、電気を使用して書き込んでいます。この電気はどこからやってくるのか?考えたことなどない。トイレから流したオシッコは?考えたことなどない。しかし、どこかで循環されてまた社会に入り込んでくる。電気はたしかに必要です。でも発電所のメルトダウンは恐い。電気は必要だけど原子力発電所はいりません。あ、矛盾してる。ここがこの映画のポイントなんだ。反対するのは簡単です。大事なのは非難の矛先をどこに向けるのか、そこにあるということをこの映画は教えてくれました。あの謎の博士といい、塩見さん演ずるドライバーといい、笑かしてくれましたが、久々に、まさに映画、を観た気持ちでいっぱいです。会社の命令でしぶしぶ観に行った映画ですが、上映終了後、速攻で廊下の原発建設反対運動の名簿に署名しました。
[試写会(邦画)] 8点(2006-09-23 22:27:49)
106.  ベートーベン2
ベートーベンと3兄弟が最高です! やんちゃな2世たちをパパやママに隠れて世話するところ、心が洗われます。グローディンパパの相変わらずの災難ぶりも安心して(災難なんだけどなぁ)観ていられます。お姉ちゃんの恋愛もピュアな感じで良かったです。今回は家族愛がテーマなんだけど、へんに狙ったところがあるわけでもなく、しかし要所を上手く突いています。ついついセントバーナード犬を飼いたくなってしま、いや、世話が大変だ(笑)。ウチはネコを飼ってますが、ペットって、やっぱり家族なんだよなぁ。こういう映画を観たら、いたわりの大切さを学び、どんな子供たちもまっすぐ素直に成長すると思います。 ほめすぎと言われようが何しようが、この映画ベートーベンシリーズを断固支持します!
[DVD(吹替)] 8点(2006-08-26 21:34:23)
107.  ホテル・ルワンダ
『内政不干渉』という言葉の意味が重くのしかかる映画でした。そこの国で起こっている事態は、他国の軍人が解決してはならないという風潮。条約に基づき国連軍がいようがいまいが、民兵の暴走には太刀打ちできない。誰も助けてくれない。四面楚歌でもがくドン・チードルの胸中がつぶさに伝わります。ホテルの支配人としての職責と、一家の主としての苦悩と、公私混同することなく、敵である政府軍司令官へのワイロを、絶やすことなく、自分を捨てていく姿が、”男らしい”みたいな単純なありきたりの言葉では到底片付けらない。「この大量虐殺の映像を見ても、『まぁ、怖い』の一言で終わり、みんなまた食事に戻る」というホアキンの一言一言が非常に印象に残りました。いつもテレビでどこかの国の紛争の、空爆やらテロやらを耳にしますが、対岸の火事で終わってしまう。特に日本人は募金箱に10円玉を入れて、国際平和に貢献した気でいます。悲惨だと分かっていても何もできない無力感で、自分自身に腹立たしさを感じてしまいます。しかし、紛争の原因が、民族間の下らない偏見によるものだというのが、解決を目論むにはあまりにも根深く立ちはだかっています。おそらくナタでTutsi族の者を殺すHutu族の青年も、なぜ殺さなければならないのか分かっていないと思う。ただ周りのみんながTutsi族をゴキブリ呼ばわりしているから同調しているだけ。しかしそれが戦禍の火種となっている現実がやるせない。 最近ですと、アメリカ軍がイラクを制圧しましたが、国際平和は基より、人道的見地からも経済的見地からも果たしてそれが誰にとって良かったことなのか、ふっと考えさせられました。
[DVD(吹替)] 9点(2006-08-24 17:58:25)
108.  ナチュラル 《ネタバレ》 
能力の充実した時期に、災難のような事件で野球人生を棒にふったハブスが、自分の力で再びチャンスを取り戻していく姿が感動的で、本当に野球が好きなんだなぁという印象を持ちました。普通、成功におごりを見せて自堕落な生活をする主人公が定番なんだけど、ハブスには一種の正義感があり、たとえ買収を持ちかけられても決して屈しないところに男らしさを感じました。ロバート・レッドフォードは、古き良きアメリカ人というイメージが強いので、安心して観ることができました。商用映画というイメージが沸かないので好印象です。
[地上波(吹替)] 8点(2006-08-21 19:36:01)(良:1票)
109.  ベートーベン
声に出して笑える映画って、なかなか見つかりません。そういう意味でもこの映画、とても貴重です。とにかく笑えます。微笑んでしまいます。ほんわかしてしまいます。前半、ベートーベンがどうしようもないくらい手を焼くイヌで大笑いしてしまいます。しかし、陰でパパたちを守ってくれてる姿にホッペから微笑んでしまいます。あんなにイヌが嫌いだったパパも変わっていく姿、ベートーベンを助けに行く家族の姿を見て、ほんわかしてしまいます。他のレビュワーの方がイヌを飼いたくなってしまうと書いていらっしゃいましたが、ホントにそうですね。こういう手の込んでいない、しかし見ごたえのある動物映画、やっぱり大好きです。
[DVD(吹替)] 8点(2006-08-21 19:23:24)
110.  SWEET SIXTEEN 《ネタバレ》 
小銭を稼いできた子供が、夢のために大金を稼ごうとする。単純なことなのに、観ていてとても哀しかったです。手に入れようとすればするほど、色んなものをどんどん失ってしまう過程が、まさに抜け出せないの一言に尽きます。やってることは全て犯罪でどうしようもないんだけど、目的が…。16歳から一人前の大人ということがテーマなんだけど、15歳のうちの、どうしたらいいのか分からないもどかしさみたいなのが脚本に上手く表れていたと思います。『大人は判ってくれない』とか、『リリィ・シュシュのすべて』を観たときのような少年期の脆さがあって、後味が悪いのにとても良い映画でした。
[地上波(字幕)] 8点(2006-08-17 23:39:42)
111.  キートンのセブン・チャンス
自分は、ネクタイにぶら下がったカメで爆笑しました。笑いというのは、漫才でもコントでも芸人が笑ってるのを見ると、つられて笑ってしまう手法があります。芸人の笑い顔を、(ここは笑いどころだからここで笑えばいいんだなと)一種のサインと判断するからです。いま、エンタの神様に小梅太夫という、キートンさんと同じく”笑わない”お笑い芸人がいます。小梅太夫はキレたキャラで笑いを取ります。一方、キートンさんは、体を張ったギャグで笑いを取ります。ラスト10分のキートンさんの卓越した動きは、スタント顔負けです。笑いは、口先だけでウケを狙おうとするとスベる可能性が高いです。キートンさんのすごいところは、ここで3メートルのガケ越えをすればウケるとか、クレーンにぶら下がればウケるとか、考えることは誰でもできますが、誰がそれを実行するのかという問題に直面したとき、それを自分がやってるところです。転がってくる岩、どう見てもハリボテなんです。しかし、キートンさんが体を張って逃げるからこそ、ハリボテが本物に見えてしまうのです。胸の中にあるハラハラが、クスクス笑うことで重圧から解放される。腹の底から笑える。80年も前にこんなに偉大な喜劇王がいたことに感嘆します。
[DVD(字幕)] 9点(2006-08-07 22:37:44)(良:1票)
112.  ミッドナイト・ラン
この映画のおかげで、一般の人はデ・ニーロをとっても身近に感じることができたと思う。90年代に入って、謎の映画出演ラッシュとなり、かつての近寄りがたさがなくなり、『どんな映画にも出る俳優』のイメージがついてしまったのは残念ではある。渋くて本格派のデ・ニーロ。ゴッドファーザーの成功のおかげで、そのイメージは良くも悪くもその後、付いて回る。田村正和といえば古畑任三郎のような。あえてその個性を殺さず、チャールズ・グローディンを始めとして、モーズリ警部の登場シーンやマービンの「さのばびっち(怒)」のおかげで、コメディの新境地を開いたこの映画は、デ・ニーロにとって大きな転機となったと思う。ロードムービーは総じて良作が多い。コンビで行動するコメディも失敗は少ない。そのへんをこの時期に心得て作った制作スタッフは先見の明がある。特にこの映画、いい年したおっさん2人が真剣にバカやってるので可笑しくてしょうがない。爆笑を狙っているわけではないのに、ツボをうまく突いている。作り方がとても上手いと思います。酒場でのリトマス検査、グローディンから尋問を受けてるじいさんの顔、最高です。
[DVD(字幕)] 8点(2006-08-06 23:08:00)
113.  シムソンズ
とてもすがすがしい映画でした。試合に勝つことではなく、カーリングを楽しむことにテーマが置いてあり、分かりやすいけど爽やかな感動を与えてくれました。オニオンスープとか、牛舎でのトレーニングとか、くすっと笑ってしまうシーンも多いですが、それがひたむさにつながっており、応援したくなります。やりたいことは今しかできない、高校生らしさをつぶさに描いてありました。カーリングのルールについて、きちんと説明してくれているところも好印象です。地味なスポーツだけど、観ているひともやってみたくなる演出は心地よさがあります。やはり真の主人公は、大泉洋さんが演じるコーチでしょう。最初出てきたときはどうすんだと思ったけど、僕ら社会に出た人間からすれば、一番共感する部分がありました。
[DVD(邦画)] 9点(2006-08-03 11:59:11)
114.  ザ・ミッション 非情の掟
すごいよ、すごいよこれ! たった81分間に裏社会の掟と男たちの友情が凝縮されてる! これは雰囲気に浸る映画なんだと思う。悪のボディガードであることもさながら、拳銃で人を始末するということがどういうことかを、一人、また一人殺すごとに、あぁ、そういうことなんだ、と伝わってくる。あの紙くずでのサッカー、北野武監督の映画の影響を受けてる印象はあるけど、言わんとすることは伝わってくる。あの無口で無愛想なフェイが、タクシーの中で何度も親分に弁解する練習をするシーン、5人の友情がどんな深い絆であるか伝わってくる。だからこそ、組織の中で生きることの掟の重さも冷酷なものであることを反芻する。こんな名作が埋もれていたなんて非常に驚き。
[DVD(吹替)] 9点(2006-08-02 20:49:19)
115.  ドッジボール
夜勤明けで、帰宅途中の近所のゲオで780円で買って、グラタン食べながら観ました。おっかしー(笑)。思わず麦茶を吹き出しました。暴力シーンが妙に痛々しいけど、体当たり的な印象で面白い! 悪役の脇役なのに、ベン・スティラーの表情と妙な動きがグーd(・∀・) アスパラドリンクの「一本いっとく?」の外国人を思い出しました(たしか不法滞在で捕まったよね)。アベレージ・ジョーのメンバーもそれぞれ暗い過去をお持ちで、ドッジボール大会を通じて、アイデンティティを取り戻していく筋書きも意外に好印象でした。小学生のころやってたドッジボールとルールがちょっと違うので、本場のドッジボールについて、勉強になりました。疲れたときに、こーいうくだらない映画を観ると、仕事であった嫌なことも吹っ飛びます。よし、観るか、と構えて観る映画ではないですけど、こういうのもアリだと思いました。エッチな水着を着た女の子も出てくるし。
[DVD(吹替)] 7点(2006-07-20 18:41:01)
116.  ウェールズの山
とても心地よく、すがすがしい映画でした。村のみんなが団結して土を運ぶさま、滑稽だけど何だか自分もその列に参加したくなってしまう。たしかに丘を山にするなんて、他人から見れば実にくだらないことなのかもしれない。でも、おらが村のホコリに誓って、傷痍兵だったジョニーや敬虔なジョーンズ牧師、好き者モーガンたちが、汗水たらして頑張るさまは、賞賛に値する。アンソン演じるヒュー・グラントが、一歩下がって準主役的な演技に徹しているから、村人が主人公という、昔話としての演出が活きている。都会生活では決して味わえない、村社会の素晴らしさが、淡々だけど、よく表れていたと思います。今、教育基本法で、”愛国心”について議論されていますけど、こういう村社会のようなつながりを失いつつある今、自分の国とか、君が代がどうのこうのとかの議論は、スケールが大きくて意味がないように思いました。 バケツリレー最高!
[DVD(吹替)] 9点(2006-06-18 08:54:08)(良:1票)
117.  ギャングスター・ナンバー1
タイトルとポール・ベタニーの鋭い眼光に惹かれて観ました。狂ってる。その一語でしか言い表せない。最大の目標のフレディが全く違う方向へ人生を歩みだしたときの、老ギャングスターの喪失感たるや。あれだけ、残虐、冷酷、冷徹に組織を乗っ取ってきた若きギャングと見間違うほどの取り乱し様に、戦慄を感じます。ゴッド・ファーザー3のラストに感じた、なんとも苦い幕の引き方でした。ポール・ベタニーの刺すような、全てを敵に回すかのような目が、身振り手振りなくても体現してる。久しぶりに息がつまる思いをしました。
[DVD(吹替)] 7点(2006-06-17 14:41:35)(良:1票)
118.  サマータイムマシン・ブルース
今、観終わりました。これは文句なしに面白いw いまだにおなかが痛いw ここまで笑ったのは、シベ超以来の充実感w タイムマシンの恐ろしさを、根本的に理解していないSF研に大いにウケました。最初から小道具の全てに至るまで伏線を張りまくりでありながら、オチにつなげていく過程に全く矛盾を感じない!(ネタバレ)だって、たしかに映像に映ってんだもんw 爆笑のカゲで、実は一番驚かされたのはカメラワーク。ズーム・アップ・バック、使い方が絶妙すぎる…。ホントにこれ邦画なの!? と惹き込まれてしまう。下妻物語とかツボった人には、間違いなく最適の映画だと思います。あんまり書くと楽しみを奪ってしまいそうなので、もうこれ以上は書きませんよ。思い出し笑いしてしまう映画って、こういうのを言うんだね。キャストが地味なんで、実は最初、観るのを躊躇したんだけど、面白い映画ってのは、キャストなんて関係ないんですね! 皆さんにもぜひぜひ観て欲しい。
[DVD(邦画)] 9点(2006-06-13 20:10:36)
119.  ナポレオン・ダイナマイト 《ネタバレ》 
なんだこれわ(笑)。映画には感動を求めている僕には笑撃的でした。美男美女ではなく、オタクやエキストラに焦点を当てるとこんな面白い映画になるんだぁ。美男美女が題材だと、センスの良さ、人柄の良さ、時にはとげとげしさ、話が膨らむ。しかし、それとは母集団がちがう人間を取り扱うと、宇宙人に会ったかのような衝撃を受ける(宇宙人に会ったことはないがな)。アメリカ人に対するイメージって様々ですが、日本の高校生と比べると私服のセンスがシンプルだけど、友人関係が社交的なところとか、何よりも個性的なところに憧れを感じます。そんな社会でもオタクは異端視されるわけですが、この映画は偏見とされるその個性を”改善”するような無粋なオチを良しとせず、最後のデビーとの戯れを観ても思うに、みんなじゃなくても、誰か1人でも認めてくれればいいんじゃないの?という姿勢が感じられます。そこにどことなく人間への讃美を感じ、アメリカ人を身近に感じてしまいます。登場人物がゆるくて、とにかくゆるくて、魅力的です。草尾毅さんのムダに力強い吹替も面白い。なぜか全員ハッピーエンドになるのも◎です。一番の見所は最後のジャミロクワイの曲でのダンスでしょう。何であんなに上手いんだよ(笑)
[DVD(吹替)] 9点(2006-06-12 17:11:00)
120.  生きるべきか死ぬべきか 《ネタバレ》 
約100年に渡る世界の映画の歴史の中で、”史上最高傑作”と言われているこの映画を、ついに、ついに観ることができました! しかし、ここのHPでも平均点の高さが驚異的ですね。「あぁ、国の運命が大根役者たちに…」という悲嘆に満ちた台詞には笑いと脚本のセンスを感じます。『幸福な世界を創る』の言葉のもと、ナチズムによって統制された組織”ゲシュタポ”と、ポーランド人による反ナチズム地下組織。スパイ争奪戦をベースにした、智謀と策略に満ちたスリル溢れる作品かと思いきや、任務そっちのけで奥さんの浮気に怒り心頭のヨーゼフ!(笑)。この映画は、要人に変装するシーンが多いですが、偽ヒットラーに対してドイツの憲兵が何ら疑問を感じず、「ハイル、ヒットラー!」と連呼しているのを殊更に強調しています。”所詮、第三帝国は、ヒットラーという生身の人間ではなく、『総統』という怪物を神格化しているに過ぎない”という、アメリカの冷静な嘲笑に映ります。第2次世界大戦下での第三帝国に対する痛烈な批判は、終盤の女性ラウンジから出てきた、グリーンバークの一つ一つの台詞にあると思います。同じ人間でありながら、ポーランド人であるというだけで、蔑み、望まない死を与えるナチズムに対する怒りと悲しみ。おかげで、この映画のDVDもめでたく我が家の家宝となりました。あぁ、あと、最後に1つだけ。結局、誰もヨーゼフのことを知らなかったのね(笑)。『生きるべきか死ぬべきか』。愛すべき大根役者たちだと思いました。
[DVD(字幕)] 9点(2006-06-11 12:26:21)
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