1341. つみきのいえ
短編なのにきちんと物語があって作品として成立しているのが素晴らしい。 しかも、端折った感じじゃなくて、ジャストタイムで完結している。 ラストのチーンが心に響きますね。 いい作品です。 [DVD(邦画)] 8点(2010-02-23 15:31:09) |
1342. ニセ札
ニセ札を作る工程は面白かったと思う。 その結果としてのオチが弱いのが残念。 一部の役者の演技に難があるのも作品全体の質を落としているような気がする。 いっそコメディにしてしまえば少しはマシだったのかも知れないけど、変にまともな作品に仕上げてしまっただけに粗が目立ってしまった感じでしょうか。 BGMの使い方なんかも唐突すぎて違和感を覚えました。 [DVD(邦画)] 5点(2010-02-23 12:20:18) |
1343. 山形スクリーム
竹中直人の笑いながら怒る人という芸を映画にしたような作品。 登場人物のほぼ全員がふざけてるんだけど、何故か真剣なんです。 ふざけながら真剣な人たちといった独特の空気感が常に漂っている。 そのノリに付いて行けるなら多少は楽しめるのかも知れない。 流石に序盤はそのノリに付いて行けずに戸惑ってしまったけど、御意御意くらいから楽しくなってきました。 でも、こんな糞映画に平均以上の評価を与える勇気がないので、ひょっとしたらひょっとするという程度で勘弁してください。 [DVD(邦画)] 4点(2010-02-22 01:34:27) |
1344. MW-ムウ-
生き残った子どもが大人になって復讐するというどこかで見たようなストーリーは斬新さに欠ける。 舞台が日本というのも現実味を薄れさせているので、舞台を海外に置き換えてみたら面白くなるような気もした。 流石に日本でこれはないだろうっていう印象が強いですね。 [DVD(邦画)] 3点(2010-02-20 23:45:59) |
1345. ガマの油
僕にはこの作品の楽しみ方が全くわからなくて、退屈で仕方なかった。 ただつまらないだけじゃなくて、この作品の向かおうとしている方向性すら理解できなかった。 [DVD(邦画)] 3点(2010-02-19 13:43:32) |
1346. フィレーネのキライなこと
オランダ女は頭がおかしいということはよくわかったけど、何故ヒロインがおばさんなのかよくわからなかった。 謝って済むなら警察はいらないと思います。 [DVD(吹替)] 4点(2010-02-01 11:13:01) |
1347. ノン子36歳(家事手伝い)
家事手伝いは家事を手伝わない法則。 坂井真紀のおっぱいはがっかりの法則。 最近の若いもんはキレ易い法則。 とりあえず何を楽しめばいいのかよくわからない作品でした。 [DVD(邦画)] 4点(2010-01-29 17:23:40) |
1348. 天空の城ラピュタ
減点する材料が思いつかないのでこの点数です。 僕が初めて映画館で見た宮崎アニメです。 当時は空いていて、ど真ん中の良い席でゆっくり見られました。 入れ替え制とかじゃなくて、居座って何度も見たなぁ。懐かしいです。 星の綺麗な夜には空からシータが舞い降りてくるんじゃないかなんて、 子供心にあんな冒険の始まりを期待したものです。 炭酸飲料のCMで散々聴かされたテーマソングも結構好きだったりします。 もしも空を飛べたら・・・考えただけでワクワクしますね。 [映画館(邦画)] 10点(2010-01-28 02:58:58) |
1349. 猫の恩返し
それなりに良く出来てるとは思うけど、ジブリ作品として考えた場合には期待を裏切られた感じがある。 子供向けの御伽噺といった感じで、物語に深みはない。 単純明快なファンタジーが好きなら、見ても損は無いんじゃないかなぁ。 [映画館(邦画)] 4点(2010-01-28 02:56:05) |
1350. 千と千尋の神隠し
最初と最後を繋いでしまえば、なんてことはない。 行って帰ってくるだけ。 それだけ。 とは言うものの、作画の質は相変わらず高いし、世界観も興味深い。 ファンサービスみたいな部分もあり、それなりに楽しめた。 資金集めも出来たようだし、次に期待しましょう。 [映画館(邦画)] 6点(2010-01-28 02:55:04) |
1351. モンスターズ・インク
世界観やそれに纏わる設定が斬新で、ストーリーもよく出来ている。 見せ方も上手くて素直に楽しめる。 終盤は見事に感動させられて、ちょっと涙させてくれる良質の作品。 吹き替え版の秀逸さにちょっと甘い点数付けておきます。 [映画館(吹替)] 9点(2010-01-28 02:53:53) |
1352. バックドラフト
この作品は映画館で見たときはその迫力に圧倒されて、満点くらいの評価だったんだけど、改めてビデオで見てみると普通だった。 サスペンスドラマとして、普通に楽しめる。 [映画館(字幕)] 7点(2010-01-28 02:51:33) |
1353. もののけ姫
生きろ!で燃え尽きました。 後はどうにもならない。 もう少しまともなラストを用意できなかったのかなぁ。 非常に残念な作品。 作画の質は文句なしに芸術レベルなのに話がついてきてない。 まあ、期待が大きすぎたということなんだろうけど・・・ [映画館(邦画)] 5点(2010-01-28 02:50:38) |
1354. メンフィス・ベル(1990)
学生の頃に当時好きだった女性と一緒に見に行ったが、映画館から出てきた僕ら2人が完全に言葉を失っていたことを記憶している。 これをドイツの人が見たらどうなんだろう? 彼女が広島出身の人だったということも影響してたのかも知れないけど、こういった形で戦争を描くのはどうかと思う。 しかも、まったく感情移入できないわけでもなく、主人公たちの境遇も理解できるだけに単に批判することもできず、もちろん肯定もしたくない。 難しい映画である。 [映画館(字幕)] 4点(2010-01-28 02:48:01) |
1355. ディア・ドクター
《ネタバレ》 命に関わるシナリオ構成でかなり深刻な話ではあるけど、それほど暗くならないのがいい。 配役も粒揃いで、落ち着きのある雰囲気を作り上げるのに成功している。 これまでも家族をテーマにして作品を作り続けたきた西川監督が今度は無医村という大きな家族を描いたという感じだろうか。 台本のないぶっつけ本番のお医者さんごっこに挑む『鶴瓶の無医村に乾杯』といったところでしょう。 物語は主人公の失踪で幕を開けて、恰も無責任に職場放棄して自己保身の為に逃走したのかと思わせる展開から、実は母娘に残された短い時間を取り戻させる為の自己犠牲だったという顛末に繋げていく。 医者の資格に関しては考えさせられるものがあったけど、それを超越したラストになっているのが救いだったように思う。 あれで逮捕でもされていたら話は複雑で重いものになっていただろうけど、矛盾を抱えつつ捜査する刑事たちを嘲笑うかのように再来する姿に思わず僕も笑顔になりました。 すべてはあのラストの笑顔の為の前振りだったのかも知れない。 そして、どう死なせただろうか?という娘の疑問に対する答えだったようにも感じる。 笑顔に乾杯です。 あと、どうでもいいことだけど、これだけ完璧に調和した役者陣の中にあって、勘三郎だけ1人浮いていたのが少し気になった。 あの岩松了ですら自重して作品に馴染んでたというのに・・・。 [DVD(邦画)] 8点(2010-01-26 16:04:54) |
1356. 築城せよ!
一歩間違えると単なるバカ映画に成り下がるような内容だけど、片岡愛之助の圧倒的な存在感によってバカの奈落に落ちる寸前で踏み止まってるのが素晴らしい。 こんな馬鹿馬鹿しい設定なのに何故かみんな納得して付き合ってしまうのも、あの『築城せよ!』という掛け声による説得力が成せる業だろう。 なんだかよくわからないけど築城しなくちゃいけないような気がしてしまう。 実際に築城されたダンボール城の存在感も圧倒的で、たぶん普通の城を作るよりもこっちの方が大変だったでしょうね。 最後にはちょっと感動的な物語だったように思えてしまうから不思議だ。 [DVD(邦画)] 7点(2010-01-23 03:16:57) |
1357. インスタント沼
死んだフリする松坂慶子に大爆笑しました。 基本すべってるように感じるけど、時々そうやって面白いネタを挟み込んでくるから困ってしまう。 アベレージとしては平均以下かも知れないけど、何箇所かツボに嵌ったので得した気分です。 ラストはなんだか元気になれたような気がするし、もしかしたらいい作品だったのかも知れない。 [DVD(邦画)] 6点(2010-01-22 11:54:21) |
1358. おと・な・り
お隣の音が鳴り、生活を感じる。 そこから始まる恋物語。 一歩間違えると変質者のストーカー行為にもなり兼ねない設定ではあるけど、お互いにその薄っぺらい壁を越えようとしないのがいい感じ。 何の接点もなかった2つの物語はまるでコーヒーとミルクのよう。 少しずつ混じり合って最後には素敵なカフェオレになりました。 でも、まあ、この物語が素敵なのは岡田准一と麻生久美子だからなのであって、一般人が同じように鼻歌を歌ったら、ご近所トラブルになるかも知れないので気を付けましょう。 [DVD(邦画)] 8点(2010-01-15 11:32:15)(笑:1票) (良:1票) |
1359. おろち
物語としては間違いなく面白いんだけど、映画の作りに問題あり。 特におろちが語り過ぎ。 もう少し静かに見守ることはできなかったのだろうか。 それにしても、木村佳乃が怖かった。 この人はコミカルな役をやっても頭がおかしいんじゃないかという狂気を醸し出していたけど、怖い役で狂気を醸し出されると、ほんとに怖くなるので勘弁してください。 ホラーはちょっと苦手なんです。 その相手役として抜擢された中越典子も負けず劣らず怖くて、二大女優の間に挟まれて谷村美月が少し気の毒な感じでしたね。 決して下手ではないんだけど、貫禄という意味で少し物足りなかった。 [DVD(邦画)] 6点(2010-01-06 15:49:27) |
1360. 善き人のためのソナタ
冒頭、ヴィースラーが舞台上のクリスタに恋をするシーンから、僕はこの作品の魅力に嵌ってしまった。 盗聴を通じて彼女を知っていくという卑猥さ、ファンとして彼女に道徳的なアドバイスを送る誠実さ、自らを犠牲にしてまで彼女を救おうとした献身。 なんとも言えない哀愁が後に残ります。 こんなにも切ない片想いを描いたラブストーリーがこんなにも重たいテーマの中で語られるという奇跡的なシナリオに敬意を払いたいと思います。 壁の崩壊ですらヴィースラーの中にある空虚のようなものを癒すことはできなかったようだけど、レジでの彼が少し笑顔だったように感じられたのがせめてもの救いです。 [DVD(吹替)] 9点(2010-01-06 13:59:30)(良:3票) |