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すかあふえいすさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 1047
性別 男性
年齢 30歳
自己紹介 とにかくアクションものが一番

感想はその時の気分で一行~何十行もダラダラと書いてしまいます

備忘録としての利用なのでどんなに嫌いな作品でも8点以下にはしません
10点…大傑作・特に好き
9点…好き・傑作
8点…あまり好きじゃないものの言いたいことがあるので書く

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101.  The Follow 《ネタバレ》 
デヴィッド・フィンチャーとウォン・カーウァイが組んだ短編「The Follow(The Hire: The Follow)」。  女性の後ろ姿、鳥の群、夜のハイウェイ、相談をする黒服の男たち、写真、標的を尾行、追跡、回想、封筒、空港、寝ている女と二人きりの夜、キスでもしようとしたが思いとどまる、目の痣?
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-04 03:29:50)
102.  素晴らしき休日(2007) 《ネタバレ》 
北野武の短編。 カンヌ映画祭で53人の監督が「3分」という制約時間で映画館をテーマに撮ったという作品の一つ。それらの作品と合わせて連続して見たらかなり面白いのだろうが、単発だと物凄く物足りない。  映画館、緑の原っぱ、道を駆けてくる自転車、見かけよりもさらに古びた館内が暗示する不安。 映画館で上映される「キッズ・リターン」の上映は度々途切れてしまう。途切れるたびに「すいませんね」という具合に謝る北野武の確信犯。煙草の数が語る待ち時間。 自転車で走るシーン、ボクシングのシーンがぶつぎり、今度はフィルムが燃えてしまう。 犬に餌をやってまた待つお爺さんの忍耐力。これがジワジワくる。  「俺たち(が出てるこの映画)もう終わっちゃったのかな?」「馬鹿野郎、まだ始まってねえよ」 すっかり夕日でえーこれで終わりかよ! 何だコレ。 怒るどころか呆れて後を去る爺さんの背中が何とも言えない。
[DVD(邦画)] 8点(2016-09-04 03:18:05)(良:1票)
103.  キャリー(1976) 《ネタバレ》 
スティーヴン・キングの原作を忠実にやりやがったホラー映画。 キングが大絶賛、本編は大惨事。 ブライアン・デ・パルマ監督がホラー&サスペンス時代に撮った怪作。  オープニングは「これポルノ映画?」とDVDケースに18禁マークがあったかどうか慌てて確認したほど思い切った映像で始まる。  前半のヒロインのいじめ問題やそれに向き合う過程のドラマはとても良かった。 ヒロインの「あの能力」も日常の中に奇をねじ込むスティーヴン・キングらしい話だと軽く受け止めていた。  ところが終盤はヒロインがとうとうブチ切れ、周辺を大惨事にしてスタコラ後を去る。 信じた人間に裏切られた絶望、自分を陥れて嘲笑う人間への怒り・・・それがキャリーのリミッターを破壊した。 キャリーの壮絶な最期も「えーっ!!?」という感じで凄まじ過ぎて受け止めきれない。  キャリーの事を最後まで思っていた友達も悪夢にうなされるし、「リング」の貞子とどっちが怖いか対決させたいくらいの映画だった。  マジで酷い映画だった(大賛辞)。 「スカーフェイス」や「アンタッチャブル」が可愛くみえるくらいのな。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-04 03:15:00)(良:1票)
104.  風と共に去りぬ 《ネタバレ》 
前半は文句なしの100点。 ジョージ・キューカー、ウィリス・オブライエン等豪華な面々が監督を引き継いでいったそうだが、それぞれがどのパートをやっているのかと注目して見て見るのも面白い。  黒人描写はステレオタイプな部分があって気になったけど、ワガママなスカーレットが一人の女性として成長を遂げていく過程が良い。 表向きは冷酷な女かと思いきや、本当は愛する男の頼みとは言え憎んでいた女性を助けてしまう心の優しい女。 「彼女を死なせたらアンタを殺してやるわ!!!」女中無能すぎバロス。スカーレットまじ良い女で泣いた。 ケバいドレス着るよりも質素な服の方が何倍もキレイだし可愛いしエロ(ry そしてクライマックスの馬車の疾走の迫力! ハワード・ホークスが撮ったんだがウィリアム・ワイラーが撮ったんだか知らんが、映画史に残る名場面だぜ。そう前半は完璧だ。  ただ後半はあまり好きじゃない。冒頭のやり取りこそ良かった。鉛玉ブチ込むスカーレットはカッコ良かった。メラニーが良い女すぎる。  ただ、いくら農園を守るためとはいえアソコまで酷い展開が出来るのだろうか。というより、内容もスピードダウンと言うべきか。少々退屈してしまった。 スカーレットが堕ちていくのに対し、メラニーは誰にでも優しかった。優しすぎた。スカーレットに助けられた恩をずっと忘れなかったんだから。 伊達男レッド・バトラーも狂ったスカーレット。  ただ、ラストのセリフには納得が行かない。「そうだ明日があるわ」 ふざけんなよと。今日の風は今日しか吹かないというのに。
[DVD(字幕)] 8点(2016-09-04 03:06:46)
105.  グラン・トリノ 《ネタバレ》 
再見。やはり何度見てもこの映画は圧倒的に面白い。  死に始まり死に終わる、葬式に始まり葬式で終わる。 今までそういう傑作は幾らでも存在したが、イーストウッドのこの作品は一味も二味も違う。淡々としているようで、あちこちに火種が転がってやがる。  物語は単純明快、「グラン・トリノ」という鉄の馬をめぐりコワルスキーの家族、タオたち、タオに因縁を付ける不良たちが絡み合うスリル。 先に手を出した奴が、負ける。  今まで散々人を撃ってきたイーストウッドが、この作品では最後まで引き金を引くか引かないか悩み続ける。  拳で殴りつけるのも銃を抜くのももっぱら威嚇であり、警告であり、盾としてだ。 往年の銃が出てくる作品でもその“警告”によって駆け引きや緊張が簡単に生まれていた。それは銃じゃなくとも刀でも、とにかく殺傷能力があれば何でも良いのだ。  ハワード・ホークス「ハタリ!」ですら威嚇とはいえ2発撃っていたが、この作品はそれをさらに進化させた側面も持つ現代の“西部劇”。様々な西部劇やギャング映画の記憶がこの作品にも息づく。  亡き妻の葬式で始まる場面。 コワルスキーは失った妻に対する思い、一方で葬式に集まるコワルスキーの家族はそんな事知ったこっちゃない、コワルスキーにもさっさと死んで貰って遺産を残しなといった態度。 子供達もラフな格好で携帯までイジりだす始末。マナーもへったくれもない、ワザとやっているかでなければ常識が無さ過ぎる。その遠因がコワルスキーの頑固さにもあるのだが。この場面だけでも、コワルスキーとその息子達との冷え切った関係を物語る。  コワルスキーとその家族の関係を掘り下げるのかと思いきや、イーストウッドはそこをバッサリと切り捨てコワルスキーとタオたちの交流と別れに物語を移していく。もうこの時点でコワルスキーの家族達は見捨てられてしまうのである。  残った愛犬と共に静かに過ごす一時。大切に愛車のグラン・トリノを磨きながら、妻も失い家族関係もあんなだ。コワルスキーは己の死期を見出し始める。 のうのうと生きて死ぬか、それとも誰かのためにすっぱり死ぬか。その選択をタオたちと出会った瞬間から彼は決め始めていたのではないだろうか。  一瞬映る勲章や写真、セリフで語られるコワルスキーの過去。散々戦場で人を殺してきた罪悪が、彼の心を閉ざしてきた。  イーストウッドはかつてドン・シーゲル「ダーティハリー」で、犯人を撃ち殺さなくて良かったという“笑顔”を見せていた。それは「本当はおまえなんざ撃ち殺しても良かったが、ちょうど弾が無くてラッキーだったな」という意味もあったのかも知れないが、どちらにせよ無益な殺生を避けられて嬉しかったのは確かだと思う。 劇中のコワルスキーも、「頼むから俺に二度と人を撃たせないでくれ」と何処か祈っているようにも見える。  「許されざる者」の元ガンマンは目的のために生きて帰る事を選ぶが、「グラン・トリノ」の元軍人は目的のために死へと向う。  コワルスキーは上記の警告によってタオたちを救い、同時に不良たちへの宣戦布告。 「アウトロー」でも異文明との交流が描かれ、この作品も彼等を助けたカウボーイが歓迎されるような平和な時間。 が、同時にいつ不良たちが襲撃にくるかという緊張も続く。その緊張は銃撃された隣家にコワルスキーが愛銃を取り出し、駆け付けるシーンから始まるのである。  タオたちは彼を“ヒーロー”だと慕うが、コワルスキーは戦後50年間“修理工”として生きてきたんだとタオに話し、タオの家族から送られる花を困り顔で断る。彼は過去の人間として、未来を見つめる新しい人間であるタオたちと距離を置き、教示し、軽口を聞く中である床屋といった知り合いたちにタオを託し、彼らとアメリカの関係を“修復”して去っていく。  アメリカは、懐に手を入れるだけで殺されてしまう社会だ。「殺られてからでは、遅い」。 コワルスキーは軍人としてその事を知り尽くし、彼らはその挑発に耐え切れず敗れ去る。自分の“命”と引き換えに。 だが、彼の意思はグラン・トリノと共に新しい世代へと受け継がれていくのだろう。
[DVD(字幕)] 10点(2016-08-30 00:41:56)
106.  頭山 《ネタバレ》 
題材が題材なだけに仕方のないことなのかも知れないが、山村浩二の作品にしては語りが多すぎてちょっと辟易する。  三味線の旋律、男のハゲた頭部、不毛の地に育つもの、ナレーションの語り。  頭部にポコッと生え、芽が出る。地面に落ちた大量の木の実、種、種までがっつく。 芽は取っても取っても生え、少しずつ大きくなる。  冬を超え、春には桜が咲き誇る。男も女も花を見に咲いていく。 人々は小人になって頭の上で酒を飲み、ションベンやゴミをぶちまけ踊り明かす。放り投げられた靴は元のサイズに戻ってカップメンを台無しにする。  穴は夏の遊び場に、無限ループって怖くね?
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 22:14:04)
107.  キッズキャッスル 《ネタバレ》 
効果音が全部セルフというユニークな作品。  上空から撮られた一部屋、赤ん坊が文字の書かれた積み木を手に取り、次々と服を着せられては少しずつ成長していく。  王冠をかぶって子供は王様気分、おもちゃの兵隊、猫のぬいぐるみ、おもちゃのトラック、トラックに乗って走ったり、机からこぼれた水は池となってそこには船が浮かび。子供もその池に沈んで泳いだり、でんでん虫は首がコンセントとなって刺さり、掃除機になって猫のぬいぐるみを吸い込む。  時計は針だけが残り飛び去り本になる、子供もソファを発射台にロケットになって飛んでいく。  夢のようなひと時、見えない親は子供に「あるもの」をかけて去っていく。  おもちゃが積みあがり、そこに君臨する子供の姿。
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:37:48)
108.  バベルの本 《ネタバレ》 
俺が初めて山本浩二の世界観を味わった作品。 幼いころ、NHKでこれが流れた時はトラウマになった。が、不思議と何度も見てしまう魅力があった。  夕暮れの空を飛び交うカラス、電車を追う二人の子供。  椅子に置いて行かれた本からは風が吹きすさび、塔がそびえ立つ。その塔の中では人が本を読んでいる。文字が飛び出し様々な動物の形に変化する。 その小さい本にはクジラが泳いでいた。子供たちはその本の中を船に乗って冒険する。  子供たちが背負う魚よりも巨大な魚?クジラ?の化物が息をひそめる、赤い眼がギョロッと、子供たちは投げ出され、海水とともに飲まれるような迫力。   「忘れ物」を取りに来た男がギロりと睨み、再び置いていかれるものとページの中を跳ねる“主”。
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:35:02)
109.  どっちにする? 《ネタバレ》 
様々な絵コンテ、レジにぎゅうぎゅうづめになった3人の店員、リンゴと電球、虫の意外な選択にコッチも破顔だ。  月の床屋と歯医者、髪をかきむしり虫歯を気にする子供、木の前で行ったり来たり、電球はどんどん割れる。  晴れたり曇ったり、つ「折り畳み傘」、音に恐怖して逃走、美味そうなパン、電球を首に巻く犬。  なんだか「パクシ」の絵が可愛いver.みたいだ。  脚立は倒れ、ヤカンは沸騰し、アルマジロはドアを突き破る。恐竜は街を歩いて石ですっ転ぶ。 髪をイメチェン、アテにならない天気、武装して襲撃、恐竜も虫歯、ドアは破損し、縄跳びは速度をあげる。
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:30:16)
110.  冬の日 《ネタバレ》 
川本喜八郎をはじめ様々なアニメーション作家が参加したオムニバス作品。 秋に始まり春に終わる物語、「風」だったら「風」というように連想ゲームの感覚で繋がっていく。  松尾芭蕉、屏風、句の後にアニメーションがはじまる。  秋の野山をかける男、キツツキ、坂を転がる唐笠を追いかけるスピード、野山を駆け抜ける風。 人形アニメーション、椿。  冬、CG、酒屋、月夜。  酒瓶、トラック、一気に現代に、トラックは馬のように嘶き走り出す、柿、月夜。  蒸気機械、歯車の軋み、馬、赤い閃光が飛び交う薄野、夕日。  田んぼ、箪笥の中の家に飛び込んできた男は鷺と一緒に震える、鳥は人間の女になり、髪の毛が無限に拡がる様は恐ろしい。赤ん坊を奪われた女の髪の毛も無限に伸びる。  ロトスコープ?、白装束の女性、割れて粉々になる大地。  森のような女、廃墟、燃え上がるふくよかな女性。  カラス、冬、寒々しい家、カラスの巨大な影。  「冬の日」を書かれた本がめくられる、本の中を飛び交う色彩の数々。  木の下で胸や尻をだし男をさそう女(やけにコミカルな絵柄だこと)、霧が隠す情事。ここからしばらく変わった絵柄が続く。  船曳?船に乗り込むデブチビハゲのクソ女、ああ殴りたい、心中、沈む時だけシリアスな音楽流しやがって。  江戸時代の美人画みたいな絵。   キツネを取り囲んで脅かす鬼たちが消え、桜の木の下で二人っきりで思い出をめぐらす。  人形アニメ、風に吹き飛ばされる様々なもの。   粘土アニメ。  近未来のSF?、蝶、エイリアン?、檻の中、銀河鉄道?  絵本みたいな絵柄、月夜の光を反射、放たれた矢はロビン・フッドから壇ノ浦、ジョン・ウェイン、「蜘蛛巣城」の三船敏郎を通り過ぎ、芭蕉?を射る。矢ごときでは死なない芭蕉、笑ってみせる。  木こりの帽子を射ぬく矢、木「今です!」、何事もなかったかのように去っていく。  河童、目玉をはめる。  鏡に映る目玉。なにがあったんだよアンタ。    冬、着物姿、下し髪の美女、川のようにうねる長い髪。  人形とアニメの混ぜこぜ。  髑髏から弥生時代?  中国、戦場を舞う幻想。  観音像?ホトトギス。 雨音で絵師もみんな眠くなる、何故か鳩時計と水洗トイレ。  月を見て、豚が頭の上を舞う、豚の行進、幸せそうに酔う。  ま た 豚 か。  豚の酒盛り、バラの園、バラを頭に飾り、琵琶打ち、バラ色に染まる月夜。  牛と琵琶打ち、さっきまで元気に歩いていた牛が…ショックで文字通りブルーに。  滝平二郎みたいな切り絵、牛の骨。  砂絵、夜空に輝く、赤ん坊、妹の眉、星がギラギラ鋭く輝く。  裸の女、薄絹一つ、ビーナスの誕生?  平安時代? 
[DVD(邦画)] 8点(2016-08-29 21:24:53)
111.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
再見。 往年のサイレント映画やゴシックホラーの懐かしさもある、ティム・バートンなりの愛情が注がれた作品。  雪が降りしきるある夜、不気味な階段、鋏、得体の知れない機会が運動を繰り返す。 ビスケットのように型抜き、丘の上にそびえる古城、それを見つめる年老いた女性は、布団に入る孫娘に素敵な昔話を語り始める。  窓から過去へ、星のようにきらめく小さな町、それを見下ろす暗い城。 実にカラフルな色彩だこと、冴えないセールスマンの女性、包み隠す女性と解放的な女性たちとの対比。女性たちには解放的してくれるような男がいる。彼女にはまだそれがいない。  ふとミラーに映る新たな「商売相手」。虎穴に入らずんば虎児を得ず、仕事人としての性。 吸血鬼の城のように人々を寄せ付けないが、中に入ってみると可愛らしい庭園が拡がっていた。セールスマンから抵抗が薄らぐ。 こんな素敵な庭を作る人だ、きっと城の主も素敵な人なのだろう…ところが、城に入ってみると怪しげな機械が並び風穴のあいた天井のある空間。 セールスマンの心に渦巻く期待と不安、それを後押しするのは重そうに抱え込んだ商品を売るため。  物騒な手や服装とは裏腹に、何て悲しげな顔をする奴なのだろう、顔の傷とその表情が彼の過去を語る。 それを化粧品で優しく包み隠そうとする女心。そこには仕事人としてであり、母性をくすぐられてしまった一人の女性として、異性としてすでに惹かれていたのかも知れない。  瞬く間に町中に拡がる噂、指は串に、庭師に、美容院に。  押しかける女、女、女、男の群。飛び交う罵詈雑言と視線がシザーハンズの心に突き刺さる。 自分を変えてくれた恩人のために階段を駆け上る、それを引き裂く銃撃、瓦礫よりも重い人間からの一撃、抱きしめられないのなら、触れられないのなら、解り合えないのなら…。  唇だけが別れを惜しむように触れ合う。 冷たい鉄の塊は「手」として認識され、群衆を退かせる。  氷の彫刻が紡ぎだす雪、雪、雪の舞い。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 03:49:00)
112.  キートンのコニー・アイランド 《ネタバレ》 
ロスコー・アーバックルの下で研鑽を積んでいた頃のキートンが出た作品の一つ。  夜の遊園地、パレード、群衆、キートンが柱をよじ登る、拍手するとずり落ちる。 一方アーバックルは砂場で彼女と過ごす、帽子を砂場に投げる、ゴロゴロと転がって取りにいく、犬、ここ掘れワンワン、デブもここ掘れデビデビ、砂が女にかかり横をむくと砂風呂、潜望鏡、波間、海岸、ひものブランコ、受付を叩きのめして入場。  キートンが泣っ面、樽に侵入して入場、変なサーキット、激突、正面衝突、首絞め、水辺に被せているのだろうか、イス、電話?を横から押して横にスライド、ハンマーに振り回されるキートン、腹を殴ったら水が噴き出る、キートンも蹴り飛ばされる、キートンがキレる、警官に捕まる、頭をぶっ叩いてハンマーのご褒美、ジェットスキー、水面に浮く帽子とケツ、キートンケツからダイブ、救出、デブに引きずり込まれる、恩を仇で返す、傘でサイズを測る、おまえの着替えシーンなんぞいらん、カメラさーん。  警察、婦人の髪をおろしたシーンで一瞬ドキッとする、気絶するキートン、似合ってる?アーバックル、ば、ばけもんだー!!  女子更衣室に回される、脚、鏡に映るもの、仮装?、ペンダント、再会、海岸、水着、サラッとバク宙するキートン、真実を知って襲い掛かる、キートンは逃亡、ド突き合い、女を連れて逃亡、銃の合図とともに警官隊出動、泳げるデブ、水しぶき、警官隊が入り揉みくちゃに、刑務所でも戦いは続く、一人一人ご丁寧に殴られるバカ連中、嫌な女は檻にぶち込む。そして新しい女探し。
[DVD(字幕なし「原語」)] 8点(2016-08-28 03:39:30)
113.  キートンの空中結婚 《ネタバレ》 
帽子を被ったキートン、息をふくと光が消える→マッチの火が消えるという演出、左の扉には骸骨、右には煙、真ん中は竜?の化物、穴があいてアトラクションから飛び出してくる。  そんなとこり立ってるから、次の人に激突、背広は車でグシャグシャ、遊園地、ボートに乗り込む、一体中で何をしたんだオマエ、飛び上がってしまう気球、気球の上で必死にしがみつく、紐を伝ってどうにか操縦席に。  後のキートンは「世界一周80日旅行」にも出演。  鳥を撃って獲ろうとして気球をドカーン、アレで生きてるキートン。たまに他の作品でアッサリ死んだりするのが不思議だ。  ボートをより合わせて制作、川で釣り、流されかける、深く入りすぎて、魚を手づかみで獲ろうと川を上る、せき止める、天然のダム、水位が下がって取り放題、でもカバンには、耐え切れずに決壊、川に呑まれていたキートンと激突ダイブ、今度はカヌーで川下り、ロープ、即席、欠陥品、再び釣り、そこで焚火をするな、ラケットは網にはならず、ウサギの親子、船底にあいた穴、そのまま足を出して狙撃しようとする。後のガウォークである。  滝にぶつかり転覆、ことあるごとに邪魔される女性涙目、またお前か、突然の牛、思ったより浅瀬、水鉄砲、ポンコツの銃、角を掴んで格闘、強え。 熊は「北極無宿」にも出てきたね。  後ろからトコトコついていく熊、リス、思わぬ収穫、船で脱出、滝、謎ギター、あああああああ?えー!?  船「パージします」
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 03:22:15)
114.  キートンの北極無宿 《ネタバレ》 
雪原 宿?、今回のキートンは悪党。  背中に背負ったもの、カジノ、カウボーイ?、ポスターを切り裂く、金を奪いまくる、すぐバレる、窓ごと叩き出される。  キートン「リア充死ね!」  やさぐれ亭主、警官は「踊って」ごまかす、神の供物で気絶、犬ソリ、花は蝋燭で燃える、人妻をナンパ、バラバラの犬種、やわい紐。  馬車のタクシー、雪上バイク、キートンの工作、凍った池にダイブ、馬車もひっくり返る(上だけ)、かまくらにギター、うっかりもたれかかれない、ギターで滑る、まるごと穴に落下、絡み合う糸、糸の引き合い、雪玉を打ち返す、熊 、セルフ閂、雪だるま、謎軍人、シュトロハイムみたい、NTR?、銃を撃つ女性、勘違い…という夢を見たのさ。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 03:15:10)
115.  キートンの電気館(電気屋敷) 《ネタバレ》 
大学?、取り違い、文字が多い、お客さんをおもてなし、アイデアが豊富、エスカレーター 、自動で本を出す、風呂が走ってくる、ベッドがしまわれる、ボタン一つでドア、エスカレーターの勢いで窓ガラスごとプールにダイブ、カタパルトのように人を射出、プールの水位を自在に操る。  ビリヤード、自動で球を補充、たまつき棒をへし折る、交換しろ、台の上にのってゴルフ。そういうスポーツじゃねえ!  自動で椅子が来る、料理を運ぶ列車、猫、自動洗浄機 、簡単に壊れるレール、酷い事故だ、復讐 配線をズタズタに。  人が入った箱を持ち上げるキートン、エスカレーターに弄ばれるキートン、キートンの演技力、ブランコ 、幽霊のようにタオルをまとう、ベッドに飲み込まれる女性、襲い掛かる洗浄機から飛び出す皿、ビリヤード球、扉に首をはさまれる、パニック、鍋攻撃、スパーク 、巻き添え 、自殺、死にたくても死ねない、放流。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 03:11:12)
116.  プラトーン 《ネタバレ》 
再見。 ロバート・アルドリッチ「攻撃」よろしく、本当の敵は無能な上司だということが刻まれた密林での殺し合い。  黄塵が吹く中をジープが、飛行機が滑走路を走ってくる。 輸送機から降りてくる若き兵士たち、傍らでは車が遺体を運搬している光景、先に戦っていた仲間たちの表情に刻まれたものは何か、疲労、憎悪。 やがて薄暗い密林を突き進み戦場へと近づいていく。いつ何処から敵が現れるか分からない緊張に包まれる。 蛇にも御用心、切り開いて進む、不気味な静けさ、仲間の無線は命綱、熱、嘔吐、肉体をかきむしる虫の侵入。歯を磨いたり朝ションをする平和な一時。  闇夜で炸裂し飛び交う閃光、生き延びるために必死に眼を見開き応戦する兵士たち。撤退、上官に殺意を抱く事件の発生、ヘリの視点で捉えられる地上を駆け抜ける者が撃たれ倒れていく姿。  主人公にとって“最後”の戦い。鋭い閃光が飛び交って暗闇を照らし、男たちは地獄を生き延びるために必死に戦い、走る走る走る。 復讐者は死闘の中でそれを待ち続ける。遺体は隠れ蓑に、味方ごと吹き飛ばす“援護”。  消耗しきった男を立ち上がらせるものは何なのか。仲間の生存?いいや復讐対象の生死を確認するために! ここは戦場だからな。バレなきゃ犯罪じゃないんだぜ?すべてを包み隠す密林…。  ブルドーザーで遺体の山を運ぶ光景はアラン・レネ「夜と霧」を思い出す。  主人公の戦いは終わったが、仲間たちの戦いや死はこれからも続いていく。空から見下ろす穴、穴、穴、人、人、人の群。
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 03:05:37)
117.  地獄の黙示録 《ネタバレ》 
再見。 この映画を「ヴェトナム戦争」を描いたものと見るか、「カーツ大佐抹殺」の物語として見るかで受け取り方はまったく違うものになるだろう。  ウィラードの下に付いた部下(と俺ら視聴者)たちはヴェトナムの惨々たる光景を眼に焼き付け、何度も似たような光景を見て慣れきったウィラードにはヴェトナムの狂気や惨禍など気にしている余裕はない。  本作はコッポラの映画の中で最も退屈な映画であり、最も地獄のような映像が続く映画なのだから。だがこの作品はワルキューレ騎行とともにヘリが村を焼き払うシーン、そしてマーロン・ブランドの人殺しまくってるような強烈な演技を見るだけでも価値がある。  冒頭からこの映画はヘリ、ヘリ、ヘリが飛び交い火炎を吹きまくる。 うっそうとした森を横切るヘリ、不気味なローターの金切音、森は猛烈な煙とともに爆炎に包まれる。軽快な音楽とともに、まるで楽しむように森に火を投げ込むのだ。  そこから男の回想が始まる。脳裏にこびりつくベトナムでの地獄。写真の女性は妻だろうか?煙草、酒、枕には護身用の銃。 シーリングファンが連想させるヘリ。パンツ一丁で酒をあおり、踊り狂い、ガラスにぶつかって血を流す。  そんな男に依頼される裏切り者の抹殺。酔いつぶれた男に、雨のようなシャワーを浴びせて目を覚まさせる。  劇中最大の見せ場である「ワルキューレ騎行」の場面。 サーフィンをするために敵を村ごと吹き飛ばすシーンは強烈だ。爽快感と人間の狂気をいっぺんに見せ付けられる。どうしてキルゴア大佐が主人公じゃねえんだっ!!!!!  その後の完全版における狂気100%な場面の連続も凄まじすぎてドン引き。 プレイメイトたちとの乱痴気騒ぎ、船で密林をひたすら進み続ける疲労感、捕虜たちに下す残酷な決断、無秩序状態の兵士たちが繰り広げる地獄の光景。 リボンて…考えただけでもゾッとする。女の方が痛いんだぜ。  カーツ王国ワールドは凄すぎ。何千人も人殺してそうな凄みを感じさせるマーロン・ブランドの存在感。怖ええよ。 煙が渦巻く魔窟、祭りに興じる人々、暗闇の中から問いかけを繰り返すカーツ。 主人公「うるせーよカンペ読みのファ●キンブタ野郎、台本必死に覚えてる俺たちの苦労を知りやがれ!」  軍人として任務を遂行する!泥の河が、建物の暗闇が主人公の姿を包み隠す。雷鳴の閃光、牛を鉈で屠殺するように、返り血を浴びて。残された書類、集まる群衆を睨み付け去っていく。
[DVD(字幕)] 8点(2016-08-28 02:59:12)
118.  キック・アス 《ネタバレ》 
再見。  雲を突き抜けるようなオープニング、男の回想・赤いマントをまとい、ヘルメットを被り、地にダイブする。タクシー「解せぬ」。 ある男が叶えられなかった夢、誰もが抱えているかもしれない夢に挑戦したいという想い。  この「KICK-ASS」は、そんな夢に向かって拳を血に染めていく男たちの闘いを描いていく。とにかくぶっ飛ばせ!  ご機嫌な音楽とは対照的な冴えない男子友達が二人いるだけでも充分やで、辛いことはオナッて忘れる、熟女でイケるとかレベる高すぎだろおまえ、ゴミ箱は息子を発射する捌け口に。  民族wwあるある。  あこがれの女性、僕は普通の人間さ。 スパイダーマン「おう」 第9地区「せやな」  突然すぎる死、車が横切るように変わるカット、物騒なオッサンがいるから話もできない、カツアゲ、見て見ぬフリ…そんな自分に腹が立つ!生まれ変わりたい!  ネットで誰でもコスチュームを買え、ヒーローの「真似」はできる時代。彼はそんな時代にちょっとした冒険に出る決意をかためる。  そしていきなりマフィアが小指をペンチで潰されようとしている尋問、友達になりたくても親のせいでなれない。  凶暴なツインテール少女の逆襲。ダーティ・ロリー。 秘密兵器、マスクが幼い少女と青年に勇気をくれる。おっかない銃を構える強面のオッサン連中に殴り込める勇気を!好きなこと(銃殺)。 弾丸、拳銃、鉄拳、健脚、包丁をブチ込みまくる!  暗闇で炸裂する銃撃戦、死を乗り越えて受け継がれる復讐の意志、闘う決意。たった一人で二挺拳銃と鋼の拳で殴り込む大乱闘!高らかに鳴り響く「荒野の用心棒」の音楽!  「何も問題ありません(だからバズーカ貸して)」 「こんばんわー(バルカン砲)」  男女平等キック!男女平等首絞め!男女平等机に叩き付け!男女平等パンチ!男女平等バズーカシュートオオオォォォッ!!!汚ねえ花火だ。これ絶対入ってるよね。  絶体絶命の危機に駆けつける“戦士”の一撃。ジョン・フォード「捜索者」の如く命を抱きかかえ家に帰ろう。  初めての学校は鉄拳でご挨拶。  「俺の出番を待ってろよ!」
[DVD(字幕)] 9点(2016-08-28 02:41:43)
119.  女囚701号 さそり 《ネタバレ》 
園子温「愛のむきだし」でもオマージュが捧げられた刑務所ヴァイオレンスアクションの傑作。  刑務所は野郎どもだけの巣窟じゃない。野獣のように眼光ギラつかせたアマ、ビッチ、女たちが蠢めく空間でもある。 そんな汗と女の匂いムンムンの泥の中、黒髪をなびかせ鋭く美しく輝く梶芽衣子の存在!こんなにカッコイイ女には野郎だろうがアマだろうが惚れちまうぜ。どんなにボロボロになろうがけっして諦めない不屈の女心。  ひたすら耐えに耐えてチャンスを待ち続け、泥にまみれ延々と土を掘り、友をお姫様抱っこまでしちゃう漢女(おとめ)っぷり。  表彰状が踏みにじられる脱獄騒動から始まるオープニング、湿地帯を走りまくる女、群がる刑務官たちの追跡! 刑務所内をすっぽんぽんで列をなして歩かされる女囚たち、腐りきった法の番人たち、互いに鉄拳で気合を入れる飢えた野獣どもの眼光、秘部に押し当てられるドス黒い警棒。  白い布に隠される情事、赤い斑点・画面がぐるぐる回転し髪が怒髪天となり灯る復讐の炎。  女囚たちも食器をガンガン打ち鳴らし脱走と憎悪をブチまける機会を待ち続ける。美しい一重美人、修羅場潜ってそうな姉さん、博打女、潜入者、脳味噌お花畑のBBA軍団。 ドア先輩にガラスを喰らわされ血に染まる鬼BBAとの鬼ごっこ、夏候惇のような凄まじさを見せつける署長。腐っても署長である。アイパッチのように鈍く光るサングラス。  まったく興奮しないパンモロよりも、百合を誘う瞬間のパンチラの方が圧倒的に素晴らしい。丸出しになったおっぱいを揉みしだき吸いまくり、雄のように、調教するようにむしゃぶりつく梶芽衣子!俺の股間の警棒も(ry  刑務作業と地獄の穴掘り耐久レース、シャベルの斬撃と大暴動!疲れを吹き飛ばす怒り、怒り、怒り、ライフルを奪い撃ちまくる!人質には恐ろしい拷問だ(我々の業界ではご褒美です)!!  目線で交わされる女たちの複雑な関係、ダイイングメッセージ、熱した電球によるヤキ入れ、復讐の黒衣、蒼ざめる最期、野郎も女どももくたばりまくる怒涛のクライマックス!!
[DVD(邦画)] 9点(2016-08-28 02:30:41)(良:1票)
120.  キートンの警官騒動 《ネタバレ》 
再見。 キートンのアクションが思う存分炸裂する最初の作品の一つ。  刑務所?と思ったら屋敷の門、落とした財布を中身を確認して拾ってあげたのに「余計なことを!」、引き返して財布をとる、財布だけ、入れ替わりにキートンが車に。このスピーディーかつ流れるような展開。  それを見ていた男、引越し中の家族、男の一計、ちゃっかり半分貰う、馬車、なれゆきで家族の引越しの手伝いをすることに、中々入らないカバン、ビン割りやがった、手紙捨てんな、通りがかりに犬に噛まれる、グローブでガード、即席パンチマシーン、警官ぼっこぼこ、運転中に寝ないでください、馬に直接電話、馬に直接喋れよ、馬が中々進まないのでしまいにはみずから馬になって引っ張り出す。  獣医に診せたら馬が元気よく飛び出して来てさっきから笑いっぱなしだ。  ところ変わって夥しい警官、警官、警官たちが駆け抜ける大スペクタクルへ! 群れが無尽蔵に増殖して追いかけてくる恐怖と笑いはキートン映画の名物。  パレード、行進に迷い込んでしまう、爆弾テロリスト(最古のテロリストを描いた作品の一つ)、導火線で煙草に火を、爆弾と知らず投げ落としてしまう、ブチ切れた警官隊が猛然と迫りくる!水道管が破裂だ!荷馬車は置き去りにされグシャグシャに踏み荒らされる。  壮大なおにごっこ、のらりくらりと警官隊をかわす、明かされる真実、ネクタイ、髭、車に飛び乗る!  木の板でシーソー、彼女、扉を開けた途端…唐突に締めくくられる結末。墓石!
[DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2016-08-28 02:05:43)
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