1341. 秋日和
端から見たらいらんお節介しまくりの中年男三人組に「余計なお世話、人の事よりテメエの事心配しろ!」と、いつ岡田茉莉子が威勢良く啖呵切ってくれるのかなって待ってたんだが・・・。 6点(2004-09-26 16:16:34) |
1342. アザーズ
キッドマンの古典的な凛とした美貌が冴えわたってますね。実は僕も「シックス・センス」よりこっちを先に観たクチなので、ラストのオチには驚愕(つうほどでもないか)しました。全ての真相が明らかになった後、子供たちを脇に抱き寄せながら放心状態で涙を流し続ける彼女の表情が忘れられません。こういうゴシックミステリー、大好きです。 7点(2004-09-20 12:12:29) |
1343. トランスポーター
前半結構面白かったのに、後半からありきたりなアクションものになってしまうのが惜しい。頭薄くなってもガタイ次第じゃセクシービーム炸裂可能なんだっていうのを再確認。俺もがんばろっと。 6点(2004-09-19 17:09:35) |
1344. コール
ケビンって見せたがりなんだよなあ・・・。 5点(2004-09-19 16:47:49) |
1345. 荒馬と女
モノクロ画面全体に隙間風がビュービューと吹きまくっているような、何とも淋しくやりきれない気持ちにさせられてしまう映画です。モンローもゲイブルも、そしてモンティもこの映画では痛々しい限り。唯一、ピンポンの壁打ちシーンのみ、皆生き生きしてましたね。 4点(2004-09-19 16:24:44) |
1346. リリー
いいですよ、この映画。キャロン嬢のファニー・フェイス(個人的にオードリーより彼女こそこの呼称に最もふさわしい女優だったと思う)は、この年齢にしては幼すぎる感のある孤児リリーのキャラクターにぴったりで。「ハイ・リリー、ハイ・リリー、ハイロー」って主題歌もあまり知られてないけど、いつでも口ずさめる名曲だと思います。期待しないで食べた大味そうなデザートが、実は繊細な味で大満足でしたって気持ちにさせてもらいました。って例えが何か変ですかね~、俺甘党なもんですみません・・・。 8点(2004-09-19 15:58:56)(良:2票) |
1347. 王子と踊子
最盛期のマリリンの映画なのに、意外に面白くない。ストーリーも演出もまとも過ぎてワイルダーのような洒落っ気が不足しているのが一番の原因だと思う。やっぱ優等生ローレンス・オリヴィエにはコメディの演出は荷が重すぎたのでは・・・。 5点(2004-09-19 12:43:59)(良:1票) |
1348. ナイル殺人事件(1978)
心躍るわくわくするような殺人!不謹慎かもしれないがクリスティ原作の映画にはそんな優雅な雰囲気が漂っている。中でもこれはトリックといいキャストといい最高の出来。真相が判ってても繰り返し観たくなる。 8点(2004-08-29 16:18:34) |
1349. 天城越え(1983)
「はばかりに行かせて!」の壮絶な取り調べシーン、そぼ降る雨の中、頭に被った袈裟を振り落とし集まった野次馬に一瞥を加え、その直後少年に投げ掛ける慈母観音のような笑み・・・。田中裕子という女優のか細い肉体から発せられるエロチシズムが全面的に押し出せた作品は後にも先にもこの映画一本のみ。それだけでも観る価値有りです。しかし・・・、雨に濡れた女性っつうのはマジ魅力的っすね。 8点(2004-08-29 11:55:59)(良:1票) |
1350. 16歳の合衆国
《ネタバレ》 商業的にかなり難しいテーマに挑んだプロデューサーのケヴィン・スペーシーの意気は認めたい。が、肝心の映画の出来は今一つ。最後まで見終っても結局主人公の少年がなんで子供を殺さざるを得なかったのか、自分には全く理解出来なかった。いつも泣きべそ顔の少年が段々うっとうしくなり感情移入が出来なかったせいもあるかもしれないが・・・。時たま思い出したように画面に出てくるスペイシーもただただもったいぶってるだけのつまらない役。 4点(2004-08-22 11:23:47) |
1351. 父と暮せば
良くも悪くも岩波ホールでの上映が相応しい良心作。新藤兼人の「ふくろう」でも舞台的な題材を映像化する意味があるんだろうかという疑問を感じたが、この作品でも同様の印象を持った。宮沢りえは相変わらず痩せているが、一時期程の痛々しさは感じられない。演技に丸みというかふくよかさが出てきたせいだと思う。原田芳雄との全編の大半を占める二人芝居での演技合戦は見応え充分。ただ面白いという種類の映画ではないです、考えさせられはするけど・・・。前作「美しい夏キリシマ」の方が空間的な広がりがあって自分は好き。 6点(2004-08-08 13:13:07) |
1352. 巨象の道
半分撮影した時点で主演のヴィヴィアン・リーがノイローゼになった為降板、急遽エリザベス・テイラーが代役を引き受けたいわくつきの作品。テイラーはセイロンのロケには行けなかった為、遠景ショットにはヴィヴィアンの撮影分を使ったという事だが、つなぎがよほど上手くいったのか、よほど注意してみないと彼女が映ってる様子は解らないと思います。ドラマ部分は正直 退屈だけど、クライマックスの象の急襲シーンは当時としてはかなり大掛かりな特撮で見応えあり。同時期製作の「黒い絨緞」を思い出させるが、象よりは蟻の大群の方がやっぱ恐い。 6点(2004-07-25 15:41:53) |
1353. サンダーバード(2004)
《ネタバレ》 う~ん、これどうなんだろ・・・。自分は「サンダーバード」リアルタイム世代じゃないんで、それ程思い入れとかないんだけど、ずいぶんファミリー向けというか、お子様向け人畜無害映画になっちゃってるなっていうのが正直な感想です。末っ子君のみに焦点を当てたストーリーなので観終った後も他の兄弟誰が誰だか区別つかなかったし。結局ベン・キングスレーの怪演が映画全体をさらってしまってますね。執事役の人がみのもんたに見えて仕方なかった(W)オリジナルファンの方は果たしてこの程度の出来で満足出来るのか、人事ながら気になります。 6点(2004-07-19 12:52:05) |
1354. 煙突の見える場所
溝口・小津作品以外の田中絹代、成瀬・木下作品以外の高峰秀子を観てみたい人には絶対お勧めの名作。見る場所によっては本当に何本にも見えたという北千住のお化け煙突を始めとする、もはや失われたかつての東京の風景は、当時の事を知らない自分でもたまらなく懐かしく目に映る。「愛染かつら」以来の名コンビ、上原・田中もここではいつも障子を締切って中で必要以上にイチャついてる仲睦まじい夫婦(正式ではない)を好演。例によって名脇役浦辺粂子が時たま出て来て場面をさらっているのも見物。 8点(2004-07-18 12:57:40)(良:1票) |
1355. ボディ・スナッチャー/恐怖の街
何が飛び出してくるか解らない、荒れたモノクロ映像が却って恐怖感を倍増させてますよね。発端から一気に畳みかけてくるようなテンポの良さも凄いと思う。 8点(2004-07-18 12:05:58) |
1356. だいじょうぶマイフレンド
自分も公開当時何を血迷ったのか、映画舘まで見に行ってしまった一人です。クライマックス、ピーター・フォンダの発射液で物語が解決するってくだりがあって、性にまだ目覚め初めたばかりの自分は「噂には聞いてたけど、外人さんつうのはすごいんだなあ・・・」(どんな噂や)としきりに感心した記憶があります。俺自身も何もかもがカオス状態で、全然だいじょうぶじゃなかったんすね、あの頃。ベストテンとかにも全く登場しなかったのに、今だに俺の頭ン中で時たまエンドレスに流れてくる例の主題歌もある意味貴重。「あなたをー、愛してる、ひいとがいるう」この呪縛はもう永久に解けないのかなあ・・・。 1点(2004-07-11 13:01:26) |
1357. 転校生(1982)
夏!夏!夏!って映画ですね。この映画で尾道っていう町を知りました。何故か懐かしのテレビ番組特集じゃ触れられないけど、「金八先生」の一番の出世魚は実は小林聡美じゃないかって気がします。既にこの頃から根性座った演技みせてますもんね。学校の屋上での志穂美悦子先生とのやり取り、二人で連絡船に乗ってどっかの島に行くシーン、良かったなあ。 8点(2004-07-10 17:36:20) |
1358. 銀座カンカン娘
今も銀座カレーのコマーシャルでこの主題曲流れてますよね。高峰秀子目当てで観た映画ではあるんですが、映画の出来はミュージカル(音楽入り喜劇?)としちゃ何とも泥臭いことこの上ない。日本ではミュージカルが出来ない土穣は終戦間もないこの頃から明白だった事を再認識した次第。しかも田圃の中で、唄い踊るってのは・・・どうなの? 4点(2004-07-03 14:50:30) |
1359. フロム・ダスク・ティル・ドーン
かなり前、なーんの予備知識もなく早稲田の名画座で観ました。タイトルからも何のイメージも湧かなかったので、普通のバイオレンス映画かと思いきや・・・。途中からの展開に椅子からズリ落ちる位の衝撃を受けてしまった。何ともヘンテコな映画、それ以外ジャンル分け不可能。傑作かと問われれば躊躇してしまけど、観といたほうがいいです、絶対!でも同じ手は二度と使わないでね。 7点(2004-06-28 17:59:21) |
1360. スパイダーマン2
《ネタバレ》 前作は未見です。その上でのレビューなんで全て内容を把握しきれてないかもしれない点はお許し下さい。正直・・・、期待外れでした。悪役に魅力も凄みも感じられないのが致命的、だからヒーローたるスパイダーマンとの対決シーンに全然緊張感が生まれてこない。悪役のいでたち(病院で着るガウンからたるんだ腹がのぞいてる・・・)を見た瞬間、思わず脱力。ファンの方がいたら申し訳ないんですが、ヒロインの女優にも溌剌とした魅力というか、精彩が欠けているような気がします。俺ん中の「守ってあげたい願望」をピクリとも刺激してくれなかったんで。でもまあこれは個人的好みっすね。葛藤に悩むトビー君とジェームズ・フランコは好演でした。パート3では最強の敵を望む! 5点(2004-06-28 17:49:15) |