1341. 白痴(1951)
《ネタバレ》 原作未読。森雅之がいつもの渋さを消し去って白痴を演じる。三船敏郎はいつもの三船敏郎。原節子は顔芸をしてるのかと思った(それくらい迫力があった)、久我美子は初めて見たかな。でも良かった。東山千栄子にこういう役は似合わないように思う。志村喬は普段どおり。んでまあ… ストーリーはいろいろあって、最終的には妙子と綾子が亀田を奪い合って、怒った赤間が… ってな話だったかな。亀田との対比で普通とされる人々、つまりは人間ってものに迫った作品だと思われるが、随分難しく、「長い!!」という感想が大部分であります。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-23 18:02:34) |
1342. 知りすぎていた男
ヒッチコックの映画はもっと捻りがあるものだと思っていたが、これは全然驚くようなところが無かった。シンバルのシーン、階段のシーンなど緊張感溢れる演出はさすがだが、犯人側、マッケンナ夫妻側、それぞれの行動がお粗末に映る。成り行き任せというか…。あっ だからケ・セラ・セラなのかな…。それにしてもイマイチだった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-22 19:31:49) |
1343. 川の底からこんにちは
《ネタバレ》 シュールな笑いをほぼ満島ひかりの演技力に託したように見受けられる。初めはそれでも良かったのだけど、中盤からの決して笑い事ではない展開に、前半で作った型をできるだけ崩さず対応しようとする満島が○ャブ中か何かに見えてくる。佐和子が「中の下」の代表者面をするなら、もっと普通の人に描いても良かったのではないかと思う。工場のおばちゃんが急に良い人になるのも気持ちが悪かった。しかし、この作品が持つメッセージ性は観る者に少しばかりの元気を与えてくれる。その点は好印象。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-17 17:00:14) |
1344. ジョニー・マッド・ドッグ
「死にたくなければ生まれてくるな」 そんな環境で生きる少年兵は無抵抗の民間人でも簡単に殺すし、略奪もする、レイプもすれば、初老夫婦にみんなの前で「ヤッてみせろ」と強いたりもした。しかし、彼らも人を好きになる、なついたブタはかわいい。平和な国に生まれていれば、普通の少年だったはずなのに、戦争が子供たちをここまで恐ろしく変えてしまう。衝撃的でヘビーな内容。感動もなければ、ここが面白かったという場面もない(逆に不快な場面は多々ある)。ドキュメンタリーならばこれでも良いと思うが、ドラマ性を求めてしまったか、評価としてはこれくらいで。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-08-10 19:00:11) |
1345. ラスト・ソング(2010)
マイリー・サイラスって良くは知らないけど、アメリカでも屈指の人気アイドルのようで、結局、この映画に限っては一番の売りも「マイリー・サイラス」になっている。つまり内容では勝負出来てない。それは原作の問題なのかもしれないけど、とにかくベタで、「そこそこの映画を作るためのマニュアル」があったとするならば、それによって作られた映画はこうなるだろうな、というような無難さ、薄っぺらさが感じられる。そこに気付くまではまあまあ楽しめたのだが、後半は少々嫌気が差してしまった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-29 18:07:44) |
1346. 黄昏(1952)
《ネタバレ》 「ローマの休日」、「ベン・ハー」のウィリアム・ワイラー監督作品で、格調の高さは感じられたのだが、キャリー(ジェニファー・ジョーンズ)に関する「美人は得」と言わんばかりの安易な展開が気に入らない。また、ジョージ(ローレンス・オリヴィエ)の転落していく様も見ていて気分は良くない。不倫を良しとする訳ではないが、ここまでひどい目に遭うのは気の毒だ。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-23 00:01:07) |
1347. コララインとボタンの魔女
ストップモーションによるアニメで、一般的なCGアニメとは一線を画す独特の味がある。がしかし、ストーリーは子供向けかな。魔女っていうくらいなんだから、コララインを縛り付けてでも目をボタンにすればいいのに、ゲームに付き合うとか、何の冗談なんだと思った。とにかく無能な魔女だ。もう一点、日本語吹き替え版・榮倉奈々の出来があまり良くない。オリジナル版ダコタ・ファニングの演技は素晴らしいという声も聞かれるので、字幕版で見れば良かったかな~?と思ったり…。今更遅いけど。 [CS・衛星(吹替)] 5点(2011-07-06 18:00:18) |
1348. オーメン(1976)
《ネタバレ》 宗教的な面で馴染みがないからかイマイチ楽しめず。悪魔側の能力がよく分からないのも楽しめなかった一因。神父やカメラマンは鮮やかに殺しておいて、ロバートにだけ苦戦するのはおかしく感じる。最後のニヤリは良かった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-07-03 13:17:44) |
1349. オズの魔法使
セピア色の映画って初めて見た気がする。でもカラーを引き立てるための演出だったのか、巧いな~。ストーリーはかなり子供向けなので、特にコメントはありません。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-06-17 18:11:33) |
1350. 青春の殺人者
テンポが悪いな~。原田美枝子の演技も「・・・」。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-06-02 20:14:58) |
1351. クレヨンしんちゃん 爆発!温泉わくわく大決戦
ストーリーのみだと厳しいのだが、家弓家正と小川真司のバトルを収めるのが丹波哲郎であるという、分かる人には分かる豪華さ、面白さがあります。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-04 14:34:02) |
1352. ドラえもん のび太の大魔境
冒険は良いよな~。こういうのを観るといつの時代の子供でもワクワクできると思う。さすがドラえもん、時代を超えて愛される国民的アニメだ。ただし、大人が観ても楽しめるかは保証できない、人それぞれだと思う。自分は少々…、でも、しずかちゃんの発想には素直に驚かされた。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-05-02 18:09:28) |
1353. 夕陽のギャングたち
渋いジョンとワルだが面白いフアンでどんな展開になるのかと心を躍らせていた訳でありますが、ド派手な橋の爆破以降は鬱展開になってしまい、テンポも悪くなったような気が…。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-28 22:41:05) |
1354. みな殺しの霊歌
次々と女を殺していく男=川島正、この映画の主人公だ。殺された女には共通点があり、どうやら少年の自殺と繋がりがあるようだ。少年が自殺した理由とは? 川島が復讐の鬼と化した理由とは? と、なかなか面白そうな感じだけど、理由が明らかになってみると、動機としての弱さを感じずにはいられない。正義ではなく狂気の映画って事か。微妙でした。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-04-25 20:07:09) |
1355. 武士道シックスティーン
<原作未読>その道のエリートでも何のためにこんな事をやってるのかと悩むことはあると思う。その点は共感できる。しかし、剣道の中学チャンピオン磯山香織が人間としてなってないのには失望した。願望として、剣道の達人は人格者であってほしいもの…。剣道、柔道、弓道… 「道」という字が付く競技は人間形成にも重きを置く。ただ強ければそれでいいというスポーツとは異なり、礼に始まり礼に終わる、相手に対して敬意を持つであるとか、心技体という言葉にしても必ず最初に心が来るわけですね…。父親も厳しい人で、それなりの躾をしてきたように見受けられるが、乱暴な言葉遣い、先輩を敬わない、周りは全員敵?、殺してでも勝つ? どうしてこういう子が育つのか理解できない。そんなおかしな設定にしなくたって、ちょっと悩んでる剣道のエリート+西荻早苗(彼女はこのままでいい)で十分に面白くなったと思う。残念な。。。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-04-18 18:31:30) |
1356. カティンの森
銃殺シーンは直視できないほど怖く、遺体が映し出されるだけの記録映像では伝わらない恐ろしさをこの映画で伝えていくという意志がひしひしと感じられた。それだけに観る者にも救いがなく、どんよりとした感情だけが残る。悲劇を描きつつも、何らかの感動要素があればイメージは違ってくるのだが、この映画にそういった要素は無いので、ちょっときつかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-04-16 11:02:08) |
1357. 春との旅
《ネタバレ》 どうもお涙頂戴演出が気になる。特にラストは唐突すぎて唖然とした。弱ってる様子も無かったし、ただ泣かせるために殺したようにしか見えない(死んだと決まってはいないが)。数多くの映画に出演し、名監督、名脚本家と仕事をしてきた仲代達矢をして「(出演作の中で)五本の指に入る脚本」とまで言わしめた本作だが、若さゆえかイマイチ理解できず残念に思う。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-24 21:35:38) |
1358. タイタンの戦い(1981)
目を見ると石にされるというメドゥーサとの戦いが秀逸、他はやや退屈であった。レイ・ハリーハウゼン氏最後の作品であるため言いにくいが、合成映像の出来やストップモーションによるぎこちない動きは違和感が大きかった。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-03-21 17:34:00) |
1359. 夢(1990)
冗長だが、それだけでは切り捨てられないテーマを扱っており、時期が時期だけにとても怖くなった。さらに芸術性の高さは相変わらずどころか、むしろ際立っており、画家志望だった黒澤監督がストーリーに縛られず、自由に作り上げたという印象である。まあ、面白いとは思わなかったけど…。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-20 00:02:17) |
1360. 地獄変
《ネタバレ》 絵についてはよく分からないが、映画全体から芸術的な臭いがプンプンするのは良い。しかし肝心の絵師・良秀の狂気は描ききれていないのではないかと思う。溺愛していた娘が焼かれているのに、どこか悦びを感じながらその光景を眺めている… 残念ながら、そんな風には見えず、大人の喧嘩に巻き込まれて死んでいった良香がかわいそう、という感想だけが残った。 [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-03-05 21:00:24) |